薬丸岳のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ面白かったです。
薬丸岳さんの作品は3作目。『友罪』『Aではない君と』は少年犯罪についての話でした。今作は過去に犯した罪についての話でした。
顔に醜い痣を持って生まれ、家族にも恵まれず、社会を恨み罪を重ねた男。新しい戸籍を手に入れて生まれ変わったように幸せに暮らしていたが、ある日突然過去に犯した罪が自分の幸せを壊し始める。。。
被害者からすれば、刑期を終えたからといって加害者が今は幸せに暮らしていると知ったら心穏やかではいられないだろう。
罪を償うということはどういうことなのか。犯した罪は永遠に赦されることはないのか。。贖罪とは、更生とは。色々なことを考えさせられた。
難しい表現は少なく、スト -
Posted by ブクログ
最初から最後までとにかく苦しかったです。
薬丸岳さんの作品はとても好きで発売したらすぐ購入して読むんですが、この「最後の祈り」はなかなか手が出せませんでした。覚悟してお読み下さいと薬丸さんもコメントされている通り覚悟が必要でした。
大切な娘を暴漢に殺された。妊娠中だった娘を含む四人を惨殺し死刑判決に「サンキュー」と高笑いした犯人。読んでいて怒りに震えます。
牧師である宗佑は受刑者の精神的救済をする教誨師として犯人と対面できないかと模索する。この犯人を地獄に突き落とすために。
400ページの長編で犯行の描写もあり読み進めるのが辛かった。でも読まなければいけない、読みたいと思いました。犯人が憎 -
Posted by ブクログ
重かった。色んな人の感情が、私の中でごちゃごちゃになって、本当に疲れました…
死刑制度ってどうなんだろう
何が復讐になるのか
実際に大切な人を犯罪で失った人と、それ以外の人では、考える重さが全然違いますよね。
自分は赦せるのか。大切な人を殺されたら…
イヤイヤ、ぜったい無理。想像するだけで辛い。
そして、こんな職業があることも初めて知りました。
殺人者に「神様はあなたを赦します。私もあなたを赦します」なんて言うなんて…
一度間違いを犯した者は、やり直すことができないのか、と聞かれたら、私はそんなことないと思うけど…
でも、でも。。。
答えがないいくつもの問いに溺れて、辛い!
でも、 -
Posted by ブクログ
作品紹介に記載があるように、引きこもりやパパ活、冤罪、ネットの炎上など、現代の社会問題を取り上げたユーチューバーの物語。こうした事件について、真実を抉り出すのは、YouTubeか週刊誌の記者か。マスコミの真似事と揶揄され、誹謗中傷も多く、過激な動画。ユーチューバー野依美鈴の番組は視聴回数が1千万回を超えることも少なくない。自称ジャーナリストを名乗る彼女の正体は。
組織に縛られないユーチューバーならではの自由度による疾走感と、一つ一つのニュースを通じた人間模様とどんでん返し劇が、漫画を見るようで面白かった。
再生回数は知名度や資金となり、影響力となり、取材力となる。ペンは剣より強しだが、言葉 -
Posted by ブクログ
登場人物それぞれは壮絶な過去を持っているので共感が難しかった そしてこの作品全体もむずかしい
過去に日本中を震撼させた少年犯罪 低学年小学生2人を殺害して目をくり抜く事件 その犯人鈴木が同じ会社に ジャーナリスト志望の主人公 付き合っていた男に騙されてAV出演していた事務職 狭い寮のメンバー 家族を顧みず医療少年院で犯人に尽くした女性
鈴木は少しずついい変化が、、、
この大変な状況なんだけどなかなか共感ができなかった
鈴木が益田をいきなり親友と呼ぶ
白石の裸の絵?母親役はここまでやるの?白石の息子のいざこざ
益田がうなされている学 告発の手紙誰が?→母親自分で書いたってどういうこと?
セ