薬丸岳のレビュー一覧

  • 罪の境界

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    被害者も加害者も、不幸のオンパレードかつ連鎖で、読んでいてかなり滅入る内容ではありますが、ページをめくる手は止まらなかったです。
    人を殺めるような重大な罪でなくとも、日常生活でちょっとしたラインを踏み越えるだけで向こう側に行ってしまうような罪の境界ってありそうですね。

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    2025年05月25日
  • 刑事のまなざし

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    少年犯罪者の更生に向き合う職から転職した異色の夏目刑事の短編の連作。刑事に似つかわしくない夏目の眼差しは、事件の真相に深く注がれている。罪を犯した者の後悔と恐れ、悲しさも理解しながらも、真実に向き合うこと以外に贖罪はないこと、未来に向かうことは出来ないことを教える。それは少年更生に向き合っていたと同様の人間性への愛情ように思える。
    続編も読んでみたくなりました。

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    2025年05月25日
  • 刑事の約束

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    娘さんの目が覚めてよかった。
    10年という歳月を考えると手放しで喜ぶことはできないが
    それでも明るい未来が待っていると信じたい。

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    2025年05月25日
  • ブレイクニュース

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    面白かった。
    audibleで聞いたが朗読も工夫されていてとても良かった。youtubeに本当に「ブレイクニュース」があるのではないかと思わず検索してみたくなるほどリアリティーがある。
    引きこもりや貧困の現状も描かれていて厚みがあった。そして最後に医療過誤。謎解きが最後にあり、読者もスッキリ読み終えることができる。

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    2025年05月23日
  • その鏡は嘘をつく

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    被害者がクソすぎて胸糞悪かった。
    結局あの鏡だらけの部屋はそういう行為のためってことでいいんだろうか。

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    2025年05月22日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    少年院入所時の知能検査でIQが極めて高いことが判明した主人公町田博史。戸籍を持たない数奇な運命を辿ってきた。己の頭脳だけを頼りに。

    振り込め詐欺に関わり、殺人を犯し、少年院を脱走し、大学生になり、会社経営に携わり、結婚?する。

    これだけだと主人公の、どん底からのサクセスストーリーのように感じるがまったく異なり、読み応えがあり面白かった。
    上下巻の大作であったが珍しく一気読み。
    個人的にはムロイとの対決構図がもっと大きく描かれていればよりのめり込めたのになぁと…。

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    2025年05月22日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    ある日突然、自分の子どもが殺人犯になったら。
    想像したくない重いテーマで、読んでいて涙が止まらなかった。
    加害者の翼にとってみたら、もちろん突然殺人犯になったのではなく、被害者の子たちからのいじめに苦しんだ末の結果ではあるんだけれど、
    加害者の両親共に子のSOSに気づいてあげられなくて、親にとったら突然の事件だったということが、そもそも親子のすれ違いを表していて切ない。

    心を殺すより体を殺す方が悪い。
    そんなことはわかっているけれど、いじめだって許されることではない。
    被害者の親視点の物語を読んだらまた考えが変わるのかな。



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    2025年05月20日
  • 闇の底

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    子供目当てで犯罪を犯す輩に制裁(殺人)をするサンソン。ダークヒーロー的なことなのかなーと思ったけど、ストーリーの質は重め
    自分の子供を守るために犯罪者を殺す、、すでに精神的にヤバい気はする
    このままサンソンが捕まってエンディングかと思いきや、そうくるか!!

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    2025年05月20日
  • ラストナイト

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    居酒屋「菊屋」で最初の傷害事件を起こしてから
    32年の間犯罪を繰り返し刑務所を出入りしている男、片桐59歳

    全5章で 各章片桐に関わる人物から彼の人となりと犯罪を連作短編的に
    なぜ彼は顔に刺青まで入れて犯罪を繰り返すのか
    そのミステリの部分は早めにわかってしまったのですが、片桐の態度や言葉の裏には深い想いと
    決心がありました。
    他の方法でも良かったのではと思わずにいられないのですが、小説ですから
    ラストナイトは 片桐の望む夜となりました

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    2025年05月19日
  • 刑事弁護人(上)

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    被疑者の心情とか弁護士の調査の情景からめちゃくちゃ考察してしまう。

    まだ下巻は読んでないけどおもしろいので期待。

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    2025年05月18日
  • 死命

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    ネタバレ

    病が刻一刻と命を蝕んでゆく中、方やその奥底に秘めてきた欲望を開花させ、方やそれを止めるために執念を燃やす。

    余命を知ったことで、愛する人から愛される喜びさえも凌駕するほどに膨れ上がる殺人衝動は、幼少期のトラウマ云々というより、『ジキルとハイド』のハイド的というか、ケモノのよう。そして愛する人の死が、愛する人にだけは本性を知られたくない、というただ一片残った人間性や理性をも奪い去り、怪物へと変貌させる。怪物に変貌を遂げた自分は地獄に落ちる、死んでも恋人と同じ世界に行くことはない、だから彼女に自分の本性を知られることはない、と安心しきっていた榊にとって(ここはなんだかロマンチスト)、蒼井の告げた

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    2025年06月28日
  • 友罪【電子特別版】

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    映画は見てないんですが、このあと見てみようと思います。
    小説を読んでいる間は鈴木寄りの考えになりそうになる。でも毎日のようにNEWSにあがる世間を騒がした事件の犯人Aを思い浮かべれば、現在どんな生活をしているんだろう、どこにいるんだろう、から決して幸せであってくれるなとまで思ってしまう。感情なんて本人との距離によってブレブレになる。

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    2025年05月17日
  • 刑事弁護人(下)

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    ネタバレ

    202503/上下巻まとめて。なかなかの長編だけど気になって一気読み、これまた流石薬丸岳な作品。面白かった。主人公凛子がヒロインとして完成形ではなく成長途中なとこも良いし、弁護士・西が元刑事という経歴が効いてるキャラなのも良い。展開的には都合良いところもあり、納得しがたいとこ(特に、いくらなんでも、涼香が加納の母親を慮って真実を語らなかったってのは…)もあり。なので、薬丸ミステリにしては若干物足りなさはあるけど、謎解きというよりは、弁護を通して描かれるところを味わう作品。「刑事弁護人」、まさしくなタイトル。『被疑者にとって、彼らの話を聞くことができるのは弁護人しかいない』『被疑者にとって誰も味

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    2025年05月16日
  • 刑事弁護人(上)

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    ネタバレ

    202503/上下巻まとめて。なかなかの長編だけど気になって一気読み、これまた流石薬丸岳な作品。面白かった。主人公凛子がヒロインとして完成形ではなく成長途中なとこも良いし、弁護士・西が元刑事という経歴が効いてるキャラなのも良い。展開的には都合良いところもあり、納得しがたいとこ(特に、いくらなんでも、涼香が加納の母親を慮って真実を語らなかったってのは…)もあり。なので、薬丸ミステリにしては若干物足りなさはあるけど、謎解きというよりは、弁護を通して描かれるところを味わう作品。「刑事弁護人」、まさしくなタイトル。『被疑者にとって、彼らの話を聞くことができるのは弁護人しかいない』『被疑者にとって誰も味

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    2025年05月16日
  • 友罪

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    職場で出会った同僚が過去に起こった重大事件の犯人だったら?
    もし主人公と同じ立場になったときに自分がどう行動するか分からない。。
    でもきっとそういう可能性はゼロではないんだろうな
    もしそうなったら、自分は神でもなく裁判官でもなければ、事件に関係すらしないと理解したうえで行動発言したいと思う
    考えさせられるストーリーだった

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    2025年05月16日
  • 神の子(下)

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    上巻で 戸籍も与えられなかった少年が
    自分の知能で生き抜くというテーマなのかなと
    思っていました。
    下巻からは、物語が膨らんで仲間という存在を彼なりに受け入れていくという流れを読みました。
    神に選ばれし子と選ばれなくても懸命に生きる子。IQ知能という側面だけでは、生き抜けない。
    EQ感情知能は、経験と享受で高まることがあるのではと思わせてくれる。
    表現は未熟でも 恩を返すという意識を持ち始める少年。
    少年の冷静さに彼を想う少女の情熱的な行動を対比させてエンタメ感満載。

    闇の組織が中途半端で、悪の頂点の男はもしかしたら小説の始まりからは違うエンドだったかもしれないなと思いました。
    それでも先を

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    2025年05月14日
  • 友罪

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    物凄く重く、そして何が正しいのかを自分自身に問いかけるお話。

    もし自分の身近に、名前や経歴や顔を変えて犯人の少年が暮らしていたら…
    やはり近くにいて欲しくはない。正直な気持ちだ。
    でも、罪を暴いて追い出すことは正しいのか…
    正しいことを貫ける強い気持ちはなかなか持てないものです…

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    2025年05月14日
  • 神の子(上)

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    子供を愛せない愚かな母親の元
    戸籍を作られず、存在の証明さえできない社会からの孤独。
    神から与えられたものは、天才的頭脳。

    小学校さえ行けなかった少年は
    少年院で高い知能指数を記録して学習を学ぶ。
    知識の吸収に反し、対人関係の構築は未熟。

    そんな少年が社会へと戻っていく。
    戸籍と名前を与えられ、身元引受人の町工場で
    仕事を得て、大学に進学する。
    彼の知能は闇組織からも狙われる。

    薬丸さんは、その作品も読みやすく長さを感じません。展開は面白いのですが、下巻までいかないとこのタイトルの真意はわからないです。
    さて、下巻へ

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    2025年05月13日
  • 罪の境界

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    この筆者の話は初めてだったが、面白かった。
    渋谷で起きた通り魔事件。その犯人とそれを追うルポライター、被害者女性とその恋人、もう一人の殺された被害者。それぞれの人生を丁寧に追いながら物語は進む。犯人の虐待による悲惨な子供期など、背景や動機はありきたりだったが、最後の裁判シーンからの結末はなかなか骨太で読ませた。

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    2025年05月12日
  • 悪党

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    ネタバレ

    今回も、被害者遺族がメインで動いているお話。被害者遺族の抱える、加害者への報復を考えてしまう気持ちや、拭えない黒い部分を描きつつ、それでも前を向くために動く人たち、加害者などとの交わりで主人公が葛藤しながら自分の気持ちと向き合っていく。
    加害者はどうしたら許されるのか、許されたいと思ってはいけないのか。被害者遺族の心情だけでなく、加害者側の心情も想像させられる。好きになった人が前科者だったらどうなるのか、知る前のように傍にいることができるかについても少し考えさせられる。
    個人的には、許す許さないではなく、一生背負っていくものではないだろうかと思う。それは加害者と被害者遺族の関係で起きることであ

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    2025年05月12日