薬丸岳のレビュー一覧
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初作家さん。
主人公はバツイチの「吉永」
ある日、雑木林で少年が殺害されているのが見つかる。警察は行方不明届けが出されている中学生二年男児とみて捜査中…とのニュース。
別れた妻と暮らす自分の息子の「翼」と同い年だなぁ…なんて思っていた吉永。
そんな吉永は事件が起こった日、翼からの着信があった。飲み会だったのですぐに出ず、後でかけ直したが翼は出ず…留守電を残したが、その後の返事はなし。大したことない内容だったのだと気に求めずにいたが……
元嫁からの電話…「翼が逮捕された」
そう、翼はクラスメイトを呼び出しナイフで殺害していた。
弁護士にも父親にも母親にも心を開かず、殺人の経緯、動機…何も話さ -
Posted by ブクログ
刑法三十九条
1.心神喪失者の行為は罰しない
2.心神耗弱者の行為はその刑を減刑する
今作は、心神喪失者の刑罰の是非を問う
雪の公園で通り魔的に12人を殺傷した青年
男は心神喪失の状態を認められ再び街に出る
主人公の小説家は、この事件で幼い娘を失い
妻は身体と心に大きな傷を負う
辛すぎる展開だけど、現実でも時折発生する事件
犯人の青年
娘を殺された母親
青年に惹かれるキャパ嬢
キャパ嬢に執着する男
決して人ごとでない心の脆さと
それによって引き起こされる犯罪をいくつかの
視点から 刑法三十九への考察
正しい答えは出せなくても
娘を殺された母親が残した手紙の心情が一番近いと思った
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Posted by ブクログ
2016年第37回吉川英治文学新人賞
デビューから10年程、少年犯罪に向き合ってきた著者のひとつの到達点と紹介されている。
そして、そこから10年が経ち、より深遠な作品が続き、ここからより深淵な作品が続いていくんだろうと期待させてくれます。
離婚した妻と暮らしていた14歳の息子が同級生の殺人容疑で逮捕される。息子は、警察にも弁護士にも親にも何も語らない。
「物事の良し悪しとは別に、子供がどうしてそんな事をしたのが考えるのか親だ」
少年の父親の年老いた父の言葉は、身に積まされる。この少年の両親には、子供を受け止める余裕が無かった。そしてその余裕を持てる親は、今の社会にどれほど居るのかと思う。 -
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まずこの作品を読み終えての一言
「重い…」
この一語で片付けてはいけないが
そして、
「辛い…」
同じ年頃の子どもをもつ親として、そこまで感情移入するほどのリアルさがあったのだと思う。
日常当たり前のように流れてくる犯罪のニュースに、どの親も他人事と思っていると思う。私もそうだったように。
加害者の親が主人公のため、息子に対する葛藤といった類が次々と現れます。
仮に我が子がそうだった場合、自分はどうするんだろう…。そんなことを考えながら読んでいたら尚更重く…
ただ作品としては惹きつけられました。
「物事の善し悪しとは別に、子供がどうしてそんなことをしたのかを考えるのが親だ」
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元刑事さんで、今は弁護士!
確かに変わり種やな。
何か刑事になる前に、既に司法試験は通ってたみたい。めっちゃ賢いって事か…
「賢い=仕事できる」にはならんにしても。
女性警察官が、ホストを瓶で殴り殺すという容疑をかけられ逮捕!
有名弁護士事務所やけど、若手の女性弁護士が担当!そのに、本刑事の弁護士が…
被告人の人は「やってない」とか色々言っていた事実が食い違う…
う〜ん。
調査のやり直しの予感。
そこで、殺された被害者の新事実が色々…
ヒントが傍聴マニアからとは!
あなどれんな!
こういうオタク気質の人。
詳し過ぎ!
色々と殺された人の事実が…
小児性愛障害(ペドフィリア)か…
何か