薬丸岳のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
七話からなる短編集
夏目信人という刑事に一話ごとに迫っていくような連作にもなっている。
夏目は娘の事件をきっかけに 少年鑑別所で罪を犯した少年たちに精神的に寄り添って正しい道を示していくとう仕事である“法務技官”から刑事になった。
穏やかで飄々としていて自らのことををあまり語らなかった夏目刑事が最終話の『刑事のまなざし』で娘の事件と対峙することになる。
ひとつの罪がまたひとつの罪を生む。
後になって悔いても罪は消えない。悲しみは広がるばかりだ…
ここで初めて発せられた夏目刑事の叫びが犯人を貫く。
ごく短い話ばかりでどれも読みやすかった。 今度は夏目刑事の長編を読みたい。きっとまわりからは