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あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。
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読みやすかったー
どうして、人生は、こんなに辛い人や幸せな人があるのか、どこで決まるのか考えてしまった!ただただ自分の今の生活に感謝しようと思った!
Posted by ブクログ
薬丸岳さん著「友罪」 著者の作品の中でも特に人気のある作品で約10年前の作品。観てはいないが映画化もされているとのこと。 凄い作品だった。 何が凄いかというと今回のこの鈴木と益田の間柄の偶然性に関しては誰にでも起こりうるという点。だいたいの場合、過去に何があったのか?というのはお互いの理解を深めて...続きを読むいくのと同時に進行していくものであり、最初から解っていることなど皆無だろう。 今回のこの作品のように徐々に違和感や疑心感が募り、過去が見え隠れしていくのが通例だと思う。そこを炙り出していくように物語は進行しており、凄く深い読後感を得ている。 もう20年位前になるが、自分がまだ雇われ店長をしていた店で似たケースがあった。 何も知らず面接して採用して一緒に働いていたその人。何かのタイミングで彼が元オウム真理教の人間だと暴露した際、自分も動揺を隠せなかった。 結局その人はその後出勤することもなく辞めてしまい消息は解らなくなったが、彼がその宗教団体の起こした数々の事件に関与していたのか?ただの信者で事件とは無関係だったのか?今でも全く解らないままでいる。何故か知りたいとも思わない。彼に対して色んな気持ちがあるのは確かだが、失礼になってしまうかもしれないが関わりたくないという気持ちが今でも一番強い。 この作品を読んでいてその事を思い出し、難渋で複雑な心境での読書となった。 もし自分が仮に益田だったらば… 鈴木の過去をどこまで受け止められるのだろうか?当然鈴木の現在や未来があるのも理解としてわかるのだが、自分に課せる使命感の類いの決意がない限りどうしても難しい選択をしてしまうだろう。 判断と決意、そして覚悟。生半可じゃない決断力と人間力が求められるだろう。 自分はそれに値する人間なのか? そして鈴木との未来に自分は友達でいるということ以外で何か彼にできるのだろうか? 考えてみても答えらしい答えが出るだけで核のあるものは何も得られないでいる。 この先に重大な課題を植え付けられた、それはいつの日か本当に現実として自分の未来になるかもしれない。 その時はどう転ぶかわからないが例え相手がどんな人だろうが真正面から対峙できる様な人間になりたいと思う。 その為にと色々と今の段階から前もって考えていてもそう上手くいくものではない気がする。 そうすればいざという日の為に自分の人間力を上げていくよう日々心がけて生活していくことが賢明だと今は感じている。
少年犯罪、しかも残虐なやつがテーマの小説。 私は、正直、極悪犯罪犯した人は未成年であろうと、精神疾患者であろうと、世に放たないで欲しいという考え方です。 でも、それは、その犯罪を犯した人が身近にいないことが前提の考え方です。読みながら、どうにかハッピーエンドになる術はないのかと思いながら読んでの迎え...続きを読むた結末でした。
薬丸岳さんを初めて読んだ。593ページの一気読み。出会ってから全ての行いが善良だった鈴木の過去を知った周りの反応がリアリティーがあった。
もし同僚が世間を震撼させた連続児童殺傷事件の犯人だと知ってしまったら・・・ こんな重いテーマの小説。舞台は埼玉県の川口市や蕨市・・薬丸小説の舞台は埼玉県の設定が多いので親近感がわくんだよな。 読み応えあります・・「償い」「消えない過去」「偏見と更生」「友情」・・読後感もずっしりと考えさせられる内容。
すごく重い話だった。けど、綺麗事のように罪を友人として受け入れるのでなくて、自分が彼の罪を知っても受けいられるとは限らない、よくない態度をとってしまうかもしれないというという人間らしさが書かれていて良かった。
人の好奇心は怖い。でもこれが罪を償うということ。 人の命を奪うことは、その人の周囲の人の人生も狂わす許されないことである。そして加害者が更生し世に出て、人に問い詰められる恐怖と自責の念に追われ続ける人生を送ることは、死刑よりももっと辛く、だからこそ罪を償う行いになるのだと感じた。 そして関係のな...続きを読むい者が、興味本位で人に向ける感情の気持ち悪さといったらなかった。何よりも怖かった。 あくまで周囲の人の視点でのみ書かれており、だからこそ考えさせられ面白かった。
読みながら自分の中でも葛藤した。 鈴木の詳しい動機が知りたいと思ったが、動機がなんであれ許されないことだということは1ミリも変わらない。
映画を先に見ており結果が分かっていたのでなんとなく先延ばしにしていた。結構なボリュームもありなかなか手が出なかったのだが薬丸岳さんの文章が恋しくなり読み始めたら一気読み。映画の印象とは全く異なる事に驚き、映画を先に見ておいて良かったと感じた。最後の手紙には心を乱されながらも涙が出てしまった。
重い。職場で出会って友達になった鈴木は14年前に連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた黒蛇神事件の犯人だった。その事実を知ってしまった益田が鈴木のことをどう受け止めていくのか。益田が苦しみながら答えを導き出していく過程が気になって気になって読む手が止まらない。読後もズシっと心と身体にのしかかってくるよ...続きを読むうな、重たい話だが、益田が辿り着いた答えが爽やかさもある素晴らしい小説。
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