友罪

友罪

小説・文芸
847円 (税込)

4pt

あなたは“その過去”を知っても友達でいられますか? 埼玉の小さな町工場に就職した益田は、同日に入社した鈴木と出会う。無口で陰のある鈴木だったが、同い年の二人は次第に打ち解けてゆく。しかし、あるとき益田は、鈴木が十四年前、連続児童殺傷で日本中を震え上がらせた「黒蛇神事件」の犯人ではないかと疑惑を抱くようになり――。少年犯罪のその後を描いた、著者渾身の長編小説。

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友罪 のユーザーレビュー

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    購入済み

    読みやすかったー

    どうして、人生は、こんなに辛い人や幸せな人があるのか、どこで決まるのか考えてしまった!ただただ自分の今の生活に感謝しようと思った!

    1
    2018年06月03日

    Posted by ブクログ

    内容はとても重い。が、読み進めるのをやめられない。
    益田と藤沢さんの立場になりながらも答えはわからない。とても深い話。
    偽善でも何でもなく、自分と向き合う話。
    またいつか読み返すと思う。

    0
    2026年10月04日

    Posted by ブクログ

    もしも自分が中学生のころの益田なら、どのような対応をしていたのだろうか。
    もしも自分がカワケン製作所での益田なら、どんな対応をしていただろうか。
    非常に考えさせられる内容であり、想像力を掻き立てられる展開であった。
    美代子の元カレであり、クズ人間である達也のその後も気になるところ。

    0
    2026年08月05日

    Posted by ブクログ

    償うって終わりはないのかな
    彼がどんなに悲惨に過ごして辛くてもも過去に犯した罪は消えないし、被害者はそれ以上に辛い気持ちを抱えてる
    更生しても生きて罪と向き合って一生を終えていくしかないのではないかと思った
    あなたが犯した罪のせいで生きられたはずの子供たちは死んでしまったのだから
    難しいけど、考えるのをやめたらダメ
    考えて考えて向き合っていくのが加害者にできる唯一の償いだと思う

    0
    2026年05月16日

    Posted by ブクログ

    あなたは隣にいる友人が過去に残虐な殺人事件を起こした少年Aだと知ったら、どんな選択をしますか?
    同僚だったら、恋人だったら。今の関係を続けることができますか?

    ジャーナリストを目指していた益田と、住み込みの職場へ同日入社した鈴木。
    入社当時、他を寄せ付けない雰囲気の鈴木はどこか危うさがあり馴染めないでいた。毎晩「ごめんなさい…ごめんなさい…」と酷く魘されている鈴木はどんな過去を抱えているのか。
    そんな鈴木も同僚の介抱や益田の怪我・入院などを経て少しずつ社会へ溶け込めていく。益田のことは親友だと言う。
    だがある日、益田は14年前に地元で起きた残虐な殺人事件「黒蛇神事件」の犯人が鈴木なのではないかと疑念を抱く。
    ジャーナリストへの夢、友達を信じたい気持ち、決して綺麗事では済まされない心情があまりにリアルだった。
    鈴木の過去や事件を調べる過程でやはり鈴木が黒蛇神事件の犯人であることは確信へと変わる。


    清水や内海、会社の反応は至極当然。恐怖や拒絶があって当たり前のことをしたのだ。被害者や遺族への償いだけでなく、世間の反応にも一生涯耐えなければならない。
    それでも受け入れようとしてくれる美代子や山内がいて良かったと思う。私はこの2人や益田のように鈴木を受け入れられる自信はない。
    "フィクションだから"で終わってはいけない問題だからだ。本書を読んだ人間として責任を持って考えていきたい。

    鈴木と関わるうえで過去の罪と向き合うと決めた益田の姿は読んでいてつらいものがあった。
    学やさちこさんの気持ちを蔑ろにするつもりはないが、益田と鈴木がどうか友達でいてほしいと願う気持ちが強かった。
    ラストは涙なしでは読めない。

    マスコミやインターネットの情報の脆さも改めて感じる。いま私たちが見ているニュースや記事は果たして真実か。誰を救い、何が正義か。
    更生や償いという点から世間の目が重要なことは十分に分かる。だが第三者の好奇心が当事者たちの心を蝕んでいないだろうか。

    0
    2026年04月09日

    Posted by ブクログ

    面白かった。最後はイッキ見した。止まらなかった。自分が被害者の親だとしたら、鈴木のことを殺したいと思うだろう。でも益田に感情移入して泣いている自分もいる。鈴木に生きてほしい。少しだけの良いことがあって欲しいと、生きる楽しみも持って欲しいと思う。矛盾する。立場が違うとこんなにも考え方は変わるのか。相手の本心なんていつも分からないけど、自分に見えている相手を信じたいと思うしその人が自分にとって大切な人になっているのであれば死んで欲しくない。難しい。考えさせられる本でしたー。

    0
    2026年04月01日

    Posted by ブクログ

    凄惨な事件の犯人が隣にいる人だったなら───
    そんな誰しも一度は考えることが、誰の想いもこぼさずに実に深く描かれている。
    罪と、人と、どうやって向き合っていくのが正解なのかはわからないが、罪の大きさや過去の姿だけで判断するのではなく、“その人の現在の姿”と真摯に向き合ってくれる人が居たなら、救われるのかもしれない。
    そんな救いから、真の贖罪が生まれる世の中であってほしいと心から願う。

    0
    2026年03月14日

    Posted by ブクログ

    罪を償うことは、本当にできるのか?
    それは誰が判断するのか?自分の過去の行為からは逃れられない。向き合い続ける必要があるのだなと。
    また、そのことを知ってどのように向き合っていくのか、自分ならどうするのか、深く考えてしまった。

    0
    2025年12月07日

    Posted by ブクログ

    読んでいる間ずっと胸がざわついていた。
    益田の心情があまりにもリアルで、「自分ならどうするだろう」と考えずにはいられなかった。鈴木の過去を知ったときの戸惑い、恐怖、信じたい気持ちと拒絶したい気持ち――そのどれもが痛いほどわかる。

    それでも、少しずつ心を開き、償いきれない罪を抱えながらも必死に居場所を探そうとする鈴木の姿が切なくてたまらなかった。
    彼がみんなと笑い合うその一瞬一瞬に、胸の奥がぎゅっと締めつけられる。

    益田の裏切りには正直、モヤっとした。でも同時に、「きれいごとでは済まない」という現実も痛いほど理解できる。
    もし私の大切な友人が、あの神戸連続児童殺傷事件のような過去を背負っていたら、果たして私は手を差し伸べられるだろうか――そう問われた気がした。

    この物語は、友情や赦しを描いているようで、その奥に「人間の弱さ」と「それでも誰かを信じたいという願い」がある。
    様々な立場の人の心情がリアルに描かれていて、読み応えがありました。

    0
    2025年11月01日

    Posted by ブクログ

    薬丸岳さんの小説は、一人一人の登場人物の心情が伝わってきます。加害者、加害者の家族、友達、周りの人たち、被害者、被害者の家族、友達、周りの人達、それぞれの気持ちが伝わってきて、重くて、読むのもきつかった。ラストは良かった。どっぷり浸かって、疲れるので、しばらく薬丸岳さんの小説は、休憩しようと、毎回思うのだが、ついつい、またまた、読んでしまいそうです。

    0
    2025年10月26日

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