薬丸岳のレビュー一覧

  • 刑事の約束

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    犯罪被害者家族でありながら、被害者にも加害者にも寄り添い、真実を見極めようとする夏目刑事のシリーズ。
    ワイドショーなんかでは虐待のニュースとか、身内同士の殺人とか、ただセンセーショナルに報じて騒いだり、背景に何があったのか勝手な、そして薄っぺらな憶測をしたりするけど、被害者にも、不幸にも加害者になってしまった人にもそれぞれの人生がある、ということを気づかせてくれる。家族の愛情に包まれ、犯罪被害にも合わず、また自分が加害者や被害者になる可能性を考えもせずに生きてきた人には、とうてい理解できない犯罪動機が潜んでいたりする。
    親からひどい虐待を受けて育った少年が、猛省した母から「あなたの幸せを見届け

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    2019年09月01日
  • ハードラック

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    江原仁25歳。
    実家にも戻れず、
    やっと見つけた日雇い仕事をクビになり、
    ホームレス寸前の生活。
    一発逆転を狙って闇のホームページで人生を変える仲間を募ってみるが…放火殺人の犯人になってしまう…
    仁を嵌めたのは誰なのか?そしてこの事件の真相は…

    この小説、主人公がもうホントどうしようもない感じで、読み始めてなんかもう私までどんどんどん底気分に陥ってしまったのでどうしようかと思ってたら…
    中盤から二転三転する内容に思わず引き込まれてしまった~

    誰が敵なのか?味方なのか?信じられるのは?
    お金のないことでわかるどん底生活、
    お金さえあれば…お金で人生狂わされた人々
    簡単につながるネットの罠

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    2019年07月09日
  • 逃走

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    不幸の連鎖とスピード感のある内容で、ページをめくるのがドキドキした。
    読み終えて 人は守りたいもののために、これほど強くなれるものなのだろうか……。
    と考え深くなってしまった。

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    2019年04月23日
  • ラストナイト

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    ネタバレ

    居酒屋「菊屋」にやってくる顔に刺青を入れた片桐。
    32年前にその店で店主の妻に脅してきたヤクザから
    守るために傷害事件を起こしてしまい、それから
    何度も強盗、誘拐事件をおこしては服役を繰り返してきた。
    それは何故なのか?最初の事件で妻と子供と別れることになり
    自暴自棄になったからなのか?
    「菊屋」の店主菊池、弁護士の中村、娘のひかり、
    ヤクザの女絢子、片桐に借りのある荒木、それぞれの
    視点から片桐という人物との関わりが書かれている。
    復讐のためだけに生きる片桐がとても悲しく、
    ラスト10ページぐらいから涙が止まらなかった。
    ゲスな梶原にもっとスカッとする復讐をさせてやりたかった。


    0
    2019年01月06日
  • 友罪

    購入済み

    読みやすかったー

    どうして、人生は、こんなに辛い人や幸せな人があるのか、どこで決まるのか考えてしまった!ただただ自分の今の生活に感謝しようと思った!

    1
    2018年06月03日
  • 闇の底

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    重いテーマですが、気分が沈むことなく読めるのは、筆力があるからでしょうか。ミステリー要素と社会問題がうまく絡み合っています。登場人物に感情移入できませんでしたが、読書ペース変わらずに読むことができました。

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    2023年11月27日
  • 友罪【電子特別版】

    購入済み

    友罪

    これは非常に面白かった。

    加害者側の心理に寄り添う小説は「うーん、、」が多いけど、この作品は大丈夫だった。

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    2013年05月27日
  • ラストナイト

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    顔にヒョウの入墨の男カタギリ。この時点で私の読む話かなと思ったのですが、展開がそれぞれの人たちに光をあてていくので読みやすいなと思い直しました。
    菊池さんは本当にいい人。
    中村弁護士は驚くほどの正義の人。
    松田ひかりはそういう風に思って当然。
    森口絢子は気の毒な人。
    荒木さんはやり直せた、いや、やり直し中の上恩返しに必死になる人。
    もっとそれぞれの人に思うことはあるけれど要約したらこんな感じです。
    終盤、なぜ三十年からのながい年月、服役を繰り返したかが分かります。
    どんな悪い人なんやと思わせての本当は真逆の人。
    方法は正当ではないが、それしか出来なかった人。
    人生をかけた復讐を遂げて奥さんのと

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    2026年04月10日
  • ラストナイト

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    最初は片桐のことを「ただのチンピラじゃん」と思いながら読んでいたのに、読み進めるうちに少しずつ印象が変わっていって、最後にはすっかり好きになっていました。人ってこんなふうに見え方が変わるんだなと感じさせられます。

    そして何より伏線回収が本当に見事で、「そういうことだったのか…!」と何度も驚かされて、一気に読んでしまいました。

    最後は悲しい結末だけど、復習果たせて良かったし、天国で会えていますように。

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    2026年04月08日
  • 天使のナイフ 新装版

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    未成年が起こした犯罪の被害者家族の苦しみが詳細に語られ胸に迫るものがあった。
    少年法をテーマに
    更生や贖罪について考えさせられる。

    それでいて二転三転するミステリー要素も素晴らしく、読み応えがあった。

    主人公の桧山の誠実さに感動した。

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    2026年04月05日
  • 刑事のまなざし

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    ネタバレ

    夏目刑事の強さに敬服。それまでの犯人たちに対する夏目刑事の思いやりの深さを知っていても、娘さんの事件の犯人とその理由を聞いた時は流石に強い怒りを示すかと思っていましたが。どんな風に考え抜いたらあんな境地に行けるのでしょう。
    短編はあまり好まないのですが、1話1話に重みがあり楽しめました。ただ、ほぼ全ての話で女性が使われていて不快感を覚えました。犯罪に直接的にも間接的にも絡んでくることが多いということなのかも知れませんが。

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    2026年04月04日
  • 虚夢

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    初めて読む作者の本であまり期待せずに読みました。

    最初から中盤までは読みやすいものの特筆して面白くもなかったが、終盤に入ってからどんでん返し感と一気に謎が解けていく爽快感があった。
    ただ、個人的に藤崎の過去の深掘りをもう少しして欲しかった。

    小説としての完成度は非常に高く
    よく纏まっていて読みやすいので、あまり本を読まない人にも勧めたい一冊。
    これを機に薬丸さんの他の作品も読んでみたいと思う。

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    2026年03月31日
  • 誓約

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    逃亡資金を用立てる代わりに、娘を殺した犯人が出所したら復讐してほしい…。16年前、ヤクザに追われる向井に復讐を依頼した、当時余命わずかだった女性から「あの男たちは刑務所から出ています」と手紙が届いた。
    家族と引替えに復讐を強いられる向井。向井を唆すのはいったい誰なのか。

    読み進めるにつれて緊迫感が加速していく。一気読みした!

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    2026年03月29日
  • こうふくろう

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    緊急事態宣言、三密など大変だったコロナ禍の時を思い出しました。運良くコロナにはかかりませんでしたがコロナで人生が変わった人はたくさんいたと思います。

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    2026年03月28日
  • その鏡は嘘をつく

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    何度読んでも落涙のベストセラー短編集『刑事のまなざし』に次ぐ「夏目信人」シリーズ、初の長編。

    浅川幹夫、予備校生、いとこ水森沙紀、塾友、星野ゆかり、兄洋、須賀邦治: 外科医、妻美智代、義父である松下康則、夏目刑事のパートナー安達涼子、「長峰さん、夏目サン、園部真理、須賀の痴漢被害者、志藤検事の上司、福沢検事正、佐藤次席検事、検事事務官、笹本、刑事課強行犯、菊池係長、安達涼子、夏目信人、福森、医学部専門の予備校の講師峯岸彩子、5年前当時須賀と同じ外科医、被害者夏目サンは、峯岸講師の生徒、岡本美香、須賀の部屋に入った若い女性。弁護士の中尾、峯岸さんの弁護士、いとこ上野さん

    「峰岸さんは五年前ま

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    2026年03月31日
  • 最後の祈り

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    テーマ一本勝負で壮絶な物語。盛り上げようと思えばできたと思うけど、あえてそうしていないことがこの本の格を高めていると思う

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    2026年03月27日
  • 刑事弁護人

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    刑事事件の弁護人の話。
    いくつかの事件が描かれてるのかとおもいきや(それほど本が分厚い!)1つの話だった

    被疑者は女性警察官
    ホストの男性を酒瓶で死なせてしまったが無罪を主張している…という流れ

    二転三転する被疑者の嘘と真実に至るまでがとても丁寧で読みごたえ十分でした

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    2026年03月25日
  • 罪の境界

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    素晴らしかった惹き込まれた!結構な分量のはずなのに一気読み。緻密に綴られていくそれぞれの心情やエピソードが本当に苦しいけど読まずにはいられず…。読み進めていくうちに浮かび上がってくるタイトルの『罪の境界』…巧い!!薬丸作品に間違いなし、のようですね。もっともっと薬丸さんの作品を読みたくなりました!

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    2026年03月25日
  • 死命

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    刑事モノのミステリー。
    連続殺人犯とそれを追う刑事、何の因果か二人はいずれも死病に侵されていた。刻々と死期が迫る中で、どんなクライマックスを迎えるのか・・・

    薬丸岳さんの作品とは波長が合うというか、その世界にスッと没入できて、心を揺さ振られて、独特の充足感を味わえることが多いです。
    本作は、刑事と犯人の両視点でのハラハラの展開と、死生観や家族愛などに絡むエピソードでの登場人物の描き出しが秀逸でした。
    あとは、中盤に重要サブキャラを待ち受けていたイベント以降でスピード感が増すところなど、作品のリズム感もよく練られていると思います。

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    2026年03月22日
  • こうふくろう

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    登場人物が多いので、日付と話し手が変わるたびにその人のプロフィールを思い出しながら読んだ。
    2020年と2021年の大まかに二つの時系列で話が進んでいることが分かり、みんなの本名とペアレントネームが一致してきたあたりからやっと読みやすくなった。

    もとは善意の集まりだったのに、とんでもない犯罪集団になってしまった「こうふくろう」
    仲間から抜け出せずに犯罪に手を染めていく若者たち。読んでいてつらかった。

    終章にはびっくり。大悟くんはどうなったんだろう。

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    2026年03月22日