薬丸岳のレビュー一覧

  • 宮辻薬東宮

    購入済み

    刀の行方

    五人の作家のリレー小説。
    それぞれの持ち味が存分に出ていて、読み応えがあります。
    こんな風な小説は時にあらぬ方向へと流れたりする事もありますが、最初と最後がきちんとつながります。

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    2019年12月13日
  • ラストナイト

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    薬丸岳先生 ホンシェルジュ小説ランキング第1位作品
    読後感は「切ない」の一言。ぜひ読んでいただきたい1冊です。その他に読んだ薬丸岳先生の作品は4冊ですが、全ての作品が心に残っています。(全て星五つの評価を付けました。)

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    2019年12月09日
  • 闇の底

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    ネタバレ

    薬丸岳さんの作品、2作読んでみて、心血を注いで書いている内容だと思ったので、非常に暗くなる内容だけど読みました。
    幼女に対する性犯罪を扱った内容。子どものころ妹を殺された刑事が、同じような犯罪と対峙する。その葛藤を描くことで、犯罪被害者の気持ちを深く考えさせられるようになっている。そして、世の中からそのような悲劇をなくすにはどうすれば良いのか。性犯罪者を残虐に殺す殺人犯を、社会は容認できるのか?処刑人「サンソン」を名乗る犯人の正体はいったい誰なのか?かなりドキドキしながら読めます。性犯罪者=変態。で終わってしまわず、犯罪者を取りまくいろいろな要素も取り入れ、その葛藤も究極的な形で描いている。衝

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    2019年09月01日
  • 刑事の約束

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    犯罪被害者家族でありながら、被害者にも加害者にも寄り添い、真実を見極めようとする夏目刑事のシリーズ。
    ワイドショーなんかでは虐待のニュースとか、身内同士の殺人とか、ただセンセーショナルに報じて騒いだり、背景に何があったのか勝手な、そして薄っぺらな憶測をしたりするけど、被害者にも、不幸にも加害者になってしまった人にもそれぞれの人生がある、ということを気づかせてくれる。家族の愛情に包まれ、犯罪被害にも合わず、また自分が加害者や被害者になる可能性を考えもせずに生きてきた人には、とうてい理解できない犯罪動機が潜んでいたりする。
    親からひどい虐待を受けて育った少年が、猛省した母から「あなたの幸せを見届け

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    2019年09月01日
  • ハードラック

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    江原仁25歳。
    実家にも戻れず、
    やっと見つけた日雇い仕事をクビになり、
    ホームレス寸前の生活。
    一発逆転を狙って闇のホームページで人生を変える仲間を募ってみるが…放火殺人の犯人になってしまう…
    仁を嵌めたのは誰なのか?そしてこの事件の真相は…

    この小説、主人公がもうホントどうしようもない感じで、読み始めてなんかもう私までどんどんどん底気分に陥ってしまったのでどうしようかと思ってたら…
    中盤から二転三転する内容に思わず引き込まれてしまった~

    誰が敵なのか?味方なのか?信じられるのは?
    お金のないことでわかるどん底生活、
    お金さえあれば…お金で人生狂わされた人々
    簡単につながるネットの罠

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    2019年07月09日
  • 逃走

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    不幸の連鎖とスピード感のある内容で、ページをめくるのがドキドキした。
    読み終えて 人は守りたいもののために、これほど強くなれるものなのだろうか……。
    と考え深くなってしまった。

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    2019年04月23日
  • ラストナイト

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    ネタバレ

    居酒屋「菊屋」にやってくる顔に刺青を入れた片桐。
    32年前にその店で店主の妻に脅してきたヤクザから
    守るために傷害事件を起こしてしまい、それから
    何度も強盗、誘拐事件をおこしては服役を繰り返してきた。
    それは何故なのか?最初の事件で妻と子供と別れることになり
    自暴自棄になったからなのか?
    「菊屋」の店主菊池、弁護士の中村、娘のひかり、
    ヤクザの女絢子、片桐に借りのある荒木、それぞれの
    視点から片桐という人物との関わりが書かれている。
    復讐のためだけに生きる片桐がとても悲しく、
    ラスト10ページぐらいから涙が止まらなかった。
    ゲスな梶原にもっとスカッとする復讐をさせてやりたかった。


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    2019年01月06日
  • 友罪

    購入済み

    読みやすかったー

    どうして、人生は、こんなに辛い人や幸せな人があるのか、どこで決まるのか考えてしまった!ただただ自分の今の生活に感謝しようと思った!

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    2018年06月03日
  • 闇の底

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    重いテーマですが、気分が沈むことなく読めるのは、筆力があるからでしょうか。ミステリー要素と社会問題がうまく絡み合っています。登場人物に感情移入できませんでしたが、読書ペース変わらずに読むことができました。

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    2023年11月27日
  • 友罪【電子特別版】

    購入済み

    友罪

    これは非常に面白かった。

    加害者側の心理に寄り添う小説は「うーん、、」が多いけど、この作品は大丈夫だった。

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    2013年05月27日
  • 刑事弁護人

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    面白かった。子供を殺されてしまった母親、犯人を弁護する弁護士、複雑に絡み合った感情が、どのように着地するのか知りたくて、一気に読んだ。

    理不尽に子供の命を奪われてしまった母親は、殺人犯に対して極刑を望むのは当たり前だ。しかし、殺人犯の母親はどんな気持ちなのだろう?殺人犯を弁護する人たちは、どういう気持ちで弁護するのだろう。

    どぉんと重いテーマだった。

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    2025年12月21日
  • 刑事の怒り

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    錦糸署へ異動となった夏目刑事の相棒は、裁判所の事務官からの転職組である本上刑事。過去に性犯罪の被害にあった影響なのか、かなり頑なな性格です。
    いつものように容疑者に真摯に対応する夏目刑事への一言、あなたの思いは万人には響かない、はそんな彼女だからこそ口にできる至言です。
    短編集ながら内容はいつもの通りとても良いです。

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    2025年12月20日
  • その鏡は嘘をつく

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    夏目刑事シリーズ
    痴漢で不起訴処分になったエリート外科医が鏡に囲まれて自殺
    他殺を疑う志藤検事と、近くでの暴行事件と予備校生の疾走を調べていた夏目刑事が協力し合い、真実を暴いていく
    早いうちから犯人は絞られるけど、動機の解明や証言の食い違いなどでけっこう頭を使う物語でした

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    2025年12月18日
  • こうふくろう

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    ネタバレ

    どうやってお金を得ているんだ?
    と思っていたので
    本当にダークな気持ちになった。

    本質的に
    悪い人がいるんだな。

    そしてヤバいお父さんかと思いきや
    娘の感情を揺さぶり行動を
    起こさせたし

    その娘の言葉に救われた仲間もいて

    でもやはり
    黒なお話。

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    2025年12月08日
  • 神の子(下)

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    何が起こるか分からないドキドキの上巻から続く第2章の謎のホームレス小杉と雨宮の流れは読みきれなくて驚き。急に5年後に飛ぶ第3章は話がでかくなりすぎて、緊張感が少し薄れちゃった感あり、ラストも長いページ数かけた割にはインパクト薄めだなあというのが正直なところ。とはいえ、仲間に囲まれた町田が描かれるエピローグはちょびっと感動。彼らがこの先の将来が気になるラストでした。

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    2025年12月06日
  • ラストナイト

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    どこかのサイトで紹介されてたのを見て買った一冊。

    執念を貫いた男の話し

    いろんな人の目線で話が進むのは分かりやすく良かった。

    いろんな場面を違った角度から知ることができ、なにが起こっていたかよく知れる。

    内容は予想外の話だった

    男が更生して行く話かと思ったが、執念の話
    あっという間に読み終えた。

    この後どうなったか?
    周りの人達は理解してくれたのか?
    その辺りをもう少し読んでみたかった小説でした。

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    2025年12月03日
  • 刑事弁護人(上)

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    上巻で、私なりの予想で、核心に近づいた気がしたんだけど、これからまた、下巻が始まるのね。だいぶ秘密は暴かれた気がするんだけど、これからまた、どんな秘密が暴かれるの?下巻の出だしを読み始めました。オーディブルで読める薬丸岳さん、読み尽くして最後の本なので、味わいながら、ゆっくり読みたい。でも、きっと、ついつい、急いで、先に進みそうです。

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    2025年11月30日
  • ガーディアン

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    誰が誰なのか、混乱して、ところどころ、戻って読み直した。メモしとけばよかった。それでも、先へ先へと謎解きしたくなる、さすがの薬丸岳さん。
    子供たちって脳が発達途上だから、自分の正義を振りかざすものだよね。学校の先生って大変だなぁとか、しみじみ思った。
    そこまでするかとか、思う場面もあったけど、そういうのがあるから、ストーリーが面白く感じるのかも。読書は楽しめた❣️

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    2025年11月30日
  • 神の子(上)

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    先が全く読めなくて上巻だけでは評価がむずいけど、下巻が面白くなる予感がプンプンする前半って感じでした。戸籍なしの天才町田、家業を引き継がせてもらえない御曹司為井、謎の黒幕室井と その部下雨宮、そして何か秘密を抱えていそうなホームレス小杉。上巻では交わりきらなかった彼らが、下巻でどう絡んでくるのか。続きが楽しみです。

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    2025年11月29日
  • ハードラック

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    謎解きで、面白かったです。名前とニックネームで、ちょっと混乱した。オーディブルだからかな。最初に、主人公がだまされたときは、「だまれちゃだめー」って、なんか、わかった。そして、どん底になって、「一回だけ、今回だけ」と言って、犯罪に入っていく。次々と、いろんな展開があり、先へ先へと読みたくなるストーリー。ラストのどんでん返し、楽しめました。

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    2025年11月28日