こうふくろう

こうふくろう

2,079円 (税込)

10pt

社会派ミステリの名手によるクライム巨編!

後味最凶の作家デビュー20周年記念作品!

2020年5月、大学生の芹沢涼風はコロナ禍の影響で息が詰まりそうになる毎日を過ごしていた。ある日、彼女が池袋の公園を訪れると、そこには同じように孤独に苛まれ、行き場をなくした者たちがいた。
血がつながっていなくても、戸籍上は同じ家族でなくても、強い絆で結ばれた「本物の家族」を作りたい――。涼風は親しくなった者たちと「こうふくろう」を立ち上げる。
しかし、いつしか想像を超えて巨大になった集団の内部では、日常的に犯罪行為が繰り返されるようになっていく。
不穏な日常、酷薄な悪い奴ら、鳥肌必至のラストシーン……これはあなたのすぐ隣にある物語。

人々の心に巣くい、世に蔓延る「闇」の根源を炙り出す、戦慄のクライム巨編!

「今までで一番ダークな作品になったかもしれません」(著者)

(底本 2025年6月発売作品)

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こうふくろう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の社会情勢を表し、心の拠り所となるこうふくろうからモンスターとなる組織の変遷を描いている。情弱ビジネスばりの気がついたら泥舟に乗船といったものか。スピード感と時期をずらした描写は楽しい。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    終始奇妙でした。
    読んでいて気持ち悪くなってくるしゾクゾクしてくるし鳥肌が立ちました。
    読んでいてしんどくなる本です。
    でも500ページ以上にも及ぶ大作だとも言えます。恐らくこの作品を作るのにとても時間がかかったのではないかと思いました。

    0
    2025年09月20日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍に実際にあったのだろうか?と思わせる話だった
    私の知らない世界ではこんな事が起きていたなんて…と錯覚するくらいリアリティな話
    時系列がバラバラで登場人物が本名だったりニックネームだったりで、読みづらい部分があった
    人の寂しさという感情に踏み込み『本物の家族みんなになろう』と甘い言葉で
    誘い込

    0
    2025年08月26日

    Posted by ブクログ

    社会派ミステリの名手によるクライム巨編
    後味最凶の作家デビュー20周年記念作品!
    「今までで一番ダークな作品になったかもしれません」(著者)

    今まで何冊か薬丸岳さんの作品は読んだが、たしかにその中で一番ダークな作品でした。

    コロナ禍、実際にこれに近いことが行われていたのではないかと思わせるよう

    0
    2025年11月23日

    Posted by ブクログ

    行き場を失った若者たち、
    肩寄せ合って集まり、
    いつしか一部の人間が操るカルト集団に・・・・
    コロナ禍を背景にしたダークな物語、
    時間軸をズラされ、「あれっ?」っとなる。
    作者さんの技術に感心しつつ、楽しく読みました。

    コロナ大騒動から5年が過ぎますが、
    なんと、読んでる最中に家族が罹患、
    ホント

    0
    2025年09月25日

    Posted by ブクログ

    まず、「こうふくろう」に救いを求める人たちの境遇のひどさに打ちのめされる。
    困り果てた末に出会った人々に助けられ、今度は自分が人を助ける。
    そんな理想郷のようだった「こうふくろう」は形を変えていき思いもよらぬ方へと進んでいく。
    最後まで読んで結局この物語に救いはあったと見るべきかなかったと見るべきか

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍のあの鬱屈した感じを思い出した。あの初めての異常事態の中、孤独を抱えて人との繋がりを求めた人たちも実際にはいたんだろうと思う。

    0
    2025年09月21日

    Posted by ブクログ

    実際あってもおかしくない
    でも身近で起こってもきっと気付かない
    そんなとてもリアルでめちゃくちゃスリリング内容の本でした
    大悟はどこにいっちゃったんだろ 気になります

    0
    2025年09月15日

    Posted by ブクログ

    薬丸さん史上最黒なストーリーの作品、後半辺りは(不謹慎ながら)「そろそろGボーイズ出て来んじゃないか?」などと思いながら読みました。
    雑誌連載作品に能く見られる、ラストは忙しなく畳んで終了になってるのは惜しい。
    結局、某登場人物のやらかした人殺しは、有耶無耶でお終い??

    0
    2025年09月04日

    Posted by ブクログ

    2020年、新型コロナウイルスが世の中に広がる中、大学生の芹沢涼風は一人暮らしの生活に孤独を感じていた。ある日、気分を紛らわすために池袋の公園へ行くと、自分と似た境遇の人たちと出会う。
    そこで出会った仲間たちと血縁や戸籍でなく、絆で結ばれた新たな家族を作ろうと「こうふくろう」を立ち上げる。
    「こうふ

    0
    2025年08月29日

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