こうふくろう

こうふくろう

2,079円 (税込)

10pt

社会派ミステリの名手によるクライム巨編!

後味最凶の作家デビュー20周年記念作品!

2020年5月、大学生の芹沢涼風はコロナ禍の影響で息が詰まりそうになる毎日を過ごしていた。ある日、彼女が池袋の公園を訪れると、そこには同じように孤独に苛まれ、行き場をなくした者たちがいた。
血がつながっていなくても、戸籍上は同じ家族でなくても、強い絆で結ばれた「本物の家族」を作りたい――。涼風は親しくなった者たちと「こうふくろう」を立ち上げる。
しかし、いつしか想像を超えて巨大になった集団の内部では、日常的に犯罪行為が繰り返されるようになっていく。
不穏な日常、酷薄な悪い奴ら、鳥肌必至のラストシーン……これはあなたのすぐ隣にある物語。

人々の心に巣くい、世に蔓延る「闇」の根源を炙り出す、戦慄のクライム巨編!

「今までで一番ダークな作品になったかもしれません」(著者)

(底本 2025年6月発売作品)

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こうふくろう のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    岳さんも言うように、これまでで一番ダークな内容だったと思います。
    手を止めて休憩を挟みたくなるほどの心地悪さの中で読み進めながら、最後は少しでも心が晴れるような結末を願っていました。

    コロナによって全世界の人が苦しみ、拘束され、不自由な生活を強いられたと思います。その中には登場人物のように家族の関

    0
    2026年03月04日

    Posted by ブクログ

     時系列が行きつ戻りつで、登場人物が多いうえにペアレントネームなる名前が2通りある人もいたため、メモをとりながら真剣に読んだ。
     この話はフィクションではあるけれど、人と人との関係を断絶させたコロナ禍での孤独感や不安感は記憶に新しく、特に若い人が負った心の痛手と大差なかったのではないだろうか。人は、

    0
    2026年01月31日

    Posted by ブクログ

    こわ。めちゃくちゃ怖い。最後の最後までゾッとします。実在の場所(中池袋公園、いけふくろう)が舞台になっていることもあって、ノンフィクション事件の一部始終を見たような気分。今度池袋に行ったらいけふくろうを撫でてみようかな(でもこわいな)。
    物語はコロナ禍だった2020年と2021年の時間軸を交互に挟み

    0
    2025年12月16日

    Posted by ブクログ

    コロナ禍の社会情勢を表し、心の拠り所となるこうふくろうからモンスターとなる組織の変遷を描いている。情弱ビジネスばりの気がついたら泥舟に乗船といったものか。スピード感と時期をずらした描写は楽しい。

    0
    2025年10月19日

    Posted by ブクログ

    緊急事態宣言、三密など大変だったコロナ禍の時を思い出しました。運良くコロナにはかかりませんでしたがコロナで人生が変わった人はたくさんいたと思います。

    0
    2026年03月28日

    Posted by ブクログ

    登場人物が多いので、日付と話し手が変わるたびにその人のプロフィールを思い出しながら読んだ。
    2020年と2021年の大まかに二つの時系列で話が進んでいることが分かり、みんなの本名とペアレントネームが一致してきたあたりからやっと読みやすくなった。

    もとは善意の集まりだったのに、とんでもない犯罪集団に

    0
    2026年03月22日

    Posted by ブクログ

    最後の回収と涼風の家族愛がよかった


    “きみがあのとき言ってくれた言葉のおかげでぼくはこれからも生きていくことができる”
    “仮にこれからどんなことがあったとしても、涼風が求めたことは間違いじゃないから”
    この二つの台詞がお気に入り。

    0
    2026年03月13日

    Posted by ブクログ

    薬丸岳さん作品のタイトルに、
    "こうふく"って入ってるだけで、「ほんまかいな〜…」になるんやけど…(^◇^;)

    家族なぁ…
    血の繋がりがあるのが、普通ではあるけど、別になくても心が繋がってたら良いような気はするけどね。
    それも虐待されてたとか、血の繋がりを疑うようなのなら特に!

    0
    2026年03月11日

    Posted by ブクログ

    コロナ時代を知っている世代が読むと(コロナ禍はこんな状況だったな)と感情移入出来るけれども、何十年後かにコロナ時代を知らない世代がこの作品を読んだら理解出来ないのかもしれない。最初、実話かと思って驚きながら読み進めてしまいました。さすがに途中からは物語だと分かったけれども、それ位コロナ禍ではありそう

    0
    2026年02月27日

    Posted by ブクログ

    コロナの閉塞感と孤独を絡めて、行き場のない若者のはまり込む不条理な暴力と犯罪の連鎖。
    「こうふくろう」の理念だけで動いていた頃はいいけど、それを利用とする人が現れたときに理想は現実に取って代わられる。身近でも起こりうる恐ろしい話。

    0
    2026年02月23日

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