薬丸岳のレビュー一覧

  • 籠の中のふたり 【電子書籍版特典付き】

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    今まで読んだ薬丸さんの本とは異なり愛情友情に溢れた話だった。
    その分、伏線とかは他の作品に比べると緩い感じである程度は想像がついた。でもこの本はそこが主軸じゃないから気にならない。
    最後の動画のシーンで星一つ追加。

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    2025年12月21日
  • 刑事のまなざし

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    夏目刑事が優秀すぎるが、各話、短いにも関わらず重みもあって面白かった。
    ある事件の犯人の本当の目的がわかったときは衝撃だった。

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    2025年12月19日
  • こうふくろう

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    こわ。めちゃくちゃ怖い。最後の最後までゾッとします。実在の場所(中池袋公園、いけふくろう)が舞台になっていることもあって、ノンフィクション事件の一部始終を見たような気分。今度池袋に行ったらいけふくろうを撫でてみようかな(でもこわいな)。
    物語はコロナ禍だった2020年と2021年の時間軸を交互に挟みながら進むので、最初は状況がうまく掴めず混乱しました。冒頭のシーン「2021年4月11日」にストーリーが追いつくとそのあとは怒涛の展開になるので、一気読みがおすすめ。あと結構名前覚えるのが大変かも笑

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    2025年12月16日
  • Aではない君と

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    深く考えさせられた一冊でした。少年犯罪の保護者の目線で話は進みますが、自分も子を持つ親として他人事のようには思えませんでした。
    特に最後にかけての親と子の気持ちの葛藤は、とにかく涙腺が緩みました。

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    2025年12月12日
  • 最後の祈り

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    最期に罵詈雑言などを伝えて心を閉ざして亡くなるよりも、純粋な心で生きたいと思って亡くなることの方が酷な死に方なのかな。
    主人公も、結局言えなかったという葛藤を持ったまま生きていくことになったから、死ぬまで赦されたという感情は湧かないんだろう。

    物語の最後の方は本当に読んでていて辛いし、色々な思いが逡巡した。

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    2025年12月12日
  • 告解

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    「飲酒ひき逃げ死亡事故 その後」
    加害者側だけではなく被害者側の視点でも展開していく
    読み進めるうちにこれは滅多にないことではなく、誰にでも起こり得ることだとじわじわと実感する
    まごうことなき傑作

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    2025年12月10日
  • 友罪

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    罪を償うことは、本当にできるのか?
    それは誰が判断するのか?自分の過去の行為からは逃れられない。向き合い続ける必要があるのだなと。
    また、そのことを知ってどのように向き合っていくのか、自分ならどうするのか、深く考えてしまった。

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    2025年12月07日
  • 最後の祈り

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    ネタバレ

    オーディブルにて

    死刑の描写が生々しくてしんどすぎた。
    関わる人たちの精神的負担がはんぱなくて、全部機械でオートメーション化できたらいいのにと思ってしまった。

    石原の最期は被害者家族が望むようなものだったけど、保阪が最後の最後で許すと言ったのが少しもやもやした。
    無理でしょ、許せるわけないじゃん。
    私だったら、自分が被害者の親だと言って絶望させると思う。
    神に使える牧師ならではの気持ちなんだろうか。

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    2025年12月05日
  • 虚夢

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    一気読みした。面白かった。薬丸岳作品は無駄がないので一気に展開が進む印象がある。
    心神喪失とはいったいなんなのか、初めてじっくり考えた機会でした。加害者側か被害者側が、どちらから見るかでこんなに大きく違うのかと思い知らされた。

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    2025年12月01日
  • 刑事弁護人(下)

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    ネタバレ

    上巻で、自分では、この事件については、なんとなくわかった感じのまま、下巻では、あとは細部が明かされていきました。大きなどんでん返しみたいなのはなかったけれども、(予想通り的な、私にはそう感じられた)どうして、そうなったのか、心情だとか、深く語られていて、読み進めるのが面白かったです。弁護人2人のことも、それぞれ、深く描かれてました。オーディブルで読める薬丸岳さんを22冊くらい?全部読みました。重く、苦しく、きつい感情などで、読むのがキツかったり、悪夢見たりしたけど、読むのがやめられず、本当に楽しませていただきました。薬丸岳さん、ありがとう❣️

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    2025年12月01日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    少しのボタンの掛け違い、僅かな意見や感覚の相違、現在自分が置かれている状況のみや、物事を一方向からしか見ることが出来ない精神の未熟さ等からとんでもない事態を引き起こす可能性があるかもしれないということをこの作品を通して学んだ気がします。

    この作品は、離婚により元妻と一緒に暮らす中学生の息子がある日突然学校の同級生を殺害してしまったことが端緒となり、それまで自分が如何に息子のことを考えていたつもりになっていたのかに気が付いた父親が、何故息子がそんな事件を引き起こしてしまったのか、息子が発していたSOSに何故自分は気が付けなかったのか苦悩し、また警察に捕まってしまってから一切事件について話をしよ

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    2025年11月30日
  • 神の子(下)

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    ネタバレ

    長かったけど、展開に飽きることなく読み進められた!雨宮は残念だったけど、町田は仲間ができたし、ハッピーエンドでよかったかな!

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    2025年11月29日
  • 刑事の約束

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    短編集。刑事のまなざしの、オムライスの続編として、ラストの短編の刑事の約束が良かったです。母と息子の関係が、またまた、やりきれなくて、重くて、悲しかったけれど。傷を負ってしまったら、もう、どこにも行けないのか、やりきれないですね。

    最近思うけれど、人の思いを受け止めるより、自分の思いを受け止めてほしい気持ちが強いから、さらに傷ついたり、違う方向へ行くのではないか。

    殺傷事件まで行かなくても、些細なこと、不平、不満、愚痴、泣き言、悪口、文句、
    そんなことの一つ一つが大きくなると、自分が生きるために、他は抹殺しないと、という方向へ流れていくのかも。

    今まで平凡に生きて来れたことに、感謝します

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    2025年11月25日
  • その鏡は嘘をつく

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    重くて、キツイ気分になるので、薬丸岳さん、しばらく休憩しようと思ったのだが、やはり、読んでしまった。
    医者になるための大学受験、予備校からの入学の不正、脅迫、嫌がらせなど、絡んでいく。知らない世界なので、面白かった。ちょっと残虐な内容もあり、読むのがきつかった。物語は、さすが、薬丸岳さん、読ませます。次へ次へと読み進めてしまいます。謎解きミステリー要素あるけれど、いろんな人たちの心情に迫っていて、増愛がえぐい。だけど、奥の奥には愛があると思う。裏の裏の裏側?どうなってるの?いつも、重いテーマで、読むと、悲しくて、やりきれなくて、疲れるけれど、ついつい、また、読んでしまいます。薬丸岳ファンです。

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    2025年11月23日
  • 刑事のまなざし

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    面白かった、そしてまた、重くて、やりきれない思いが、疲れた。短編で読みやすかった。一つ一つの話が長編にできそうかも?と思った。一つ一つの事件を通して、夏目刑事のこと、描かれていた。ラストの刑事のまなざしでは、通り魔の犠牲者となりチューブに繋がれ意識のない娘さん、そして真相、犯人とのやりとり。謎解きでミステリー要素があるので楽しめます。いろんな重い、つらい感情も描かれているので、結構、疲れます。彼の作品には、深いところに愛のようなものがあるのて、ずっと、薬丸岳さんにはまって、多分16冊ほど、読んできたが、ちょっと休憩タイムに入ろうと思った。重さとつらさが上回り、いっぱいいっぱいになってしまった❣

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    2025年11月22日
  • 死命

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    薬丸岳さん、さすが。どんどん、読み進めてしまいます。刑事と犯人の二人の目線から、物語は進んでいきます。二人とも余命わずかの重い病気と宣告されてからのことが物語の中心になっています。読書の楽しみが味わえます。謎解きのむかって、進んでいきます。家族、友人、仲間も絡み合って、面白く読み進めることができます。

    今、海外ドラマのロー&オーダーのSVU編(性犯罪系)を見ているので、重なる部分もある。人格形成の時、虐待されたり、誰にも愛されなかったりすると、人は、他人をモノとしてみてしまうのかな。私の想像枠を超えてしまうので、本やドラマでしかしらないけれど。だからと言って、他人に暴行したり、殺した

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    2025年11月20日
  • 逃走

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    薬丸岳さんを続けて読んでいます。最初が「神の子」10冊以上、同作家の本を続けて読んでいます。
    いつもは、読むのが辛いくらい、重い話なのだが、今回は大丈夫だった。謎解きサスペンスで楽しめた。先へ先へと読みたくなります、さすがです。読書の楽しみは満喫できた。辛い話すぎると、自分の生活の気分がどんよりしてしまうので、今の自分にはちょうどよかった。今、オーディブルに登録してるので、薬丸岳のオーディブルは全部、読みたいです❣️

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    2025年11月16日
  • 悪党

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    読むのがつらかった。オーディブルなので、耳から、感情を揺さぶる感じ。ひどい、聞きたくない、少し飛ばそうかなと思ったりもしたけれど、聞きました。被害者の家族もいろいろ出てきて、時々、人物の人間関係が?に、なったけれど。

    薬丸岳さんのファンで、続けて読んでいる。いつもテーマが重いので、疲れるけれど、奥の方には、人間の温かい想いがあるから、次々と読んでしまいます。

    復讐に燃えている探偵の目線から、描かれている。彼の周りの人々の様々な思いも、優しいモノだった。

    大切な人がいない、誰にも大切に思われないと、心はすさんでいくかもそれないね。人との関わりは、小さなこと、一つ一つが、大切だなと思った。

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    2025年11月15日
  • 告解

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    薬丸岳作品の中で一番好きだと思いました。物語の展開が早く、どの登場人物にも共感でき、繊細な心のひだを丁寧に描かれていました。
    すごく重く悲しいテーマですが読後感はとても良いです。おすすめです。

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    2025年11月13日
  • Aではない君と

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    ネタバレ

    自分の子供が人を殺してしまったら という考えうる最悪の展開の一つのストーリー


    薬丸先生の何作目かの作品

    自分の子供が同級生を殺してしまった父親が主人公
    あの時電話をとっていれば防げたかもしれない。

    この文章とシーンが描写されるたびに、日常の何でもないと思っていたことが大きな分岐点になるんだなと実感した。
    この本のテーマだと思われる、自分の子供が殺人を犯してしまったら?という主題の裏テーマの一つでは?と思った。

    薬丸先生はそれぞれの本のテーマに対して、それがどんなに重苦しいものであってもしっかり真正面から向き合って書いていくのは一貫しており、この作品でもそれを感じたのでとても信頼感があ

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    2025年11月13日