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Posted by ブクログ 2018年07月25日
「グランドミステリー」は、僕がはじめて読んだ奥泉作品だ。相当前に読んだもので、ストーリー云々はまるで記憶になかったが、時間を迷宮的に超越した、軍艦とベニスと加多瀬と志津子の物語、というふうに記憶していた。
実に何年振りか(何十年ぶり?)かの再読だったが、記憶していた以上に辛辣な日本、日本人への批評的...続きを読む
Posted by ブクログ 2015年11月14日
久々の、得体の知れない面白さ。川越高校~ICU出身の芥川賞作家による、文庫で940ページ、1,300円の小説。解説で二人の作家が実に優れた紹介文を書いているので引用。
・「この人、まじで天才や…」(三浦しをん)
・「本格ミステリのモチーフと戦記文学の背景とSFの設定を借り、現代文学の方法論を使って...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年02月10日
これはやっぱり 凄い!のひとこと。
結構以前から奥泉氏は すきでしたが、これは なんか つききれてる感じ。
種々の要素がからみあい、それでいて、シンプル?な主題をつきつめた一品
文体も結構きにいってます。
しかしこのプロットは 計算してこうなってるのか、素?でこうなってるのか。。。いずれにしても凄...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年11月05日
いままで著者の奥泉光に対する印象は「理屈上は面白いが体感はイマイチ」「他人から説明してもらうとすごく面白そうなのに、自分で読むとそこまでではない」というもの。2、3冊しか読んでない段階での感想だけど、それ以上は追いかけなくてもいいか、と判断していた。
それがこの『グランド・ミステリー』でかなり変わっ...続きを読む
Posted by ブクログ 2013年10月13日
これはミステリー?歴史改変小説?それとももしかしたら伝奇小説?
太平洋戦争を背景に、ジャンルを超え、渾然一体となって、話が進んでいく。
確かに、『真珠湾攻撃の直後、空母に着艦したパイロットの不可解な死』の謎解きから始まるが、読み進む内に揺さぶられ、何が何だか分からなくなってしまい、一気に結末まで来...続きを読む
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