葦と百合

葦と百合

715円 (税込)

3pt

3.5

現代文明を捨て、自然との共生をめざしたコミューン運動「葦の会」。学生時代に参加し、十五年ぶりに再訪した医師・式根を待っていたのは、ブナの森深く、荒廃した無人の入植地跡だった――。理想社会を夢見て残ったはずの恋人と友人はどこへ消えたのか? そこで起こった怪死事件は果たして事故か。それとも森に潜む「誰か」が殺したのか? ミステリーとメタフィクションの完全なる融合。

...続きを読む

詳しい情報を見る

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

葦と百合 のユーザーレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

    Posted by ブクログ


    叙述トリックとはまた違う、虚実の入り混ざったミステリー作品。
    途中から作者の筆がどんどんヒートアップしていき読者はほぼ置いていかれる展開だが、着想はかなり斬新で、読後は暖かなユーモアに包まれるという不思議な読後感を味わえる作品。単純に乗り切れない部分はあったが重厚で遊び心ある筆致で読まされてしまっ

    0
    2024年06月01日

    Posted by ブクログ

    ミステリを中心に話が進められていくんだけど、途中から虚構と事実がごちゃ混ぜになって、何が本当なの?って思いながら読み進めていくと意外な結末に到達。
    とにかく、著者に振り回された。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    奥泉光の『葦と百合』は、夢と現実、過去と現在が混じりあう不思議なミステリー作品。

    奥泉光は明るいトーンで広大なスケールの物語を創作する場合も多いが、本作品『葦と百合』のようにじっとりした、夢と現実が混ざりあうような物語にも定評がある。作中に散見される山百合の描写は、ストーリーの展開と相まって、じっ

    0
    2018年01月03日

    Posted by ブクログ

    山中深くに理想の村(コミューン)を建設した「葦の会」。学生時代に参加した主人公はが5年振りに再訪しますが、そこはとうに解体。かつての恋人と友人の消息を確かめようとしますが、そこで奇怪な事件に遭遇します。
    麻薬的な魅力を持つ作品で、読めば読むほど訳が分からなくなります。誰が実在の人物で架空の人物なのか

    0
    2014年02月25日

葦と百合 の詳細情報

閲覧環境

  • 【閲覧できる環境】
  • ・ブックライブ for Windows PC(アプリ)
  • ・ブックライブ for iOS(アプリ)
  • ・ブックライブ for Android(アプリ)
  • ・ブックライブ PLUS for Android(アプリ)
  • ・ブラウザビューア

※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。

この本をチェックした人は、こんな本もチェックしています

集英社文庫 の最新刊

無料で読める 小説

小説 ランキング

奥泉光 のこれもおすすめ

同じジャンルの本を探す