作品一覧

  • 脚本を書くための101の習慣 創作の神様との付き合い方
    4.5
    1巻1,832円 (税込)
    成功したければ、成功した人の実体験からその行動と考え方を真似することが近道である。巷ではその手の本が数多く売られており、わたしたちはすぐにその知識を得ることは可能であろう。しかしそれを実践し続けることは、至難の業であると言わざるをえない。 では成功するためにはどうしたらよいのか。かのアリストテレスが「我々は反復の産物である」というように、習慣にすることが大事なのである。持って生まれた気質や癖にとらわれるのではなく、成功した人のやり方や行動、逆に言うと、失敗した人たちがやらなかったことや途中で諦めたことを、習慣になるまで続けたことに尽きるのである。 本書は、教科書的に「良い脚本の書き方」の技術を教える従来の脚本術とは違い、脚本家の執筆における態度や心構えなど、成功を収めた22人の脚本家たちが励行する、最高のストーリーを書くための<習慣>を伝授するものである。本書を読めば師弟関係にならずとも、脚本の最高の師匠から書くことの一助となるやり方を盗むことができるだろう。 個別のインタビューを並べるのではなく、テーマごとに整理して101の具体的な行動を挙げて構成されているため、その核心が見つけやすく実践しやすい。職業脚本家として一本立ちし、世界に一つしかない脚本を書けるようになれるのか、あとは行動あるのみである。

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  • 「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方
    4.4
    あなたが映画の「魔法」を信じたいなら、この本を読まないことをお勧めする。上級テクニックを紹介することによって、銀幕の魔法を解体してしまう。手品を見て感激したあとで種明かしをされるようなものだ。 (本文抜粋より) 私たちが、映画や小説の世界にのめりこんで時も忘れて楽しめるときかかっている「魔法」、その正体とは、物語の始めから終わりまで心を揺さぶる「感情的インパクト」のこと。人は感情を動かされるために、映画のチケットを買い、数時間を費やすのです。 本書の原題は「Writing for Emotional Impact」、つまり「感情的なインパクトを起こすための書き方」です。読者や観客の感情を掻き立て、心をつかんで離さないためのあらゆる設計を、あますところなく伝授します。 脚本の基礎を身に着け、テクニックも駆使しているのに、なぜ自分のホンが採用されないのか。それは「魔法」がとけてしまう瞬間がどこかにあるからです。1ページ目から大事なのです。一瞬たりとも、一行たりとも気は抜けないのです。著者は数々の脚本家の卵たちを教えた経験から、物語がつまらないのではなく語り方が下手なのであり、求められているのは「読者に感情的な体験を提供することだけ」と解きます。本書では、名作の脚本を徹底的に解体し、語り方を分析しながら、キャラクター造形や構成など大枠はもちろん、場面(シーン)でのやり取り、一つ一つの台詞、単語ひとつに至るまで、細かく具体的な技巧を指南。二度と同じ目線で同じ作品・脚本を観られなくなるはずです。 脚本の基礎は大事ですが、他の本で学んでください。基本から最高の1本までの長い道のりにおいて、もう一歩を抜け出したいときに、本書は必ず役立ちます。合わせて、同著者の『脚本を書くための101の習慣』もぜひご一読ください。

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ユーザーレビュー

  • 脚本を書くための101の習慣 創作の神様との付き合い方

    Posted by ブクログ

    時間が空いたときにちょこちょこ読んでいた本。

    ハリウッドで活躍する22人の脚本家、監督、プロデューサーたちが、創作に関するアイデアや執筆術などの創作論から、ひいては脚本家としての姿勢やハリウッドでどう立ち回るかなど、1テーマをそれぞれ語っていくスタイルで記されている。

    実はあまり期待していなかったのだが、これが意外と面白かった。
    ハリウッドの第一線で活躍してきた脚本家たちがどういうスタンスで仕事してきたのかわかるのもあるが、脚本術もなるほどなーと思える部分も結構あった。更にやる気になったりする箇所もある。
    傍らに置いておいて、行き詰まったときや息抜きのとき、やる気がほしいときにパラパラめく

    0
    2025年06月11日
  • 「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方

    Posted by ブクログ

    本を売るために読む。"物語の本質=「簡単には手に入らない何かを求めるキャラクターがいる」"など金言多数。漫画読解の補助線として、各章読み返して活用したい。ト書きの章は日々の販促キャッチ作成に役立ちそう。狙った客層の心をつかむために、感情を表すボキャブラリーを日々蓄えたいと思った。

    Introduction「感情をお届けする商売」
    《映画の脚本を読むときに読者が感じる感情には3種類ある。つまらない、面白い、そして「ウオオッ!」だ。》p12

    《本当に大事なこと、それは脚本を読む人に感情的な体験を提供するということなのだ。》p14

    《映画の宣伝で「巧みに構成され筋立ても秀逸

    1
    2020年04月05日
  • 「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方

    Posted by ブクログ

    映画を含むストーリー全般にあてはまるめちゃめちゃ役に立ちそうな本。
    流し読みするにはもったいなさすぎるから一旦保留にして全てマインドマップに書き起こそうと思う。

    要追記

    0
    2020年03月12日
  • 脚本を書くための101の習慣 創作の神様との付き合い方

    Posted by ブクログ

    ハリウッドの一流脚本家たちによる、アドバイス集。
    主に心のもちかた、自分の奮い立たせかたについて。
    「最後まで書け」 心に響いた。

    0
    2020年02月05日
  • 「感情」から書く脚本術 心を奪って釘づけにする物語の書き方

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    いわゆる「ハリウッド脚本術」の決定版。

    本の厚みを見れば分かる通り、ものすごい労作。
    人口に膾炙しているハリウッド脚本術(いわゆるプロットポイント、ターニングポイント、ミッドポイントといった、プロット構成で書くこと)を否定して、一貫して「読者・観客にどういう感情を呼び起こさせるか」というテクニックについて語っている。
    曰く、そういう脚本術にそって書かれたものでもつまらないものはつまらない。脚本にとって本当に大切なのは、感情、それだけだ。(意訳)
    なので、そういう脚本用語が知りたい人は原典のシド・フィールドとかを読んだほうがよさそう。

    内容としては、脚本に関する実用的なテクニックを集めた「辞

    0
    2019年12月01日

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