中原中也詩集

中原中也詩集

1,210円 (税込)

6pt

中原を理解することは私を理解することだ、と編者はいう。こうして飽くなき詩人への追求が三十余年にわたって続く。ここにその成果を総決算すべく、中也自選の『山羊の歌』『在りし日の歌』の全篇と、未刊詩篇から六十余篇を選んで一書を編集した。読者はさまざまな詩に出会い、その底にある生の悲しみに心うたれるに違いない。

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中原中也詩集 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    詩人として有名な方ですが、短歌も載っています。至るところでうねっているような、そんな詩が多い気がします。
    『冬の日の記憶』がお気に入りです。最後の一節で全てが呆気ないような感じになっています。

    0
    2025年06月11日

    Posted by ブクログ

    学生時代に知った中也を改めて読んだ

    とんでもない、紛れもなく天才だと思った どこがどうという、文学のことは私はよく分からないが、言葉遣いのセンスがとんでもないのだった

    読んでいくと、記憶の中にあまりにも残るフレーズ、あれは震災後の春に家のたつのを見れば「はるかぜ」の一節が頭に浮かんだりと、あまり

    0
    2025年03月06日

    Posted by ブクログ

    「山羊の歌」には若者に特有のどこか気どった哀しさがあります。「在りし日の歌」は、子を亡くしたことへのストレートな哀しさが表出されています。
    中也の作品は多感な学生の必須アイテムみたいに思われていますが、むしろ逆に、幼子を持つ親にこそ訴えるものが目立ちます。
    頑是ない歌・月夜の浜辺・また来ん春・正午・

    0
    2017年05月01日

    Posted by ブクログ

    詩の端々から寂寥、孤独、喪失、死とかのイメージが感じられる。

    『汚れっちまった悲しみに』
    汚れちまった悲しみに 今日も小雪の降りかかる
    汚れちまった悲しみに 今日も風さえ吹きすぎる
    汚れちまった悲しみに たとえば狐の皮衣
    汚れちまった悲しみは 小雪のかかってちぢこまる
    汚れちまった悲しみは なに

    0
    2010年11月11日

    Posted by ブクログ

    自分と向き合う苦しみ、心の叫びを、壊れそうではかなくて美しい言葉で綴っています。中也からランボーやヴェルレーヌを読むことに繋がった。10代の時にとても影響を受けました。

    0
    2010年02月11日

    Posted by ブクログ

    高校生の頃、学生鞄にしのばせていた一冊。
    ぱらりと開いたページからたちのぼる、中也の世界。
    「月夜の晩にボタンがひとつ〜〜〜」
    逃避してたのかも。

    0
    2009年11月19日

    Posted by ブクログ

     中原中也ほど豊かで創造的な言語感覚を持った詩人は、数えるほどしかいない。宮沢賢治と並び、萩原朔太郎を一段ぬけた、それほどすばらしい日本語の使い手であったからこそ実現できた、実験性と古典的リリシズムの見事な結合。

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    悲しさから一歩引いてみてみると 少年のような無垢なる視点が愛おしい

    純粋であるが故の傷心に同情し そっと中也を抱きしめる

    かくなる我もまた都会の片隅で肩を震わせる一個の口惜しき人なり

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    だいすき。以下memo…
    32p黄昏、50p港市の秋、64p盲目の秋、90p無題-幸福、130p憔悴、138pいのちの声、
    316p寒い夜の自我像、319p冷酷の歌、338p(吹く風を心の友と)、352p早春散歩

    0
    2009年10月04日

    Posted by ブクログ

    頭の中を中也さんに荒らされているようです
    ここまでの衝撃は無かった
    内容は充実してるけどちょっと字が小さい

    0
    2009年10月04日

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