「大岡昇平」おすすめ作品一覧

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2017/06/15更新

ユーザーレビュー

  • 野火
    戦争を取り扱った作品で本当に心に残るものは、過激な銃撃戦でも戦友の死でもなく、極限状態に人が何を考えていたか、日常に戻り、自分を振り返ってどうなるかを緻密に描いたものだと思う。

    本作は太平洋戦争中に、敗北が濃厚な戦況の元、フィリピンの島に置かれた男性が主人公となり、彼の生存が確定する描写は割と序盤...続きを読む
  • 中原中也詩集
    「山羊の歌」には若者に特有のどこか気どった哀しさがあります。「在りし日の歌」は、子を亡くしたことへのストレートな哀しさが表出されています。
    中也の作品は多感な学生の必須アイテムみたいに思われていますが、むしろ逆に、幼子を持つ親にこそ訴えるものが目立ちます。
    頑是ない歌・月夜の浜辺・また来ん春・正午・...続きを読む
  • 野火
    物語のちょうど半分(の、ちょっと手前あたり)で一つ目の山場を迎えるのだけれど、ここの前後での主人公の変化がとてもドラマチックだと思う。

    直接的な「教会」や「十字架」という象徴のみならず、鶏の鳴き声や「野火」という題名そのものや、文体の所々にも「神」の影が見え隠れしていた。主人公の田村一等兵は、飢え...続きを読む
  • ながい旅
    B級戦犯となった岡田資の法廷闘争を描いたドキュメンタリー。岡田氏の思想や気概よりも、戦争のやりかたを法で定めることの是非、犯罪行為の有無を戦勝国が裁くことの是非など、根本的な問題を棚上げしておこなわれた極めて政治的な裁判の様子が良くわかる。またそれ以上に、戦争末期から戦後初期の日本国内の混乱状態や、...続きを読む
  • 野火
    読み終えた。本編は無論なのだが、解説が凄い、小説とはなんぞや、フィクションの中のリアルとはなんぞや、と言う事がそっくり書かれている。リアリティがあるではなく、作中の登場人物の心情がその作中の中に於いてリアルである事と、所詮虚構である、の境界線は果てしなく広い。フィクションだから何してもいい、はフィク...続きを読む

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