「大岡昇平」おすすめ作品一覧

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2017/06/15更新

ユーザーレビュー

  • 野火
    流されていく田村が、延々屁理屈(殺したのはこの銃のせいだ)をこねながら、状況的には堕ちていく。
    生きるか死ぬか、ではなく、死ぬことを前提としていたのに流されるままに生きてしまう、という展開の中で、
    人肉を食べること、だけでなく、その周辺に人が生きること、人間とは何か、といった思考が繰り広げられる。
    ...続きを読む
  • 野火
    おやつ食べながら読んでごめんなさいと心の中で田村に謝っていた。不可抗力で猿の肉だと言われて、人の肉を食べたことよりも、人殺しをしたことと食べていいよと言った男のこと、自分の肉なら自分のものだから食べたこと、神かもしれない何かがずっと見ていると言った田村。戦争はアメリカと戦っていたはずなのに、この『野...続きを読む
  • 俘虜記
     戦争を内から見つめた文学。渦中にいた著者が見た、「戦争」とは。読み始めるのが少し怖かったけど、意外なことに、凄惨な描写はほとんどない。どこまでも冷静な筆致で、主に俘虜収容所で考察した日本社会、現代の文明に関する批評が書かれている。

     この本は、大きく捉まるまでと捉まったあとに分けることができる。...続きを読む
  • 野火
    100分で名著で紹介あったので読んでみた。

    想像以上にシニカルな内容で
    戦争の恐ろしさを考えさせられてします。

    戦争は殺される恐怖はもちろんだが
    殺す罪悪感・生き延びるための苦しさなど
    すべてにおいて非人道的である。

    現在、北朝鮮の核問題もあり
    今一度、戦争というものに対して
    考える時期に来て...続きを読む
  • 俘虜記
    また新たな視点で「戦争」についての示唆を得られた1冊。

    「米軍が俘虜に自国の兵士と同じ被服と食糧を与えたのは、必ずしも温情のみではない。それはルソー以来の人権の思想に基く赤十字の精神というものである。人権の自覚に薄い日本人がこれを理解しなかったのは当然といえば当然であるが、しかし俘虜の位置から見れ...続きを読む

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