「大岡昇平」おすすめ作品一覧

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作品一覧

2017/12/08更新

ユーザーレビュー

  • 野火
    昔からいつ死んでもいいと思っていた。
    それは死ぬほどの恐怖を味わったことがないからでは?と反論する自分もいて、その度に、もし戦場に立たされたら自分がどうするか、ということをよく考える。

    できれば誰も殺したくはない。それを選び取れる強さが欲しい。
    身体が弱くて戦争に行かなかったじいちゃんに「もし戦争...続きを読む
  • 野火
    戦争という極限状態の中で狂わない人間はいないんだろうな。主人公の思想がどんどん狂っていく様が生々しく恐ろしかった。宗教的。
  • 花影
    フロベールの「ボヴァリー夫人」を彷彿とさせる葉子。
    最初から葉子の運命は決まっていた。なにせ葉子のモデルは自殺した作者の愛人なのだから。けれども、現実をそのまま流用するようなアホな作者ではない。むしろ、あまりにしたたかである。
    むろん、語り手は安易に葉子を理解できるとはそもそも思っていない。しかしど...続きを読む
  • 野火
    流されていく田村が、延々屁理屈(殺したのはこの銃のせいだ)をこねながら、状況的には堕ちていく。
    生きるか死ぬか、ではなく、死ぬことを前提としていたのに流されるままに生きてしまう、という展開の中で、
    人肉を食べること、だけでなく、その周辺に人が生きること、人間とは何か、といった思考が繰り広げられる。
    ...続きを読む
  • 野火
    おやつ食べながら読んでごめんなさいと心の中で田村に謝っていた。不可抗力で猿の肉だと言われて、人の肉を食べたことよりも、人殺しをしたことと食べていいよと言った男のこと、自分の肉なら自分のものだから食べたこと、神かもしれない何かがずっと見ていると言った田村。戦争はアメリカと戦っていたはずなのに、この『野...続きを読む

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