野火

野火

作者名 :
通常価格 396円 (360円+税)
紙の本 [参考] 539円 (税込)
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作品内容

敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける……。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的名作である。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年12月27日
紙の本の発売
1954年05月
サイズ(目安)
1MB

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野火 のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ 2021年12月12日

     日本軍は、病気になった兵士を、病気になったからというそれだけの理由で、追放しちゃうのか、というのが何よりも衝撃。しかもたった六本の芋と銃と自殺用の手榴弾だけを持たせて。命を預けていた軍に最後の最後でそんな仕打ちをされて、病気と飢餓と敵の襲来の恐怖の中で森の中を彷徨い続け、たった一人で死んでいった兵...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年09月04日

    戦争文学。
    「戦争は怖いよね、惨いよね、やめようね」といった一言では到底片付けられない、常識と善悪の判断を超越する、運命の流れと人間の命について書き綴られた文学だった。

    自分が病を抱えて戦争と飢餓の真っ只中におり二重に死につつ、南国の太陽と樹々の下にいるという奇妙な事実、兵隊なのに肺病で食糧調達に...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月22日

    戦争体験はしてませんが、
    昔の日本の兵隊さんがどんな思いで戦いに行ったのか、知る事が大事な事だと思います。誰もが自分の先祖のことを考え、子孫である我々が生きているのは、彼らの時代があったからと考えてもおかしくないと思います。

    読み進めていくと、米国映画さながら、『死』『飢え』が脈々と描かれていて、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月19日

    無言館の戦没画学生には、フィリピン・ルソン島で戦死している学生が少なからずいる。たとえば山之井龍郎「昭和16年に出征し、シンガポール、サイゴンなどを転戦したのち、一時帰国するが、すぐに再び出征、20年5月フィリピンルソン島で24歳で戦死」。日本の自然や可憐な少女を描き、人一倍「美しさ」を感じ取ること...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年08月09日

    野火の燃え広がる比島をさまよう田村一等兵。人間嗜食を生々しく表現。
    戦争を知らない人間は半分子どもである。

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    Posted by ブクログ 2021年06月20日

    たまに無性に文学が読みたくなる。現代の受賞作を漁るのも良いけどやっぱり名作を読みたいなと思う。そこでNHKの「100分de名著」のアーカイブから見つけ出したのが、大岡昇平の「野火」。

    1944年、既に戦争の主導権を失ってしまっていた日本。「決戦」などと謳いながら無謀な抵抗を続け、最後の1年間だけで...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年06月13日

    戦争は絶対に行ってはいけないと改めて実感する。敗勢が決定的になったフィリピンレイテ島でのあてのない彷徨、孤独、殺人、人肉食・・。平和な時代に生きていることに感謝しつつ、これを未来につなげなくてはいけないと切に思う。

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    Posted by ブクログ 2021年05月31日

    戦記ものには共通して言えることだが、心が奮い立つような展開などない。

    ただ極限状態の本能が剥き出しにさらけ出されるのみである。

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    Posted by ブクログ 2020年01月22日

    卒論のテーマ。今まで戦争小説に興味があったために。
    神や狂気、人肉食といった多くの主題が内包される中で、しかしおそらくはエゴイズムに焦点を当てているだろうと思われる。
    文章は心理描写に力点を置いているわけでも美しい日本語でもないが、うまい日本語というか読みやすい

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    Posted by ブクログ 2020年01月07日

    俘虜記を読んだ時もそうだったが、戦時の比島、戦線離脱して彷徨う一人の兵隊の描きは、どうしても、作者自身の実体験を想起しながら読まされてしまう。極限状態に置かれて、生きる為に取らざるを得ない行為。意思の有無を自分自身確かめながら、本能か否か、飢えに襲われ、骨のみになる肉体同様、心も、剥き出しになるのだ...続きを読む

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