野火

野火

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作品内容

敗北が決定的となったフィリッピン戦線で結核に冒され、わずか数本の芋を渡されて本隊を追放された田村一等兵。野火の燃えひろがる原野を彷徨う田村は、極度の飢えに襲われ、自分の血を吸った蛭まで食べたあげく、友軍の屍体に目を向ける……。平凡な一人の中年男の異常な戦争体験をもとにして、彼がなぜ人肉嗜食に踏み切れなかったかをたどる戦争文学の代表的名作である。

カテゴリ
小説・文芸
ジャンル
小説 / 国内小説
出版社
新潮社
掲載誌・レーベル
新潮文庫
電子版発売日
2013年12月27日
サイズ(目安)
1MB

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    Posted by ブクログ 2020年01月22日

    卒論のテーマ。今まで戦争小説に興味があったために。
    神や狂気、人肉食といった多くの主題が内包される中で、しかしおそらくはエゴイズムに焦点を当てているだろうと思われる。
    文章は心理描写に力点を置いているわけでも美しい日本語でもないが、うまい日本語というか読みやすい

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    Posted by ブクログ 2020年01月07日

    俘虜記を読んだ時もそうだったが、戦時の比島、戦線離脱して彷徨う一人の兵隊の描きは、どうしても、作者自身の実体験を想起しながら読まされてしまう。極限状態に置かれて、生きる為に取らざるを得ない行為。意思の有無を自分自身確かめながら、本能か否か、飢えに襲われ、骨のみになる肉体同様、心も、剥き出しになるのだ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年12月15日

    これまで読むことがなかった戦争文学の代表的な作品。思っていたよりずっとスマートで読みやすい。
    文章がなめらかで映像的、自然描写は美しさすら感じる。著者の高い筆力があってこその技巧なのだろう。だからこその生々しさがある。敵との戦闘場面はほとんどないのにピンと張りつめた緊張感。極限の飢餓状態での人間の剥...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年10月20日

    この傑作の前に、
    塚本監督の『野火』を鑑賞していて、
    そのビビットなフィリピンの自然と、
    説明が少ないからこそ迫りくるリアリティに圧倒されていたが、
    原作を読んだらなんと内的な物語なのか!

    極限の状況に置かれたからこそ見いだされる、
    倫理性や人間性、そして宗教性。

    内省することでしか生き延びられ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月22日

    210頁余りですが、その何倍も濃い内容で、読むのに予想外に時間がかかりました。病気になり、本隊からも病院からも追い出された田村。熱帯の日差し、誘う植物、雨、身体から立ち上る水蒸気、いたるところに討ち捨てられた死体。そのなかで常に感じる神の存在。「帰らしてくれ」と言った兵士は、帰ることができたらどんな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年08月19日

    戦争文学といわれるけれども、本作で主人公たちが戦うのはもはや敵国ではなく、飢餓と、味方であるはずの者と、崩壊しかける自身の理性。全編を通して誠実で美しい文章。フィリピンの雄大な自然、荒廃した景色は目の前に拡がるよう。その風景の一部のようにして、主人公の内的うつろいもまた淡々と綴られる。簡潔な文章のな...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月08日

    昔からいつ死んでもいいと思っていた。
    それは死ぬほどの恐怖を味わったことがないからでは?と反論する自分もいて、その度に、もし戦場に立たされたら自分がどうするか、ということをよく考える。

    できれば誰も殺したくはない。それを選び取れる強さが欲しい。
    身体が弱くて戦争に行かなかったじいちゃんに「もし戦争...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年12月06日

    戦争という極限状態の中で狂わない人間はいないんだろうな。主人公の思想がどんどん狂っていく様が生々しく恐ろしかった。宗教的。

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    Posted by ブクログ 2017年08月30日

    おやつ食べながら読んでごめんなさいと心の中で田村に謝っていた。不可抗力で猿の肉だと言われて、人の肉を食べたことよりも、人殺しをしたことと食べていいよと言った男のこと、自分の肉なら自分のものだから食べたこと、神かもしれない何かがずっと見ていると言った田村。戦争はアメリカと戦っていたはずなのに、この『野...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年08月12日

    100分で名著で紹介あったので読んでみた。

    想像以上にシニカルな内容で
    戦争の恐ろしさを考えさせられてします。

    戦争は殺される恐怖はもちろんだが
    殺す罪悪感・生き延びるための苦しさなど
    すべてにおいて非人道的である。

    現在、北朝鮮の核問題もあり
    今一度、戦争というものに対して
    考える時期に来て...続きを読む

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