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Posted by ブクログ
大岡昇平が赴いていた戦地に戦友を弔う為に、ミンドロ島に向かう紀行文が、アメリカ軍などの資料を元に実際の当時の戦況を交えて描かれている。
日本軍への怒りが基本的にはあるのだが、戦記をなぞりながら、日本軍がアメリカ軍に与えた攻撃に効果があった際には喜んでいる様子も垣間見えて、一日本兵としての複雑な心境が窺えた。
しかし大岡昇平はちょっとフィリピン人に対して懐疑的すぎている気もする。案内してくれているガードが興味津々に持ち物について尋ねてくると、賄賂の要求かと思い物をあげたり、離れた町に行きたいとお願いしたら小さいバンカーボートを用意されたといい、行く気などなかったのではと落胆する。
しかしフィリピンは今でも主に使用しているのはバンカーボートなのであり、戦後復興もままなっていない当時ではまあそんなものではと思ってしまう。
読みながらGoogle mapsで地図を見ながらサンホセなどを探してみたら、砂糖工場跡地は今「heritage park」として、植樹されたアカシアとwwⅡ時の多少の大砲?などと共に保存されているようで、you tubeには映像もあり感慨深い気持ちになりました。
また、youtubeには米軍が44年にサンホセを撮影している映像がありました。
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