杜子春

杜子春

660円 (税込)

3pt

人間らしさを問う「杜子春」、梅毒に冒された15歳の南京の娼婦を描く「南京の基督」他、姉妹と従兄の三角関係を叙情とともに描く「秋」など、大正9年の作品計17編を収録。

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※本作品は電子書籍化にあたり、紙本に含まれていた次の要素を削除しております。
〈作品解説 三好 行雄〉

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杜子春 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    貧乏か裕福かの物差しで語られる序盤から、次第に「人間にとって大切なものとは何か」を問う内容へ変化していきました。仏教的な要素も感じられるほか、登場人物たちのキャラクターも面白みがあり、芥川作品の中でもお気に入りの1つとなりました。

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    散髪を待ってる間に読み終えたよ。
    何か2回目みたいだけど覚えてないな〜^^;
    面白いね〜!これは読むべき本だね。

    0
    2024年04月17日

    Posted by ブクログ

    杜子春
    お金がなくなれば離れていってしまう人たち。そんな虚しさはいつの時代でもあると思います。
    大切なものに気付いた杜子春の最後の決断、すごく良かったです。

    0
    2023年10月27日

    Posted by ブクログ

    人間にほとほと嫌気のさした杜子春が最終的に行き着く先がおもしろかった。軽い読み物でしたが、先を考えながら読める楽しみもあった。

    0
    2021年05月21日

    Posted by ブクログ

    杜子春 芥川龍之介 角川文庫

    久々の杜子春
    きれいな日本語にホッとしながら
    さっぱりとした物語に
    いっとき素の自分になれたように
    世間のシガラミを忘れることができた

    改めて考えれば
    素に嘘なく暮らすことができれば
    何よりだということを想うが
    それこそが永遠にありえない道のりだとも知る
    芥川龍之介

    0
    2020年03月10日

    Posted by ブクログ

    大正の”世にも奇妙な物語”ですね。
    中国の原作と最後ののテイストを変えてるらしく、”人の心”を大事にした芥川版、とても良いです

    0
    2024年03月13日

    Posted by ブクログ

    電車時間の読み物

    芥川2冊目
    『秋』再読した、めっちゃ好き。文章綺麗すぎる。
    『南京のキリスト』も好きだな、『お律と子らは』はちょいど最近観た小津監督の『東京物語』を思い出した。

    文学の話はそんなに詳しくないけど、芥川って思ったより寓話みたいな、なんかそういう感じだった。調べた感じ確かにそういう

    0
    2025年09月02日

    Posted by ブクログ

    全体を通して見てみると、最初にお金持ちになって落ちぶれたのも、二度目の凋落も、地獄でのいたぶられにしても彼の体験した全てがマヤカシで全部あの仙人様の手の上で起こっている事のように思えて来ますね。人としての本当の幸せとか、人生における生きる目的ってことを教えようとしているのかな…面白かったけど、やたら

    0
    2020年04月07日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    食べるものも住む所もない杜子春は、[何を考えているんだ]とおじいさんに問われる。お金がなく困っている杜子春に、おじいさんはお金のありかを教える。主人公はお金を得たが!満たされず、幸せとは何なのかと葛藤する。
    人間にとって大切な物は何か、人間らしく生きていくとは何なのかと考えらさせれる良作である。

    0
    2025年11月18日

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    お金=幸せだと思っていた主人公の杜子春が、貧乏になったことで人の薄情さを知り、仙人との出会いを通して母親の愛情を知る話。
    短い文章の中で杜子春の成長する姿が伝わってきて読んで良かったです。

    0
    2024年08月14日

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