ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

ウェルカム・ホーム!(新潮文庫)

539円 (税込)

2pt

血なんか繋がってなくても大丈夫。魔法のことば「お帰りなさい!」を大きな声で叫んだら、大好きなあの人は、たちまち大切な家族に変わるから。離婚し親にも勘当され、親友の父子家庭宅に居候しながら、家事と子育てに励む元シェフ渡辺毅と、再婚にも失敗し、愛情を注いで育てあげた前夫の連れ娘と引き離されたキャリアウーマン児島律子。それぞれの奮闘に温かな涙がとまらない2つの物語!

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ウェルカム・ホーム!(新潮文庫) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2018年07月16日

    久しぶりに鷺沢萌さんの本を読みました。
    2つともいい話。
    一生懸命生きてる感じもあって、爽やかに、だけど人との繋がりの大切さをそっと教えてくれるそんな気がしました。
    鷺沢萌さんの本はわりとたくさん持ってるので再読しようかな。

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    Posted by ブクログ 2018年06月14日

    「ウェルカム・ホーム!」
    血なんか繋がってなくても大丈夫。魔法のことば「お帰りなさい!」を大きな声で叫んだら、大好きなあの人は、たちまち大切な家族に変わるから。


    離婚し親にも勘当され、親友の父子家庭宅に居候しながら、家事と子育てに励む元シェフ渡辺毅と、再婚にも失敗し、愛情を注いで育てあげた前夫の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年02月26日

    これは素晴らしかったなぁ。遺作ってことだけど、今更ながら、早逝されたことが残念です。二つのウエルカムから構成されている中編集だけど、両方ともがそれぞれに違う魅力を放ってます。で、個人的に好きなのは後半。夫の連れ子の幼少期から思春期、ともに過ごした日々を回想した後、久しぶりの再開に用意されたドラマの数...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年01月02日

    家族って血の繋がりじゃなく、絆なんだなー
    暖かくて、感動して、少しクスリと明るくなれる物語。
    シングルとか、海外出張とか、離婚とか、現代的だけどわざとらしくない、良い本に当たりました。
    「辿り着いたじゃないか、辿り着いちゃったじゃないか!!」

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    Posted by ブクログ 2017年12月10日

    血の繋がっていない家族の話が2編。どちらも良かったが特に小島さんと娘の話に涙。出来過ぎの結末ではあるが、苦労した母とそれを裏切らなかった娘。全てをハッピーエンドにまとめてもらってとってもうれしい。タケシさん家のノリくんは作文が上手過ぎ。我が家の息子もこんなに出来る子だったら親の悩みも少なかったんだろ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2014年03月05日

    渡辺毅と児島律子の物語。この二人に関連性はなく、それぞれの家族の形が描かれている。
    所謂、両親が揃っていて・・・という「普通」の家族、「普通」の結婚を逃した二人が、自分達なりの幸せと家族の形を捉え、受容していく過程がよかった。表現が適度にポップで、重すぎず暗すぎず。幸せにもひたりすぎずで、これからも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月23日

    近年、米国のファミリー映画は、ゲイカップルの子供の話だったり、ちょっと変わった形で、家族のあり方を問う作品が増えており、その度に大きな反響を呼んでいる。

    鷺沢さんが、10年も前に、先駆けるかのように、『血縁とも婚姻とも恋愛とも違うもので結びつく人々』を描いているとはなんとも素晴らしい感性。

    家族...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2013年12月15日

    久しぶりの鷺沢萠。家族とは何かを問い続けた作者が最後に遺した作品。フツーな家族って何?フツーな家族なんてないんだから、自分に正直に生きれば良いんじゃない、とでも言いたげな作者の優しさに触れられる作品。来年4月11日で没後10年。早すぎるよ、鷺沢さん。


    2021年3月26日更新
    家族の在り方がます...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年05月14日

    初期の短編「帰れぬ人びと」を読んでとても良かったので、手に取ってみた。初期とは雰囲気が変わっていてビックリしたけれど、切実さとユーモアが共存する文章に惹き込まれ、最後にはあたたかな結末。とてもすてきな2篇だった。
    「家族」の在り方を問いながら「ホーム」という言葉で、自分の居場所、拠りどころ、赦しを提...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2019年11月23日

    1万円選書でやってきた1冊。
    フツーじゃないことがフツーだと感じられる温かい人たちで成り立つ家族の話。
    周りと比べるのではなく、自分のできることを役割として一生懸命やることって良いなって思えたし、いろんな考え方があるなって思えたし、なんだか憎めない人たちに共感できてほっこりした。

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