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どんな人にも光を放つ一瞬がある。その一瞬のためだけに、そのあとの長い長い時間をただただすごしていくこともできるような――。恋、カレッジライフ、うたかたの日々。まちがった場所に戸惑い、溜息しつつ、何かをつかんだ輝きの一瞬、喜びの涙がこぼれた。海中に放たれた鳥のように生きてゆく、大好きな仲間たち。気鋭女流のきらめく作品集。
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Posted by ブクログ
うまくいかないことも多いけど、いいこともたまにある。どん底ってわけじゃない。わるくないよね、今も。ちょっとがんばってみようかな。 そんな気持ちになった短編集。 どの話も、希望に満ち溢れているわけではないのだけど、何となく過ぎていくような毎日を明日も続けようかな、と思えてしまう。 もしかして、それは...続きを読む私も海の鳥だったり、空の魚だったりするからなのかもしれない。
鷺沢萠さん作品を読むのは初めてだ。 日常の中でふとした一瞬を切り取ったような短編集。 冷たくてかたいのに暖かくてほっとしてしまうような、不思議な文章。 コンクリートに囲まれた街中で、足元のアスファルトを割ってたんぽぽが花を咲かせているのを見つけた時の気持ちに似ている。 「グレイの層」と「金曜日の...続きを読むトマトスープ」が好き。
20篇の掌編集。ふっと気分がよくなるような硬質な優しさのある話が多い。「明るい雨空」はイイ話というわけではないが、折りに触れて思い出す。
ほんのちょっと世の中からずれてしまった(1ミリくらい)の心の痛みと、そんな人たちがぱっと一瞬輝く瞬間を切り取った短編小説。何気ない日常を丁寧に毎日生きていくのも、なんだかいいものだなぁと。愛おしくて暖かいお話20篇*
高校生の頃、新刊で読んでいた。 当時ものすごくこの短編集が好きで、繰り返し読んだ。 十数年ぶりに読み返したら、やっぱりすごく好きだった。 そして、そうか、今の私のこの考え方は、この小説からきているのかもしれない、と思うところがいくつもあった。 亡くなってしまったのがおしい。 まだ読んでいない本がある...続きを読むので、探して読みたい。
鷺沢 萠の【海の鳥・空の魚】を読んだ。 ショート・ストーリーが20編収められた短編集。 ひとつの物語が10ページくらいで終わるので、次々とテンポよく読むことができる。 しかし、そのひとつひとつの物語は、確実に読む者の心を捉え、切なさだったり、共感だったり、小さな 幸せだったりを、ひっそりと残...続きを読むしていくのだ。 【海の鳥・空の魚】というタイトルの短編がこの本の中に収められているわけではない。これはあとがき のタイトル。あとがきの中でこの言葉の意味を著者が説明しているが、その真意、思想、僕はものすごく 好きだ。 普通に考えれば【海の魚・空の鳥】。けれど、ここでは【海の鳥・空の魚】。 ちょっとした弾みで本来の居場所ではないところにきてしまい、けれど、そこでもがきながらも何とか上 手く生きていることを指す意味合いだ。 順風満帆に人生が進んでいる人なんてほんの一握りだろう。ほとんどの人が「何か違う」「もっと自分に あった場所があるんじゃないだろうか」と思い、悪戦苦闘、自問自答の日々を過ごしているはずだ。だ が、嘆き、悩むだけが人生ではない。その中でも喜びや幸せを感じ、希望を見出した瞬間があるだろう。 そんな瞬間を描ききったのがこの【海の鳥・空の魚】に収められた作品の数々だ。 重く、先行き不安な毎日の生活の中で生まれる一筋の希望や安らぎ。そんな温かさがどこかにあるからこ そ、僕たちは毎日を頑張れる気がする。 著者は言う。 「思いどおりにいかないことがあっても鼻の頭にシワを寄せてちょっと笑ってみせることで済ませてしま う彼らのことが、大好きである」(あとがき より抜粋) そう、悪いことばかりなんか続かない。必ず光の当たる瞬間がくる。ちょっとした心の持ち方ひとつで、 毎日の見え方は変わるはずなのだ。 【海の鳥・空の魚】は、そんな前向きな気持ちと、優しさを与えてくれた作品だった。
outofthisworldさんの本棚のコメントの言葉にひかれて手に取りました。 そしてとても深く心に感じました。 題名の意味、解説を読んでなるほどと。 この本でもどこか不器用な生き方をする人たちが愛情を持って描かれていますね。 とくに「グレイの層」と「柿の木坂の雨傘」が好きでした。 じんとしました...続きを読む。 素敵な本を教えていただいてうれしいです。
鷺沢萠の本はどれも面白く読んでいるけど、特に短編とエッセイが好き。この短編集は彼女のファンの中でも特に評価の高い一冊ではないかと思う。優しさにあふれたこの本が手元にあるというだけで、どこかしら安心した気持ちになれるのです。
高校の教科書にこの1作が載っていたのがきっかけで読んだ。 鷺沢ファンになったきっかけになった本。 「ほおずきの花束」が特に好き。
鷺沢萠は初めて読む。 大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。 それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。 日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。 懐かしさや切なさ、そして後悔...続きを読むやら何やら… どこにでもいそうな、でも個性が光る登場人物たちの気持ちが、そーっとそーっと心の中に入ってくる。 そんな不思議な心地よさがあった。 私のお気に入りは、ポケットの中と柿の木坂の雨傘。思わず目頭が熱くなった。こういう話に、私は弱いのだ。
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