海の鳥・空の魚

海の鳥・空の魚

462円 (税込)

2pt

どんな人にも光を放つ一瞬がある。その一瞬のためだけに、そのあとの長い長い時間をただただすごしていくこともできるような――。恋、カレッジライフ、うたかたの日々。まちがった場所に戸惑い、溜息しつつ、何かをつかんだ輝きの一瞬、喜びの涙がこぼれた。海中に放たれた鳥のように生きてゆく、大好きな仲間たち。気鋭女流のきらめく作品集。

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海の鳥・空の魚 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2015年12月28日

    うまくいかないことも多いけど、いいこともたまにある。どん底ってわけじゃない。わるくないよね、今も。ちょっとがんばってみようかな。

    そんな気持ちになった短編集。
    どの話も、希望に満ち溢れているわけではないのだけど、何となく過ぎていくような毎日を明日も続けようかな、と思えてしまう。
    もしかして、それは...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月14日

    鷺沢萠さん作品を読むのは初めてだ。
    日常の中でふとした一瞬を切り取ったような短編集。

    冷たくてかたいのに暖かくてほっとしてしまうような、不思議な文章。
    コンクリートに囲まれた街中で、足元のアスファルトを割ってたんぽぽが花を咲かせているのを見つけた時の気持ちに似ている。

    「グレイの層」と「金曜日の...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2012年04月10日

    20篇の掌編集。ふっと気分がよくなるような硬質な優しさのある話が多い。「明るい雨空」はイイ話というわけではないが、折りに触れて思い出す。

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    Posted by ブクログ 2012年03月21日

    ほんのちょっと世の中からずれてしまった(1ミリくらい)の心の痛みと、そんな人たちがぱっと一瞬輝く瞬間を切り取った短編小説。何気ない日常を丁寧に毎日生きていくのも、なんだかいいものだなぁと。愛おしくて暖かいお話20篇*

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    Posted by ブクログ 2009年10月24日

    高校生の頃、新刊で読んでいた。
    当時ものすごくこの短編集が好きで、繰り返し読んだ。
    十数年ぶりに読み返したら、やっぱりすごく好きだった。
    そして、そうか、今の私のこの考え方は、この小説からきているのかもしれない、と思うところがいくつもあった。
    亡くなってしまったのがおしい。
    まだ読んでいない本がある...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    鷺沢 萠の【海の鳥・空の魚】を読んだ。

    ショート・ストーリーが20編収められた短編集。

    ひとつの物語が10ページくらいで終わるので、次々とテンポよく読むことができる。

    しかし、そのひとつひとつの物語は、確実に読む者の心を捉え、切なさだったり、共感だったり、小さな

    幸せだったりを、ひっそりと残...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    outofthisworldさんの本棚のコメントの言葉にひかれて手に取りました。
    そしてとても深く心に感じました。
    題名の意味、解説を読んでなるほどと。
    この本でもどこか不器用な生き方をする人たちが愛情を持って描かれていますね。
    とくに「グレイの層」と「柿の木坂の雨傘」が好きでした。
    じんとしました...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2009年10月07日

    鷺沢萠の本はどれも面白く読んでいるけど、特に短編とエッセイが好き。この短編集は彼女のファンの中でも特に評価の高い一冊ではないかと思う。優しさにあふれたこの本が手元にあるというだけで、どこかしら安心した気持ちになれるのです。

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    Posted by ブクログ 2009年10月04日

    高校の教科書にこの1作が載っていたのがきっかけで読んだ。
    鷺沢ファンになったきっかけになった本。
    「ほおずきの花束」が特に好き。

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    Posted by ブクログ 2020年10月09日

    鷺沢萠は初めて読む。
    大変申し訳ないのだが、最初は「あれ?思ってたのと違う…」と言う感じだった。
    それから暫く、忙しくて読めずにいて、3日ぶりに読んだ。良かった。

    日々の小さな出来事を切り取って書いているだけなのに、どうしてこんなにノスタルジーな気持ちになるんだろう。
    懐かしさや切なさ、そして後悔...続きを読む

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海の鳥・空の魚 の詳細情報

  • カテゴリ
    小説・文芸
  • ジャンル
    小説 / 国内小説
  • 出版社
    KADOKAWA
  • 掲載誌・レーベル
    角川文庫
  • ページ数
    359ページ
  • 電子版発売日
    2012年08月03日
  • コンテンツ形式
    EPUB
  • サイズ(目安)
    1MB

閲覧環境

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