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18歳でデビューし10年がたったサギサワ。泉鏡花賞を受賞した20代なかば、日・韓・米……と世界を股にかけての、こんな救いようもなくだらしない何の役にも立たぬような日々があった! 韓国留学時代の思い出から麻雀ばかりの東京の日々……。思わず笑ってしまわずにいられない、日常まるごと日記エッセイ。
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Posted by ブクログ
【月刊サギサワ】は、鷺沢萠が23歳〜25歳の時に書いた連載エッセイである。 エッセイというよりは日記に近いものがあって、鷺沢萠をとても身近に感じることができる。 基本的に酔っ払ってるか、麻雀してるか、締め切りに追われてる生活は、昔ながらの「飲む、打つ、買 う」的な文筆家みたいで凄まじいものがあ...続きを読むるが、あの美貌と当時20代前半という若さでのこの生活だか ら尚更、鷺沢萠という人間のスケールに驚くばかりである。 この頃の鷺沢萠は、ちょうど韓国留学をしている時期でもあり、その様子がうかがい知れて嬉しかった。 この韓国留学を経て、ぼくの大好きな【君はこの国を好きか】や【さいはての二人】が書かれたのかと 思うと、嬉しくてたまらなくなる。 このエッセイから垣間見える鷺沢萠は、とても豪快であり、強気であり、しかし、とても繊細な女性であ り、寂しがりやで弱く儚い。 本当に絶妙なバランスで保たれている精神というものが、この頃からチラチラと顔を出していくのも見え てなんだか切なくなってしまう文面もある。 生きていれば今年40歳だった鷺沢萠。 まだまだ名作を世に送り出していたに違いない。鷺沢萠の作品について、ここで書くたびにぼくは 「惜しい」とか「実に残念だ」とか書いているが、やはり、何度でもそう思ってしまう。 でも、こうして彼女が綴った活字が残っている限り、ぼくらが目にする限り、彼女の世界は未来永劫に 語り継がれ、残されていくのであろう。 文豪とはそうものである。
学生の頃に愛読していた鷺沢さん。 実家で手に取り、久々の再読。 亡くなった年齢を超えてしまい感無量。 小説も読み返そう。
こういう学びや学習に関するエッセイは好き。 日記エッセイなので、文体はライトでユーモラス。そんな中にも、鷺沢さんらしい真面目さ、賢さ、繊細さ、深い感受性を感じる。 わたしには及びもつかないほどの、パワフルさとで豪快さを持ち合わせており、恐れ多いのだけれど、でもちょっと自分に通じるところがあって、だか...続きを読むらこの人の本はやめられない。ほぼ、中毒。誤解を承知で言えば、たぶん、通じるところ、というのは一言でいえば「何かを諦めていること」なのだと思う。
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