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その思想を平易に紹介した『嫌われる勇気』『幸せになる勇気』がベストセラーとなり、注目を集めている心理学者アドラー(1870~1937)。アドラー心理学のエッセンスを平易に解説した「100分de名著」テキスト、待望の書籍化! 書き下ろし特別章「“当たり前のこと”の価値」収載。
■内容
第1章 人生を変える「逆転の発想」
第2章 自分を苦しめているものの正体
第3章 対人関係を転換する
第4章 「自分」と「他者」を勇気づける
ブックス特別章 “ありのまま”の価値
読書案内
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Posted by ブクログ
非常にわかりやすくサラッと読めた
岸見先生の本はこれまでも読んだことがあったので要点のおさらいとして読んだが、優しい言葉でまとめられておりすっと入ってきた。
要点の簡単な確認、という観点で評価は5。
【読書メモ】
生きることは進化すること、というよりもむしろ変化すること。自分の中の些細な変化を見つめることを怠らない。
変化を求めることと、生存充実感は結びついている。だが変化した「未来」を求めるのではなく、
「今ここ」を過ごせることを喜ぶことが生きること。
生産性で人の価値を測ること、ましてや自分にとっての「生産性」を人に押し付けることをやめる必要がある。
Posted by ブクログ
「嫌われる勇気」でも有名な、岸見一郎先生による、アドラー心理学の解説本。
アドラー心理学は、このところ名前が知られるようになりつつあり、私も上司からオススメされ読んでみました。上司は、日々の通勤中に、スマホでアドラーの名言を読んでいるくらいにアドラーが好きなのですが、私もこの本を読んでアドラーの考え方は優れている部分が多いと感じました。
アドラーの言っていることを、自分なりに整理してみると、以下のようになるのではないかと思います。
(原則)
・人間はすべて平等であり、上下関係は存在しない。人間の関係は、上司と部下であろうと親子であろうと全て横の関係である。
・人間の悩みの殆どは対人関係の悩みである。他者との関係に入りたくないという目的があるから、世界を怖いものだと思ってしまう。自分が人間関係の中で傷つくのを恐れている。
(目的論)
・原因により物事が作られているのではなく、目的により作られている。
・レストランでウェイターにコップの水をこぼされた人は、怒りたくて怒るのではなく、クリーニング代や謝罪を求めて(=目的があり)怒っているのである。
・過去の経験から自分が不幸だと感じている人は、不幸だと思うために過去の経験を切り取っている。つまり、過去だって変えられる。
(優越性の追求)
・人間は生まれつき今より成長したいと感じているものである
・一方で、自分を優れたものに見せようとして、他人を貶めたり、自分を過剰に強く見せることは、「劣等コンプレックス」「優越コンプレックス」である
・成長とは、「自分」の現在位置から、「自分の理想」に対して向かっていくことであり、他人がその理想を決定しないし、他人の評価によって現在位置も決定されない。
・自分の現在位置と理想を正しく(偽りなく・カッコつけず)意識することが重要である。
(貢献感)
・人間は、貢献感を持つことで満たされるし、絶望から救われる。
・他者から感謝されること(承認欲求)を求めてはいけない。自分自身で貢献していると感じられることが重要。
・直接的に人の役に立つこと(行為による貢献)はもちろん、生きているだけでも私を愛するひとに対して貢献していると言える。(存在による貢献)
(課題の分離)
・課題は、その課題による最終的な結果を引き受ける人間が、解決するべきである。課題を切り分け、自分の課題にのみ取り組むこと、他人の課題を背負わないこと。
・例えば、他人から自分に与えられる評価や感情は、他人の課題であり、自分でコントロールできないため諦める。
・子供の教育においても、例えば子供が勉強しないことによる不利益は子供自身が負うことになる。責任の明確化をし、自己解決を促すとよい。
・唯一、他人の課題が自分の課題でもあるケースがある(例えば、プロジェクトチームでの仕事など)。この場合は、課題を共通化することもあるが、それはあくまで最低限とすることを目指すべできある。
(使用の心理学)
・自分が持っている個性や変えられないものを生かせるような生き方・働き方をすることが大切ということ。
・そしてそれは、自分の目的に沿っていることが重要であること。
(人生は連続する刹那)
・即時的に生きること。未来も過去もなく、今を生きること。
・人生は一見計画性を持って生きるべき用に見えるが、人間は結局その瞬間しか生きられない。小さいころからバイオリニストを目指していた人だって、結局は眼前の練習・コンクールに全力で向かっていることを積み重ねているのである。
・だからこそ、人は一日一日を、もしくはその瞬間を全力で生きるべきなのである。
(過度な一般化)
・人間関係について、過度に一般化をしないこと。1人悪い人がいたとしても、その他の9人はいい人である。
・その1人に注目して、世界がすべて悪で満ちているようにとらえてしまうのは、「人生の調和を欠いた考え方」である。
折に触れて、読み返したい一冊です。
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