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三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、憧れのNYへの一人旅を決意する。出発直前、ある記憶が蘇り不安に襲われるが、鞄のポケットから見つけた一片のメッセージが背中を押してくれた。やがてその鞄は友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになり……。人生の新たな一歩にエールを贈る小説集。
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Posted by ブクログ
とても面白かった。 連作短編のまじわりがとても心地よく楽しめました。それぞれのストーリーも心地よい余韻を残して。 昔からいつか読もうと積読してましたが期待以上に良かったです。おすすめです。
「あなたの旅に、幸多かれ」 フリーマーケットで出会った青いスーツケースが、一歩踏み出す勇気をくれる連続短編集 ひとつひとつは短いのに、そっと背中を押してくれる、優しい本でした
とても読みやすかった、また違う作品読みたい 近藤史恵さん好きかも。スーツケースが主役のバトンが渡されていたなあ アブダビに最初の定年後に海外旅行しように結構エグい場面あるけどサラッと受け流すんだね。ラストの話は んっ?青いスーツケースがまだ続いているお知らせか。あと令和5年の文庫本だけど重版の数がす...続きを読むごいんだが、サスペンス ホラーは苦手だけど近藤史恵さんはどうなんだろう。
近藤史恵さん8作目。「旅に出るカフェ」シリーズにも通じる、等身大の女性たちを描いた一冊。「女性たち」は当然それぞれなのだが、どの章にも、まさにこれは私の心の中そのものだと思う部分があるから不思議だ。 物語をつなぐ青いスーツケースののことを、登場人物たちは「幸運のスーツケース」だと言う。だが正直なとこ...続きを読むろ端から見ると、分かりやすく「幸運が訪れた」感じはしない。結局のところ、そこで何を見、何を感じ、どう踏み出し、いかにつなげていくのかは、それぞれ自身の中にあり、幸運は訪れるのではなくつかみに行くものなのだろう。真剣に悩み迷った人だからこそ、背中を押してくれるきっかけを幸運に昇華させられるのだと、元気づけられる思いがした。 文庫版解説が思いがけず大崎梢さんで、この一文がまたとても良かった。 大崎さんが仰るように、私も、「旅と人生と読書はどこか似ている」と思う。大切に愛していきたい。
鮮やかな青色の革張りのスーツケース。 このスーツケースが何人もの人の手を渡り、共に旅をするうちに幸運を呼ぶ幸運のスーツケースと呼ばれるようになる。 スーツケースとの最初の出会いが一期一会のフリーマーケットでの出会いというのもいいよね。 読んでいると共に世界中を旅している気持ちになれるのも嬉しい(っ ...続きを読む॑꒳ ॑c) 本当に素敵なお話だったなぁ。 この本の装丁と帯も大好きです✨
そのスーツケースを持って1人で旅すると人生が変わる。 革張りの青いスーツケースを手にした女性たちに訪れた転機を描いた連作短編集。全9話。 * * * * * アラサー女性4人を中心に、幸運のスーツケースを巡る因縁がおもしろい。ゆるやかなファンタジーではありますが、作りすぎた...続きを読む感がないのは近藤史恵さんのうまさゆえなのでしょう。 各話の主人公となった女性たちには共通点があります。1人で行動できるところです。 大人と言っても主要人物は誰も30歳にもなっていない ( 春菜など20歳そこそこ ) のだから、1人ということに不安があってあたりまえだし尻込みしてしまっても不思議はないでしょう。けれども思い切れる。こういう人ってステキです。 そんなステキなところのある人だからこそスーツケースが来てくれたのだし、未来を拓く手助けもしてもらえたのだと思います。 前を向き顔を上げて足を踏み出そう。人生はそんなに悪くない。一人だってきっと大丈夫。 そんなメッセージが伝わってきます。 心が温かくなる物語でした。 幸せの青いスーツケース。いつか自分のところにも来てくれるといいなあと思ってしまいました。
連作短編。 ひとりひとりのキャラが良くて、覚えやすい。 曇り空から晴れやかに。読後、素敵な余韻が残る青いスーツケースが紡ぐ物語。 たまにこんなんが読みたくなる。
一つのスーツケースを軸にした群像劇 冒頭、同年代の女性が連続するが、語り口・語彙・行動の微差で書き分けられ、混乱しない。 どの登場人物も視点が柔らかで、読んでいてとても気分がいい。 あと、登場するご飯がどれも美味しそう。 楽しい読書体験だった。
あなたの旅に、幸多かれ 最後にこのメモが誰に宛てられたものか分かり、言葉に込められた祈りを感じて胸がキュッとなった。 連続短編集だから通勤で読むのにちょうどいい読みやすさなのに、最後は物語全体に祈りが吹き込まれて、また読み直したいと思える満足感。
一つのスーツケースがつなぐ物語。アラサー女性の悩みがリアルで共感できた。人それぞれ生き方も考え方も違うけど旅を通して自分と向き合っていくのがとてもステキで羨ましく思う。 人生につまずいた時に背中を押してくれる、そして旅に出たくなる一冊。
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近藤史恵
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