【感想・ネタバレ】スーツケースの半分はのレビュー

あらすじ

三十歳を目前にした真美は、フリーマーケットで青いスーツケースに一目惚れし、憧れのNYへの一人旅を決意する。出発直前、ある記憶が蘇り不安に襲われるが、鞄のポケットから見つけた一片のメッセージが背中を押してくれた。やがてその鞄は友人たちに手渡され、世界中を巡るうちに“幸運のスーツケース”と呼ばれるようになり……。人生の新たな一歩にエールを贈る小説集。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

さらっと読めて、優しく背中を、押してくれる物語。同世代だからか、今でいっぱいいっぱいの気持ちと、何か変わりたいという焦りの板挟みがよく分かる。

 「あ、いいな」と思うことに、勇気を出してチャレンジしてみたいと思えた。

0
2026年08月20日

Posted by ブクログ

作品を読めば読むほど好きになっていく近藤史恵さん!
旅をしたくなるのはもちろん、自分自身が自分の気持ちを大切にするのが大事だなと思わせてくれる作品だった。

最終話以外主人公が女性というのもあって、自分の人生に悩み不安になる気持ちにすごく共感した。
自分自身パスポート持ってないけどやっぱり海外旅行は憧れるし、海外でも逞しく動ける女性になりたいと思った。
高いホテル代を払ってでも丁寧に扱われたくなる気持ち、あるよね。

0
2026年08月06日

Posted by ブクログ

旅に出ようと一歩踏み出せる本。「旅行したいけどなぁ……」と躊躇っていた自分に刺さりました。行動したその分強くなれますね。

0
2026年07月12日

Posted by ブクログ

久しぶりにポップと装丁と帯をみて購入した作品。ポップには空港内の書店で売れているとあり、面白そうと思って購入した。
内容はフリーマーケットで購入した一つのスーツケースを何人かの登場人物が使い旅をするという話。最後の方はスーツケースの過去も描かれている。全体的に繋がっている話で読んでいて、短編集だがまとまりがあり読みやすかった。

0
2026年07月04日

Posted by ブクログ

とても素敵な本に出会えました。
短編で読みやすいのですが、一冊まるまる話がつながっていて、ページをめくる手が止まらなかったです。
読み終わった後の満足度がすごく高いです。

第八話の「幸せになる人を送り出す側には、かすかなねたましさと寂しさがある」というひと文に強く共感しました。

最後に和司が空港で見た、青いスーツケースを引いた眼鏡をかけた黒い服を着た女性はどなたでしょうか?登場していない人物なのか、既に登場している人物なのか分からずモヤモヤしています。
皆様のご意見伺ってみたいです、、。

0
2026年06月27日

Posted by ブクログ

青いスーツケースを軸にしたオムニバスストーリー。読みやすいだけではなく、人のキレイな感情だけではない泥臭い人間らしい心情が細やかに描かれていた点が良かった。

0
2026年05月23日

Posted by ブクログ

青いスーツケースが紡ぐ短編集。
旅に出る理由は人それぞれ。楽しいことばかりじゃなくても、前に進むきっかけになったり「よし!また頑張ろう!」と思えたらいいですよね。
どの物語も心が温かくなる読後感でした^^

0
2026年05月17日

Posted by ブクログ

どの話も全て最後に心がジーンとして温かい気持ちになる。ホロリと涙が出そうになる。モノにも歴史があるんだなと感じさせてくれる。
またどこかへ旅に行こうかな。

0
2026年05月14日

Posted by ブクログ

 そのスーツケースを持って1人で旅すると人生が変わる。
 革張りの青いスーツケースを手にした女性たちに訪れた転機を描いた連作短編集。全9話。

      * * * * * 

 アラサー女性4人を中心に、幸運のスーツケースを巡る因縁がおもしろい。ゆるやかなファンタジーではありますが、作りすぎた感がないのは近藤史恵さんのうまさゆえなのでしょう。

 各話の主人公となった女性たちには共通点がありました。
 それは、「1人で行動できる」というところです。

 大人と言っても主要人物は誰も30歳にもなっていない ( 春菜など20歳そこそこ ) のだから、1人ということに不安があってあたりまえだし尻込みしてしまっても不思議はないでしょう。
 けれども思い切れる。こういう人ってステキです。

 そんなステキなところのある人だからこそスーツケースが来てくれたのだし、未来を拓く手助けもしてもらえたのだと思います。

 前を向き顔を上げて足を踏み出そう。人生はそんなに悪くない。一人だってきっと大丈夫。

 そんなメッセージが伝わってきます。
 心が温かくなる物語でした。

 幸せの青いスーツケース。いつか自分のところにも来てくれるといいなあと思ってしまいました。

0
2026年09月01日

Posted by ブクログ

旅先の本屋でカバーに惹かれて手に取った一冊。

一目惚れした本は、想像した以上に面白く、あっという間に読み終わった。
青いスーツケースが繋ぐ九つの物語。その一つ一つが心揺さぶられる内容だった。
自身の過去旅と重ねたり、コロナ禍で疎遠になった旅への想いが沸々と湧いてきたりするお話だった。
楽しいだけじゃない内容も含まれているけど、ハッピーエンドなラストは大好き。

映画「旅するジーンズ」を思い出す。
10代の4人の少女が一本のジーンズを通して経験する青春ストーリー。サントリーニ島の風景が綺麗だった。

そういうのも含めて、心がザワザワする物語でした。

ちなみにこの本は新刊ではなくて今年7月に17刷発行の文庫本でした。初版は平成30年。もっと早くに知り合っていたらどんなふうに感じたのだろう。本って出会うべき時に出会うのかもなんて考えてしまいました。

0
2026年07月26日

Posted by ブクログ

登場人物の女性全員が人間味が濃ゆくて文字だけれど実際にいる友人の話を聞いているように感じるくらいリアルだったなと思いました。
性格も違えば各々が持っている悩みも全然違うけれど、勇気を出して飛び出した旅行先で新たな発見をしてまた前に進んでいく姿はとてもかっこよく、私も旅行に出て成長したいと思えました。

0
2026年09月04日

Posted by ブクログ

青いスーツケースにまつわる9人のお話。4人の女性や親子、男性が出てくる。
この薄さで9か所にも行けるなんて。コスパが安くて素晴らしい。
最後はほろっと涙あり。

ニューヨーク、香港、アブダビ、フランス、シュトゥットガルト、白浜

近藤史恵さんの作品はサクサク読めるということがわかった。
タルトタタンの夢についで2作目。
いい、好きです。

0
2026年09月05日

Posted by ブクログ

スーツケースが必要になる旅行はそれなりに大きな旅行。物語の登場人物達は、それぞれ心にモヤモヤや悩みを抱えている。それぞれの旅行での出来事がきっかけとなり、考え方や行動が変わって、新たな一歩に繋がる物語でした。

旅行は日常から少し離れて自分を見て目直す良い機会、そんなことを改めて感じる作品でした。

4人の女友達の関係性が素敵だなと思いました。適度な距離感があって、でも、お互いの幸せを素直に喜びあえる間柄。この4人だったから、「幸運のスーツケース」が巡り巡っていったんだろうと思います。

最後の大学生とおばさんの話も好きでした。青いスーツケースをプレゼントした理由がとても素敵だなと思いました。

0
2026年08月16日

Posted by ブクログ

ひとつの青いスーツケースがいろんな人と世界を周っていく。わたしたちは旅を通じて知らない世界を見て、聞いて、感じる。そうして、平穏だが凝り固まった日常では見えなかったことが見えることもあるし、それが大きな転機を与えてくれることさえある。

旅にはお金と時間がかかるので、どうしても踏ん切りがつかなくなりがちだ。しかし、何者にも決して奪われることのない、自分だけの大切な財産をもたらしてくれることこそが旅の醍醐味だと思っている。
さらに旅には危険やトラブルがつきものであるが、旅行者の安全を願う人々の想いもかけがえのないものだ。
スーツケースの半分は、そういったかたちのない大切なもので満ちているのかも。

もしスーツケースに自我があるのだとしたら、そんな旅する人々を見てなにを感じるのだろうか。

最後はやっぱり、旅に出たくなる一冊。

0
2026年07月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やらない理由をあげればキリがないし、やらない方が断然楽なんだよな何事も。それでも、苦労してでもやりたいと思った自分らしさや選択をいつまでも尊重してあげたいと思った。旅の理由は本当に人それぞれだし、自分の夢を叶えてあげられるのは自分しかいないし。
エキナカでこれ見つけて読んだら、即刻家帰って旅に出てたと思う笑 めちゃいい本!

0
2026年07月18日

Posted by ブクログ

近藤史恵得意の旅行ネタ小説。フリーマーケットで買った青いスーツケースを巡る、7人の女性の物語。旅先の描写だけでなく、女性の自立やキャリア、恋愛と結婚などのテーマが散りばめられいて、読ませる。青いスーツケースを中心に円環が閉じるような構成は、やややり過ぎで嫌味だが、まあこういうのを面白いと思う人もいるだろう。「星は笑う」のラストが爽快過ぎて、再読、再々読した。同じく旅を通して女性の自立を描いた冒頭の「ウサギ、旅に出る」、子離れを決断する母の想いに溢れた「キッチンの椅子は二つ」も佳い。

0
2026年07月14日

Posted by ブクログ

登場人物がそれぞれの章で変わっていくけど、それぞれひとつのスーツケースを中心にちょっとずつ繋がっていておもしろかった!
それと色々なところに旅行したくなったー

途中出てきた男にムカつきすぎたけど、最終的に皆ハッピーになっててよかった

0
2026年07月14日

Posted by ブクログ

めちゃくちゃ良かった!
女たちのジハード読んだときの爽快感に似てる(ストーリーが似てるわけではない)
幸せを運ぶ青いスーッケースをテーマに、いろんな立場の女性たちの旅にまつわる生活の短編集。
特に、ウサギ、旅に出ると星は笑う、背伸びする街で が好きだった!

0
2026年07月02日

Posted by ブクログ

青いスーツケースがつなぐちょっと前向き、一歩進もうと思える話。どの話も共感できるところが多く、一気に読んでしまった。スーツケースで青!そのめずらしさが素敵、幸福をよんでくれそう。

0
2026年06月16日

Posted by ブクログ

旅には、人それぞれの動機があって、求めるものも、旅先で出会うものへの受け取り方も違う。でも何があったって無事帰って来れればいいんだという印象が心に残り。出張の行き帰りに、少し仕事から離れられて、肩の力が少し抜けるような物語でした。

0
2026年06月07日

Posted by ブクログ

旅が好きなので、日本にいながらワクワクしたくこの本を手に取りました

旅を基準にスーツケースと共に人間の気持ちが表現されていて見ていて面白かったです。

短編集なので様々な人の生き方を感じることができたのも良かったポイントです

0
2026年06月02日

Posted by ブクログ

旅の友であるスーツケース、かといって海外旅行等の大きな試みである旅の友が題材の小説で、
それぞれの旅の経験が、スーツケースの傷となって受け継がれていっていた。

身近にあるものを、モノではなく、旅の友等、
擬人化できると色々な経験や気付きを
より得られるのだろうと感じた。

0
2026年05月31日

Posted by ブクログ

旅に出たくなる本。異なる主人公が1つのスーツケースを片手に様々な葛藤を繰り返しながら自分なりの答えを見つけ出す。ある話で出てきた登場人物が他の話の主人公だったり。自分から見えている人にもそれぞれの背景があると改めて考えさせられる作品。

0
2026年05月31日

Posted by ブクログ

フリーマーケットで一目惚れして買った青いスーツケース、30歳目前の真美は憧れのニューヨークに
そのスーツケースを持ってひとり旅に出ます。
ずっと行きたかったニューヨークだけど夫は何かと理由をつけて重い腰をあげません。
定年後に一緒に行こうという始末。(あ〜こんなの絶対イヤ)
ニューヨークひとり旅の背中を押してくれたスーツケース。
真美の友だちもこのスーツケースを使って旅をします。
友だちもそれぞれ悩みがありますが、背中を押してもらったり、自分に大切なものを気づくきっかけになる旅行になります。
色々あってフリーマーケットで売ってくれた人の
手元に戻り、最後はこのスーツケースを最初に買った人のお話。
物語がうまく繋がっていて、素敵な1冊でした。

0
2026年05月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ザクロに例えられた言葉が印象的でした。

最初のひとくちはおいしくて、なんで素晴らしい体験なのだと思う。それが大好きになる。だが、その次からは感動が薄れ、反対に種の厄介さだけが主張しはじめる。もうそうなると、最初の幸福感は戻ってこない。種を取り除くのも面倒で、そのまま呑み込むのも喉に詰まる。四苦八苦しているうちに、最初の感動など消えてしまうのだ。
理屈で幸せ、恵まれているとわかっていたとしても、それに感謝し続けることは簡単ではない。恵まれた環境も、すぐに日常に変わってしまう。

自分ごととして捉えると、わかってはいてもお金や時間があればあるほど幸せの基準値が上がってしまっている。生活レベルが上がることは幸せなのだろうか...簡単ではないと思いますが幸せの基準値を下げて生きていきたい。

0
2026年05月16日

Posted by ブクログ

人生の『旅』をテーマにした連作短編集。
誰もが何気なく抱えてしまっている孤独や些細な葛藤が、知らない土地の景色や出会いや出来事を通じて少しずつ整理されていく。

『あなたの旅に幸多かれ。』

自分の抱える荷物を少し軽くしたくなるような読後感のある作品。



誤植かな?と思われるところがありました。これまでで発見は2冊目。ちょっと嬉しい。新しく刷られているものは直っているのかな。

0
2026年05月11日

Posted by ブクログ

フリマで見つけた青いスーツケース。一目ぼれで買ったそれは一人旅の勇気をくれた。真美が買ったそれは友達に貸し出され、世界を巡り、友達や周りに変化をもたらす。
面白かった!あ、そこに繋がるんだ、とある連作集。

0
2026年05月04日

Posted by ブクログ

さまざまな人の手に渡り、旅する青いスーツケース。
抱えた悩みを抱えて、でも一歩を踏み出す彼女たちのお守りみたいな存在。

0
2026年08月09日

Posted by ブクログ

旅が好きだ。
ただ、荷物が多いのが嫌いだから極力スーツケースは使わないようにしている。
相棒はショルダーバッグ。
この物語では、「旅行」がテーマになっているが、思い思いの荷物を抱えて旅に出ている。そんな感じ。
旅行をする理由ってなんだろう?
知らない土地で知らない経験をすること。
非日常な自分を演じれること。
自分にとっての旅行は記憶を作ることにあると思う。
子供ができたらできるだけいろんな所に連れて行ってあげたいが、今はまだ、自分を連れて旅行に行きたい。
さあ、次はどこへ行こうか。

0
2026年09月06日

Posted by ブクログ

スーツケースの持ち主ごとに語り部が変わるが
ほぼみんな共感性の低い感じ悪い女だった
最終話の男(おばあさんのバイト)のだけめちゃくちゃよかった

0
2026年06月28日

「小説」ランキング