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  • ヤングマガジン 2026年28号 [2026年6月8日発売]
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    〈巻頭カラー〉『伍と碁』原作:蓮尾トウト 漫画:仲里はるな 監修:井山裕太九段 寺山怜六段 累計発行部数30万部突破&単行本発売記念巻頭カラー!! 池田のかつてのあだ名は恒星と同じ“神童”。自身の口から語られる、池田のここまでの軌跡とは? 〈巻中カラー〉『社長と酒と星』ずり騎士 2号連続カラー付きで登場!! 6月第6巻・7月第7巻・8月第8巻の単行本3ヵ月連続刊行!!! 玲奈の自宅で石墨が…!? 〈表紙・巻頭・巻中・巻末グラビア〉ミスマガジン2027ベスト20 NEWミスマガジン、開幕ッ!! 次世代ヒロイン候補20人が勢ぞろい☆ 推して、推して、推しまくれー!!!!!!
  • イン・ザ・メガチャーチ
    4.4
    ☆2026年本屋大賞受賞☆ 【第9回未来屋小説大賞】 【第2回あの本、読みました?大賞】 沈みゆく列島で、“界隈”は沸騰する――。 あるアイドルグループの運営に参画することになった、家族と離れて暮らす男。内向的で繊細な気質ゆえ積み重なる心労を癒やしたい大学生。仲間と楽しく舞台俳優を応援していたが、とある報道で状況が一変する女。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側――世代も立場も異なる3つの視点から、人の心を動かす“物語”の功罪を炙り出す。 「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いいんですよ」
  • Comic ZERO-SUM (コミック ゼロサム) 2026年7月号[雑誌]
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    【表紙】「ボクラノキセキ」(久米田夏緒) 【巻頭カラー】「令嬢ランキング~ランク圏外の落ちこぼれ令嬢、伝説の聖女と入れ替わる~」(漫画:黒コマリ 原作:別府マコト) 【センターカラー】「君はいつしか毒になる」(朝賀庵) 「繰り巫女あやかし夜噺」(漫画:提灯あんこ 原作:日向夏) 【全収録作品】【番外編】「神作家・紫式部のありえない日々」(D・キッサン) 「ふつつかな悪女ではございますが ~雛宮蝶鼠とりかえ伝~」(コミック:尾羊英 原作:中村颯希 キャラクター原案:ゆき哉) 「悲劇の元凶となる最強外道ラスボス女王は民の為に尽くします。 The Savior's Pride」(作画:かわのあきこ ネーム構成:瀬上あきら 原作:天壱 キャラクター原案:鈴ノ助) 【番外編】「ヴァンパイア・溺愛パラダイス」(漫画:へき 原作:碧井こなつ) 「家政魔導士の異世界生活~冒険中の家政婦業承ります!~」(コミック:おの秋人 原作:文庫妖 キャラクター原案:なま) 「虫かぶり姫」(コミック:喜久田ゆい 原作:由唯 キャラクター原案:椎名咲月) 「復讐は合法的に」(漫画:和サン 原作:三日市零) 「わたしの創った千年王国 天才魔導師の自由気ままな転生無双譚」(コミック:森野リエタ 原作:クレハ キャラクター原案:緋原ヨウ) 「悪の華道を行きましょう」(漫画:やましろ梅太 原作:真冬日) 「樹海の魔女」(遊行寺たま) 「魔法使いの約束 COMIC」(漫画:仲村柴太郎 原作・シナリオ:都志見文太/coly キャラクターデザイン原案:ダンミル) 「花燭の白」(高山しのぶ) 「事故物件探偵」(漫画:山川まち 原作:皆藤黒助 キャラクター原案:世禕) 「宝石商リチャード氏の謎鑑定」(漫画:あかつき三日 原作:辻村七子 キャラクター原案:雪広うたこ) 「にえみこ」(アラスカぱん) 【番外編】「ルーチェと白の契約」(御巫桃也) 「祝福のチェスカ」(乃原美隆) 「烈火の血族」(漫画:honomi 原作:夜光花 キャラクター原案:奈良千春) 「晴明様のおっしゃることには 平安陰陽診療録」(漫画:いなる 原作:田井ノエル 医療監修:山科章) 「女王の狗」(ヨシカズ) 「旦那様は終末兵器」(雨宮由樹&市原ゆき乃) 「神クズ☆アイドル」(いそふらぼん肘樹) 「暗号解読士 九條キリヤの事件簿」(コミック:ましの 原作:桜川ヒロ キャラクター原案:アオジマイコ) 「Landreaall」(おがきちか) 「Fate/Grand Order -mortalis:stella-」(漫画:白峰 原作:TYPE-MOON) ※「彼に依頼してはいけません」(雪広うたこ)は都合により休載させていただきます。※本電子書籍の表紙・目次・広告・情報・価格は、紙で発行した当時のものとなります。電子版に付録は含まれておりません。また、作品のラインナップ・記事等が目次と異なる場合もございます。何卒ご了承ください。
  • 文藝春秋 2026年7月号
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    ■■■高市早苗研究 第2回■■■ ◎高市早苗「書かれざる履歴書」「空白の一年」と外交官試験の謎 甚野博則&本誌取材班 ◎最側近官僚は「公費で不倫出張」常習犯 本誌編集部 【高市政権と皇室典範】 ◎天皇が漏らされた“ご懸念” 本誌編集部 ◎養子案、旧宮家の本音を明かしましょう 久邇朝宏 ◎「拙速改正で日本を分断するな」 御厨貴×林真理子×野田佳彦 ◎高市首相が主導した「性差医療」とは 小宮ひろみ 【特集 かんたん長生き体操】 ◎「心が辛いときこそ整えます」 岩下志麻85歳のマイ体操 ◎体操で「筋肉」と「柔軟性」を守る! 中村徹 ◎あつまれ!「ご当地体操」47都道府県ベスト3決定! 佐藤弘道×武井正子×鳥飼秀彦 【新連載スタート】 ◎国税が暴いた関西“闇”マネー第1回 川崎重工に寄生した海上自衛隊 市田隆 ◎忘れ得ぬ「昭和人」第2回 後藤田正晴の逡巡(中編)保阪正康 ◎同級生対談 中小企業を救え! 岸田文雄×関根正裕 ◎みんな忘れちゃいないか、バッター長嶋茂雄の凄さを 権藤博×外木場義郎×平松政次 ◎物語は台所で生まれる 原田ひ香×嶋津輝 ◎ホンダ三部社長降ろし全内幕 井上久男 ◎株主資本主義の末路 H.U.最高責任者が全員辞任! 大西康之 ◎京都男児殺害事件 現場記者が書けなかったこと 村岡正浩 ◎“世界を壊す男”ネタニヤフの正体 曽我太一 ◎嵐・大野くんは命の恩人です 蝉谷めぐ実 ◎細木数子、私たちの“地獄体験” 宇都宮直子 ◎郷ひろみ 「母の叱咤が僕を作った」 ◎佐藤愛子先生とのスペイン旅行 佐伯泰英 ◎日本の顔インタビュー 家康型“第二の人生”を目指します 本郷和人 ◎第57回 大宅壮一ノンフィクション賞発表&選評 【連載】 ◎〔新連載 第3回〕ラファエルの羅針 柚月裕子 ◎「戦後」の正体4 辻田真佐憲 ◎古風堂々86 藤原正彦 ◎日本人へ273 塩野七生 ◎ベストセラーで読む日本の近現代史154 佐藤優 ◎言霊のもちぐされ21 山田詠美 ◎ゴルフ春秋17 ◎地図を持たない旅人27 大栗博司 ◎有働由美子対談 90 川田翔子(八幡市長)/高島崚輔(芦屋市長) 「市長が一番社会を変えられる」  ……ほか

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  • 青天
    4.2
    1巻1,900円 (税込)
    オードリー・若林正恭、初小説! 人にぶつかっていないと、自分が生きているかどうかよくわからなくなる―― 総大三高の「アリ」こと中村昴が所属するアメフト部は、万年2回戦どまり。相手校の練習を隠し撮りして迎えた高3の引退大会では、強豪・遼西学園に打ち破れた。引退後、みなが受験に向かうなか、勉強にも気持ちが入らず、不良になる覚悟もないまま宙ぶらりんの日々を過ごす。自分自身の不甲斐なさにもがき続けるなかで、アリは再びアメフトと向き合う決意を固める。 青春の苦みと悦びに満ちた、著者渾身の初小説。
  • 【合本版】世界99
    4.8
    この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 私たち、ピョコルンに、全部捨てられるようになりましたよね。 性欲を。出産を。育児を。介護を。人生の時間を食いつぶす、あらゆる雑務を。 14年前、「リセット」を経験した人類は混乱の最中にあった。 しかしラロロリン人の考えた「人間リサイクルシステム」がうまく機能し、やがて社会は再生を迎える。 そして49歳になった空子は「クリーンな人」として、美しく優しい世界を生きている。生まれ育った街「クリーン・タウン」の実家に戻り、同級生の白藤遥とその娘・波とともに。 ようやく訪れた穏やかな社会の中心には、さらなる変貌を遂げたピョコルンがいた。 村田沙耶香渾身の大長編、ここに完結。 都合の良い「道具」・ピョコルンを生み出した果てに、人類が到った極地とは――。 『世界99 上』『世界99 下』を1冊にまとめた合本版! 【著者略歴】 村田沙耶香(むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年『授乳』で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年『コンビニ人間』で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。
  • コンビニ人間
    4.3
    「普通」とは何か? 現代の実存を軽やかに問う第155回芥川賞受賞作 36歳未婚、彼氏なし。コンビニのバイト歴18年目の古倉恵子。 日々コンビニ食を食べ、夢の中でもレジを打ち、 「店員」でいるときのみ世界の歯車になれる――。 「いらっしゃいませー!!」 お客様がたてる音に負けじと、今日も声を張り上げる。 ある日、婚活目的の新入り男性・白羽がやってきて、 そんなコンビニ的生き方は恥ずかしい、と突きつけられるが……。 累計92万部突破&20カ国語に翻訳決定。 世界各国でベストセラーの話題の書。 解説・中村文則
  • 正欲(新潮文庫)
    4.5
    自分が想像できる“多様性”だけ礼賛して、秩序整えた気になって、そりゃ気持ちいいよな――。息子が不登校になった検事・啓喜。初めての恋に気づく女子大生・八重子。ひとつの秘密を抱える契約社員・夏月。ある事故死をきっかけに、それぞれの人生が重なり始める。だがその繋がりは、“多様性を尊重する時代”にとって、ひどく不都合なものだった。読む前の自分には戻れない、気迫の長編小説。(解説・東畑開人)
  • 何者
    4.0
    就職活動を目前に控えた拓人は、同居人・光太郎の引退ライブに足を運んだ。光太郎と別れた瑞月も来ると知っていたから――。瑞月の留学仲間・理香が拓人たちと同じアパートに住んでいるとわかり、理香と同棲中の隆良を交えた5人は就活対策として集まるようになる。だが、SNSや面接で発する言葉の奥に見え隠れする、本音や自意識が、彼らの関係を次第に変えて……。直木賞受賞作。
  • 最後の晩餐
    NEW
    4.1
    あなたは人生の最後に何を味わいますか? 当代の人気作家7名が究極のテーマに挑んだ、自由でぜいたくで幸福な「食」小説アンソロジー。  弥生子は「最後の晩餐」について語り合う若い夫婦の会話を盗み聞きして……江國香織「コインランドリーの夜」 失恋したクズハの家に、女友だち三人は最期に食べたいものを持ち寄って……金原ひとみ「ラストサパーフォーエバー」 最後のごはんは、鰻がいいっておとうさん、言っていたのに、このままだと……角田光代「最後の鰻」 経理の小曾根さんが退職することになり、送別会を開いたが……寺地はるな「小曾根幸子の送別会」 ライターの明日香は、今は亡き遠縁の作家の「最後の晩餐」について執筆することに……原田ひ香「最後に、何を食べたの?」 還暦のゆかり、9つ上のチロルねえちゃんと62歳の笹子の最近の話題は……藤野千夜「もうひとりのねえちゃん」 〝最後の晩餐〟という店が長野にあるという。夫を亡くしたばかりの桜子は娘たちとそのお店を探すが……井上荒野「本当の話」
  • そして誰もゆとらなくなった
    4.5
    文庫書き下ろしエッセイ2本収録! 腹痛との戦いに10年ぶりのダンスレッスン…… 『時をかけるゆとり』『風と共にゆとりぬ』に続く、抱腹絶倒エッセイシリーズ完結編! 単行本 2022年8月 文藝春秋刊 文庫版 2025年7月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 死にがいを求めて生きているの
    4.0
    誰とも比べなくていい。 そう囁かれたはずの世界は こんなにも苦しい―― 毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年TVディレクター。交わるはずのない彼らの痛みが、植物状態の青年・智也と、彼を見守る友人・雄介に重なるとき、歪な真実が露わになる。自滅へひた走る若者たちが抱えた、見えない傷と祈りに触れる物語。 文庫版特典:特別付録/本作と螺旋プロジェクトに寄せて       解説/清田隆之 【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】 ※〈螺旋プロジェクト〉とは―― 「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画 〈螺旋〉作品一覧 朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作) 天野純希『もののふの国』 伊坂幸太郎『シーソーモンスター』 乾ルカ『コイコワレ』 大森兄弟『ウナノハテノガタ』 澤田瞳子『月人壮士』 薬丸岳『蒼色の大地』 吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』
  • 風と共にゆとりぬ
    4.4
    読んで得るもの特にナシ! 500枚超の楽しいことだけ詰まった大ボリュームエッセイ集。 対決!レンタル彼氏/ポンコツ!会社員日記/冒険!朝井家、ハワイへ/諦観!衣服と私 失態!初ホームステイ/本気!税理士の結婚式で余興/阿鼻叫喚!痔瘻手術、その全貌等 ・ダヴィンチBOOK OF THE YEAR 2017 2位 ・ブクログ大賞2018 ノミネート ・読書メーター OF THE YEAR 2018 3位 『桐島、部活やめるってよ』で鮮烈なデビューを飾り、 『何者』で戦後最年少直木賞作家となった著者のユーモアあふれるエッセイ集が待望の文庫化。 日経新聞「プロムナード」連載エッセイや、壮絶な痔瘻手術の体験をつづった「肛門記」を収録。 また、その顛末が読める「肛門記~Eternal~」書き下ろし! ※この電子書籍は2017年6月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 時をかけるゆとり
    4.5
    就職活動生の群像『何者』で戦後最年少の直木賞受賞者となった著者。初のエッセイ集では天与の観察眼を縦横無尽に駆使し、上京の日々、バイト、夏休み、就活そして社会人生活について綴る。「ゆとり世代」が「ゆとり世代」を見た、切なさとおかしみが炸裂する23編。『学生時代にやらなくてもいい20のこと』に社会人篇を追加・加筆し改題。
  • 消滅世界
    3.8
    人工授精で、子供を産むことが常識となった世界。夫婦間の性行為は「近親相姦」とタブー視され、やがて世界から「セックス」も「家族」も消えていく……日本の未来を予言する芥川賞作家の圧倒的衝撃作。
  • どうしても生きてる
    4.2
    死んでしまいたいと思うとき、そこに明確な理由はない。心は答え合わせなどできない。(「健やかな論理」)尊敬する上司のSM動画が流出した。本当の痛みの在り処が写されているような気がした。(「そんなの痛いに決まってる」)生まれたときに引かされる籤は、どんな枝にも結べない。(「籤」)等鬱屈を抱え生きぬく人々の姿を活写した、心が疼く全六編。
  • 佐久間宣行のずるい仕事術―――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた
    4.3
    【限られた時間でムダに戦わずやりたいことをやる技術】 サラリーマンでありながら、「オールナイトニッポン0」のラジオパーソナリティをつとめ、ファンイベントを行えばリアルで5000人が集まってしまう、45歳のフツウのようでフツウじゃない、いま話題の佐久間宣行が教える、誰とも戦わず、好きなことで効率的に成果を出す62の仕事術。 天才ではなくフツウの人こそマネすれば、一目置かれる人になる! 佐久間宣行が22年のサラリーマン人生の集大成として本気で書いたビジネス書。 特別ではない人こそ特別になれる1冊です。
  • ある男
    3.9
    【映画化で話題!石川慶監督 × 原作 平野啓一郎】 ★第46回日本アカデミー賞で 作品賞を含む最多の8部門の最優秀賞を受賞 【第70回読売文学賞受賞作】 『マチネの終わりに』『本心』の平野啓一郎による、傑作長編。 人間存在の根源と、この世界の真実に触れる文学作品。 「愛したはずの夫は、まったくの別人でした──」 弁護士の城戸は、かつての依頼者である里枝から、「ある男」についての奇妙な相談を受ける。 宮崎に住んでいる里枝には、2歳の次男を脳腫瘍で失って、夫と別れた過去があった。長男を引き取って14年ぶりに故郷に戻ったあと、「大祐」と再婚して、新しく生まれた女の子と4人で幸せな家庭を築いていた。 ところがある日突然、「大祐」は、事故で命を落とす。悲しみにうちひしがれた一家に、「大祐」が全くの別人だという衝撃の事実がもたらされる……。 愛にとって過去とは何か? 人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を負っても、人は愛にたどりつけるのか? 「ある男」の人生を探るうちに、過去を変えて生きる男たちの姿が浮かびあがる。 『ある男』特設サイト ▶︎ https://k-hirano.com/a-man
  • ノスタルジア
    3.7
    1巻1,870円 (税込)
    書けなくなった作家の女と、5年前に消えた最愛の人。そして、殺人事件の加害者を家族にもつ青年。孤独な魂が惹かれあうとき、この世ならざる景色が見える――。直木賞作家の新境地!
  • 教団X
    3.5
    【「アメトーーク!」読書芸人でも紹介され、大反響!】絶対的な闇、圧倒的な光。「運命」に翻弄される4人の男女、物語は、いま極限まで加速する。米紙WSJ(ウォール・ストリート・ジャーナル)年間ベスト10小説、アメリカ・デイヴィッド・グーディス賞を日本人で初受賞、いま世界で注目を集める作家の、待望の最新作! 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。神とは何か。運命とは何か。絶対的な闇とは、光とは何か。著者最長にして圧倒的最高傑作。 ついに電子版配信開始!
  • 生殖記
    値引きあり
    4.3
    1巻1,178円 (税込)
    『正欲』から3年半ぶりとなる最新長篇。 とある家電メーカー総務部勤務の尚成は、同僚と二個体で新宿の量販店に来ています。 体組成計を買うため――ではなく、寿命を効率よく消費するために。 この本は、そんなヒトのオス個体に宿る◯◯目線の、おそらく誰も読んだことのない文字列の集積です。
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集
    完結
    3.7
    『チ。』を超豪華執筆陣がトリビュート! 第26回手塚治虫文化賞マンガ大賞を受賞するなど、数々の賞を受賞し、2024年10月から放送開始予定のアニメ化で話題沸騰の『チ。 -地球の運動について-』公式トリビュートブック!! 漫画家、音楽家、小説家、詩人、芸人、声優、学芸員、哲学者、宇宙飛行士まで、各界を代表する執筆陣が『チ。』への思いを記す。 <執筆陣>(五十音順) ●イラスト 板垣恵介、高橋しん、二宮正明、松本大洋、真鍋昌平、三浦糀、米代恭 ●対談 津田健次郎、野口聡一、又吉直樹(ピース) ●詩 最果タヒ ●エッセイ 青木龍一郎(HASAMI group)、秋田ひろむ(amazarashi)、冲方丁、加藤拓也、佐々木敦、佐藤究、荘子it(Dos Monos)、蓮見翔(ダウ90000)、ヤマトパンクス(PK Shampoo) ●小説 朝井リョウ ●評論 アダム・タカハシ、石橋圭一、谷川嘉浩、三村太郎 ほか
  • GOAT
    続巻入荷
    4.3
    【電子版限定特典 ゴートくんのデジタルアクリルスタンド付き!】 ジャンル、国境を越える豪華執筆陣の文芸誌。 紙を愛してやまない《ヤギ》にちなんで名づけた、《Greatest Of All Time(=かつてない)》文芸誌が誕生! ジャンルや国境を越えて豪華執筆陣が集結しています。 ○大特集「愛」 【小説】 西加奈子 小川哲 市川沙央 パク・ソルメ 島本理生 冲方丁 麻布競馬場 葉真中顕 芦沢央 チョン・ヨンス 長塚圭史 嶋津輝 戸田真琴  【短歌】 朝吹真理子 小佐野彈  高瀬隼子 スケザネ 【 詩 】 大崎清夏 小原晩 水沢なお 【哲学対話】 永井玲衣×『GOAT』編集部 【エッセイ】 アフロ(MOROHA) 塩谷舞 チョン・セラン 町田そのこ ワクサカソウヘイ 【インタビュー】 一穂ミチ ○『GOAT』×monogatary.com 文学賞 [選考委員長:加藤シゲアキ] 総応募数753作から大賞受賞作を誌上で発表! ○私の「GOAT本」 上白石萌音 けんご 斉藤壮馬 鳥飼茜 夏川草介 三宅香帆  ○出せなかった手紙 彩瀬まる 佐原ひかり ○短編小説 尾崎世界観 蝉谷めぐ実 安壇美緒 乗代雄介 八木詠美 大木亜希子 野崎まど その他、特大企画多数! ※電子版では、掲載されないページや、掲載順序が違うページなどがある場合がございます。 ※本書に掲載されている二次元バーコードは、デバイスの機種やアプリの仕様に よっては読み取れない場合もあります。その場合はURLからアクセスしてください。 ※この作品は一部カラーが含まれます。 (底本 2024年11月発売作品)
  • サラバ! 上
    3.9
    1~3巻748~792円 (税込)
    ベストセラー!第152回直木賞受賞作!  僕はこの世界に左足から登場した――。  圷歩は、父の海外赴任先であるイランの病院で生を受けた。その後、父母、そして問題児の姉とともに、イラン革命のために帰国を余儀なくされた歩は、大阪での新生活を始める。幼稚園、小学校で周囲にすぐに溶け込めた歩と違って姉は「ご神木」と呼ばれ、孤立を深めていった。  そんな折り、父の新たな赴任先がエジプトに決まる。メイド付きの豪華なマンション住まい。初めてのピラミッド。日本人学校に通うことになった歩は、ある日、ヤコブというエジプト人の少年と出会うことになる。
  • スター
    4.1
    1巻792円 (税込)
    新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した尚吾と紘。二人は大学卒業後、名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。受賞歴、再生回数、完成度、受け手の反応──プロとアマチュアの境界線なき今、世界を測る物差しを探る傑作長編。
  • 殺人出産
    4.1
    「産み人」となり、10人産めば、1人殺してもいい──。そんな「殺人出産制度」が認められた世界では、「産み人」は命を作る尊い存在として崇められていた。育子の職場でも、またひとり「産み人」となり、人々の賞賛を浴びていた。素晴らしい行為をたたえながらも、どこか複雑な思いを抱く育子。それは、彼女が抱える、人には言えないある秘密のせいなのかもしれない……。
  • 地球星人(新潮文庫)
    3.9
    恋愛や生殖を強制する世間になじめず、ネットで見つけた夫と性行為なしの婚姻生活を送る34歳の奈月。夫とともに田舎の親戚の家を訪れた彼女は、いとこの由宇に再会する。小学生の頃、自らを魔法少女と宇宙人だと信じていた二人は秘密の恋人同士だった。だが大人になった由宇は「地球星人」の常識に洗脳されかけていて……。芥川賞受賞作『コンビニ人間』を超える驚愕をもたらす衝撃的傑作。(解説・小林エリカ)
  • 本心
    3.7
    1巻881円 (税込)
    主題は「最愛の人の他者性」 分人主義の最先端、傑作の長編小説 【映画『本心』2024年11月8日(金)全国公開公開】 監督・脚本 石井裕也 × 主演 池松壮亮 × 原作 平野啓一郎 “今”描かれるべき 《人間の存在そのもの》 に迫る傑作小説の映画化! 「愛する人の本当の心を、あなたは知っていますか?──」 『マチネの終わりに』『ある男』に続く、平野啓一郎 感動の最新長篇 ロスジェネ世代に生まれ、シングルマザーとして生きてきた母が、生涯隠し続けた事実とは── 急逝した母を、AI/VR技術で再生させた青年が経験する魂の遍歴。 「常に冷静に全てを観察している賢い主人公の感情が、優しくそして大きく揺れるたび、涙せずにはいられない。」 ── 吉本ばなな 「私たちの存在価値と欲望は、これから何処へ向かうのか。コロナ後の世界、並外れた傑作。」 ──池松壮亮 ◆ 四半世紀後の日本を舞台に、愛と幸福の真実を問いかける、分人主義の最先端。 ◆ ミステリー的な手法を使いながらも、「死の自己決定」「貧困」「社会の分断」といった、現代人がこれから直面する課題を浮き彫りにし、愛と幸福の真実を問いかける平野文学の到達点。 ◆ 読書の醍醐味を味合わせてくれる本格小説! 【あらすじ】 舞台は、「自由死」が合法化された近未来の日本。最新技術を使い、生前そっくりの母を再生させた息子は、「自由死」を望んだ母の、<本心>を探ろうとする。 母の友人だった女性、かつて交際関係のあった老作家…。それらの人たちから語られる、まったく知らなかった母のもう一つの顔。 さらには、母が自分に隠していた衝撃の事実を知る── 。 『本心』特設サイト ▶︎ https://k-hirano.com/honshin
  • 放課後にはうってつけの殺人
    4.1
    1988年北海道千歳市。クリスマスイブの夜、十三歳の浅葉悟は、父の机から「血のついたコート」を発見する。テレビは白いワゴン車が絡む女児殺害事件を報じ、警察は町を巡回していた。父の乗る車もまた白いワゴンだったのだ。平穏な日常を守るために、悟は少し離れた林に行き、「血のついたコート」を焼くのだが、その一部始終をクラスメイトの見船美和に見られてしまう。見船は悟に「私といっしょに、犯人をさがしませんか?」と意外な提案を持ちかけるのだった。 乙一氏絶賛――目隠しをされて夜のドライブに連れ出されたような緊張感と暴力。なんて心を抉ってくる小説なんだ。胸が引き裂かれた後、食い散らされるような読書体験だった。
  • くもをさがす
    4.3
    カナダでの乳がん治療を綴った著者初ノンフィクション。異国の地で自分を愛し生きることの喜びを切実かつユーモラスに描く。第75回読売文学賞、書店員が選ぶノンフィクション大賞オールタイムベスト受賞
  • 桐島、部活やめるってよ
    3.8
    映画化大ヒット小説! きっかけは、キャプテンの桐島が突然バレー部をやめたことだった。そこから波紋が広がっていく。地方の県立高校のバレー部、ブラスバンド部、女子ソフトボール部、映画部、野球部――。それぞれの部活で、教室で、グラウンドで、5つの物語がリンクする。彼らがそれぞれ抱える問題は? 桐島はなぜ部活をやめたのか? 第22回小説すばる新人賞受賞作。
  • 給水塔から見た虹は
    3.9
    あなたと私は違う。だから、一緒にいよう――。 『ふがいない僕は空を見た』『夜に星を放つ』の著者が、今を生きる人々に贈る感動作。 【各界からの反響続々!】 なんて誠実な小説なのだろう。今、この時代に、この本と出会えてよかった。――武田綾乃(作家) 白か黒かでしか断じない、この時代に絶対に有効な“あわい”の物語。――早見和真(作家) 何度も胸が潰されそうに痛かった。彼らの日々に、どうか幾重にも虹がかかりますように。――町田そのこ(作家) その人の涙のわけを知らない。分からない。けど私たちは何かを思うことが出来るから見つめながら目を逸らさずに、あなたの話を聞きたい。――山本奈衣瑠(俳優) 【あらすじ】 中学二年生の桐乃は、団地での暮らしに憂いていた。 郊外にある古い団地群には、様々な国にルーツを持つ人が生活している。そのせいか桐乃のクラスは衝突が絶えず、ベトナム人のクラスメイト・ヒュウがいじめの標的になっていたのだ。 家に帰っても、母の里穂は団地に住む人々を国籍問わず日夜助けており、「娘の私より、他人を優先するんだ」という思いがどうしても消えない。この場所で生活することに対する桐乃の嫌悪感は、日々強まっていく。 そんな中、中学校で起きたとある出来事をきっかけに、桐乃はヒュウと話すようになる。ヒュウは、理由は違えども、桐乃と全く同じことを望んでいた。 「この団地から出て、遠くに行きたい」と。 はじめてできた友達、母とのすれ違い――。 桐乃・ヒュウ・里穂のそれぞれの視点から、社会に蔓延る様々な分断に翻弄される2人の“こども”が少しずつ“おとな”になるひと夏を描いた、ほろ苦くも大きな感動を呼ぶ、ある青春の逃避行。 【著者略歴】 窪 美澄(くぼ・みすみ) 1965年東京都生まれ。2009年「ミクマリ」で女による女のためのR-18文学賞大賞を受賞。受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』が、本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10第1位、2011年本屋大賞第2位に選ばれる。また、同年に同作で山本周五郎賞を受賞。12年『晴天の迷いクジラ』で山田風太郎賞を受賞、19年『トリニティ』で織田作之助賞、22年『夜に星を放つ』で直木賞を受賞。他の著書に『夏日狂想』『タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース』『夜空に浮かぶ欠けた月たち』『ルミネッセンス』『ぼくは青くて透明で』などがある。
  • 世界99 上
    4.2
    小説というものの輪郭が、いわば地球を覗く窓の形が、本書によりまた大きく更新されました。 それはつまり、この本の中で初めて寛げる人がいるということです。 救済と爆弾は同じ姿で在れるのだと気付かされました。 朝井リョウさん(作家) 本当は貴方もわかっていたんだろう? と迫る声が脳内に鳴り響く。 熱に浮かされるようにページを捲る手が止まらない。 これは本型ワクチン。 世界99に誘われ、もう元いた場所へは戻れない。 宇垣美里さん(フリーアナウンサー・俳優) 足元の地面がふいになくなり、 正常と異常の境目が消え失せ、目眩がする。 人間という生き物の滑稽さ、グロテスクさ、美しさ、不思議さが、 この本の中にすべて詰まっている。 岸本佐知子さん(翻訳家) 空子がこの世界で体に蓄積する小さな暴力の音とか、風とか、どれも僕の心に刻まれていきました。 物語で一緒に過ごせた時間は、僕の宝です。 ロバート キャンベルさん(日本文学研究者) この世はすべて、世界に媚びるための祭り。 性格のない人間・如月空子。 彼女の特技は、〈呼応〉と〈トレース〉を駆使し、コミュニティごとにふさわしい人格を作りあげること。「安全」と「楽ちん」だけを指標にキャラクターを使い分け、日々を生き延びてきた。 空子の生きる世界には、ピョコルンがいる。 ふわふわの白い毛、つぶらな黒い目、甘い鳴き声、どこをとってもかわいい生き物。 当初はペットに過ぎない存在だったが、やがて技術が進み、ピョコルンがとある能力を備えたことで、世の中は様相を変え始める。 3年以上にわたる著者初の長期連載がついに書籍化。 村田沙耶香の現時点の全てが詰め込まれた、全世界待望のディストピア大長編! 【著者略歴】 村田沙耶香 (むらた・さやか) 1979年千葉県生まれ。玉川大学文学部芸術文化学科卒。2003年「授乳」で群像新人文学賞(小説部門・優秀作)受賞。2009年『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、2013年『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島賞、2016年「コンビニ人間」で芥川賞受賞。著書に『マウス』『星が吸う水』『ハコブネ』『タダイマトビラ』『殺人出産』『消滅世界』『生命式』『変半身』『丸の内魔法少女ミラクリーナ』『信仰』などがある。
  • ナラタージュ
    4.1
    お願いだから、私を壊して。ごまかすこともそらすこともできない、鮮烈な痛みに満ちた20歳の恋。もうこの恋から逃れることはできない。早熟の天才作家、若き日の絶唱というべき恋愛文学の最高作。
  • もしも、東京
    完結
    3.7
    20人の漫画家、20の「東京」。 【収録作品】(著者あいうえお順) 浅野いにお [TP] 安倍夜郎 [我が心の新宿花園ゴールデン街] 石黒正数 [密林食堂][もしも東京] 石塚真一 [Tokyo Sound] 市川春子 [TOKYO20202 GOURMET/SPOT/HOTEL] 岩本ナオ [海が見える大井町] 太田垣康男 [the next day] 大童澄瞳 [East East] 奥 浩哉 [東京フィレンツェ化計画] 小畑友紀 [願い] 黒田硫黄 [天狗跳梁聖橋下(てんぐのあそぶはひじりばしのした)] 咲坂伊緒 [星の王子さま] 出水ぽすか [ここにいる街] 萩尾望都 [江戸~東京 300年マーチ] 昌原光一 [江戸×東京 ジオラマ合戦] 松井優征 [東京の脅威とギンギンの未来] 松本大洋 [東京の青猫] 望月ミネタロウ [丹下健三の東京計画1960] 山下和美 [世界は変わっても生活は変わらない、という夢] 吉田戦車 [好きな東京] 特別寄稿 角田光代 [私だけの東京] ジェーン・スー [これも東京2021] 鈴木敏夫 [東京物語] 松尾スズキ [出会いたい人に、すべて出会って] 向井 慧(パンサー) [東京] 山崎洋一郎 [新・東京物語] 写真 佐藤健寿
  • 生命式
    4.2
    夫も食べてもらえると喜ぶと思うんで――死んだ人間を食べる新たな葬式を描く表題作のほか、村田沙耶香自身がセレクトした、脳そのものを揺さぶる12篇。文学史上、最も危険な短編集!
  • 夜が明ける(新潮文庫)
    3.8
    15歳のとき、俺はアキに出会った。191センチの巨体で、フィンランドの異形の俳優にそっくりなアキと俺は、急速に親しくなった。やがてアキは演劇を志し、大学を卒業した俺はテレビ業界に就職。親を亡くしても、仕事は過酷でも、若い俺たちは希望に満ち溢れていた。それなのに――。この夜は、本当に明けるのだろうか。苛烈すぎる時代に放り出された傷だらけの男二人、その友情と救済の物語。(対談・小泉今日子)
  • マチネの終わりに(文庫版)
    4.3
    天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。 深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。 出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。 スランプに陥りもがく蒔野。人知れず体の不調に苦しむ洋子。 やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ、ついに二人の関係は途絶えてしまうが……。 愛とは運命なのか、それとも、私たちの意志なのか? 芥川賞作家が贈る、至高の恋愛小説。
  • 君の不在の夜を歩く
    3.7
    1巻1,980円 (税込)
    高校時代の同級生五人――三十代後半になった彼らの人生は、一人の自死をきっかけにして、さまざまな挫折や変貌や再出発を強いられていく。宗教二世、小説家、主婦等々、五人それぞれの生きることの迷いと歓びと傷、そして再生への切なる希望を深い声で語り、無常観の果てにある祈りの旋律が鳴り響く著者真骨頂の感動作!
  • 武道館
    3.8
    【正しい選択】なんて、この世にない。 「武道館ライブ」という合言葉のもとに活動する少女たちが、最終的に“自分の頭で”選んだ道とは――。 様々な題材を通して現代を描き続けてきた著者が今回選んだのは「アイドル」。 視聴者のあいだで物議を醸したドラマ化を経て、待望の文庫化。 解説には、音楽家として多くのアイドルをプロデュースしてきたつんく♂を迎える。 結成当時から、「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。 独自のスタイルで行う握手会や、売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付など、 さまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。 しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。 そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい……。 「人って、人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのか、どっちなんだろう」 「アイドルを応援してくれてる人って、多分、どっちもあるんだろうね」 恋愛禁止、炎上、特典商法、握手会、スルースキル、無料文化、卒業…… この数年であっという間に市民権を得た言葉たちの中には、 アイドルという存在から発生したものも多い。 新しい言葉が生まれた場所から見えてくるのは、今を生きる人々の様々な一面。 現代社会での生き方を模索するすべての人へ送る、真摯な物語。
  • ナナメの夕暮れ
    4.3
    【累計26万部突破!】 オードリー若林の6年間の集大成エッセイ 「おじさん」になって世界を肯定できるようになるまで 書き下ろし17,000字!「明日のナナメの夕暮れ」収録 恥ずかしくてスタバで「グランデ」を頼めない。ゴルフに興じるおっさんはクソだ!―― 世の中を常に”ナナメ”に見てきた著者にも、四十を前にしてついに変化が。体力の衰えを自覚し、 没頭できる趣味や気の合う仲間との出会いを経て、いかにして世界を肯定できるようになったか。 「人見知り芸人」の集大成エッセイ。 人間に、変わらないことで愛され続ける部分と 変わることで愛され始める部分があるとするならば、 この本は、後者の存在を強く示してくれる。 それは、どうしたって変わりながらでしか生き続けることのできない私たちにとって、 頼もしい光となる。(朝井リョウ/解説より) ※この電子書籍は2018年8月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 表参道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬
    4.3
    第3回斎藤茂太賞受賞! 選考委員の椎名誠氏に「新しい旅文学の誕生」と絶賛された名作紀行文。 飛行機の空席は残り1席――芸人として多忙を極める著者は、5日間の夏休み、何かに背中を押されるように一人キューバへと旅立った。クラシックカーの排ガス、革命、ヘミングウェイ、青いカリブ海……「日本と逆のシステム」の風景と、そこに生きる人々との交流に心ほぐされた頃、隠された旅の目的が明らかに――落涙必至のベストセラー紀行文。特別書下ろし3編「モンゴル」「アイスランド」「コロナ後の東京」収録。解説・Creepy Nuts DJ松永。 いざキューバへ! ぼくは今から5日間だけ、 灰色の街と無関係になる。 ロングセラー傑作紀行文 書下ろし新章 モンゴル/アイスランド/コロナ後の東京 俺は誓いました。 あなたのように 生々しく生きていこうと。 (Creepy Nuts DJ松永「解説」より)
  • 対岸の彼女
    4.1
    いじめで群馬に転校してきた女子高生のアオちんは、ナナコと親友になった。専業主婦の小夜子はベンチャー企業の女社長・葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。立場が違ってもわかりあえる、どこかにいける、と思っていたのに……結婚する女、しない女、子供を持つ女、持たない女、たったそれだけのことで、なぜ女どうし、わかりあえなくなるんだろう。女性の友情と亀裂、そしてその先を、切なくリアルに描く傑作長編。第132回直木賞受賞作。
  • 大きな玉ねぎの下で
    値引きあり
    4.0
    1巻970円 (税込)
    今夜、武道館で。切なく響く約束の物語。 80年代。小田原の高校で放送部に所属する虎太郎は、部長の大樹がFM雑誌の文通コーナーに気まぐれで募集をかけた高校生・今日子との文通の代筆を頼まれる。お互いの写真交換をしてテンションのあがる大樹に、書道二段の虎太郎は断れなかった。まわりで話せない好きなハードロックの話でしだいに盛り上がるふたり。やがて、虎太郎は今日子に好意を抱くようになっていた。 現代。都内の美大に通う美優は、卒論制作に気持ちを傾けることが難しくなっていた。まわりのレベルの高さと自分を比べてしまい、心の支えになっていたはずの恋人の彰も社会人になり、距離を感じる日々が続いていたのだ。そんな美優は、あるラジオ番組に耳を傾け続けていた。 映画『大きな玉ねぎの下で』ストーリー原案者が贈る、もうひとつの約束の物語。 (底本 2024年8月発売作品)
  • ごきげんになる技術 キャリアも人間関係も好転する、ブレないメンタルの整え方
    4.1
    「『ごきげん』というと、いつもニコニコしていて感じがいいとか、気持ちが弾んでいる状態、といったイメージがまず思い浮かぶかもしれません。けれど、僕の中ではちょっと違います。ごきげんとは『メンタルが安定していて、ブレない軸がある』という状態のこと。」(本書「序章 ごきげんの正体」より) テレビプロデューサーとして地上波番組や配信コンテンツを数多くヒットさせ、さらにラジオパーソナリティにバラエティ番組MCと、メディアのジャンルを超えて活躍する佐久間宣行。 日本のエンタメ界を牽引する著者自身も実は、元来のネガティブ思考、自分の弱さに悩み、不安を抱えながら生きてきた。だからこそ磨きあげられた「自分自身をごきげんにする技術」を、本書では余すことなく公開。 ◎世間や友人をつい批判的に見て、結果自己嫌悪してしまいます。 ◎SNSを見ると心が病みます。上手な付き合い方は? ◎やりたいことはあるのに行動力のない自分にがっかりします。 ◎上司は仕事ができない人間です。考え方や仕事の進め方も合わなくてストレスが溜まります。 ……etc. 雑誌『SPUR』での連載や講演会などで寄せられた悩みにもこれまでの経験と著者ならではの視点からズバリ“明朗回答”。自分の軸を整えながら生き抜くための珠玉のメッセージは必読。 仕事術でも反響を呼んだ著者がさらに視野を広げ、自身の人生をかけて検証した「メンタルをすり減らさず生きるための視点」を惜しみなく語り尽くす! 佐久間宣行(さくま・のぶゆき) テレビプロデューサー、ディレクター、演出家、ラジオパーソナリティ、作家。「ゴッドタン」「トークサバイバー!1・2」「インシデンツ1・2」「LIGHTHOUSE」などのテレビ番組、配信作品を手がける。「オールナイトニッポン0(ZERO)」の最年長パーソナリティの他、バラエティ番組のMCとしても活躍。著書に『佐久間宣行のずるい仕事術 ――僕はこうして会社で消耗せずにやりたいことをやってきた』(ダイヤモンド社)など。YouTube チャンネル「佐久間宣行のNOBROCK TV」は登録者数198万人を突破(2024 年6月現在)。
  • 何様(新潮文庫)
    3.9
    生きるとは、何者かになったつもりの自分に裏切られ続けることだ。直木賞受賞作『何者』に潜む謎がいま明かされる―。光太郎の初恋の相手とは誰なのか。理香と隆良の出会いは。社会人になったサワ先輩。烏丸ギンジの現在。瑞月の父親に起こった出来事。拓人とともにネット通販会社の面接を受けた学生のその後。就活の先にある人生の発見と考察を描く6編!(解説・若林正恭(オードリー))
  • きれいなシワの作り方~淑女の思春期病
    3.7
    思春期なんてとっくに卒業……と思いきや!? 追いかけてくる自意識の罠。 あぁ、こんな大人になるはずだったのだろうか? そんな悶々とした気持ちの吐露に共感必至。自分だけじゃなかったという安心感、ななめ過ぎる視点に大笑い、でも減り続ける友だちを思う気持ちにほろりとしたりと、七色の感動が込められた珠玉のエッセイ集。 気になるテーマは、・初めての結婚願望 ・大人のパンチラ考 ・おひとりさまの年末年始 ・謙遜をサボる女 ・大人の恥ずかしいゴミ ・紫外線と女の本気 ・ちゃんとおばさんする ・鞄がもげる夏 ・「着ない服」愛好会 ・おろおろインターネット 他。 読んだら誰かに話したくなる!
  • ようやくカレッジに行きまして
    4.0
    「カナダで働いてみたい」とカレッジの門を叩いたヤスコのカナダ奮闘記 なぜなら、私は生きるのがすごく楽になったし、 なにしろ、今の私のほうがふてぶてしくて面白い。 ************* 2022年8月、公立のカレッジのプロのシェフを養成するコースに入学したヤスコ。ドメスティック(カナダ)とインターナショナル(海外)の生徒が通うこの学校、ヤスコのようなインターナショナルの学生は2年のコースを修了して卒業証書を得ると、PGWP(Post-Graduation Work Permit)というカナダで3年間働く権利を得られます。 英語を上達させたい、将来カフェを開くための勉強をしたい、そしてカナダで働いてみたい。 そんな思いを胸にカレッジの門を叩いたヤスコは、言葉がわからない状況の中、様々な年齢や人種のクラスメイトと一緒に授業や実習で学び、課題に追われる毎日を過ごします。そこでは想像を超えた肉体的疲労、人間トラブルが巻き起こるのですが、同時にカナダでの様々な出会いや素晴らしい自然のおかげで、肉体が強くなったり、自分に対してこんな気づきも……! 「なぜなら私は生きるのがすごく楽になりましたし、努力はしてなくても、前の私より今の私の方が面白いですからね。ふてぶてしいですから。だって、ふてぶてしい人って面白いじゃないですか。」(本文より) 50歳から新しい挑戦をし続けるヤスコの、元気と勇気をもらえる最新エッセイ!
  • 友だちじゃなくなっていく
    4.3
    1巻1,474円 (税込)
    ※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 上等だ あたしはあなたに出会えたし 2人で笑い合ったりできた―― 現在小説家としても活躍する歌人・加藤千恵が、大学生時代に発表した第二歌集『たぶん絶対』で詠んだ歌が、22年の時を経て蘇ります。 加藤千恵最新歌集となる本書は、『たぶん絶対』に収録された全ての短歌と、それ以降に詠まれた歌、そして本書のために書き下ろされた歌で構成されています。22年という時の隔たりを自在に行き来する軽やかさと、22年間という時の凝縮が生み出す力強さを併せ持った一冊です。 時に流されない頑なさと時の流れを上手に往なすしなやかさを持った言葉たちは、あなたが生きるこれから先の道しるべになってくれるのではないでしょうか。
  • 信仰
    3.9
    信じることの危うさと切実さに痺れる11篇 「なあ、俺と、新しくカルト始めない?」 好きな言葉は「原価いくら?」 現実こそが正しいのだと強く信じる、超・現実主義者の私が、 同級生から、カルト商法を始めようと誘われて――。 世界中の読者を熱狂させる、村田沙耶香の11の短篇+エッセイ。 表題作は2021年シャーリィ・ジャクスン賞(中編小説部門)候補作に選ばれました。 文庫化にあたり、短篇小説「無害ないきもの」「残雪」、エッセイ「いかり」を追加。 書き下ろしエッセイである「書かなかった日記――文庫版によせて」を巻末に収録。 〈収録作〉 「信仰」「生存」「土脉潤起」「彼らの惑星へ帰っていくこと」「カルチャーショック」「気持ちよさという罪」「書かなかった小説」「最後の展覧会」「無害ないきもの」「残雪」「いかり」 単行本 2022年6月 文藝春秋刊 文庫版 2025年5月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 本からはじまる物語
    3.5
    森を飛びかう絵本をつかまえる狩人、ほしい本をすぐにそろえてくれる不思議な本屋、祖父がゆっくり本を読む理由、書店のバックヤードに隠された秘密……。1話5分、本の世界の魅力がつまった短編集。
  • わたしの名店
    3.7
    三浦しをん、西加奈子、道尾秀介、ジェーン・スー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、森見登美彦――全28名が競演する「おいしい」エッセイ集。キラキラとした幸福感が染み入る「鴨ロースト」、憂鬱の原因が汗とともに流れ出ていく「ガパオ」など、自身にとっての「名店」と大好きな一皿をエピソードを交えて綴る。お腹も心も満たされる食エッセイ。エッセイに登場するお店の情報も掲載。
  • 羽田圭介、家を買う。
    3.6
    「実労働だけじゃ無理だ」。 株式、為替、CFDに不動産。あらゆる資産運用で「五億円」を作り出し、快適な執筆環境のための理想の住居を手に入れたい。そう思い立った作家は、手を尽くして資金捻出を試みる。銀行融資の開拓や投資での失敗。様々な物件の内見に数々のトラブルも……。苦難と苦悩の家探しの末に、最高のマイホームにたどり着くとこはできるのか? 「週刊プレイボーイ」で1年半にわたり連載された「作家・羽田圭介 資産運用で五億円の家を買う。」を再構成し、新たな書き下ろしを大幅に追加しました。 家を買いたい人、迷っている人、家はいらないと考えている人も、「家」を探求するすべての人へ。人生最大の決断「家を買う」、これは究極の買い物ドキュメントです。
  • 人のセックスを笑うな
    3.8
    19歳のオレと39歳のユリ。恋とも愛ともつかぬいとしさが、オレを駆り立てた――「思わず嫉妬したくなる程の才能」と選考委員に絶賛された、せつなさ100%の恋愛小説。第四一回文藝賞受賞作。短篇「虫歯と優しさ」を併録。

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  • となりの脳世界
    4.0
    デビューから現在まで各紙誌に書いてきたエッセイを一冊にまとめた決定版。小さな頃の思い出から、影響を受けた本や音楽、旅先での出来事、今まで気づかなかった勘違いに、コンビニバイトのこと。解説は矢部太郎が漫画で描く。
  • 紙の月
    4.1
    ただ好きで、ただ会いたいだけだった――わかば銀行の支店から一億円が横領された。容疑者は、梅澤梨花41歳。25歳で結婚し専業主婦となったが、子どもには恵まれず、銀行でパート勤めを始めた。真面目な働きぶりで契約社員になった梨花。そんなある日、顧客の孫である大学生の光太に出会うのだった……。あまりにもスリリングで、狂おしいまでに切実な、傑作長篇小説。各紙誌でも大絶賛された、第25回柴田錬三郎賞受賞作、待望の文庫化。
  • かたちだけの愛
    4.0
    事故による大怪我で片足を失った女優と、その義足を作ることになったデザイナー。しだいに心を通わせていく二人の前に立ちはだかる絶望、誤解、嫉妬……。愛に傷ついた彼らが見つけた愛のかたちとは? 「分人」という概念で「愛」をとらえ直した、平野文学の結晶!
  • 源氏物語 1
    4.1
    1~8巻880円 (税込)
    日本文学最大の傑作を、小説としての魅力を余すことなく現代に甦えらせた角田源氏。輝く皇子として誕生した光源氏が、数多くの恋と波瀾に満ちた運命に動かされてゆく。「桐壺」から「末摘花」までを収録。 <疾走感ある自然な訳文で、なにより物語の醍醐味が味わえる、現代語訳の決定版!> 恋に生き、切なさに、嫉妬に、美しさに涙する―― 日本文学最大の傑作が、明瞭な完全新訳で甦る、全8巻! 【読売文学賞(研究・翻訳賞)受賞作】 とりかかる前は、この壮大な物語に、私ごときが触れてもいいのだろうかと思っていた。 実際にとりくみはじめて、私ごときが何をしてもまるで動じない強靭な物語だと知った。 ――角田光代 <出版社から> 「最後まで初めて読めました!」「角田さんの訳で物語の全体が分かりました」等、小説としての面白さが分かる現代語訳として大好評の角田源氏。 【読みやすさの工夫を凝らした角田訳の特徴】 ●原文に忠実に沿いながらも、読みやすく、感情に引きつけて読める自然な訳文 ●主語を補い、地の文の敬語をほぼ廃したことで、細部までわかりやすい ●現代的で歯切れがよく、生き生きとした会話文 ●作者や第三者の声(草子地)を魅力的に訳して挿入 ●和歌や漢詩などの引用はほぼ全文を補って紹介  平安時代中期の11世紀初めに紫式部によって書かれた『源氏物語』は、54帖から成る世界最古の長篇小説。輝く皇子として生まれた光源氏が、女たちとさまざまな恋愛を繰り広げる物語であると同時に、生と死、無常観など、人生や社会の深淵が描かれている。400人以上の登場人物が織りなす物語の面白さ、卓越した構成力、細やかな心情を豊かに綴った筆致と、1000年読み継がれる傑作。  『源氏物語 1』は、若き光源氏の姫君たちとの恋と許されぬ藤壺への思慕を描く。
  • 2020年の恋人たち
    3.7
    母が事故死した夜から、葵の日々は一変する。遺されたワインバーを継ぐのか。同棲しているのに会話がない恋人との関係をどうするのか。仕事、恋愛、家族――。人生を見つめ直し、傷ついた過去と対峙することになったとき、32歳の葵が選んだもの、そして選ばなかったものは……。第1回本屋が選ぶ大人の恋愛小説大賞受賞作。
  • 50歳になりまして
    3.8
    もうすぐ50歳。もう一つの人生を回収しようと一大決心してみたけれど… 後ろ向きに考え抜いたその先には、 人生後半戦を明るく照らす 私の「ガンダーラ」があるはずだ! コロナ禍の変化、更年期のとまどい、そして老後の話…… 話題沸騰の「留学の話」を含む、書き下ろしエッセイ集。 40代になって仕事がゆる~りと減り始め、一大決心してレギュラー番組に休みをもらい、大好きな部屋を引き払って留学する予定だった2020年4月。しかし、緊急事態宣言が発出されて、留学を断念、家なき子の仕事なき子になってしまって……。 「東京に行けばすべてが叶う」と妄信して上京した18歳の時と同じような気持ちで決めた、50歳目前の新しい挑戦=留学。今年の夏にカナダ留学にリトライしよう、という新しい目標を決めて、留学するまでのことを23本のエッセイに。 40代最後の年の決意、コロナ禍に妹の家で過ごした居候生活、「イーーーーーーー!!!」となるくらい大好きな手芸のこと、更年期を迎えようとしている心と体の変化、なぜカナダだったのか、来年30周年のコンビのこと……。同世代にとって、そしてちょっと生き辛さを感じているさまざまな世代の人たちがクスっと笑えて、「あなたもですか」と共感しつつ元気をもらえるエッセイ集です。 単行本 2021年5月 文藝春秋刊 文庫版 2025年1月 文春文庫刊 この電子書籍は文春文庫版を底本としています。
  • 八日目の蝉 新装版
    3.0
    逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるだろうか……。 東京から名古屋へ、女たちにかくまわれながら、小豆島へ。 偽りの母子の先が見えない逃亡生活、そしてその後のふたりに 光はきざすのか。心ゆさぶるラストまで息もつかせぬ傑作長編。 著者エッセイを増補。 第二回中央公論文芸賞受賞作。 〈解説〉池澤夏樹
  • 小説の読み方
    4.0
    本書は、現代の純文学からミステリーまでの11作品を題材に、物語をより深く楽しく味わうコツを、人気小説家がわかりやすく解説。小説を読んだ後、SNSで、作品の感想を書いたり、意見交換ができるようになる1冊です。 「冒頭で、私は、動物行動学者のティンバーゲンによる『四つの質問』を紹介している。これは、文学に限らず、映画にも美術にも通用する問いであり、何かを鑑賞したあと、人とそれについて話をしたり、自分で感想を書いたりする際には有効な着眼点となるだろう」(本書「文庫版によせて」より抜粋) <本書で解説する作品> ●ポール・オースター『幽霊たち』 ●綿矢りさ『蹴りたい背中』 ●ミルチャ・エリアーデ『若さなき若さ』 ●高橋源一郎『日本文学盛衰史――本当はもっと怖い「半日」』 ●古井由吉『辻――「半日の花」』 ●伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』 ●瀬戸内寂聴『髪――「幻」』 ●イアン・マキューアン『アムステルダム』 ●美嘉『恋空』 ●フョードル・ドストエフスキー『罪と罰』 ●平野啓一郎『本心』 PHP新書版に、『罪と罰』『本心』の解説を新規追加し、再編集。
  • 考える葦
    3.0
    文学とは、芸術とは、社会とは、「生きる」とは、何か―― 作家生活二十年の平野啓一郎。『透明な迷宮』『マチネの終わりに』『ある男』執筆時に、作家は何を考えてきたのか。 文学、思想、美術、音楽、エンタテインメントから社会問題まで、広範なテーマに亘る六十七篇の論考を集成した、 待望の最新批評・エッセイ集。 「私たちは、今日、巨大な世界との対峙を余儀なくされている。なるほど、個々には葦の一本に過ぎまいが、 しかし、決して孤立した葦ではない。古今東西に亘って、たくましく繁茂し続けている一群の葦であり、 宇宙を包み込むのは、その有機的に結び合った思考である。」(「後書き」より) (収録作品) I 私達自身のような「夭折の天才」――ドナルド・キーン『石川啄木』 愛に翻弄された父と子、そして女――フランソワ・モーリアック『愛の砂漠』 「気持ち悪い」文学の最高峰――小島信夫『城壁』 森鴎外「鶏」――アンケート:「美しい日本語」とは何なのか? 「「愚」と云ふ貴い徳」の弁護人――谷崎潤一郎 『細雪』の妙子――アンケート:谷崎潤一郎名キャラ図鑑 傑作群の底に流れていたもの――谷崎潤一郎「創作ノート」 混沌を秩序化する技術――三島由紀夫『小説読本』 木乃伊にならなかった知の木乃伊取り――澁澤龍彦 個人の一生と人類の罪――追悼・林京子 思い出すことなど――瀬戸内寂聴 「否定性」と「私ら」――大江健三郎 「稔りの飽和」の静かな重み――古井由吉『ゆらぐ玉の緒』 疾駆し、「ゆきき」する若き詩人――吉増剛造『GOZOノート 1 コジキの思想』 人間を知っている作家――キム・ヨンス アーレントの「反ユダヤ主義」を読みながら 情報に“勝ち負け”はあるのか?――レジス・ドブレ『メディオロジー宣言』 昭和プロレスの“リアリティ” 俯瞰と没入――菊地信義『菊地信義の装幀1997~2013』 “我が事”としての西洋政治思想史――小野紀明『西洋政治思想史講義――精神史的考察』 〈顔〉で向かい合う自己と他者――鷲田清一『〈ひと〉の現象学』 テロと昭和――中島岳志『血盟団事件』 II 初めて小説を書いた年齢 未来には絶望しない――『ドーン』を振り返って あなたといる時の自分――アンケート:I Love You. の翻訳は? 一区切りついた、という実感 桜の中で、時が重なり合う 自分を解釈してもらう喜び――オーダーメイドについて 出版激動期の「文学と金」 飯田橋文学会縁起 文士劇出演顛末 フランスと私 III 肉体と油彩 「禍」としての才能――テオドール・シャセリオー 窃視された裸体――ドガ《たらいを洗う女》 北九州と、屋根の上の記憶――木村伊兵衛『川開き』 “遺影画”の世界――横尾忠則『日本の作家 222』 人間の居場所――広川泰士『BABEL ORDINARY LANDSCAPES』 深澤直人さんの仕事――『AMBIENT 深澤直人がデザインする生活の周囲』展 「現実の現実性」に向けて――『トーマス・デマンド』展 アルゲリッチの《夜のガスパール》のために アロイジウス・ベルトラン『夜のガスパール』より(平野啓一郎訳) 偉大さと親近感と――小川隆夫『マイルス・デイヴィスの真実』 八十年代の亡霊 芸人と「分人」 共感の境界はどこに?――『第9地区』 「インセプション」としてのフィクション――クリストファー・ノーラン『インセプション』 悪役次第――クリストファー・ノーラン『ダークナイト ライジング』 IV 「カミナリおやじ」とは誰だったのか? 排外主義デモ ローンと事なかれ主義 「日本批判」のジレンマ 食品ロスと貧困 「自己責任」論 戦争への想像力 「信頼」と社会の合理性 「面倒臭い」がない世界 顔に結びつけられる自己 ネットと選挙干渉 手術から修理へ 見かけと実体 模倣と影響力 外国人としての被災 伝記と身内話の間 更新される郷愁 釣り好きの祖父の酒 自宅にウイスキー・ボトル Circle of Life
  • くまちゃん
    4.3
    風変わりなくまの絵柄の服に身を包む、芸術家気取りの英之。人生最大級の偶然に賭け、憧れのバンドマンに接近したゆりえ。舞台女優の夢を捨て、有望画家との結婚を狙う希麻子。ぱっとしない毎日が一変しそうな期待に、彼らはさっそく、身近な恋を整理しはじめるが……。ふる/ふられる、でつながる男女の輪に、学生以上・社会人未満の揺れる心を映した共感度抜群の「ふられ」小説。
  • きいろいゾウ
    3.9
    宮崎あおい×向井理主演映画化原作。 夫の名は無辜歩(むこ・あゆむ)、妻の名は妻利愛子(つまり・あいこ)。お互いを「ムコさん」「ツマ」と呼び合う都会からやってきた若夫婦が、田舎暮らしを始める。背中に大きな鳥のタトゥーがある売れない小説家のムコは、周囲の生き物(犬、蜘蛛、鳥、花、木など)の声が聞こえてしまう過剰なエネルギーに溢れた明るいツマをやさしく見守っていた。夏から始まった二人の話は、ゆっくりゆっくりとその年の冬まで進んでいき、「ある出来事」を機にムコがツマを残して東京へ向かう。それは背中の大きな鳥に纏わる出来事に導かれてのものだった。 「いつかこの小説のツマを演じてみたいです」という帯コメントを寄せいただいた宮崎あおいさん、雑誌「ダ・ヴィンチ」でのオススメの一冊として紹介していただいた向井理さんの二人が主演となる映画化も決定(2013年公開)。 (底本 2008年3月発行作品)
  • 富士山
    3.0
    1巻1,650円 (税込)
    あり得たかもしれない人生の中で、なぜ、この人生だったのか? 『マチネの終わりに』『ある男』 『本心』の平野啓一郎、10年ぶりの短篇集。 些細なことで、私たちの運命は変わってしまう。 あり得たかもしれない幾つもの人生の中で、 何故、今のこの人生なのか?その疑問を抱えて 生きていく私たちに、微かな光を与える傑作短篇集。 収録短篇の内容 「富士山」 ── 結婚を決めた相手のことを、人はどこまで知っているのか。 「息吹」 ── かき氷屋が満席だったという、たったそれだけで、生きるか死ぬかが決まってしまうのだろうか? 「鏡と自画像」 ── すべてを終らせたいとナイフを手にしたその時、あの自画像が僕を見つめていた。 「手先が器用」 ── 子どもの頃にかけられた、あの一言がなかったら。 「ストレス・リレー」 ── 人から人へと感染を繰り返す「ストレス」の連鎖。それを断ち切った、一人の小さな英雄の物語。 『富士山』特設サイト ▶︎ https://k-hirano.com/mt.fuji/
  • やるせない昼下がりのご褒美
    3.6
    あの人と過ごす「おやつ」の時間が、今日を乗り切る力をくれる。 妻子ある相手と夜をともにした伊豆の山奥のホテルで。忘れられない同級生と屋上前の踊り場で。さまざまな果樹が茂る瀬戸内海の島の庭で。もうすぐ卒業するメンバーと取り組む最後の仕事で。幼い息子との思い出のドーナツショップで。憧れの女性たちと出かけたいちご尽くしのピクニックで。心とおなかの空腹をあたたかく満たしてくれる珠玉の6篇!
  • チア男子!!
    4.1
    大学1年生の晴希は、道場の長男として幼い頃から柔道を続けてきた。だが、負けなしの姉と比べて自分の限界を悟っていた晴希は、怪我をきっかけに柔道部を退部する。同時期に部をやめた幼なじみの一馬に誘われ、大学チア初の男子チームを結成することになるが、集まってきたのは個性的すぎるメンバーで……。チアリーディングに青春をかける男子たちの、笑いと汗と涙の感動ストーリー!
  • 私が食べた本
    3.6
    小さなころ怖かった古典、過去の嫉妬を思い出す小説、何度も買った作家指南書、そして自身の著書について……デビューから書き続けた「本」にまつわるエッセイを一冊に。新たに5本を追加収録! 芥川賞作家である著者初の書評集。解説・島本理生。
  • 星やどりの声
    3.9
    東京ではない海の見える町で、亡くなった父の遺した喫茶店を営むある一家に降りそそぐ奇蹟。若き直木賞受賞作家が、学生時代最後の夏に書き綴った、ある家族が「家族」を卒業する物語。
  • 変半身
    3.8
    「だって、私たちって、家畜じゃない」(「変半身」)「僕たちの身体には奇跡が眠っているんだ」(「満潮」)――若者が贄となる孤島の秘祭「モドリ」の驚愕の真相から恐るべき世界の秘密が明かされる「変半身」、「潮を吹きたい」という夫に寄り添う妻がふたりで性の変容を探求する「満潮」、ニンゲンの宿命と可能性を追究して未知の世界を拓く村田ワールドの最新の到達点を見よ!
  • i

    4.4
    アメリカ人の父と日本人の母のもとへ、養子としてやってきたアイ。 内戦、テロ、地震、貧困……世界には悲しいニュースがあふれている。 なのに、自分は恵まれた生活を送っている。 そのことを思うと、アイはなんだか苦しくなるが、どうしたらいいかわからない。 けれど、やがてアイは、親友と出会い、愛する人と家族になり、ひとりの女性として自らの手で扉を開ける―― たとえ理解できなくても、愛することはできる。 世界を変えられないとしても、想うことはできる。 西加奈子の渾身の叫びに、深く心を揺さぶられる長編小説。
  • いつか、アジアの街角で
    3.7
    人気女性作家6人による、心に沁みるアンソロジー 美味しい一皿、彼が口にしたことば、愛したものとの思い出、葛藤の記憶……。あの街の空気が語りかけてくるような、珠玉の短編6作。
  • 大きな玉ねぎの下で
    完結
    -
    現代、ラジオの投稿仲間に失恋を励まされた女子美大生。80年代。代筆を頼まれた親友の文通相手が気になる男子高生。名曲とふたつの恋が重なり合う青春ストーリー。 映画『大きな玉ねぎの下で』ストーリー原案となった小説をコミカライズ!!
  • 明日町こんぺいとう商店街 招きうさぎと七軒の物語【電子限定特典付】
    3.5
    巻末に特典イラスト付き! この路地を曲がれば、そこはもう、すこし不思議な世界の入口――。ひとつの架空の商店街を舞台に、七人の人気作家がお店を開店し、短編を紡ぐほっこりおいしいアンソロジー。商店街のマスコット「招きうさぎ」がなつかしくあたたかな物語へといざないます。
  • 丸の内魔法少女ミラクリーナ
    4.1
    36歳のOL・茅ヶ崎リナは、オフィスで降りかかってくる無理難題も、何のその。魔法のコンパクトで「魔法少女ミラクリーナ」に“変身”し、日々を乗り切っている。だがひょんなことから、親友の恋人であるモラハラ男と魔法少女ごっこをするはめになり…ポップな出だしが一転、強烈な皮肉とパンチの効いた結末を迎える表題作ほか、初恋を忘れられない大学生が、初恋の相手を期間限定で監禁する「秘密の花園」など、さまざまな“世界”との向き合い方を描く、衝撃の4篇。
  • 春の庭
    3.6
    第151回芥川賞受賞作。「春の庭」 書下ろし&単行本未収録短篇を加え 待望の文庫化! 東京・世田谷の取り壊し間近のアパートに住む太郎は、住人の女と知り合う。 彼女は隣に建つ「水色の家」に、異様な関心を示していた。 街に積み重なる時間の中で、彼らが見つけたものとは―― 第151回芥川賞に輝く表題作に、「糸」「見えない」「出かける準備」の三篇を加え、 作家の揺るぎない才能を示した小説集。 二階のベランダから女が頭を突き出し、なにかを見ている。(「春の庭」) 通りの向こうに住む女を、男が殺しに来た。(「糸」) アパート二階、右端の部屋の住人は、眠ることがなによりの楽しみだった。(「見えない」) 電車が鉄橋を渡るときの音が、背中から響いてきた。(「出かける準備」) 何かが始まる気配。見えなかったものが見えてくる。 解説・堀江敏幸
  • さがしもの
    4.4
    「その本を見つけてくれなけりゃ、死ぬに死ねないよ」、病床のおばあちゃんに頼まれた一冊を求め奔走した少女の日を描く「さがしもの」。初めて売った古本と思わぬ再会を果たす「旅する本」。持ち主不明の詩集に挟まれた別れの言葉「手紙」など九つの本の物語。無限に広がる書物の宇宙で偶然出会ったことばの魔法はあなたの人生も動かし始める。『この本が、世界に存在することに』改題。
  • 愛がなんだ
    4.0
    「私はただ、ずっと彼のそばにはりついていたいのだ」――OLのテルコはマモちゃんに出会って恋に落ちた。彼から電話があれば仕事中でも携帯で長話、食事に誘われればさっさと退社。すべてがマモちゃん最優先で、会社もクビになる寸前。だが、彼はテルコのことが好きじゃないのだ。テルコの片思いは更にエスカレートしていき……。直木賞作家が濃密な筆致で綴る、〈全力疾走〉片思い小説!
  • ツリーハウス
    4.2
    じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣(よしつぐ)は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ? この際、祖父母が出会ったという満州へ行ってみようか──。かくして、ばあさんとひきこもりの叔父さんを連れた珍道中が始まる。満州、そして新宿。熱く胸に迫る、小さな中華料理屋「翡翠飯店」三代記。伊藤整文学賞受賞作。
  • きょうのできごと 増補新版
    3.4
    京都で開かれた引っ越し飲み会。そこに集まり、出会いすれ違う、男女のせつない一夜。芥川賞作家の名作・増補新版。行定勲監督で映画化された本篇に、映画から生まれた番外篇を加えた魅惑の一冊!
  • 森に眠る魚
    3.9
    1巻605円 (税込)
    東京の文教地区の町で出会った5人の母親。育児を通してしだいに心を許しあうが、いつしかその関係性は変容していた。あの子さえいなければ。私さえいなければ…。凄みある筆致であぶりだした、現代に生きる母親たちの深い孤独と痛み。衝撃の母子小説。
  • 桐島、部活やめるってよ
    完結
    3.8
    バレー部のキャプテン・桐島が、突然部活を辞めた。それがきっかけで、同じ高校に通う5人の生活に小さな波紋が広がっていく…。豪華執筆陣による、オムニバス・ストーリー。【収録作品】菊池宏樹・漫画:やまもり三香/小泉風助・漫画:桃森ミヨシ/沢島亜矢・漫画:姉森カナ/前田涼也・漫画:佐藤ざくり/宮部実果・漫画:斎藤ジュリア
  • おまじない
    3.8
    「あなたは悪くないんです。」(「燃やす」)「私たちは、この世界で役割を与えられた係なんだ。」(「孫係」)「弱いことってそんないけないんですか?」(「マタニティ」)――さまざまな人生の転機に、まじめさゆえに孤独に思い悩んでしまう女性たちの背中をそっと押して、新しい世界に踏み出す勇気をくれる魔法のひとこと。珠玉の八編、ついに文庫化!巻末に長濱ねるとの特別対談を収録。
  • さくら
    3.9
    大ヒット作!2020年11月公開。 ヒーローだった兄ちゃんは、20歳4か月で死んだ。超美形の妹は、内に籠もった。母も肥満化し、酒に溺れた。僕も東京の大学に入った。あとは、「サクラ」となづけられた犬が一匹――。そんなある年の暮れ。家を出ていた父が戻ってきた…。 (底本 2007年12月発行作品)
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)
    3.6
    誰かと一緒に暮らすのはきっとすごく楽しくて、すごく面倒だ。「いつかあの人と同じ家に住めたらいいのに」「いずれこの二人暮らしは終わってしまうんだろうか」それぞれに想いを抱えた腐れ縁の恋人たち、趣味の似た女の子同士、傷心の青年と少女、出張先の先輩と後輩、住みついた妖怪と僕……気鋭の作家8名がさまざまなシチュエーションを詰め込んだひとつ屋根の下アンソロジー。
  • ふがいない僕は空を見た(新潮文庫)
    3.9
    1巻693円 (税込)
    高校一年の斉藤くんは、年上の主婦と週に何度かセックスしている。やがて、彼女への気持ちが性欲だけではなくなってきたことに気づくのだが――。姑に不妊治療をせまられる女性。ぼけた祖母と二人で暮らす高校生。助産院を営みながら、女手一つで息子を育てる母親。それぞれが抱える生きることの痛みと喜びを鮮やかに写し取った連作長編。R-18文学賞大賞、山本周五郎賞W受賞作。
  • ふくわらい
    4.1
    書籍編集者の鳴木戸定。彼女は幼い頃、紀行作家の父と行った旅先で特異な体験をする。不器用に生きる定はある日、自分を取り巻く世界の素晴らしさに気づき、溢れ出す熱い思いを止めることができなかった。第1回河合隼雄物語賞受賞作。
  • 透明な迷宮
    3.8
    深夜のブタペストで監禁された初対面の男女。見世物として「愛し合う」ことを強いられた彼らは、その後、悲劇の記憶を「真の愛」で上書きしようと懸命に互いを求め合う。その意外な顛末は……。表題作「透明な迷宮」のほか、事故で恋人を失い、九死に一生を得た劇作家の奇妙な時間体験を描いた「Re:依田氏からの依頼」など、孤独な現代人の悲喜劇を官能的な筆致で結晶化した傑作短編集。
  • ドリーマーズ
    3.7
    父の一周忌のために故郷の街に暮らす妹夫婦を訪ねた「わたし」は、すっと眠りに引き込まれて、自分が死んだことに気づいていない父を夢に見る――。日常でふいに感じる思いのはかなさは、夢を思い出そうとするときのもどかしさに似ている。夢も現もない交ぜになった目の前にある世界のかけがえのなさを描いた連作短篇集。 (講談社文庫)
  • 「カッコいい」とは何か
    3.7
    1巻1,100円 (税込)
    本書は、「カッコいい」男、「カッコいい」女になるための具体的な指南書ではない。そうではなく、「カッコいい」という概念は、そもそも何なのかを知ることを目的としている。 「カッコいい」は、民主主義と資本主義とが組み合わされた世界で、動員と消費に巨大な力を発揮してきた。端的に言って、「カッコいい」とは何かがわからなければ、私たちは、20世紀後半の文化現象を理解することが出来ないのである。 誰もが、「カッコいい」とはどういうことなのかを、自明なほどによく知っている。 ところが、複数の人間で、それじゃあ何が、また誰が「カッコいい」のかと議論し出すと、容易には合意に至らず、時にはケンカにさえなってしまう。 一体、「カッコいい」とは、何なのか? 私は子供の頃から、いつ誰に教えられたというわけでもなく、「カッコいい」存在に憧れてきたし、その体験は、私の人格形成に多大な影響を及ぼしている。にも拘らず、このそもそもの問いに真正面から答えてくれる本には、残念ながら、これまで出会ったことがない。 そのことが、「私とは何か?」というアイデンティティを巡る問いに、一つの大きな穴を空けている。 更に、自分の問題として気になるというだけでなく、21世紀を迎えた私たちの社会は、この「カッコいい」という20世紀後半を支配した価値を明確に言語化できておらず、その可能性と問題が見極められていないが故に、一種の混乱と停滞に陥っているように見えるのである。 そんなわけで、私は、一見単純で、わかりきったことのようでありながら、極めて複雑なこの概念のために、本書を執筆することにした。これは、現代という時代を生きる人間を考える上でも、不可避の仕事と思われた。なぜなら、凡そ、「カッコいい」という価値観と無関係に生きている人間は、今日、一人もいないからである。 「カッコいい」について考えることは、即ち、いかに生きるべきかを考えることである。 ――「はじめに」より
  • マチネの終わりに 上
    5.0
    1~2巻1,100~1,210円 (税込)
    結婚した相手は、人生最愛の人ですか? 累計50万部を超え、今秋映画化する『マチネの終わりに』が、マンガ家 ホリプーによって、ついにマンガ化! 天才ギタリストの蒔野(38)と通信社記者の洋子(40)。 深く愛し合いながら一緒になることが許されない二人が、再び巡り逢う日はやってくるのか――。 出会った瞬間から強く惹かれ合った蒔野と洋子。しかし、洋子には婚約者がいた。 スランプに陥りもがく蒔野。記者として戦場に赴く洋子。 やがて、蒔野と洋子の間にすれ違いが生じ・・・ ただ愛する人と一緒にいたかった。 芥川賞作家平野啓一郎の原作を、マンガ家ホリプーが描く、恋の仕方を忘れた大人に贈る至高の恋愛ストーリー。
  • しあわせのねだん
    3.8
    最新の電子辞書にえいやと24000円を払ったら、品物と一緒にうたぐりぶかい自分がついてきた。アジアン定食8NZドルで寛容に触れた。人助けにと出した1000円には今も怒りが収まらない。生きていれば自然とお金は出ていって、使いすぎればサイフも気持ちもやせるけれど、その全部で私は何を買ったことになるんだろう。家計簿名人のカクタさんが、お金を通して人生の謎に迫る異色エッセイ。
  • 去年の冬、きみと別れ
    3.8
    ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は二人の女性を殺した罪で死刑判決を受けていた。だが、動機は不可解。事件の関係者も全員どこか歪んでいる。この異様さは何なのか? それは本当に殺人だったのか? 「僕」が真相に辿り着けないのは必然だった。なぜなら、この事件は実は――。話題騒然のベストセラー、遂に文庫化!
  • 人生ベストテン
    3.6
    40歳を目前にして、人生のイベントベストテンを自虐的に並べてみれば、我が身には25年間、なにも起きてはいないのだ。年相応の達成感も充実感もない日々に愕然としながら、私は岸田有作に会いに行く。13歳の夏に恋をした相手に――どこにでもある出会いが生み出す、おかしくいとしいドラマ、全6篇。
  • 顔のない裸体たち
    3.1
    1巻539円 (税込)
    赤いロープで縛られ、四つん這いになっている女。顔にはモザイクがかけられているが、間違いなくこれは私――! ごく平凡な女教師・吉田希美子は、出会い系サイトで知り合った男との行為にのめり込んでいく。男の趣味は、自らの性行為の撮影。アパートの駐輪場、大阪城、新幹線のトイレの中……あらゆる場所での淫らな行為がアダルトサイトに投稿されていた。しかし顔にはモザイクがかかっていて、誰にもわからないはずだった。事件が起きるまでは……。芥川賞作家が過激な描写でネット社会の罠を描いた問題作。

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  • ちいさな幸福 All Small Things
    3.8
    恋人と過ごした、どんな時間が1番心に残ってる? デートといってもひとそれぞれ。中学生だった頃の帰り道、地味なパートナーとの淡々としたひととき、年上の女性を追っていったギリシャ旅行……ていねいに紡ぎ出された12の恋模様。読者100人のアンケートによる「最も好きなデート」の実態も収録した短篇集。
  • 掏摸
    3.6
    東京を仕事場にする天才スリ師。ある日、彼は「最悪」の男と再会する。男の名は木崎、かつて仕事をともにした闇社会に生きる男。木崎は彼に、こう囁いた。「これから三つの仕事をこなせ。失敗すれば、お前を殺す。逃げれば、あの女と子供を殺す」――運命とはなにか、他人の人生を支配するとはどういうことなのか。そして、社会から外れた人々の切なる祈りとは……。その男、悪を超えた悪――絶対悪VS天才スリ師の戦いが、いま、始まる!!

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  • Red
    4.2
    夫の両親と同居する塔子は、可愛い娘がいて姑とも仲がよく、恵まれた環境にいるはずだった。だが、かつての恋人との偶然の再会が塔子を目覚めさせる。胸を突くような彼の問いに、仕舞い込んでいた不満や疑問がひとつ、またひとつと姿を現し、快楽の世界へも引き寄せられていく。上手くいかないのは、セックスだけだったのに――。『ナラタージュ』の著者が官能に挑んだ最高傑作!
  • 今日もごちそうさまでした
    4.0
    「食べられない」から「食べる」に移行するときには、ダイナミックな感動がある(あとがきより)。自他共に認める肉好きのカクタさんに、食革命が起こった。なんと苦手だった野菜、きのこ、青魚、珍味類が食べられる! 次々出会う未知の食材は、買って作って味わう毎日を楽しい発見で彩ります。三度の食事に思いをこめて。読むほどに、次のごはんが待ち遠しくなる絶品エッセイ。

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