瀧羽麻子の作品一覧
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ユーザーレビュー
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面白かったー。
予想以上によかった。
軽いんだけど、じんわりする。
占い師を父に持つ、男ばかりの四兄弟。
次男が家業を継ぐべく修業中だが、お父さんが絶大な占い師のため、なんだか思うところがある。
勝手に松坂桃李のイメージで読んでいた(笑)
長男、三男、四男も、映像化するなら誰だろうかとか思いなが
...続きを読むら、読む。
占いがメインではなく、四兄弟それぞれが少しずつ関わり合いながら、紡がれる日常。
それぞれ人間味があって、優しくて、家族とはいえ入っちゃいけない境界線も一応考えていたりして、なんだかんだ彼らの日常が気になって、読んでしまった。
読みながらなんだか、癒された。
四人いるから誰が自分に近いかなぁと思いながら読むのも面白いかもしれない。
朔太郎がよかったな
鷹揚とはこういう人か
Posted by ブクログ
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読みやすいです。日常系なので気持ちが浮き沈みせず読むことができ、読みながら温かい気持ちになりました。そして、パンが無性に食べたくなりました。
Posted by ブクログ
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京都を舞台に繰り広げられる、理系男子との恋愛、平和?ある意味刺激的?なキャンパスライフ。勉強、恋愛、将来のこと、悩みはいっぱいあるけど、目の前のことに全力に取り組んで生きている登場人物のみんながとっても愛おしくなります。
個人的には、理系男子たっくんがかなりタイプなので、めちゃくちゃ不器用だけど、そ
...続きを読むこが可愛らしくてキュンとしました。
がっつり胸キュンはないですが、若くて甘酸っぱい青春が味わえます。また夏に読みたいです。
Posted by ブクログ
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読み終わったあと、「面白かったー!」と思わず声が出ました。
2つの家族が登場するのですが、1人ひとりが主人公。家族のつながりと美味しいごはんを楽しむことができます。全エピソード好きなのですが、特に「花婿のおにぎり」がウルっときました。それぞれいろんな想いを抱えて、精一杯生きているんだなあと思います
...続きを読む。
誰も嫌な人が出てこないので、ほっこりした気持ちで読むことができました。
Posted by ブクログ
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「目は赤いゼリービーンズ、鼻はレーズンで口がチョコレート。」(p121)ツヤツヤもちもちでこんがり健康小麦肌。私の大好きなうさぎ形のパンを大好きな彼が焼いて手渡ししてくれるーーーああなんという事でしょう。想像するだにときめきが押し寄せすぎてわたしの心の内は鳥獣戯画よろしくうさぎの大群が湧き出てきてマ
...続きを読むツリダワッショイタッタタラリラ状態になってしまった訳であります。
初読み・瀧羽麻子先生のデビュー作(厳密には初書籍化作?)の表題〈うさぎパン〉とそのスピンオフ作〈はちみつ〉の2話収録。パンの美味しさを引き立てるはちみつの付け合わせ。最高です。
〈うさぎパン〉…高校一年生同士の甘酸っぱい…もとい、芳醇で香しいパンがつなぐ青春恋愛物語。主人公である高校生カップルその1〈優子〉と〈富田くん〉と、カップルその2として優子の家庭教師である大学院生〈美和〉と美和が通う大学のゼミの先輩〈村上さん〉というふた組の恋人たちが織りなす成長劇を見守るはなし。
メインとしては優子と富田くんの瑞瑞しい恋模様をニヤニヤしつつ羨ましいなと思いながら眺めていく訳であり、歳上の同性である美和が優子に大きく影響を与えるという王道を踏まえつつ、なんと途中で幽霊まで登場するというちょっと不思議な展開を迎える。正直この辺のくだりに関してはさらっと流される感じなので「なぜ幽霊が?え?」と戸惑いを感じるのは確かだが、「細けえこたぁ良いんだよ!」と押し切れるくらいの絶対的な爽やかさと感動が心地良い短編。
徐々に親しくなってきたけどまだ恋人未満の関係時点、いつもよりちょっとだけ遠出した時に富田くんが優子の事を「隊長」(p52)と呼ぶ距離感とかたまんなく好き。
優子の年齢の割に落ち着いた性格を「ラムレーズン」(p26)を選ぶ女子高生と描写しているのも成る程と思うし(ついでに、優子の友達〈早紀〉の活発で社交的な性格を「マンゴーアイス」(p25)を選ぶ子、と対照しているのも上手いと思う)、「美和ちゃんはわたしのことをゆうこ(なぜか、優しいに子供の子の「優子」ではなくて、ひらがなの「ゆうこ」に聞こえる。そこにどういう違いがあるのか、説明はできないけれど)ちゃんと呼ぶ。」(p16)みたいな絶妙な感覚とか、なんかわかる気がするし、美和の声音とかイメージ出来てきてより物語に没入できる一因になっているのかなと感じた。
〈はちみつ〉…1話目と同じように恋にまつわる話でありながら雰囲気は随分と違う。若さや不思議さといった面に替わり、落ち着きやしっとりさをまとったはなし。もしやと思ったけど幽霊は出ません。優子と富田くんはニアミス出演しますが。
大失恋をしたばかりの美和の友人〈桐子〉が主人公。はじめは食事が喉を通らない状態だったが、美和の働きかけと時間がちょっとずつ桐子を前向きにさせ、やがて再びの恋の予感を醸し出しつつのラスト。
理系研究室の様子や人間像が妙に生々しくリアルに描かれているのもポイント。
元気と滋養を得られる、まさに栄養成分たっぷりの一冊。
しかと堪能を致しました。
22刷
2024.2.3
Posted by ブクログ
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