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キャリアとか、恋とか、結婚とか、子どもとか――30歳の岐路に立つ男女のこたえ探し。学生時代を同じゼミで過ごした裕人と理香子の結婚式に、仲間たちが集まった。かつて横並びだった男女6人は、30歳を迎え、仕事も生活環境もそれぞれ。アパレルメーカーに勤め、気ままな生活を謳歌している鈴子、映画監督を目指し、ハードな日々を送る亮、バツイチで年の離れた彼との恋や結婚に揺れる奈緒、家庭を持ち大学職員として堅実な日々を送る章太郎――。それぞれが、旧友との再会によって自分の生き方を振り返り、仲間の生き方に自分を重ねて未来を見つめる。揺れる世代の瑞々しい感情を、ていねいに描いた連作長編。
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Posted by ブクログ
大学のゼミ仲間6人。
その中の10年来の恋人ひと組が
ようやく挙げた結婚式。
でもお互いが渋々でもなくて
結婚するならこの人しかいないと
ずっと心に決めていて。
それでも結婚に至るまでに
10年の歳月が二人には必要不可欠で。
この結婚式を挙げた新郎新婦と
かつてのゼミ仲間の男女4人。
その中の一人と結婚した女性がひとり。
この結婚式を境に
それぞれがそれぞれの視点で
自分のこと パートナーのこと
家族のこと 来し方行く末のことを
じっくりと見据えてゆく。
ある者は 前進を決断し
ある者は 現在の自分を肯定し
ある者は それでも動けずにいる。
ひとりひとりの個性も話す言葉も
すっきりと腑に落ちる。
自分に当てはまることなど少ないけれど
それでもこの人たちの悩みや考え方に
ほんのりと共感できてしまう。
そうして思った。
人は自分がどんなやつかを分かった上で
それを分かってくれる人のそばにいたいと願う。
自分がどんなやつかを分かっているのに
離れずに寄り添ってくれる人を
生涯の友人として選び選ばれる。
夫婦もそうなのだろう。
この物語に集う男や女たちからは
気取りも気負いも感じない。
生きていれば無理もないと思える頑張りや
自分ですら気づいていない素敵な優しさを
みんなが内側に持っている。
誰が読んだとしても きっと
自分がたどってきた足取りを
間違いなかったと信じさせてくれる物語。
読後には 傍らにいる人に優しくなれそう。
Posted by ブクログ
30歳。ゼミ仲間の結婚式。
理香子、裕人、鈴子、亮、奈緒、章太郎。
そして文庫には章太郎の妻、ゆかりの視点の物語も収録されていました。
それぞれの視点から描かれるハレの日。
大学時代のこと、仕事、恋愛。
環境も変わって、仕事もそれぞれ違うけれど、
久々に会っても当時の空気感に戻れる。
大人になっても悩みは尽きなくて
それぞれ、隣の芝生は青いみたいなところはあるけれど、
過去を振り返りつつも、みんなが前向きな決断をするところが読んでいて心地よかったです◎
やっぱり、大学時代の友達って一生ものだなと
自分の友達を思い浮かべながら思いました。
登場人物の年齢が近いこともあって
共感できるところも多かったです。
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