いろは匂へど

いろは匂へど

721円 (税込)

3pt

京都・二条で小さな和食器店を営む紫(ゆかり)。好きなものに囲まれ静かに暮らす紫の毎日が、20歳近く年上の草木染め職人・光山(こうざん)の出現でがらりと変わる。無邪気で大胆なくせに、強引なことを“してくれない”彼に、紫は心を持て余し、らしくない自分に困り果てる。それでも想いは募る一方。ところが、光山には驚くべき過去が――。ほろ苦く、時々甘い、恋の物語。

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いろは匂へど のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年08月15日

    あっそうか京都大学だから、舞台が多いのか。たしかに京都に住んでいないと心情までは書けないからってこと でもあんまり京都弁出ないね、ふと光山が出し方する方がインパクトのあるのかな。恋愛小説でしたね、心の移り変わりが色濃くて 謎の存在感の藤代さんも絡ませて、グッと近付いてハッピーエンドでもなくて、鼻にも...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年08月16日

    はじめてのときは、好きになれなかったけど、
    今日は好きだ。
    私も染まってしまったのかも。
    藤代さんが好きだ。
    ブライアンにそばにいてほしい。

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    Posted by ブクログ 2023年03月01日

    京都で小さな和食器店を営む紫(ゆかり)の、京都らしさがいっぱい詰まった恋物語。
    紫に想いを寄せているブライアンという欧米人のお客さんが登場し、“京都らしさ”をさらに引き立たせています。

    あるパーティーで知り合った、紫より20歳ほども年上の染色工芸家湊光山(みなとこうざん)は、染めものに情熱を注ぎ、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2022年10月29日

    読み返すのは4回目。
    大きな波風がなく穏やかな物語で、舞台となる京都の町並みや染め物の描写が魅力的。
    何かに影響を受けることを「染まる」と表現する日本語の美しさを、読んでいて再発見したような気持ちになる。

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    Posted by ブクログ 2021年10月27日

    京都で食器屋をいとなむ30代半ばの紫(ゆかり)が、染め物師の光山(こうざん)と、ゆっくり恋をするというお話。紫のことが好きなアメリカ人のブライアンや、光山といわくのあった藤代など、登場人物が魅力的。物静かで内省的な紫はいい感じに思うので、やや変わりのもの光山と仲良くなるのは腑に落ちないのだが、変わっ...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2017年09月14日

    大人の余裕を持つ男性と自分を大切にしてくれる若めな男性との間で揺らぐよくある恋愛小説かと思った。
    まったく違う。
    過剰な甘さは無いし確信を持って幸せな物語だとも言えない。
    でも何だろう。
    たっぷり水を含んだ絵の具を和紙に落としたときのようなポッと染まるような、じんわり温かくて不思議な気持ちの良さは。

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    Posted by ブクログ 2017年04月28日

    何作も読んできましたが
    もしやこの作品が滝羽麻子さんの本領?

    描き方が美しくて素直で
    とても感情移入できました。

    男の描かれ方も女の描かれ方も
    男から見ていて頷けることが多くて
    京都を感じることは
    相変わらずできなかったけど
    空気感はとても好きです。

    小川糸さんの「喋喋喃喃」に
    どこか通じる風...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2023年01月24日

    京都が舞台と手に取るも、紫に魅力を感じられず共感できなかった。主人公に寄り添えない読みは辛い。
    草木染めの描写は美しいのに、その美を生み出している光山もうすっぺらで魅力を全く感じられない。なぜ紫やたくさんの女性たちが惹かれるのか分からない。
    藤代さんや紫を一途に想うブライアンが魅力的で最後まで読み通...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年05月04日

    和食器店を営み古民家に住むとか、草木染職人とか、すごくワクワクした。
    しかも京都が舞台なので風景を思い浮かべたり、想像したりしてすごく楽しかった。
    でも後半は恋愛小説って感じであまり楽しめなくなってしまった。

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    Posted by ブクログ 2020年04月05日

    集中して読めなかったのが災いしたか、草木染め職人に何の魅力も見出すことができず、白黒つかない終わり方に消化不良でした。桂木桂を除き、女たらしはどうにも生理的にダメみたい。反面、京都の情景描写は胸に迫るものがあり、無性に行きたくなりました

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