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Posted by ブクログ
小樽かな?と思う町にある、オルゴール屋さんのお話。つつましくてささやかで良かった。
第1話 美咲は悠人とオルゴール店に入った。悠人は耳が聞こえないのだ。だがぴったりの曲を選んでくれるというので任せた。悠人は先天性の難聴で手術を勧められている。
第2話 順平はお皿を探していたが、廃盤だと言われる。同棲相手の梨香は故郷でお見合いをしている。
第3話 旅の記念にお揃いの何かを買おうと、水原、萌、歩美は探すがなかなか決まらない。オルゴールにみんなでバンドでやっていた曲を入れてもらうことになった。
第4話 三郎が飛行機を降りたら寒かった。父が亡くなった法要に向かっている。
第5話 香音は幼稚園の教会を訪れていた。十字架が小さくなったような気がする。
第6話 瑞希は喫茶店に勤めていて、お向かいのオルゴール店主をムカイさんと呼んでいる。
第7話 絹子が脳血管障害で入院した。康則は旅行中の義姉に配慮して、帰国してから知らせることにした。
Posted by ブクログ
人々の心に流れている音楽が聞こえる耳利きの店主のオルゴール店に訪れる様々な人たちの短編小説。
どのお話も心がジワ〜っとあたたかくなる優しくて素敵なお話だったけれど、特に耳の聞こえない少年とお母さんのお話が印象的。
耳が聞こえないのにオルゴール?って思ったけれど、店主はその子の心に流れている音楽をきくことができる。その男の子の心に流れていた音楽がなんなのかやお母さんの気持ちの描写がすごく刺さった。
あと個人的に向かいの喫茶店のアルバイトのおかっぱちゃんの話もよかったなあ、、かわいかった
1番最後の老夫婦の話の中で、あのおかっぱちゃんも一緒に店主について行ったんだなあと数年後の未来を想像できたのも良かった。
あと向かいの喫茶店の店長の人柄が素敵すぎてその喫茶店で働きたい!!アルバイト募集らしいので雇ってもらおう。笑
最初は店内は静かすぎるという描写だったため、なぜありえないほどうるさいオルゴール店?って思ったけれど、読み進めるうちにそういうことか、店主側のねっていう気づきもあり、なんか読み終わってすごく満たされたな〜
そしてもし今後旅行行った時にオルゴール店があったら入ってみようと思える一冊だった
Posted by ブクログ
タイトルと装丁で衝動買いした本。
買ってから間が空いたが、もっと早く読めばよかった。
砕けすぎず、文学的すぎず、平易すぎず、小難しくなく、ちょうどいい語り口。穏やかなストーリー進行が読んでいて心地よかった。好きなのは「よりみち」「おさきに」、感心したのは「おそろい」。極論、どれも好き。
近年多いカフェもの、ちょっと変わったお店ものってだいたい展開が決まりきっていて、小説によっては退屈にも感じられるが、これは全く飽きない。何度でも読み返したいし、この作家さんを他にも読みたくて、さっそく本屋でお買い上げした。久しぶりに素敵な作家さんに出会えた!
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