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友達のように仲のいい夫婦に訪れた、突然の「妻の不在」。スマホではこんなにも簡単に「つながる」のに、こんなにも手がかりが無いなんて。そこはどこ? あなたは誰? 不安は、不信になり、不穏へ――。日本を北に南に、夫は”見えない妻”を追う。
40代に入った小川暁生は、妻と二人の生活を気に入っている。
ところがある日、妻が実家に行ったきり、戻ってこない。
京都にある彼女の実家を皮切りに、彼女に縁のある場所を探る暁生だったが、どこへ行っても、彼女は気配だけ残し、姿は無い。
見知らぬこの地で彼女は何をし、どんな顔を見せていたのか?
遠く離れた土地と土地を結ぶ“線”には、どんな秘密があるのか?
そもそも彼女は無事なのか?
穏やかすぎる夫婦に突然訪れた、愛のゆらぎの物語。
なにひとつ手がかりのないまま置き去りにされ、僕は、ひとりぼっちで途方に暮れている――。
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Posted by ブクログ
妻が実家の手伝いに行ってからなかなか戻ってこない。この事がこんなにも大きな出来事と繋がっていくなんて思わなかった。作中の夫や義弟と同様、色々なことを妄想し、ひょっとしてミステリー?などと思いながらの読書。
読み進めながら、子どもを持ちたくない夫婦、それぞれの理由がこの小説で明らかになっていき、家族のあり方について想いを巡らせた。
言わなくてもわかってくれる人だと信用している気持ちと、申し訳ないと思う気持ちのたどり着いた先に安堵できた。
装画は赤くて食べ頃のりんご。そして『妻はりんごを食べない』というタイトル。その意味を知ったときは、いい意味でなんとも言えない気持ちになった。
勝手な思い込みのさらに上をいく感じの小説だった。家族や子を持つことについて考えてみたい人にもおすすめ。
Posted by ブクログ
夫はちょっとイライラするぐらい気遣いの人
言いたい事を言う前にあれこれ考えてしまう
過去には前妻との間で子供を持つことをめぐって挫けた経緯があり、新たに出会った妻との二人暮らしを望んでいる
妻はちょっと掴みどころが無く、何を考えているのか最後の方までわからないまま物語が進行し、これもちょっとイライラする
なんやねん、何してるねん、どないしたいねん、、、と
姉思いの義弟の奮闘もあり、終盤までハラハラしつつも、最後はホッと
こんな誠実に相手を思い遣る夫婦は、きっとこの先素敵な時間を過ごすことができるだろうけど、もうちょっと普段からちゃんと向き合って話し合った方がいいかも
それだけ丁寧に相手の気持ちを思いやってるということなのかもしれないけど、こんな二人に、もうハラハラは要らない
Posted by ブクログ
なんか、昔は、もっと可愛い恋の話が、多かったのに、最近は、家族の話にシフトしたんですね。毎回、この作家さんの作品を見かけるたびに、可愛い恋の話を期待するんだけど、裏切られる。
いいんだけど。好きだから。
思いやっているはずが、思い込みなだけ。途中から、その辺は、透けて見えてくるんだけど、なかなか、真相は見えてこなくて、最後に、もう一個、思い込み。
一応、ハッピーエンドだけど、この2人の先の話があったら、また、思いやりのつもりの思い込みが、あったりしてね〜、なんて、ちょっと、意地悪く思ってしまいました。
この人の話には、基本、性根の悪い人が出てこないので、安心です!
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