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Posted by ブクログ
いつもの瀧羽麻子と違うテイスト。
こういうのを読みたいかと言われれば、違う。
ミステリにもエンタメにもなりきれていない中途半端な作品。
著者はやはり盛り上げるのが苦手なようだ。
カンニングにはもっと衝撃を受けて対立があっていいし、自分たちがしでかしたことの大きさに愕然とする描写があっていい。
持ち前の文章が淡々としているせいで、主人公が無感動に見えることがある。
専門知識のない分野で小説を書くのは大変なのだろうけど、パソコンにかかわる描写は抽象的過ぎて、底の浅い作品になっている。
「左京区」の理系男子たちは著者の身の回りにいたというだけあって割とリアルだった。
若者向けを狙ったのだろが、タイトルが作品に合っていない。
物語の柱は誠と小夜子の関係性にあるのに、このセリフは二人に何の関係もない。
いずみ先輩と達也の関係はなんだか消化不良だった。
続編を書くつもりなのだろうか?
登場人物はみんな好きだし、その関係性も面白い。
でもまだ高校生なのだから、もっと感情豊かでいいと思う。
物語にはもう少し抑揚が欲しい。
新しいジャンルに挑戦するのはいいと思うが、私としては何気ない日常を温かく描いていて欲しい。
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小説・文芸
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