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大学院で機械工学を学んだが入社早々営業に配属された雄平は、待望の異動で人事部に回され……。(「海に出る」) 事業戦略室室長に抜擢された玲子。責任ある仕事にはりきるものの、未だ男性中心の風潮が強い業界で数々の価値観の相違に直面し……。(「波に挑む」) 創業百周年を迎える中堅の造船会社「北斗造船」で働く人びとの苦悩と奮闘を鮮やかに描く、全7編を収録!
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Posted by ブクログ
北斗造船の人事異動を描いた7連作の短編集。 不本意な人事異動にショックを受けて、「力不足と思われているのかな。本当は別の仕事を希望しているのに。」と思って落ち込んでいると、「不本意なのはわかっていたけれど、会社全体にとって大事な仕事のために、あなたの力が必要でお願いした」というくだりにハッとしました...続きを読む。 全体を見ている人は意外と自分のことを見ていて、自分の力が発揮できると思って仕事を任せるものかもしれない。希望と違っても、与えられた仕事を精一杯こなしていくことで、一回り成長できると信じて、頑張りたいと思いました。
北斗造船を舞台にした7つの短編。それぞれの登場人物達が時期を変えて関わる。立場や時期が変わると同じ人物、物事も見え方が変わる。誰もが納得する人事なんてない、自分が思う適所と会社から見た適材適所は違う。人事の倉内部長がいい味出してる、彼の胸の内も知りたかったな。「波に挑む」での造船業界に蔓延る女性蔑視...続きを読む。男性、特に地位がある年配男性はこんな感じかもしれないけどこの会食のお店の店員の態度はどうなのかな?それなりのお店だろうに玲子の見た目だけで判断して秘書扱いするなんて店の質を疑う。
ひさしぶりに、正統派のお仕事小説を読んだ感じです。悪者が出てくるわけでなく、みんなそれぞれ頑張って生きている様子に、ついつい自分を重ね合わせてしまいます。続きがぜひ読みたい作品でした。
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瀧羽麻子
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