瀧羽麻子のレビュー一覧

  • ひこぼしをみあげて
    まだ読んでないけど、パッと脳内にsupercell
    の「君の知らない物語」が流れた。

    天文部ではそんな夏の大三角のような甘酸っぱく切ない恋もつきものだろうか?
    茶道部じゃなかったら天文部に入ってみたかった。

    午前2時に踏切で。
    望遠鏡をまた担いで。
  • 東家の四兄弟
    面白かったー。
    予想以上によかった。
    軽いんだけど、じんわりする。

    占い師を父に持つ、男ばかりの四兄弟。
    次男が家業を継ぐべく修業中だが、お父さんが絶大な占い師のため、なんだか思うところがある。
    勝手に松坂桃李のイメージで読んでいた(笑)

    長男、三男、四男も、映像化するなら誰だろうかとか思いなが...続きを読む
  • うさぎパン
    読みやすいです。日常系なので気持ちが浮き沈みせず読むことができ、読みながら温かい気持ちになりました。そして、パンが無性に食べたくなりました。
  • 左京区七夕通東入ル
    京都を舞台に繰り広げられる、理系男子との恋愛、平和?ある意味刺激的?なキャンパスライフ。勉強、恋愛、将来のこと、悩みはいっぱいあるけど、目の前のことに全力に取り組んで生きている登場人物のみんながとっても愛おしくなります。
    個人的には、理系男子たっくんがかなりタイプなので、めちゃくちゃ不器用だけど、そ...続きを読む
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    読み終わったあと、「面白かったー!」と思わず声が出ました。
    2つの家族が登場するのですが、1人ひとりが主人公。家族のつながりと美味しいごはんを楽しむことができます。全エピソード好きなのですが、特に「花婿のおにぎり」がウルっときました。それぞれいろんな想いを抱えて、精一杯生きているんだなあと思います...続きを読む
  • うさぎパン
    「目は赤いゼリービーンズ、鼻はレーズンで口がチョコレート。」(p121)ツヤツヤもちもちでこんがり健康小麦肌。私の大好きなうさぎ形のパンを大好きな彼が焼いて手渡ししてくれるーーーああなんという事でしょう。想像するだにときめきが押し寄せすぎてわたしの心の内は鳥獣戯画よろしくうさぎの大群が湧き出てきてマ...続きを読む
  • うさぎパン
    パン好きという共通点がある、富田くんとのパン巡りを通して恋に落ちてゆく2人の姿がなんとも微笑ましかった。少し特殊な家庭環境で家庭教師が実は前の母の顔も持っているというのが面白い設定だった。
    また、短編の「はちみつ」もほのぼのして良かった。最後には大好きなパンを再び食べられるようになってほっとした。
  • 東家の四兄弟
    読み終わるのがさみしくて、もっとずっと読んでいたいと思った。四兄弟それぞれに幸運が訪れる兆しがみえるラストが良かった。
  • うさぎパン
    実家で昔読んだことがあり、最近たまたま古本屋で見つけたので再読してみた。

    が、内容を一切覚えておらず、ほぼ初見だった。

    最近ふわふわした恋愛を身近に感じられていなかったので、高校生のかわいい、ほっこりする恋愛を読ませていただき温かい気持ちになった。温かい気持ちになると同時に、少しファンタジーが入...続きを読む
  • 虹にすわる
    何をするにもまずは楽しむこと。
    自分が、どうしたいかを大切にすること。

    相手が〜、誰かのために〜、は結局長くは続かない。
    自分が楽しむことで周りも巻き込めるし、頼ってもらえるようにもなる。
  • 東家の四兄弟
    大きな物語が展開するわけではない。けれど、両親や4兄弟が持っている特性がじんわりと描かれていて、雄弁でない彼らが日常の変化の中で対話をしていく。
    静かに寄り添ってくれるような、少しずつ共感を覚えながら、自分の親やきょうだいを思いながら、ページをめくっていく。
    読後感も、心静かで、少し不思議で、心地い...続きを読む
  • 博士の長靴
    いくつもの年代世代の、それぞれの二十四節気の物語。

    スミさんと曾孫でつながる長靴の物語。

    てか和也。なにしてんの。
  • 虹にすわる
    そうか職人技が真骨頂なんだ、オルゴールもうちのレシピも乗り掛かった船もそれぞれ雰囲気の違う物語だけど、抜きん出る技術者はぶれない。読み終わりタイトルに気付きなるほどと思います。椅子を作るのが本気で好きなんだ、おじいちゃんの頭と身体と両方使うことは良いんだよと素敵なアドバイスだね、なんでも人のせいにす...続きを読む
  • 左京区桃栗坂上ル
    安藤はアンドウ君の事だったのか。いやあピンとこなくて申し訳ないので、というかここは直ぐに気づこうぜ自分ってこと。にしても龍彦に山根に最後は安藤の恋物語だったとは。続いてるやん、左京区で繋がってるやん、にしても安藤が主役になってるとは、もうここばっかだよね、まさかとか、んーでも最初から最後まで優しい物...続きを読む
  • 左京区七夕通東入ル
    恋模様の果てしなく若者像の物語ですね。自由奔放な束縛が1番引っかかる、でも常にそうなる状況を作る花が初めて本気で好きになるたっくん。お互い言い出せず、自分から飛び込むのに壁を見つけてしまう、それを越せない花。でも4月に出会えて12月に恋人同士になるとか、掛かりすぎちゃうの。自分から行かない行けない言...続きを読む
  • 左京区恋月橋渡ル
    姫 美月ちゃん登場までの時間がだいぶあります。それで花とか前回登場人物の思い出話を見られたと思う。出会いから失恋する迄の淡い恋でした、不器用な経験値がない山根の風邪じゃない恋煩いがとてもよいですね。なんか花とたっくんの様にハッピーエンドになるのが当たり前だと思っていたね。寮のお助けとリンクして、なん...続きを読む
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    いやあ面白かった本当に面白かった。それぞれの6人の山あり谷ありの話を上手いこと振り分けて書いてます。どんな風に書いても面白い筈です。出だしの真衣と後から出てくる、特に最後の真衣が印象が全然違うから、同じ場面で何を考えているのかも斬新なんだが。時間軸がずれてるのも斬新な、そして物語に幅が広がる。正造さ...続きを読む
  • いろは匂へど
    あっそうか京都大学だから、舞台が多いのか。たしかに京都に住んでいないと心情までは書けないからってこと でもあんまり京都弁出ないね、ふと光山が出し方する方がインパクトのあるのかな。恋愛小説でしたね、心の移り変わりが色濃くて 謎の存在感の藤代さんも絡ませて、グッと近付いてハッピーエンドでもなくて、鼻にも...続きを読む
  • うさぎパン
    あのうさぎ達はどうやったら会話出来るのだろうか。人生を極めると出来るのかな、そもそもどの位凄いうさぎかちょっとピンと来てないです。何もしない生き方を選んでもそこには必ず道があると、何処かに流れ着く描いてますが、終わり方も洋裁学校に行って、その後もどうなるのかわからない感じありました。学校には行って欲...続きを読む
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    独特な題名ですね。あまり新しい作家さん選ばないですが、手に取って購入決めた、小樽運河の場所がいいですね。こんな不思議な素敵な店あれば嬉しいって思う。登場人物の数だけ物語はあるんだね、最初の子供はどうなるんだろう思ったが、考えなくても素敵な人生送れるはず。ラストで店が無くなったのが違和感ですね。ずーっ...続きを読む