瀧羽麻子のレビュー一覧
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すごく良かった。
七夕通りのような、ちゃんと結ばれるのか!?とハラハラする展開は少なめだが、終始穏やかに物語が進みつつ、ちゃんとキュンキュンする場面もあり、幸せな気持ちになった。
安藤くんと璃子の穏やかな性格のおかげで全体的に優しい物語になっているのかなと思っていたけれど、最終章で、安藤くんがこの物語を「きみ」に話しかけていたから、安心して読み進められたのだなあと気づいた。
これまでの左京区シリーズの答え合わせの場面も多くあり、花ちゃんと安藤くんが学祭終わりに衝突した背景には研究室でのこんな事情があったのかと分かり腑に落ちた。
個人的には、山根くんがちゃんと自分のやりたいことを突き詰めつつ、幸 -
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緩やかな京都の大学生の恋
実は私も数学科出身だ。でも研究に心血を注ぐたっくんは、当時の私とは全然違う。私は成績はいまいちで、学問以外のことに力を入れていた。大学生ってそういうものじゃない?
どちらかといえば、花のほうに共感する部分が多い。花は色々なことに興味が多く、恋人を最優先にすることができず、恋愛が長続きしない。でも、これまでの異性とは違うたっくんと出会い、関係性をゆっくりと構築していく様子は、読んでいてじれったいながらも、恋愛としては温かくて理想的に思えるな。
現実の理系男子は、キャンパスに女子が少ないせいでちょろい(個人的見解)。でも、たっくんは恋愛の攻略対象としては難易度高めだ。 -
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面白かった。初めて「うさぎパン」を読んだときから、もう10年以上、瀧羽さんの作品はずっと好きだ。良い意味で淡々と、さらさらと書かれているのに、毎回物語の背景の設定がしっかりあって、それぞれのキャラクターが小説全体の中にすごく自然に溶け込み、読みやすい。
今回の小説は、連作短編集。「藤巻家」という1つの家族をテーマに、主人公が、世代ごとに受け渡されていく。1章で主人公だった二人が、最終章ではひ孫を眺める立場に。物語がゆっくり時間をかけて進むなか、その時々の空や雲の色。どしゃぶりに降りだす雨の匂いまで、自然と連想できる世界観があった。
どの時代も、上を見上げれば空があり、天気に左右されることに変わ -
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なんか、昔は、もっと可愛い恋の話が、多かったのに、最近は、家族の話にシフトしたんですね。毎回、この作家さんの作品を見かけるたびに、可愛い恋の話を期待するんだけど、裏切られる。
いいんだけど。好きだから。
思いやっているはずが、思い込みなだけ。途中から、その辺は、透けて見えてくるんだけど、なかなか、真相は見えてこなくて、最後に、もう一個、思い込み。
一応、ハッピーエンドだけど、この2人の先の話があったら、また、思いやりのつもりの思い込みが、あったりしてね〜、なんて、ちょっと、意地悪く思ってしまいました。
この人の話には、基本、性根の悪い人が出てこないので、安心です! -
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ネタバレ結婚4年目、穏やかで幸せな毎日が続いていると思っていた
でも法事で実家に帰った妻玖美さんが、帰って来ない、、、
そこから妻の事をあまりにも知らない自分に驚く
皆さん感想に書いている程のイライラは感じなかったなー
傷ついた過去を持つ二人だからこその相手への気遣いもあるだろうし
勿論結婚前に話せれば、その方が良かったとは思うけど
先が気になって、一気読み
妊婦検診の件は、先がわかってしまった
最後余韻を残す終わり方で、私としては
その後の2人や周りの暮らしぶりを読んで
ほんわかしたかったな〜♡
瀧羽麻子さん初読みだったので、他作品も読んでみたい -
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ネタバレ妻と仲よく2人で暮らせていると信じていた40過ぎの小川暁生が主人公の小説で、突然、妻が実家に行ったきり、連絡は取れるものの戻ってこなくなり、その妻(とその秘密)を追って、北へ南へ奔走するというストーリー。
この小川夫婦だけでなく、自分も含め、どの夫婦でも、お互いについて知らないことは多いんだろうなという感慨を持ち、夫婦や家族について思いをめぐらさせられた。やっぱり夫婦の意思疎通は大事だということを再認識した。
読み応えのある良い小説だったが、かなり複雑な家庭事情なのに、出てくる関係者がみんな善人ばかりで、おしなべて良い感じにおさまっていくのには、ちょっと違和感を覚えた。
また、最後には大団円に -
Posted by ブクログ
星5に限りなく近いけど続編に期待を込めて星4にしておこうかな。
年末年始に読んだのタイミングばっちり。普段より静かで落ち着いた街並みを電車から眺めながら読むのにぴったりだった。上手く説明できないけど、タイトルとは真逆で静かでヘッドホンで耳を塞いでいるような空気感で心地良かった。
特に2話目の「はなうた」がぶっ刺さった。恋人と出会って4年。すべて上手くいっていたはずだった…自分と重なる部分も多くてずしんときた。。
~やる気さえあれば自分で出来る。できないのではなく、やろうとしないだけ~
~恋人の怠惰と甘えに愛想をつかした~
なんでその時に気づけないんだろうな。いや気づいてたのに甘えてやろうとしな