瀧羽麻子のレビュー一覧

  • はれのち、ブーケ

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    いやぁ…良かった…。
    青春を一緒に過ごして何とか大人として頑張ってる六人(+一人)の物語。
    一人ひとりに対する視線がすごく優しくて暖かくて、読み手も自然と温かく読み込める。全員に共感できる部分があって、応援しながら自分のことも応援している気分に。なにより、肯定してもらった気持ちになった。
    色んな選択の全てを、本当に貴んでくれている、そんな物語に感じました。六人とも、いや七人とも大好きだー。
    なかなか、こんな風に書ける人いないと思う。

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    2012年12月14日
  • 博士の長靴

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    浮世離れした気象の専門家の藤巻博士とその家族や周囲の人の短編連作集。博士のひ孫世代までが描かれる。
    良かったけど博士の息子のふり◯話はちょっと…。でも時代の流れに伴う親子、身内の繋がりの変化も感じられもしたのかな?

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    2026年01月20日
  • 妻はりんごを食べない

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    タイトルに惹かれて読んでみました。妻はりんごを食べない…ってなんだ?ってなりますよね…。
    最後の方まで読めばやっとわかります。
    基本メールでやり取りする形は、今ならあるあるですがやはり声を聞いて気持ちを伝え合う事は大切なんだなと思います。
    段々と明かされていく妻の秘密が気になり、私はすいすい読めました。

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    2026年01月11日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    ネタバレ

    お友達に勧められて読んだ

    出てくる人間、みんな悪い人でなく、普通の人で、愛しい……となった。

    私は子守唄のやつと演歌のやつが好きだったが、やはりどちらも自分の人生に近いテーマがあるような気がしたので好きなのかもしれない、と考えた。
    家族について……

    反対に恋愛系は全くよく分からなかったので、それに対してもすごく「私だな……」と思った

    最後の方に差し掛かると読んでいて体がふっと軽くなる効果があり、どことなく癒されたような感覚がし、なんて良い読書体験なんだ、と感動した
    読書で癒されること、本当にあるんだなあ

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    2026年01月11日
  • あなたのご希望の条件は

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    お仕事小説。転職エージェントってこういう仕組みなのか。読後レビューを読み1月一ノ瀬さん2月二宮さん、と月と名字が同じことに気づいた。面白い仕掛け。香澄さんのように寄り添うアドバイザーばかりでないと思うが、こういう方に担当してほしいと思う。頑張りすぎて消耗しないか心配だけど。スカウトはどうしたんだろう、気になる。

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    2026年01月07日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    妻と仲よく2人で暮らせていると信じていた40過ぎの小川暁生が主人公の小説で、突然、妻が実家に行ったきり、連絡は取れるものの戻ってこなくなり、その妻(とその秘密)を追って、北へ南へ奔走するというストーリー。
    この小川夫婦だけでなく、自分も含め、どの夫婦でも、お互いについて知らないことは多いんだろうなという感慨を持ち、夫婦や家族について思いをめぐらさせられた。やっぱり夫婦の意思疎通は大事だということを再認識した。
    読み応えのある良い小説だったが、かなり複雑な家庭事情なのに、出てくる関係者がみんな善人ばかりで、おしなべて良い感じにおさまっていくのには、ちょっと違和感を覚えた。
    また、最後には大団円に

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    2026年01月05日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    星5に限りなく近いけど続編に期待を込めて星4にしておこうかな。
    年末年始に読んだのタイミングばっちり。普段より静かで落ち着いた街並みを電車から眺めながら読むのにぴったりだった。上手く説明できないけど、タイトルとは真逆で静かでヘッドホンで耳を塞いでいるような空気感で心地良かった。
    特に2話目の「はなうた」がぶっ刺さった。恋人と出会って4年。すべて上手くいっていたはずだった…自分と重なる部分も多くてずしんときた。。
    ~やる気さえあれば自分で出来る。できないのではなく、やろうとしないだけ~
    ~恋人の怠惰と甘えに愛想をつかした~
    なんでその時に気づけないんだろうな。いや気づいてたのに甘えてやろうとしな

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    2026年01月04日
  • 妻はりんごを食べない

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    妻が帰省して戻ってこないけど、携帯では連絡がとれる。義弟と、妻の故郷を訪れ妻の過去を知っていく…
    妻はなんで?どこに行ったの?
    と、気になりスラスラ読めてしまう。
    でも、過去についてほとんど話してなかった2人が、勝手に妻の故郷でいろんな所に行き、いろんな人から話を聞くのはどーなんだろう…
    それならなぜ電話でどこにいるの?帰ってきてって言えないんだろう…
    多くは語らず1ヶ月以上も帰ってこない妻。許す夫。これは優しさではないと思うけど…
    口に出さず勝手に各々考え苦しむくらいならちゃんとお互い言葉にして伝えないとと思った。

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    2025年12月11日
  • さよなら校長先生

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    校長としてまた母、友人、推しとして一人の人間の生き様を描いた楽しい本でした。
    校長でありながらも多角的な生き方をし、周りに影響を与えてきた一女性が、亡くなったことでその影響を与えられた側が、その生き様を偲び振り返ることで考えさせられる。
    私も平凡ではあるけれど友人や子供、孫にいい影響を与えていける人でありたいと思いました。

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    2025年12月10日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    東京の激務な会社から、地方都市の会社に転職した女性のお話
    
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    東京でバリバリ働いていた弥生が、田舎の納豆メーカーに転職。人生の一回休みのつもりで来たはずが、いつしかかけがえのない仲間との大切な場所に。書き下ろし「はるのうららの」も収録。
    バラエティー豊かで仲のいいメンバーと、何だかほのぼのとしたゆるやかな毎日が始まってゆく。
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    人生には休息が必要なときもある
    むしろ、弥生は今までの働き方のほうがおかしいようにも思う
    
    登場人物も、取引先の担当者以外は悪い人が出てこないのもいい
    物語のテンプレ的に、マユミを最初は若干警戒

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    2025年11月25日
  • かわせみのみちくさ

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    ネタバレ

    『たまねぎとはちみつ』シリーズ第3作。
    千春は高校二年生。
    あいかわらず引っ込み思案で、争い事が苦手。
    高校は帰宅部だが、それなりに楽しく過ごしているものの、取り立てて好きなものややりたいことがないことに引け目を感じている。
    そんな千春が、夏休みのひとときを祖母と過ごす。祖母の話をたくさん聞いて、不自由だった若い時代に思いをはせたり、洋裁を習ったりする。そして、祖母のところに出入りしている小学生男子ヒナタと知り合い、仲良くなる。

    千春は、小学生の時に知り合った「おじさん」を思い出し、祖母がヒナタにとってそういう信頼できる大人だとしたら嬉しいと思う。
    また、祖母に無理やり夢や目標を持たなくても

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    2025年11月12日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    瀧羽さんの新作。いつものテイストと違って、いい意味で期待を裏切られた。

    最近読んだ本の中でヒットがなかったので、久しぶりに引き込まれて続きが気になってよんだ小説。

    妻が実家から帰ってこない。そして妻は実家にいなかった… あらすじと、タイトルと、瀧羽さんの作品と、なかなか結びつかなかったのだが、読みやすく、次々に全容が分かっていくのが面白く、2時間かからず読み切ってしまった。私は女だが、主人公である夫の小川さんをどんどん応援したくなるというか、私が彼だったらいろいろ気になって悩んで眠れないと思った。東京→京都→青森→長崎といろいろな場所に変わるのも驚き。妻の過去、気づくと知らないことがある

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    2025年11月01日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    ほんわかとした気持ちになる短編小説。

    どの家族にも「調理法」「秘訣」「処方箋」が存在している。さらに1人ひとりの中にもある。

    私の家の、「うちのレシピ」は、見返りを求めないという言葉かな。無償の愛って偉大。尊敬と共に、いい意味でプレッシャーを感じることなくのびのびと生活できてると思った。

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    2025年10月28日
  • 妻はりんごを食べない

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    タイトルと装丁がスッキリしてて、でも意味ありげだったので読んでみた。
    連絡は、取れるのに居場所がわからない妻、一言聞けばいいのに、聞くことができない主人公の夫。
    ちょっとムリのある設定だとは思ったけど、先が気になって気づけば、一気読みしていた。

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    2025年10月13日
  • 妻はりんごを食べない

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    日常の中に突然現れる非日常、穏やかな生活を送る夫婦に訪れる突然の波紋。
    二人だけの生活をそれなりに幸せに暮らしていたさずなのに、突然帰ってこなくなった妻にはどんな秘密があるのか?
    ケータイだけは繋がっているけれども、本音で繋がっていない二人。
    物語の後半で、ガラス職人が語る言葉に夫はドキリとする。
    「(ガラス製品は)熱すぎても冷えすぎてもだめ。夫婦仲とおなじたい」
    相手を思い遣り過ぎても自分を大事にし過ぎても、夫婦はうまくやっていけない。
    夫婦生活を40年以上続けているとよく分かる気がしました。

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    2025年10月12日
  • さよなら校長先生

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    亡くなった高村先生とのエピソードがいずれも温かい。 子供の成長にまつわるコンパスや連絡帳、先生としてではない趣味の顔が覗くうちわ。思い出の品々が並ぶなか、最後は深呼吸と形のないもの。その人と交わした言葉や当時巡らせた想い。たとえ品物がなくてもそれらが何よりも心に刻まれている失われないその人との記憶。

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    2025年10月11日
  • もどかしいほど静かなオルゴール店

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    記憶に、心に残る「音楽」をオルゴールに仕立ててくれるお店の話。「音楽」を中心に出てくる登場人物たちの奥底を覗き込む感じがする。
    自分の「音楽」ってどんなだろうと考えて、ちゃんと覗き込む勇気が結局持てなくって、きゅーっとなった。

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    2025年10月05日
  • かわせみのみちくさ

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     千春ちゃん(高校2年生)は進路で悩んでいます。
    薬剤師のお母さんにも「何で薬学部に行ったの?」とか質問したりします。

     千春ちゃんのおばあちゃんは、ちょっと認知症の気配があります。
    とある事情で、千春ちゃんは、おばあちゃんと二人きりで数週間を過ごすことになりました。

    ☆人に歴史あり☆
     おばあちゃんから手ほどきを受けながら、ワンピースを作ることになった千春ちゃんは、日ごとにおばあちゃんの半生を聞いていくことになります。
    ・おばあちゃんの実家が「仕立て屋」さんだったこと。
    ・洋裁が好きで得意だったこと。
    ・女子高校に行っていたこと
    ・お商売が上手く行かなくなって、お嫁にいくことになったこと

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    2025年09月23日
  • さよなら校長先生

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     何かを評価するということはとても難しいことだと思います。評価の対象が「人」である場合は特にそうでしょう。

     学校の教科学習の評価や資格試験の合否のように、テストで獲得した点数という「評価基準」があればまだしも、明確な「評価基準」が示されていなければ、評価する側の好みで評価の良し悪しは大きく変わることでしょう。
     また、人は皆、「普通」という感覚を持っていて、評価対象が「自分にとっての普通」の範疇にあるかどうかで評価は変わるでしょう。そして、評価対象を見る時の「普通」は、評価者の立場によって異なることでしょう。

     本作では、小学校の校長先生だった高村正子先生が亡くなり、その「偲ぶ会」に先生

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    2025年09月23日
  • 妻はりんごを食べない

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     小川玖美(おがわ くみ)さん37歳は、結婚を機に勤めていた中堅IT企業を辞めて在宅勤務ができるこぢんまりとした同業他社に入りました。そのメリットとして、実家の京都府亀岡市に帰りやすくなりました。年に何度か数日にわたって実家に滞在しています。

    小川暁生(おがわ あきお)さん41歳は、玖美さんの夫で、各種の工作機械や建材を幅広く扱う専門商社で営業をしています。

     二人は結婚四年目で、東京に住んでおり、一度もケンカらしいケンカをしたことがありません。子どもはなく、家事は協力してやっています。

     ある日、玖美さんは法事のために実家へ帰りました。
    日曜日の法事をはさんで、木曜日から次週の火曜日ま

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    2025年09月16日