瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    家族との関係が思わしくなく、親になりたくない暁生。そして、同じく子供はいらないと言う玖美と結婚した。
    だが、実家へ行くと言っていた玖美と、連絡は取れるが居場所が判らなくなり…

    暁生がバツイチだった事、そして前の奥さんと子供の事で離婚した事。そして、玖美の過去など、ストーリーが進むにつれ、どんどん浮き彫りになっていく二人の知られざる姿にハラハラしっぱなしでした。

    完全に元の関係には戻れないと判っている暁生と玖美が、この先どうなるかハッキリしないまま終了なのがもどかしい。でも、それが後日談に想像を掻き立てるラストでした。

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    2025年08月24日
  • かわせみのみちくさ

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     途中まで読んで、これは認知症のおばあちゃんと孫である主人公のひと夏の物語だと思っていた。
    ところが途中から予想せぬ展開になり、それはそれでほのぼのとして、良い話だった。おばあちゃんとワンピースを縫うって、とっても楽しそう。

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    2025年08月23日
  • あなたのご希望の条件は

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    /_/ 感想 _/_/_/_/_/_/ 
     
    面白かったな。

    エージェントの小説は初めてかな…
    キャリコンの学習をしているので、タイミング的にも面白かったです。

    対法人ではなく、対個人の仕事は、やはり、反応が伝わりやすいから、辛い部分も多い反面、喜びも大きいでしょう。しかも、エージェントは1人の単価も高いから、なかなか面白い仕事。やってみたいな。

    わたし、転職多くしているし、いろんな方法で転職してきたので、この辺の経験は人より多いと自負してます。書類選考は3000件以上、面接は300回以上はやってます。
    ここ5年でも4社に在籍しており、ここは全てエージェント利用ですが、

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    2025年08月09日
  • 妻はりんごを食べない

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    妻の不可解な行動に振り回されてしまう夫。
    何がどうなるの?と読んでいる方も???
    そうきたかって感じでした。

    五島の景色や歴史に癒されて、二人の新たな人生が進んでいきそうでよかったです。

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    2025年08月01日
  • 妻はりんごを食べない

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    アラフォー夫婦の暁生と玖美。子供はおらず、二人仲良く今の生活に満足していた。だが、親戚の法事のため、京都の実家に戻った玖美は、実家のリフォームのための片付けがあると理由をつけてなかなか東京に戻って来ない。なぜ帰って来ないのか、出張がてら妻の実家に顔を出すとそこには妻はおらず…。

    どんなに仲の良い夫婦でも所詮、個々の人間。自分の過去を含めて全てを相手に曝け出すことなんてできない。でも、結婚前にもっとお互いのことを話していればよかったのにと思う。それで相手が嫌がるなら結婚すべきでないわけだし。

    暁生の優しすぎる性格にちょっとイライラするところもあるけど、登場人物はみんないい人。

    全国の名所が

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    2025年07月31日
  • 妻はりんごを食べない

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    とても面白かったです!
    新事実が判明する度、まるで万華鏡を回転させたように様相が一変します。飽きさせないストーリーテリング。並行して描かれる主人公の過去。
    全てが明らかになり、絡まって迎えるエンディングはとても気持ちの良い仕上がりでした!

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    2025年07月25日
  • 妻はりんごを食べない

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    ドキドキしながら読み進め…
    もう少し先のストーリーまで描いて欲しかった!と物足りなさを感じつつ。

    結婚、子ども、親、兄弟
    いろんな立場でいろんな思いがあるけれど
    黙ってたんじゃ伝わらないから
    言ってダメなら、それまでの関係だったということ
    ズルズルだらだら進むより、区切りをつけながら生きていきたいものだ

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    2025年07月24日
  • 博士の長靴

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    特に2022年立春のページが好きです。曾孫に向けた言葉、「自分の頭で考えたことは、あなたの財産です。残しておかないともったいない」✨さりげなくいい言葉〰️

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    2025年07月22日
  • 博士の長靴

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    抗えない時間の流れ、変わるもの、変わらないもの。このお話を通して自分の身の回りの事も沢山頭に浮かんできた。特に何か大きなことが話の中で起きるという訳ではなく、平和な静かな暖かい日常が書かれていた。でも時代に合わせた言葉で書かれるため特に前半部分は言葉が固く感じた。

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    2025年07月08日
  • あなたのご希望の条件は

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    ちょうど自分がこれからのキャリアについて考えていたタイミングで読んでみました。
    転職する理由も人それぞれで、転職エージェントという寄り添い支援する側からの本、とても興味深かったです。

    物語が進んでいくにつれて、香澄自身のキャリア、人生についてもストーリーが展開されて最後まで楽しく読めました!

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    2025年07月05日
  • 博士の長靴

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    紡がれていく物語はしっとりゆっくり心に染みました。
    読んだ後にうまく物語のよさを心にとどめられなかったため、⭐ひとつ下げました。

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    2025年06月09日
  • 東家の四兄弟

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    装丁が良かったので手に取り、あまり期待せずに読み始めたのだが、意外と面白かった。
    占い師のお父さんがいる家族だが、決してスピリチュアルに話を動かさないところが良い。ロジカルであり、時に感情的であり、あくまでも普通の人々だった。
    そしてラストの父と長男での終わらせ方が秀逸だったと思う。

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    2025年06月09日
  • さよなら校長先生

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    人との繋がりや出会いは生きていく中で大きな財産となるのだと思いました。
    細やかな配慮や思いやりで皆を導いていった髙村先生。
    ほのぼのとした気持ちになりました。

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    2025年06月04日
  • あなたのご希望の条件は

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    読み始めてすぐに主人公が2日前に観た番組に登場していた女性だと気づき楽しくて一気読みでした。転職エージェントの香澄はラストで転職する。これからもがんばれ!

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    2025年05月26日
  • うさぎパン

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    出産を頑張って子育てをしても、物心がつく前に別れたら記憶には残らないのかもしれない。
    記憶に残るために子育てをするわけではないけど、悲しい。
    入りやすい器に入って、一日のほんの数分でも子どもと話せたらどんなにいいか。
    生みの親、育ての親血のつながりはどれほど大切なのか。

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    2025年05月23日
  • 博士の長靴

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    何世代にも連なる家族の物語。
    前のお話に出てきたあの人が、次のお話でまた登場したり。そういう繋がりだったのかぁと発見する喜びがありました。
    世代を越えて受け継がれていく家族の想いっていいなぁ。心温まる場面がたくさんありました。

    自分の頭で考えたことは、あなたの財産です。残しておかないともったいない

    メモしておかなくちゃ

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    2025年05月20日
  • うさぎパン

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    とあるブックホテルの366books…という企画で選書された本作。
    これが思いのほか良かった。
    表題作には癒されると同時に食欲も刺激された。
    ハード系パンの描写が本当に美味しそうで、食感や匂いまで伝わってくる気がする。
    同書収録の『はちみつ』も良くて…というか、むしろこっちの方が好きだ。
    「美味しいなあ」と思いながら食事することの大切さを思い出させてくれる。
    食べる幸せを噛み締めたくなった。

    人に選んでもらった本を読むのは楽しい。

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    2025年05月18日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    ネタバレ

    東京で戦場のような職場で働いていた弥生が、恋にも破れ、田舎にある会社に転職して生活を再スタートさせるストーリー。
    田舎の雰囲気にも会社の雰囲気にも慣れ、自分らしさを取り戻す場面はとても良かった。登場人物も温かく、納豆にスポットを当てる場面はすごくホッコリ。
    「はるのうららの」という短編にも、歌いながら納豆をかき混ぜる場面があって、同じ土地での物語なんだなーと少しリンクしている雰囲気も良かった。
    自分のペースで自分探ししようと思える内容で良かった!

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    2025年05月18日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    ネタバレ

    客の心の中に流れる音楽を聞き取れる不思議な力を持った店主がいるオルゴール店の、優しくて暖かい7編。

    それぞれの話のお客さん達がその後どうなるのが良いなのか、読者によって解釈が分かれそうな話もあるのですが(手術することの是非とか、バンドメンバーはこの先どうするのがみんな幸せなのか……とか)
    そこを敢えて描かないことで思い思いのハッピーエンドを想像できるようにしてるのが良いなぁと思いました

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    2025年05月11日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    これの1冊前の感想になんばの波屋書房のことを書きました。料理の専門書には手が出ないものの、食べ物について書かれた文庫本ばかりが並ぶ棚を眺めるのがとても楽しい。書店応援の思いも込めて、寄るたびに3冊ほど購入しています。てな程度じゃ書店救済にはならないでしょうけれど(泣)。これもそのうちの1冊です。

    家族経営のレストランの味に惚れ込んで料理人になることを決めた青年。彼の家族それぞれの目線で描かれる連作短編は、著者らしく優しく温かい。到底好きになれないと思っていた人物のことも好きになる。にしても、双方の母親がお互いの子どもに「あの手の女性は手強い」と言っているのには笑ってしまいます。

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    2025年05月07日