瀧羽麻子のレビュー一覧

  • あなたのご希望の条件は
    転職エージェントで働く主人公”香澄”。転職の相談に乗るうち、自分の人生を見つめ直す。長編小説。

    転職を希望する理由や、会社に求める事、何にやりがいを感じるか、譲れない部分が十人十色で興味深かったです。自分だったらどうだろうと考えながら読みました。

    失敗だと思っていた事が、実はいい影響を与えていた...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    転職エージェントって
    こんな感じのお仕事なんだなぁって思いながら
    楽しんで読めました。
    主人公にはあまり感情移入しなかったけれど
    転職活動をする人たちの迷いや悩み、
    そして歩き出す姿が良かったです。
  • うさぎパン
    可愛くて、温かくて、優しいお話でした。
    表紙の可愛さに惹かれて思わず衝動買いしちゃった本ですが
    お話も義母や友達、家庭教師の美和ちゃん
    それから、富田くん主人公の優子ちゃん
    みんなに癒され大好きなお話になりました。
    うさぎパンも想像するだけで愛らしい
    温かな美味しそうなパンで私もアトリエのパンを食べ...続きを読む
  • 左京区七夕通東入ル
    前に読んでから、だいぶ間が空いてしまったので、恋月橋を読む前に再読。
    あの辺りに住んでたから、それだけで評価も上がるけど、その懐かしさを出汁にしながら、花とたっちゃん、山根と安藤の物語を楽しんだ。
  • 左京区恋月橋渡ル
    東入から、内にエネルギーを溜め込んだもどかしさを感じさせていた山根の物語。姫の登場でどうなる山根。懐かしさと共に山根の物語、周りの面々との日常を楽しみました。
  • あなたのご希望の条件は
    転職アドバイザー会社の話。
    転職する理由ややり方も人それぞれだなと思った。
    主軸の主人公の元夫の不倫の話をもう少し掘り下げて欲しかった。
    スナダックに入って退社した一ノ瀬さんは前向きな退職でよかった。
  • 博士の長靴
    立春、処暑、秋分、夏至、穀雨、立春 という章に分けられた短編。
    短編と言ってもすべて繋がっている。

    大きな事件はないけれど、一人ひとりの生き方に興味がそそられたし、二十四節気について知りたいと思えた。
  • うちのレシピ(新潮文庫)
     多分、20世紀までの小説読者と違って、今世紀の読書好きが幸せなのは、こんな風に柔らかで読むことが愉しい作品をごく普通のこととして感じられることだ。
     ありそうでありえない話ではあるが、だからこそ手にする価値がある。
  • うさぎパン
    タイトルと表紙のイラストがかわいくて、読んでみることにした。食べることが好きなので。

    登場人物たちも食べること(パン)が好きな人たちだった。ほっこりストーリー。

    喧嘩したあとに、うさぎパンを試作している富田くんが愛おしい。
    美和ちゃんが、彼氏を村上と呼び捨てするのもそれっぽくて良い。
    好きなもの...続きを読む
  • 博士の長靴
    気象学の博士がいる藤巻家を中心としたお話
    1958年 立春
    1975年 処暑
    1988年 秋分
    1999年 夏至
    2010年 穀雨
    2022年 立春
    の6編のお話
    ほのぼのとしたお話が続く中、不穏なお話が入って少し残念な気も・・・それも必要だったと
    題名の「博士の長靴」に納得です。

    二十四節気を気...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    ◯読もうと思った理由
    自分のキャリアもそうだが、人のキャリアをサポートすることに興味があったため、何か得るものがあるのではと思ったため

    ◯ 引っかかった言葉
    p205 ちっとも変わらない、と九鬼に言われた。(中略)ちっとも変わっていないというのはつまり、ちっとも前に進めていないということでもある。...続きを読む
  • うさぎパン
    オルゴール店シリーズで瀧羽さんワールドに夢中になり、うさぎパンを手に取りました。
    少し不思議もあり、甘酸っぱさもあり。懐かしいような、ほっこり温かい気持ちになれる作品です。
  • 博士の長靴
    藤巻家と一家と関わる人々の話。四世代に渡って描かれていく家族の話にどんどん引き込まれる。章が進むにつれ空白の期間も気になる。1章の奥様から始まり、出てくる人全員好きになる。藤巻先生の実は人を思いやってるのも素敵。長靴のエピソードが好き。先生とスミさんの話深掘りしてほしい。
  • 博士の長靴
    博士の一家を通して、日本の歩みを感じました。
    二十四節気のお祝いなど、受け継がれていく家族のつながりが好きです。
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    温かみのある物語。読みやすさも◎。
    大きなインパクトや印象に残るクセみたいなのは無いけど、外面とは異なるそれぞれの内側がうっすらと浮かび上がり、でも同じ向きへと時間をかけてゆっくりじんわりまとまって…家族を育む素敵なレシピ。
  • うさぎパン
    瀧羽さん作品3作目。デビュー作と聞いて、原点からと思い読んでみました。高校生の淡いピュアな恋のお話……ふと「耳をすませば」を思い出させるような高校生の恋のお話。。…だけかと思って読みすすめていくと、意外な展開に。続きがあったら読んでみたいと思ってしまいました。。他1作「はちみつ」は、うさぎパンのスピ...続きを読む
  • うさぎパン
    久しぶりに再読。初めて読んだときは学生だったので、「うさぎパン」の高校生たちに感情移入したけれど今回は「はちみつ」が心に残った。ほっこり、あったかい気持ちにさせてもらえる一冊です(*^ ^*)
  • いろは匂へど
    京都を舞台にしている。
    小さな和食器を扱うお店の紫さんは
    彼女を慕っている外国人ブライアン、
    そしてカフェふやまちのオーナーたちと平凡な日々を送っていた。
    ある日、行きたくなかったパーティーで草木染をする光山先生に出会う。
    そして彼を取り巻く女性たちと関わっていく事で、いつもの日常が少しずつ変わって...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
     お仕事小説にも、転職分野というのが、だんだんと増えてきた感じがする。その中でも、人間らしさが魅力のヒロインである。
  • 虹にすわる
    最後はお互いの道へ進むのかと思いきや一緒に進んでいく道を選ぶ。それぞれ進んで月日を超えて成長した2人がまた作る展開もそれはそれでよかったやもと思いつつ、でもこれが一番2人には合ってるかな。それに徳井さんも自分で決めたことなので(笑)