瀧羽麻子のレビュー一覧

  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    【夏の11冊目】

    小樽のオルゴール店にて購入。
    小樽の景色が混じった、心を揺さぶる1冊だった。こういう物語、本当に素敵で、旅にもぴったりだった。

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    2023年08月08日
  • あなたのご希望の条件は

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    転職エージェンシーが舞台のお話です。私も転職は経験があるので相談者に共感しながら読みました。何か大きな事を決める時はやっぱり縁とタイミングですよね。

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    2023年07月30日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    オルゴール好きの私は書名に惹かれて購入しました。
    でも、オルゴール好きの私は、読むのが勿体無くてしばらく積読にしていました。

    オルゴールの音色のように優しい物語でした。
    七つの作品が納められているのですが、最初の物語で涙が出てしまいました。心が温まるとても素敵なお話でした。

    私も私だけのオルゴールを作りたいな。
    曲は何にしようか。
    箱はどうしようか。寄木細工も良いけれど、円筒形のシリンダーが見える透明な物も良いかも。

    読み終わっても色々と想像して楽しめる作品でした。

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    2023年07月09日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    7編の物語それぞれに、人間模様があり引き込まれた。7編のタイトルがまた、素敵!

    私も、自分のオルゴールを作ってもらいたい。何にも変え難い宝物になるなあ。

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    2023年06月19日
  • 乗りかかった船

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    『異動の内示を受けた時点で、さっさと辞表を出せばよかった』。

    会社員にとって避けられないもの、それが『人事異動』です。あなたが会社員であれば、人によって回数に差はあれど、今日までに必ずその瞬間を経験してきたと思います。定年までに一度も『人事異動』の経験なく会社員人生を終えられる方はいません。『人事異動』こそ、あなたが会社員であることの証明とも言えます。

    とは言え、そんな『人事異動』に対するイメージは人それぞれでしょう。『人事の決定は、社員の人生を左右する』と言えなくもありません。不本意な『人事異動』によって涙を流した方もいらっしゃるでしょう。願っても叶わない『人事異動』に歯がゆい思いを抱え

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    2023年06月14日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    タイトルに惹かれて手にとりました。初めての作家さんということもあり気になり…。7つの短編です。1作目の「よりみち」から、風景の描写、人物の心情などがとても繊細に書かれていて、それだけでもとても想像力を掻き立てられた。心の中に流れている音楽をオルゴールにしてくれるこのお店に訪れる、全く違った人生を歩んできた人たち。それぞれに必ず流れている音楽があり、その音が、自分、そして自分を取り巻く周りの人たちの、気づかなかった、気づけなかった心情を気付かせてくれる。そして新しい一歩につながっていく…、とても素敵なお話。もしも このオルゴール店を訪れたら、わたしの心の中にはどんな音楽が流れてるのだろう…。そし

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    2023年06月12日
  • ぱりぱり

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    17歳で詩人デビューしたすみれを取り巻く人々の物語。

    下手をすれば問題児として扱われてしまったかもしれないすみれをありのまま受け入れ、見守ってきた家族は出来た人達だなと感じた。

    すみれの詩は直接登場せず、読者に想像させる余白があるのも素敵。

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    2023年05月20日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    めちゃくちゃ良かった!
    本編が終わった時は、意外と短かったなと思ったけど、その次の短編がまさかのあの子の物語で、ここでこれを持ってくる作者天才か!?と思った!

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    2023年04月30日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    物語の後半になってタイトルの意味が分かった。
    音楽を通して自分が知らない自分を知るきっかけをくれるオルゴール店の店主は身近にいてほしい。

    作中で音楽をきっかけに50年越しに明らかになる真実があったように、私も音楽で何年も前のことを思い出して感慨に浸りたい!と思ったから、これからは暮らしの中の音楽をより大切にしたい

    続編の『もどかしいほど静かなオルゴール店』を読むのが楽しみ

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    2023年04月26日
  • たまねぎとはちみつ

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    ネタバレ

    おじさん、戻ってこないなんて!
    でも、きっとミホコさんのときみたいに、優しく見守ってる気がします。終わりが切ない…

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    2023年03月31日
  • いろは匂へど

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    ネタバレ

    『うさぎパン』を読んで瀧羽さんの世界に触れたくて手に取った本。

    光山と紫の距離感にムズムズしたりもしましたけど、白黒ハッキリさせることは絶対必要なことではなく、むしろ割り切ってしまった方がいいこともある。
    割り切ってしまう恋愛は少し寂しい気がした。

    ブライアンの素直な気持ちを真っ直ぐな言葉にして伝えてくれる所に心が暖かくなった。

    人は誰でも、毎日少しずつ何かしらの影響を受けて染まっていく。いい様にも、悪い様にも。

    またひとつお気に入りの作品が増えた。

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    2023年03月18日
  • 虹にすわる

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    魚住と徳井の関係性にほっこりし、椅子職人という珍しい職業に魅了されているうちに、気づいたら読み終わっていました。椅子ってそんなに買い替えることがなく、当たり前のように毎日使っているため、空間の一部として捉えがちですが、一つの椅子として見ると、座面や背面のデザイン、脚の数など椅子の見た目の面に加えて、誰が座るのか、どこに置くのかなど、相手によって場所によって、適している椅子が異なるんだなということを感じ、今後椅子をみた時、新たな視点で見られるのではないかと思います。あと、魚住がモテると言うのは、何となくわかる気がしました。私も甘えられる徳井が少し羨ましかったです。それぞれの強みを活かして椅子作り

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    2023年03月17日
  • 左京区桃栗坂上ル

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    璃子ちゃんと安藤くんの小さい頃からの、あったかい物語。一癖ある楽しい仲間たちとの大学生活がリアルで共感できる。小さい頃から一途に?思い続けた"お兄ちゃん"、妹の友達で幼馴染みとの大事件はないけど、いろんな出来事が楽しくて微笑ましい。
    "左京区"シリーズの中で、一番ほっこり温かかった。

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    2023年02月22日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    仕事で特に疲れた時など何度も読み返し、その度にほっこりする。「どんな人にも人生が手に負えなくなるときはある」は何年経ってもそんな時はあるけど、だからといってその先悪いことばかりじゃないと心に染みる。他の作品も読みたい。

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    2023年01月28日
  • ぱりぱり

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    読後じわじわ沁みてくる。

    詩を書いて表現するすみれ本人は、喋る言葉は少ない。
    それだけにすみれの見てる世界はどんなだろう。
    すみれはいったいどんな詩を書いているのだろう。
    想像するだけで楽しい。

    人は生きているだけで知らず知らずに影響しあっているのだなぁ。
    まるでタペストリーのように人々が影響し合いながらそれぞれの世界を創っている。

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    2023年01月05日
  • 虹にすわる

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    徳井と魚住の信頼関係だったり、菜摘とのいい感じの距離感だったり、胡桃も含めた4人の絶妙な雰囲気。ちょっとした事件は起こるけれども、それでも一貫して後ろに流れている穏やかな空気が好き。
    区切りの椅子のマークが一つだけ謎の形になって、これも椅子なのか?と思ったら、胡桃の「ヤツメウナギ」だったみたい。後ろ表紙を見て気付いた。でもここだけヤツメウナギにする理由が不明。

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    2022年11月24日
  • 左京区七夕通東入ル

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    こんな大学生になりたいな〜って憧れを抱きながら中学生の頃から何回も読み返してきた本。
    不器用なたっくんからのたまにくるキュンが最高です

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    2022年09月26日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    『煮こみ料理はなんでもそうだけど、時間をかけなきゃおいしくならないの。じっくり、じわじわ火を入れて、食べ頃になる』。

    寒い季節に『煮込み料理』は定番です。芯まで味の染みたホクホクした料理を食べる瞬間は、自身の心までホッコリしそうなそんな思いに囚われることだってあると思います。しかし、

    『だけど、そこですぐにテーブルに出さないとだめなのよね』。

    というその塩梅。料理を美味しく食べるには何らかの『秘訣』はつきものです。そこには、

    『そのまま火にかけてたら、お肉も野菜も全部どろどろに溶けちゃう』。

    という結果論が待っているからです。そんなポイントをまとめたものが『レシピ』です。そんな『レ

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    2022年03月05日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    2つの家族の一人一人にスポットライトをあてた物語6編。
    それぞれ思い出の料理が出てくる。
    温か~く、あったか~く、あったか~い。
    なんだか、良いな~と読後、思っていました。

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    2022年02月27日
  • うさぎパン

    購入済み

    パンはやっぱり、しあわせの味

    パンにまつわるショートムービーのような作品でした。パンの焼きたての香りを思い出しながら読みました。登場人物は自然体で、どこにもいそうなひとたちですが、それぞれの人生があり、葛藤もあります。それを、見事にパンが結びつけてくれます。素敵な作品でした。

    #ほのぼの #泣ける

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    2021年12月05日