瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 虹にすわる

    Posted by ブクログ

    大学時代の友人である徳井と魚住。故郷で修理屋さんをしている徳井の元に魚住が押しかけてきて椅子工房を始める。劇的なことが起こるわけでも大成功するわけでも大恋愛ストーリーがあるわけでもなく。何人か間に挟んだら見つかりそうな普通の人々。でも応援したくなる二人、こんなに好きなものを仕事にできるのは羨ましいな。

    0
    2025年03月23日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    きれいな表紙に惹かれて読んでみた。「往々にして」「矜持」等いろんな言葉がつかわれていて、知的な本‥と思った。およそ80年前の時代から物語が始まるので、聞きなれない言葉や文化がいろいろ出てくる。章によって話し手と時代設定が変わるのはおもしろかった!この2人こうなったんだーとか、読み取りながら相関図を思い描く。

    藤巻さんみたいに、気象学を学んで自分でこのあとの天気を予想できたらすてきだな〜。どうして虹はかかるのか?なんで白い雲と黒い雲があるのか?そういうこともちゃんとしれたら、空を見るのももっともっと楽しそうだな。

    私も藤巻さん同様散歩は好きだけど、晴れた日にイヤホンをさすことが多い。雨は寒い

    0
    2025年03月21日
  • さよなら校長先生

    Posted by ブクログ

    高村先生いいなあ! テレビで見るような行動力あふれる熱血先生って感じの先生じゃないところが良かった 今春から小学校教師3年目の娘にも勧めたい一冊

    0
    2025年03月15日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    天気の研究に生涯をささげた藤巻博士の一家・四世代を中心に、彼らとの出会いで変化していく人々の生きざまや家族の在り方を描いていて良かった。それぞれのお話で語り手が変わるので、次は誰の視点だろうと楽しんで読める。
    天気を変えられないように、人間もあるがままを受け入れるしかないと思えるようになり、少しスッキリ。読み終えた後は天気や四季の変化を感じるのが楽しくなるはず。


    0
    2025年03月11日
  • もどかしいほど静かなオルゴール店

    Posted by ブクログ

    素敵な話がいっぱいで心が温かくなった。
    前作の『ありえないほどうるさいオルゴール店』を読んでから読んだ方がより楽しめると思う!

    0
    2025年03月09日
  • 左京区桃栗坂上ル

    Posted by ブクログ

    シリーズものと知らずにこの本から読んでしまったのだが、問題なくキュンキュンしながら読んだ。京都の街中や大学生の生活は懐かしいなぁと思い、京大や理系学部の雰囲気は想像できて面白かった。

    0
    2025年03月08日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    瀧羽麻子氏は初めての作家さんでした
    優しい表現が多く読後は自分も少し優しくなれたのではないかと思うほど。
    ほとんど台詞もなく空気もあまり読めない、それでいて物語の真ん中に構える藤巻氏とひ孫の玲くんのシーンが読後の心地よさを引き立てている

    0
    2025年03月08日
  • さよなら校長先生

    Posted by ブクログ

    今でこそ女性管理職が少し増えてきた印象だけど、
    圧倒的に男性社会の学校において、
    最後は校長を勤め上げた女性の生き様。

    誰から見ても誠実な人物像。
    私には到底なれないなあ。

    0
    2025年03月03日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    オムニバス形式。一つ一つは短編だが、すべてがつながっている。時系列もマチマチ。
    一人娘のいる洋食屋と、その洋食屋で働く息子とその両親、それぞれの一人称による物語。息子の母親はバリキャリで、息子の約束も仕事ですっぽかすほど仕事にのめり込んでいる。この美奈子さんは嫌いだが、他の登場人物はみな優しい。美奈子さんの一人称で彼女の葛藤にも触れるが、それでも許せない。

    0
    2025年02月16日
  • たまねぎとはちみつ

    Posted by ブクログ

    引っ込み思案で自分はふつうだと思っている千春が、ふとしたことから修理屋のおじさんと知り合って、自分の気持ちを聞いてもらうようになる。それをきっかけに少しずつ変わっていく千春。「たまねぎとはちみつ」というちょっと不思議な取り合わせ言葉がキーワードの千春の成長の物語。

    0
    2025年02月12日
  • さよなら校長先生

    Posted by ブクログ

    長年教職に就いていた元先生をめぐるエピソードが連作になっている。教え子やコンサートで知り合った友人、元同僚、指導を受けた実習生、娘など様々な側面から描くことで、高村正子という人物像が浮かび上がってきた。凛とした思慮深い優しさと慈愛に満ちた教師像。全てを書ききらずに余韻を残した話になっていたので、想像が広がって、心に深く刻まれたようだ。藤色をモチーフにした優しい絵を散りばめた装丁も物語の余韻を楽しませてくれている。

    0
    2025年02月09日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    よかった
    お天気が気になる博士、家族、家庭教師
    息子の成長
    最初の長靴が最後にまたリンクしてて、時代は変わっても続いてる感
    それに二十四節気が組み合わされるというレトロ感ある新しさ?みたいな

    0
    2025年02月04日
  • 虹にすわる

    Posted by ブクログ

    自分のやりたいことは自分で決めていくことが大切だということに、改めて気付かされた作品でした。自分のことを一番わかっていないのは、意外と自分なのかもしれない。自分で決めて前に進んでいくことが自分のことを成長させられる一番の方法だと感じました。

    0
    2025年01月29日
  • さよなら校長先生

    Posted by ブクログ

    小学校教師として30年以上働き、最後は校長も歴任した高村正子さんが亡くなった。
    旦那さんも亡くなって、娘さんは海外で生活しているため、簡単に葬儀を済ませたらしく元同僚たちが高村さんを悼むために「高村正子先生を偲ぶ会」を計画する。
    先生との思い出をそれぞれが語る。

    ① コンパス〜かつての生徒
    ② 連絡帳〜保護者
    ③ うちわー趣味仲間
    ④ スーツ〜海外で暮らす娘
    ⑤ こんぺいとう〜同僚
    ⑥ 深呼吸〜教育実習生

    高村先生との思い出はみんなそれぞれあって…、そのどれもが先生の人柄を思わせる。
    とても親身になり、優しくて思いやりがあって、もちろん伝え方、聴き方も丁寧で安心できる先生である。
    先生を離

    0
    2025年01月26日
  • もどかしいほど静かなオルゴール店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    続編と知らずに読んでしまった。こちらだけでも楽しめたが、最後のお話は前作と繋がっているようだったので先に読めたらもっと良かったかも。

    ゆびきり のユリがオルゴールを交換して持っていったところと、
    みちづれ の妹のオルゴールからも同じ曲が流れたところが特に好き。


    0
    2025年01月22日
  • さよなら校長先生

    Posted by ブクログ

    長く地域に尽力した高村正子校長先生が亡くなり、高村先生をさん偲ぶ会が開かれることになり、教え子や保護者、元同僚や娘たちが先生との思い出をそれぞれが思い描く連作短編集。

    教師は聖職者などと言われることもあったけど、やはり一人の人間で、児童や保護者に慕われていても、親子関係はなかなか思い通りに行かなかったのかな。
    でも、何だかんだで娘の沙智は、一人でなんでも決めていくところなんか高村先生にそっくりだなと思う。

    瀧羽さんの作品はどれも心優しいものが多く、中学入試や高校入試によく採用されるのも納得。

    0
    2025年01月10日
  • 東家の四兄弟

    Posted by ブクログ

    学者肌の長男。生真面目な次男。繊細でイケメンな三男。容量が良くて自由だけど実は一途な末っ子。それぞれ違った個性を持つ彼ら。ああ、こういう人いるよなあと思った。
    占い師の父と勘が鋭い母。かなりスピリチュアルな家族だと思う。
    読みやすいのと、自分が占い好きなこともあって、すらすらと楽しく読んだ。

    0
    2025年01月10日
  • 博士の長靴

    Posted by ブクログ

    気象学に生涯を捧げた一風変わった大学教授、そこから四世代にわたる物語。
    心暖まるようでちょっとチクリとする部分もあり、背景や結論をぼかしながら、余白を読者の想像に委ねて、永い時代の物語がとつとつと進んでいく。
    どこかつかみどころのない話だったが、不思議と心地よく読み進めていった。
    誰もがどこかで経験しているような、人の営みの物語だった。

    0
    2025年01月04日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    連作短編集。
    家族経営のレストランで働く啓太とそのレストランの娘真衣がそれぞれの家族を紹介する話から始まる。
    啓太の母の美奈子が仕事の都合で来れなくなるという設定だったが、母のキャラがたってて、面白い。

    0
    2024年12月31日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    あ、これ小樽だな、と思ったら、色んなことがリアルに感じられてしまって、いいのか悪いのか…もっとファンタジーとして読みたかった気がする。
    「もやもやを抱えたひとが、不思議なお店でぴったりなものに出会う」という仕組みのはなしが全般好きでわりと読む。
    このオルゴール店のいいところは、店主がただ客から聴こえた音を客に渡す「だけ」というところだと思う。だから、説明もしない。なんでそうなのか、それでどうなるのか、小説としても説明しすぎない。そこが好き。
    特に気になったのは「ふるさと」で、色々生々しくていたたまれなくもあり、親子の言葉が足りないかんじが分かりすぎて、切なくなる。

    0
    2024年12月19日