深沢潮の作品一覧
「深沢潮」の「黒い結婚 白い結婚」「あいまい生活」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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小説・文芸
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Posted by ブクログ
深沢潮さんの「海を抱いて月に眠る」を
読み終えました。
李相周は家族に、特に妻には気持ちを
素直に伝えることがなかなかできず
妻に誤解や辛い思いをさせてしまったけれど
目まぐるしく変わる国の情勢や差別のなかで
愛する祖国と家族を最後まで愛し戦い抜き
オモニの教えの通りに
「雄鶏のように、賢く、耐え、
信頼される強い男」として生きた
強くて優しい人だった。
韓国にあるお墓に相周の骨と
ポクチュモニを埋め、手を合わせている時に
李相周の娘 梨愛の心の中で流れる
「故郷の春」の歌詞を
読みながら私も思わず胸が熱くなった。
愛する国で
自分らしく 誇りを持ち
愛する人たちと共に
幸せに生き
Posted by ブクログ
「知らなければならないことだ」と思う自分が、そのまま主人公の葉奈に重なる。
小説家としてデビューするためのテーマを求め、慰安婦問題に出会って「これを知らなければ、書いて伝えなければ」と思う主人公の、自分自身としては必然でこれしかない!と思う心の動きと、客観的に見れば浅薄、浅慮に過ぎず、立場や視点が当事者性を欠き「どこの目線からそれを言ってるの」と言いたくなるようなあり方。私たち読者は、主人公の旅程を辿りながら、その主観と、「そんな甘いわけがない、そんな覚悟で書いていいものではない」という外側からの目線を同時に体験する。我々は主人公を客観的に見られる立場でありながら、そこに内在する危うさや甘さは