はざまのわたし(集英社インターナショナル)

はざまのわたし(集英社インターナショナル)

2,079円 (税込)

10pt

4.5

在日コリアンの家庭に生まれた著者がさまざまな劣等感、生きづらさを抱えながら成長していくプロセスを振り返って描いた初の「自伝エッセイ」。キムチ、寿司、焼肉、チョコレートなど、さまざまな食べ物をキーワードにした連作短編集でもあります。タイトルの「はざま」とは日本と韓国という2つのアイデンティティのみならず、親と子、男と女、仕事とプライベート、妻と母・・・・・・など、さまざまな「はざま」の中で、いわばもがき苦しんできた彼女の生き方を象徴的に示す言葉です。

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はざまのわたし(集英社インターナショナル) のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    辛かった、悲しかった思い出の鮮明さたるや。
    在日コリアンへの日本人からの差別ももちろんだが、家族の繋がりが読んでて苦しい。断ち切ってしまえと叫びたくなる。

    0
    2025年09月24日

    Posted by ブクログ

    著者である深沢潮さんとの出会いは、アジア・太平洋戦争中の沖縄戦と慰安婦問題を巡って2人の女性を綴った「翡翠色の海へうたう」であり、とても感銘を受けた。著者からのお薦めも頂き、複数の書籍を読ませて頂いた。今回は、著者のエッセーであり、在日コリアンとして、また両親の民族意識や家父長制による価値観の押しつ

    0
    2025年08月07日

    Posted by ブクログ

    このエッセイは深沢潮さんの人生の棚卸しだと終わりに語っている。独裁的な父と支配的な母の元、厳しく暴力的に育てられたそうだ。学校では自分のアイデンティティに苦しみ、ルッキズムに支配され続け、恋愛願望と過度な他人への奉仕、両親の束縛から解放されるために見合いを繰り返したことなど、赤裸々に「食の思い出」と

    0
    2025年08月06日

    Posted by ブクログ

    ネットで連載されていたタイトルが「李東愛(イドンエ)が食べるとき」なのだが、その冒頭で、自分を偽らないで書きたいと書かれていた。李東愛とは、深澤潮さんが日本国籍を取る前の本名。そもそも、日本国籍を取ったのも、就職や結婚などで、大変な苦労をしたからだそうだ。

    本書は、食を軸にして、自分の越し方を書い

    0
    2025年07月01日

    Posted by ブクログ

    作者の書いた本のエピソードや子ども時代や子育てのエッセイで性格が似ているので同調しながら他作品も読んでみたくなる。
    読みやすい文章で回りくどくないのはすごくいい。
    当たり前と思っていたのは国が違えば不思議となる。ブラジルから来ている同僚のキツさや考え方の違いもブラジルでは当たり前なんだろうなぁと自分

    0
    2025年03月20日

    Posted by ブクログ

    全編が自己紹介のような本。環境や立場は違うけれど、わが家の食事風景や時代の記憶まで呼び起こされ‥懐かしさ誇らしさに恥ずかしさと申し訳なさ‥わたし自身にも身に覚えがあり過ぎて胸の奥がチクリと痛い。
    以前、経歴もなにもまったく予備知識のないまま『乳房のくにで』を読んだ時の、物語全体から受けたどんよりとし

    0
    2025年04月11日

    Posted by ブクログ

    「食」にまつわるエッセイだが、在日コリアンの家庭で育った著者の来し方を綴ったものである。
    要所要所に著者の小説が出てくるのも興味深い。
    アイディンティティを拗らせた中高時代の頃の韓国への複雑な思いも感じながら上手く食に繋がっているのも読みやすい。
    家父長制度が強いのが国がらなのか、時代なのかそのどち

    0
    2025年04月08日

    Posted by ブクログ

    食にまつわるエッセイとなっているが、本題としては、タイトルにあるように、日本と韓国とのはざまで苦悩する、一人の女性の自伝だ。
    日本で生まれ育ちながら、家庭では韓国の文化に強く影響された筆者が、経験してきたものを、食を手掛かりに回想してゆく。
    自己防衛というか、他者との間に見えない壁を作ってしまう著者

    0
    2025年09月03日

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