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派遣社員、彼氏なし、家族とは不仲。冴えない日々を送る葉奈は作家になる夢を叶えるべく、戦時中の沖縄を舞台に勝負作を書くこと決意。しかし取材先で問題の当事者ではない人間が書くことの覚悟を問われ…。
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Posted by ブクログ
プロの小説家デビューを目指す女性と朝鮮慰安婦の二つの物語が同時進行する。自分の存在価値を認めさせたい小説家の卵と一方は死ぬことも出来ずにただ「あな」として生かされる女性。場所が移動するたびに日本名が与えられて、決して本名は誰にも言わない。小説家の卵が内面的に成長していく中で、やがて二つの物語は…。慰...続きを読む安所の表現はかなりキツく心を抉られそうだった。深沢潮さんの本はこれで4冊目だが、読むたびにハマっていく。
悲しくて辛い話。 苦しさが長く続いて最後の数行でどうにか希望を見出す事が出来る。 女性として生まれたことの意味と男性として生まれることの責任とかを考えさせられる。 時代背景によって男女の性の扱い方がこんなにも違ってしまうのかと、わかっていたようで本当の苦しみは全く理解していなかったんだとこの作品を読...続きを読むんで痛感。それぐらい具体的な描写に目を背けたくなるような表現も多いですが、反日、反韓とか関係なく、1人の女性の強く行きた生き様を多くの人に読んでみて欲しいと思いました。
読み進めやすいが、ずっと苦しい。 沖縄戦が取り沙汰されるなか、あまり話題にのぼらない慰安婦について書かれている貴重な本だと思う。 穴にされる、ないことにされる苦しみが身にせまる。
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深沢潮
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