作品一覧

  • 黒い結婚 白い結婚
    値引きあり

    黒い結婚 白い結婚

    小説・文芸

    3.9
    1巻554円 (税込)
    結婚――それは人生の墓場か、パラダイスか? 古今東西の解けない謎ともいえる「結婚」に、人気作家7名が迫ります。ダークサイドから見た〈黒い結婚〉と、ハッピーサイドから見た〈白い結婚〉。白黒両面から見た結婚の裏と表、たっぷりお届けします。 黒い結婚 窪美澄 「水際の金魚」 深沢潮 「かっぱーん」 木原音瀬 「愛の結晶」 中島京子 「家猫」 白い結婚 森美樹 「ダーリンは女装家」 瀧羽麻子 「シュークリーム」 成田名璃子 「いつか、二人で。」
  • 伴侶の偏差値

    伴侶の偏差値

    小説・文芸

    3.3
    1巻682円 (税込)
    「好き」だけじゃ幸せになれない女のリアル。  真紀と佳乃と未央は、大学時代の女友達。35歳になった3人は、真紀は独身、佳乃は子育てに追われ、未央は夫と別居して一人暮らしを満喫中と、それぞれの道を歩んでいる。  母と二人暮らしの真紀は、母親に彼との結婚をせっつかれ落ち着かない日々。とはいえ、今おつきあいしている彼が、一生をともに歩む伴侶としてベストなのか答えが見つからないまま時は過ぎゆくばかり。この人と結婚したいのか、それともただ結婚しておいた方がいいと思っているだけなのか、揺れる35歳独身女性の心理をリアルに描き出す。自由奔放な暮らしがうらやましく見えていた未央にも、家庭生活が充実しているように見える佳乃にも、実は深い悩みがあることを知った真紀。女の本当の幸せって何?最後に真紀が下した決断は……?
  • ひとかどの父へ

    ひとかどの父へ

    小説・文芸

    3.8
    1巻748円 (税込)
    幼くして生き別れたおぼろげな記憶の中の父親が「在日」だったと知って、朋美は衝撃を受ける。なぜ自分に今まで黙っていたのか。そして母親が秘めていた、海峡をまたいだ物語とは。「愛せない自分」と向き合う女性を描く、著者渾身の感動作。
  • ランチに行きましょう

    ランチに行きましょう

    小説・文芸

    3.3
    1巻748円 (税込)
    たかがランチに3500円!? でもママ友の集まりには行ったほうがいいよね……。生協の配達員に恋する恵子。離婚を隠すシングルマザーの秋穂。スピリチュアルに傾倒する千鶴。若手俳優のおっかけにのめりこむ綾子。娘の受験に悩む由美。この街で、このタイミングで、子どもを産まなければ出会わなかった五人の女たち。幼稚園バスの送迎場所から「ママ友」たちの人生は交錯していく──。(解説:榎本正樹)
  • 緑と赤

    緑と赤

    小説・文芸

    4.7
    1巻759円 (税込)
    ふたつの国の狭間で揺れる、迷う、恋をする。 二〇一三年の夏、在日韓国人の大学生・知英はパスポートを取得した。表紙の色を見て、改めて自分の国籍を意識する。町ではヘイトスピーチのデモに遭遇し、戸惑う。「なにじん」なのか、居場所はどこにあるのか、友人と分かり合えないのはなぜか。自分に問い続ける知英は少しずつバランスを失っていく。K‐POPファンの梓、新大久保のカフェで働く韓国人留学生のジュンミン、ヘイトスピーチへの抗議活動に目覚める良美、日本に帰化したのち韓国で学ぶことを選んだ龍平、そして知英。ふたつの国で揺れる五人の男女の葛藤と再生を描く。
  • 乳房のくにで

    乳房のくにで

    小説・文芸

    5.0
    1巻770円 (税込)
    21世紀目前、福美は困窮していた。抱えた娘の父親は行方知れず、頼る実家もなく、無職で何も「持っていない」。ただ母乳だけは捨てるほど出続ける。そんな折、母乳が欲しい家庭に届ける団体を運営している廣瀬と出会い、福美はナニィ(乳母)として雇われることに。すると、かつて自分を虐めていた同級生が嫁いだ政治家一家から指名が入り……。母乳によって子を手放した女と母となり得た女の視点から、母性を描くサスペンスフル長編。
  • 足りないくらし

    足りないくらし

    小説・文芸

    3.5
    1巻770円 (税込)
    ぬるぬるするシャワーブース、髪の毛だらけの電気カーペット、押入れもひと部屋!? おしゃれとは程遠いシェアハウスに住む事情 明大前駅から徒歩18分のところにある「ティラミスハウス」。その名にまったく似合わない古い木造長屋のシェアハウスに住む女たちは、それぞれ事情を抱えていた。貧困、生活保護、シングルマザー、ネグレクト、外国人技能実習制度――。ひっそりと息を詰めながらも、懸命に生きる彼女たちの本音とは。持たざる者たちの生きづらい現状と、その先にある希望を描いた問題作。R‐18文学賞出身の気鋭が、現代社会のリアルに迫る。
  • 海を抱いて月に眠る

    海を抱いて月に眠る

    小説・文芸

    3.9
    1巻850円 (税込)
    自らのルーツを問い直す渾身の一作 在日一世の父の遺品から出てきた一冊のノート。そこには家族も知らない半生が記されていた。そこから浮かび上がる父の真実の姿とは。 ※この電子書籍は2018年3月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。
  • 翡翠色の海へうたう

    翡翠色の海へうたう

    小説・文芸

    4.4
    1巻858円 (税込)
    派遣社員、彼氏なし、家族とは不仲。冴えない日々を送る葉奈は作家になる夢を叶えるべく、戦時中の沖縄を舞台に勝負作を書くこと決意。しかし取材先で問題の当事者ではない人間が書くことの覚悟を問われ…。
  • 縁を結うひと

    縁を結うひと

    小説・文芸

    -
    1巻1,122円 (税込)
    在日二世の金江福は、30年ほど前から縁談を取り仕切る仕事をはじめ、いまや辣腕な「お見合いおばさん」となった。 彼女のもとを訪れるのは、結婚を切望する母親であったり、あまり結婚に乗り気でない娘だったり、何度もお見合いに挑み続けている男性だったりと様々。 青春・恋愛・夫婦、子育て、そして介護まで……様々な困難に負けずタフに生き抜く老若男女のリアルな姿を活写する。深沢潮のデビュー作!
  • あいまい生活

    あいまい生活

    小説・文芸

    3.6
    1巻1,408円 (税込)
    明大前駅から徒歩18分の「ティラミスハウス」。その名にまったく似合わない古い木造長屋のシェアハウスの住人たちは、それぞれ事情を抱えていた。貧困、DV、生活保護、外国人実習制度――。運命に翻弄されながらも、ひっそりと息を詰め生きていく女性たち。持たざる者たちの本音と生きづらい現状が見えてくる問題作。
  • ママたちの下剋上

    ママたちの下剋上

    小説・文芸

    2.7
    1巻1,485円 (税込)
    ママの地位は子どもの成績で決まる?!  「お受験」という名の、母親たちの代理戦争。この前まで自分が誰かの子どもだった母親たちが、突如として一人の人間を育てることを課される。とまどいを周囲に悟られないように、孤独な子育てと戦う母達の下剋上の物語。  大手下着メーカーで広報として働いていた香織は、妊活に励むために慣れ親しんだ会社を退社することに。家でゆっくりしながら、夫との時間を作ろうと考えていたのだが、母校「聖アンジェラ学園初等部」の広報を手伝って欲しいと校長からお願いされる。  広報の仕事だったらお手のものと軽く考えていたのだが、子どもの受験に挑む母親たちの思いは、下着を購入するお客さんとは全く違っていた。母親同士の駆け引きや足の引っ張り合い、その一方で子を愛するという一筋縄でいかない母たちの思いに飲み込まれていく。子どもを持つことは幸せ?それとも地獄?悩んだ母親たちが出したそれぞれの結論は?
  • 緑と赤

    緑と赤

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,683円 (税込)
    どうして伝わらないのだろう。こんなに近くにいるのに。2013年夏、大学三年生の金田知英は、友人と夏休みに海外旅行へ行くため、パスポートを取得した。自身が在日韓国人であることは知っていたが、「韓国人であること」を意識しないように育てられた知英は、パスポートの色を見て、改めて自分の国籍を意識した。知英の友人でK-POPが大好きな梓、新大久保のカフェで働く韓国人留学生のジュンミン、ヘイトスピーチに憤り抗議活動に目覚める地方在住の良美、日本に帰化をしたのち韓国で学ぶことを選んだ龍平、そして知英。自分は「なにじん」なのか、自分の居場所はどこにあるのか、隣にいる人とわかり合えないのはなぜなのか。ふたつの国で揺れる知英の葛藤と再生を中心に、五人の男女が悩みながらも立ち上がる姿を描く傑作長編。 「馴染まない。生まれて初めて手にするパスポート。赤や紺ではない、濃い緑色。表には、まったく読めないハングル文字。英語で、REPUBLIC OF KOREAとも書かれている。ページを開くと、まぎれもない自分の顔がそこにあった」――(本文より)
  • わたしのアグアをさがして

    わたしのアグアをさがして

    小説・文芸

    3.4
    1巻1,815円 (税込)
    婚約破棄。勤務先の倒産。そして母からの「あんたみたいに、取り柄がないのにわがままな娘は、男の人で人生が決まるの」という言葉に、趣味で続けてきたフラメンコを取り柄にしようと渡西することを思い立った莉子。 両親に逆らい始めたマドリードでの生活は、自由そのもののように思えたが、日本人コミュニティの狭さや言語と文化の壁、そして日本に置いてきたはずのしがらみが莉子を悩ませる。 そんなスペインの暮らしの中で、フラメンコの開祖と言われる日本人女性と出会い、彼女のフラメンコへの思い、そして踊り手にかける掛け声「アグア」(水=必要不可欠な物)の意味を知った莉子は、自分にとっての「アグア」は何なのかを考え始める。
  • 李の花は散っても

    李の花は散っても

    小説・文芸

    3.9
    1巻1,980円 (税込)
    海峡を挟み、国家と戦争に引き裂かれながらも戦前・戦中・戦後を生きた二人の女性。政略結婚により皇室から朝鮮王室へと嫁いだ李方子、半島の革命家に寄り添った女性・マサ。それぞれの激動の生涯と時代を描いた、著者渾身の大河小説。
  • はざまのわたし(集英社インターナショナル)

    はざまのわたし(集英社インターナショナル)

    小説・文芸

    4.5
    1巻2,079円 (税込)
    在日コリアンの家庭に生まれた著者がさまざまな劣等感、生きづらさを抱えながら成長していくプロセスを振り返って描いた初の「自伝エッセイ」。キムチ、寿司、焼肉、チョコレートなど、さまざまな食べ物をキーワードにした連作短編集でもあります。タイトルの「はざま」とは日本と韓国という2つのアイデンティティのみならず、親と子、男と女、仕事とプライベート、妻と母・・・・・・など、さまざまな「はざま」の中で、いわばもがき苦しんできた彼女の生き方を象徴的に示す言葉です。

ユーザーレビュー

  • ひとかどの父へ

    Posted by ブクログ

    父親は自分のせいで危害が及ばないようにと
    自ら妻と娘の元から姿を消した。

    浜田朋美は忽然と姿を消した父親に
    いつか会えることを願いながらも
    母親と心が通わず
    孤独でたくさん淋しい思いをしながら
    幼少期を過ごしてきた。

    そのためか大人になっても心の中が空洞で
    何にも夢中になれずにいた。


    長い年月を経て
    朋美が黒沢とともに父親に会いに行った時
    朋美はとっさに自分のことを
    「黒沢の娘」と伝えた。

    でも父親は朋美を本当の娘だとわかっていた。
    父親が朋美に呟いた言葉
    「ミアネ、クレド、サランへ」
    その意味は

    「ごめん、それでも、愛してる」だから。

    朋美は父親に愛されていたんだ。

    離れ離れだった父親の心に触れたとき
    その温かな愛情が
    朋美の空洞だった心に広がっていき
    朋美の中の怒りや孤独 淋しさ すべてを
    包みこんでいったのだと思う。

    読んでいて思わず胸が熱くなった。

    0
    2026年09月07日
  • 海を抱いて月に眠る

    Posted by ブクログ

    李相周は家族に、特に妻には気持ちを
    素直に伝えることがなかなかできず
    妻に誤解や辛い思いをさせてしまったけれど
    目まぐるしく変わる国の情勢や差別のなかで
    愛する祖国と家族を最後まで愛し戦い抜き
    オモニの教えの通りに
    「雄鶏のように、賢く、耐え、
    信頼される強い男」として生きた
    強くて優しい人だった。 


    韓国にあるお墓に相周の骨と
    ポクチュモニを埋め、手を合わせている時に
    李相周の娘 梨愛の心の中で流れる
    「故郷の春」の歌詞を
    読みながら私も思わず胸が熱くなった。

    愛する国で
    自分らしく 誇りを持ち
    愛する人たちと共に
    幸せに生きられる世の中になるように
    私たちが今 何ができるかを
    考えることの重要性を強く感じた。

    私は小さな存在にすぎないけれど
    偏りのない心で世の中を見て
    人と接しながら生きていきたいです。

    0
    2026年08月16日
  • 翡翠色の海へうたう

    Posted by ブクログ

    「知らなければならないことだ」と思う自分が、そのまま主人公の葉奈に重なる。
    小説家としてデビューするためのテーマを求め、慰安婦問題に出会って「これを知らなければ、書いて伝えなければ」と思う主人公の、自分自身としては必然でこれしかない!と思う心の動きと、客観的に見れば浅薄、浅慮に過ぎず、立場や視点が当事者性を欠き「どこの目線からそれを言ってるの」と言いたくなるようなあり方。私たち読者は、主人公の旅程を辿りながら、その主観と、「そんな甘いわけがない、そんな覚悟で書いていいものではない」という外側からの目線を同時に体験する。我々は主人公を客観的に見られる立場でありながら、そこに内在する危うさや甘さはそのまま自分自身にあるものだと否応なく自覚させられる。主人公に向ける咎めたい気持ちが、矛盾せず自分自身に向かう、すごい構造だと思う。
    まずはきちんと知ることから始めなければならないと気づいていく主人公、その思考をなぞりながら、自分もせめてそうであらなければならない、と思う。

    0
    2026年07月20日
  • わたしのアグアをさがして

    Posted by ブクログ

    別れる時は一瞬、仕事も失った主人公が失恋を振り切ってスペインでフラメンコを学ぶ。
    恋愛脳で男運はなさすぎて、自分から都合の良い女になっていっている。
    人生どうしていくか、どうしてフラメンコをしているのか沢山悩みながら生きていっているのには誰しも通ずるものがある。

    0
    2026年05月30日
  • はざまのわたし(集英社インターナショナル)

    Posted by ブクログ

    辛かった、悲しかった思い出の鮮明さたるや。
    在日コリアンへの日本人からの差別ももちろんだが、家族の繋がりが読んでて苦しい。断ち切ってしまえと叫びたくなる。

    0
    2025年09月24日

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