瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 黒い結婚 白い結婚

    やはり、何事も白い方がいい

    様々な結婚の形を色で表現した短編集。黒組は、あまり気分のいいものではなかった。結婚の意義って、そこにあるの?疑問に思ってしまった。白組も様々ではあるが、心癒されるモノばかりであった。
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    【夏の11冊目】

    小樽のオルゴール店にて購入。
    小樽の景色が混じった、心を揺さぶる1冊だった。こういう物語、本当に素敵で、旅にもぴったりだった。
  • あなたのご希望の条件は
    転職エージェンシーが舞台のお話です。私も転職は経験があるので相談者に共感しながら読みました。何か大きな事を決める時はやっぱり縁とタイミングですよね。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    旅に出たら、思わず探してしまいそうなオルゴール屋さん。私の心の中に奏でられている音楽は何だろう?聞いてもらいたいな。

    今日の気分は「真赤な太陽」
    (猛暑日続きで暑い)
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    オルゴール好きの私は書名に惹かれて購入しました。
    でも、オルゴール好きの私は、読むのが勿体無くてしばらく積読にしていました。

    オルゴールの音色のように優しい物語でした。
    七つの作品が納められているのですが、最初の物語で涙が出てしまいました。心が温まるとても素敵なお話でした。

    私も私だけのオルゴー...続きを読む
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    7編の物語それぞれに、人間模様があり引き込まれた。7編のタイトルがまた、素敵!

    私も、自分のオルゴールを作ってもらいたい。何にも変え難い宝物になるなあ。
  • 乗りかかった船
    『異動の内示を受けた時点で、さっさと辞表を出せばよかった』。

    会社員にとって避けられないもの、それが『人事異動』です。あなたが会社員であれば、人によって回数に差はあれど、今日までに必ずその瞬間を経験してきたと思います。定年までに一度も『人事異動』の経験なく会社員人生を終えられる方はいません。『人事...続きを読む
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    タイトルに惹かれて手にとりました。初めての作家さんということもあり気になり…。7つの短編です。1作目の「よりみち」から、風景の描写、人物の心情などがとても繊細に書かれていて、それだけでもとても想像力を掻き立てられた。心の中に流れている音楽をオルゴールにしてくれるこのお店に訪れる、全く違った人生を歩ん...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    転職って人生変える。働いてみないと何も分からないけど、転職って気力も体力もすごく使うと思うから、そう何回もできるものじゃない。でも、自分の可能性はひとつじゃない。その仕事場だけにとらわれないことも大事。
  • ぱりぱり
    17歳で詩人デビューしたすみれを取り巻く人々の物語。

    下手をすれば問題児として扱われてしまったかもしれないすみれをありのまま受け入れ、見守ってきた家族は出来た人達だなと感じた。

    すみれの詩は直接登場せず、読者に想像させる余白があるのも素敵。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    『ありえないほどうるさいオルゴール店』からの
    『もどかしいほど静かなオルゴール店』

    「うるさい」の反対の「静か」なんとなく想像はついていましたが「からっぽ」でなるほど…となりました。

    最後の「みちづれ」は『ありえないほどうるさいオルゴール店』の「よりみち」と繋がっていました。感動です!
  • 株式会社ネバーラ北関東支社
    めちゃくちゃ良かった!
    本編が終わった時は、意外と短かったなと思ったけど、その次の短編がまさかのあの子の物語で、ここでこれを持ってくる作者天才か!?と思った!
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    物語の後半になってタイトルの意味が分かりました。
    音楽を通して自分が知らない自分を知るきっかけをくれるオルゴール店の店主は身近にいてほしいと思いました。

    作中で音楽をきっかけに50年越しに明らかになる真実があったように、私も音楽で何年も前のことを思い出して感慨に浸りたい!と思ったので、これからは暮...続きを読む
  • たまねぎとはちみつ
    おじさん、戻ってこないなんて!
    でも、きっとミホコさんのときみたいに、優しく見守ってる気がします。終わりが切ない…
  • いろは匂へど
    『うさぎパン』を読んで瀧羽さんの世界に触れたくて手に取った本です。

    光山と紫の距離感にムズムズしたりもしましたが、白黒ハッキリさせることは絶対必要なことではなく、むしろ割り切ってしまった方がいいこともある。
    割り切ってしまう恋愛は少し寂しい気がしました。

    ブライアンの素直な気持ちを真っ直ぐな言葉...続きを読む
  • ありえないほどうるさいオルゴール店
    オルゴール店シリーズ第一弾!
    どの章も感動しっぱなしでした。
    次の『もどかしいほど静かなオルゴール店』が
    楽しみです!!
  • 虹にすわる
    魚住と徳井の関係性にほっこりし、椅子職人という珍しい職業に魅了されているうちに、気づいたら読み終わっていました。椅子ってそんなに買い替えることがなく、当たり前のように毎日使っているため、空間の一部として捉えがちですが、一つの椅子として見ると、座面や背面のデザイン、脚の数など椅子の見た目の面に加えて、...続きを読む
  • 左京区桃栗坂上ル
    璃子ちゃんと安藤くんの小さい頃からの、あったかい物語。一癖ある楽しい仲間たちとの大学生活がリアルで共感できる。小さい頃から一途に?思い続けた"お兄ちゃん"、妹の友達で幼馴染みとの大事件はないけど、いろんな出来事が楽しくて微笑ましい。
    "左京区"シリーズの中で、一番ほっこり温かかった。
  • 博士の長靴
    藤巻一家を巡る人間関係の物語が、とても興味深かった。立春ではじまり立春で締めくくられる構成も気に入った。
  • 株式会社ネバーラ北関東支社
    仕事で特に疲れた時など何度も読み返し、その度にほっこりする。「どんな人にも人生が手に負えなくなるときはある」は何年経ってもそんな時はあるけど、だからといってその先悪いことばかりじゃないと心に染みる。他の作品も読みたい。