ぱりぱり

ぱりぱり

587円 (税込)

2pt

色とりどりの言葉が世界に小さな奇跡をおこす中埜菫(なかの・すみれ)は、担当教師に才能を見出され、17歳の若さで詩人としてデビューした――。姉の自由さに苛立ちながら憧れを抱く妹。伸び悩む新人に苦悩する編集者。不思議な魅力を持つ隣人にときめく大学生。生徒が書いた補習授業の作文に驚く高校教師、意外な形で同級生と再開する販売員。幼い娘の成長に不安を覚える母親。詩人「すみれ」とかかわった人々が見つける幸せの形を描く、青春&家族小説。

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ぱりぱり のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ 2023年05月20日

    17歳で詩人デビューしたすみれを取り巻く人々の物語。

    下手をすれば問題児として扱われてしまったかもしれないすみれをありのまま受け入れ、見守ってきた家族は出来た人達だなと感じた。

    すみれの詩は直接登場せず、読者に想像させる余白があるのも素敵。

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    Posted by ブクログ 2023年01月05日

    読後じわじわ沁みてくる。

    詩を書いて表現するすみれ本人は、喋る言葉は少ない。
    それだけにすみれの見てる世界はどんなだろう。
    すみれはいったいどんな詩を書いているのだろう。
    想像するだけで楽しい。

    人は生きているだけで知らず知らずに影響しあっているのだなぁ。
    まるでタペストリーのように人々が影響し...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年04月18日


    うさぎパンを先に読んでいて、この本気になるなぁと迷っていたら同じ作者さんで即お迎えしました。
    読んでいる途中は正直、うさぎパンの方が面白いなぁと思ってしまったのですが最後の章と解説でやられました。好きな本です。
    菫の感覚、0にしたくないなぁ。
    解説でやられるなんて…びっくりした。

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    Posted by ブクログ 2020年11月19日

    17歳の若さで詩人としてデビューした「すみれ」関わった人たちの小さな幸せの物語
    ・姉の自由さに苛立ちながら憧れる妹
    ・伸び悩む新人に苦悩する編集者
    ・不思議な魅力の隣人にときめく大学生
    ・意外な形で同級生と再会する販売員
    ・幼い娘の成長に不安を覚える母親

    人とは違った感性や感覚を持つすみれは、幼少...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2020年07月25日

    初の瀧羽先生。
    いわゆる一般的な子供と全く違う菫。
    正直に本当に暖かな家族に恵まれている。
    だからそのまま大人になっていく。
    それでも、解説でもおっしゃっていたように、彼女も周りの人によって変化している。
    止まることはなく伸びやかに。
    菫本人の感情や思いは今作で書かれることはなかったが、それがまた、...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2018年11月16日

    また素敵な作家さんを見つけてしまった。こういう時の喜びは、何ものにも代えがたい。たくさんのエピソード。こういう時にどう考えているか、それを表現すること。小説といえばそうなのだが、こんなにも見事とは。
    薫の人生に関わることがなくても、どこかですれ違っている誰かが、たくさんいる。

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    Posted by ブクログ 2021年09月04日

    6つ上の姉は、家族と離れて暮らしている。
    気負いなく堂々とわが道をゆく姉。
    私は風変わりな姉のことが好きだった。
    17歳で詩人になった姉、中埜菫―なかのすみれ―。

    第一話は妹の視線で書かれていた。
    タイトルになっている「ぱりぱり」の意味もすぐに理解できた。
    不思議な魅力を持つすみれのことが、続きが...続きを読む

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    Posted by ブクログ 2021年07月01日

    本来はコミュニケーションを通して影響を与え合うのが社会に生きる人間だけど、独特な感性を通して影響を与える。
    それもある種のコミュニケーションのようで、素敵だなぁと思った。

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    Posted by ブクログ 2017年10月17日

    てぃーぬオススメ本
    なんともほわほわした詩人の女の子と彼女に関わる人たちの短編集。
    どの話もほっこりする。
    読後感の良いお話でした。
    やはり冒頭の姉妹の関係が一番好きかな。

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    Posted by ブクログ 2017年09月21日

    17/09/21 (64)
    ふと『うさぎパン』を思い出して、あのやさしいあたたかい感覚の本が読みたいなあと思ってこれを。表紙が不思議でほのぼの可愛い。表題の『ぱりぱり』がすごく良い。ほかはまあまあふつう。

    ・「しかも今日じゃないし。来週だよ」
    「わかってるよ。もうすぐだね、って言ったでしょ」
    姉は...続きを読む

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