瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 東家の四兄弟

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    兄弟の展示会かというぐらい、
    それぞれの特徴が書き分けられている。
    基本、皆良い人なんだろうけど、
    どの人も面倒くさそうなところが笑える。

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    2023年12月11日
  • たまねぎとはちみつ

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    前半は典型的な児童書って感じだったのに、
    後半、微妙な方向に…
    まあ、人生色々あるけど、
    最後まで子ども側の話でも良かったと思う。

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    2023年12月08日
  • 虹にすわる

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    そんな心の葛藤あるよね〜って思える
    登場人物がみんな優しい
    きっと作者が優しい
    全体的にほっこりできる

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    2023年12月03日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    ネタバレ

    かなり読みやすい。すぐ読める。家族関係で悩んでる時ならグッとくるかも。
    いくら仕事だからって両家顔合わせを連絡も無くキャンセルする母親はどうかと思う。後日謝りに行ったとはいえ良い感じの話にできるものなのか。忙しい社会人になったら見方も変わるのか。

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    2023年11月27日
  • はれのち、ブーケ

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    ネタバレ

    最初は「それ程のめり込まないかな」と思いながら読んでいました。でも、読み進めるうちに、それぞれの人物が抱く想いに惹き込まれていきました。
    ふんわりと優しい読後感。

    ただ、文庫の解説の一言に違和感がありました。
    「章太郎の将来を変えてしまった」
    子どもを授かり、環境や将来設計に変更が生じるのは当然のこと。犯罪行為がない限り、男女どちらかが「変えてしまう」ことはないと思います。
    もう少し、小説に添った優しい言葉ならすんなり胸に届いたのになぁ…と思いました。

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    2023年11月25日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    二つの家族の一人一人の視点で過去、現在、未来が描かれている。この構造は凄く読みやすかったし登場人物全員の過去現在未来を追うことができた。

    なにか特別な事があるわけでもなく(家族にとっては特別はある)でもそんな日常がほのぼのと描かれている感じ。

    自分の身内が相手の家族とこれからどうやって関わっていくのかそんなことを教えてくれる気がする。美味しい料理も出てくるし料理のアドバイスみたいなのも隠れてる。読んでいてためになる事もあった。

    私もいきつけの美味しいご飯屋さんほしいなあ!

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    2023年10月25日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    ネタバレ

    様々な作家による「結婚」についてのお話。
    白い結婚側は素敵な結婚で、黒い結婚は不幸な結婚だった。
    特に黒い結婚の方で、似た話があってゾッとした。入り口は気づかないところにあるもんだ。
    白い結婚の方の初恋のバンドマンの話はこんなカップルもありだよなと思わせてくれる、幸せなお話だった、

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    2023年10月24日
  • うさぎパン

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     高校生の淡い恋とちょっとのファンタジーと少しのどんでん返し。難しい家庭環境にあっても、暗くない素敵なキャラの人達に癒される。
     読んで ほっこりする。良かった。
     もうひとつの短編「はちみつ」は「うさぎパン」のスピンオフ。これもいい。

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    2023年10月22日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    素敵な音色を奏でるオルゴールが、大切な人とのつながりを思い出させてくれるお話。「必ずしも、音楽そのものに思い入れがあるとは限りません。人生の大事な場面でたまたま流れていた曲が、意外に長く心に残ることもある。」というセリフの通り、音楽は大切な思い出を呼び起こしてくれるものだと感じました。

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    2023年10月02日
  • あなたのご希望の条件は

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    転職エージェントで働く主人公”香澄”。転職の相談に乗るうち、自分の人生を見つめ直す。長編小説。

    転職を希望する理由や、会社に求める事、何にやりがいを感じるか、譲れない部分が十人十色で興味深かったです。自分だったらどうだろうと考えながら読みました。

    失敗だと思っていた事が、実はいい影響を与えていたりプラスに作用することもある。良い面も悪い面もあって、どちらに目を向けてどう受け入れるか。香澄のように真摯に向き合い続けていくことが、好転に繋がっていくといいな。と思いました。

    傷ついて人を信じられなくなっても、立ち直って奮闘している姿に勇気づけられる小説でした。

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    2023年09月18日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    結婚の約束をしている啓太と真衣。
    両親が小さなレストランを営む家庭に育った真衣と、その店にコックの卵として働いている啓太。
    両家の初顔合わせの席に、バリバリのキャリアウーマンとして働いている啓太の母が現れなかったというところから物語は始まります。

    家族って、はた目にはわからないけれど、父と母と子それぞれの思いが見えない部分で絡み合っていて、複雑な構造でできているのですね。
    連作短編の形で物語が進んでいくのですが、単発的で時系列もばらばらだけれど、6つのお話の中に、両親の出会いや子供への想いがぎゅっと詰まっていて、胸に迫るものがありました。

    食べ物の思い出が家族を優しくつないでいるような、ふ

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    2023年09月18日
  • あなたのご希望の条件は

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    転職エージェントって
    こんな感じのお仕事なんだなぁって思いながら
    楽しんで読めました。
    主人公にはあまり感情移入しなかったけれど
    転職活動をする人たちの迷いや悩み、
    そして歩き出す姿が良かったです。

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    2023年09月09日
  • 左京区恋月橋渡ル

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    東入から、内にエネルギーを溜め込んだもどかしさを感じさせていた山根の物語。姫の登場でどうなる山根。懐かしさと共に山根の物語、周りの面々との日常を楽しみました。

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    2023年08月31日
  • 左京区七夕通東入ル

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    前に読んでから、だいぶ間が空いてしまったので、恋月橋を読む前に再読。
    あの辺りに住んでたから、それだけで評価も上がるけど、その懐かしさを出汁にしながら、花とたっちゃん、山根と安藤の物語を楽しんだ。

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    2023年08月31日
  • あなたのご希望の条件は

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    ネタバレ

    転職アドバイザー会社の話。
    転職する理由ややり方も人それぞれだなと思った。
    主軸の主人公の元夫の不倫の話をもう少し掘り下げて欲しかった。
    スナダックに入って退社した一ノ瀬さんは前向きな退職でよかった。

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    2023年08月12日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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     多分、20世紀までの小説読者と違って、今世紀の読書好きが幸せなのは、こんな風に柔らかで読むことが愉しい作品をごく普通のこととして感じられることだ。
     ありそうでありえない話ではあるが、だからこそ手にする価値がある。

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    2023年07月29日
  • あなたのご希望の条件は

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    ◯読もうと思った理由
    自分のキャリアもそうだが、人のキャリアをサポートすることに興味があったため、何か得るものがあるのではと思ったため

    ◯ 引っかかった言葉
    p205 ちっとも変わらない、と九鬼に言われた。(中略)ちっとも変わっていないというのはつまり、ちっとも前に進めていないということでもある。
    →主人公であるキャリアアドバイザーの香澄が、どんどん人生を前に進めている(ライフステージを登っていく)会員の様子を見て、自分の人生と比べている場面

    ⇒今の自分の重なる部分がありひっかかった。
    また、アドバイザーが自分の人生において揺れているという、キャリアサポートだけでなく女性の人生におけるライ

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    2023年07月14日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    温かみのある物語。読みやすさも◎。
    大きなインパクトや印象に残るクセみたいなのは無いけど、外面とは異なるそれぞれの内側がうっすらと浮かび上がり、でも同じ向きへと時間をかけてゆっくりじんわりまとまって…家族を育む素敵なレシピ。

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    2023年06月30日
  • いろは匂へど

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    ネタバレ

    京都を舞台にしている。
    小さな和食器を扱うお店の紫さんは
    彼女を慕っている外国人ブライアン、
    そしてカフェふやまちのオーナーたちと平凡な日々を送っていた。
    ある日、行きたくなかったパーティーで草木染をする光山先生に出会う。
    そして彼を取り巻く女性たちと関わっていく事で、いつもの日常が少しずつ変わっていく。光山先生はは一癖ある人物で、彼を取り巻く人たちも同じように波乱な人生を歩んでいる。そんな中、紫さんはなぜか彼に惹かれていく。惹かれていくのには理由なんてないんだろう…。そんな紫さんのゆれる気持ちを描いている。瀧羽さんの小説は、スケッチブックに京都の町並みを描き進めていくように広がりを見せてくれ

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    2023年06月23日
  • 虹にすわる

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    ネタバレ

    最後はお互いの道へ進むのかと思いきや一緒に進んでいく道を選ぶ。それぞれ進んで月日を超えて成長した2人がまた作る展開もそれはそれでよかったやもと思いつつ、でもこれが一番2人には合ってるかな。それに徳井さんも自分で決めたことなので(笑)

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    2023年06月22日