瀧羽麻子のレビュー一覧

  • はれのち、ブーケ

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    自分が読んだ瀧羽さん作品三作目。

    30歳となった大人6人は大学時代のゼミの同期。大学時代の話、卒業してからのそれぞれの生き方が絡み合って一つのお話ができているのが面白い。

    多く張られた伏線も上手いところで回収されていてどういうプロットを立てているのか気になるところ。

    語り部がどんどん変わるため一人称の書き方が曖昧で誰の感情かわからないところがあったのがちょっともったいない。

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    2013年01月06日
  • はれのち、ブーケ

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    ネタバレ

    決めてしまった後は信じるしかない。

    自分の芝生のあおさを
    うつくしさを、ひたむきに信じる。

    あの時もし雨が降らなかったら
    もし別の肥料を試していたら、と思い悩むことに
    意味なんてないんだから。

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    2012年12月09日
  • 我らが音楽に祝福あれ

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    ⭐︎3.8
    世界で活躍する指揮者になるというのは、特殊で劇的な人生? いいえ、主人公の佳和は流れに身を任せるような意思決定が多く、性格は穏やか。
    そして華美な描き方はひとつもない。
    ドロドロやヒリヒリとは無縁の順調に見える人生は、ある意味リアリティがあるのでは。
    語り口も常に俯瞰しているような冷静さがあって、この一冊をかけて長い人生を描くことに成功していて感嘆しました。
    終わりが近づくと、壮大な人生を見せてもらったことに感動が押し寄せ、胸が熱くなりました。
    今すぐにクラシックが聴きたくなります!

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    2026年08月08日
  • さよなら校長先生

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    それぞれから見た校長先生のお話だと思うけどスーツがいちばん好きだった。

    ・母がいる。息を詰め、鏡の中の自分と見つめあう。またしても、眉間に深くしわが寄っている。難しい顔、と店で夫に言われたのもこれだろう。ただ考えこんでいただけなのに、気を悪くしたのかと心配されてしまった。母もだろうか。思ってもみなかった可能性が、脳裏にふとひらめいた。母も、考えていただけだったのだろうか。ひそめた眉は、不満の表れでもいらだちのせいでもなくて、真剣に頭を働かせているしるしだったのか。昔のようにはたやすく理解できなくなってしまった娘を、それでも理解しようとして。「シャワー、空いたよ」  声をかけられて、沙智は肩越

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    2026年08月02日
  • あなたのご希望の条件は

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    転職エージェントで働く香澄(40歳バツイチ)。顧客の転職の相談にのりながら、自分の仕事や人生について思いを巡らせていく物語。
    本当にやりたい仕事をしている人って少ないと思います。
    でも生活のために何かしら働かなくちゃいけないし。しんどいこともありますよね。
    「多くの人々は、縁あって就いた職業をそれなりに気に入り、もしくは折り合いをつけて、日々こつこつと働いている。幼い頃の夢を思い返すわけでも、ことさらに嘆くわけでもなく。仕事というのは、たぶんそういうものなのだ。」
    この文章に尽きます。

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    2026年07月31日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    終始 なんやねん
    だらけ。
    表紙のインパクトに楽しみで期待大!
    妻がりんごを食べない理由は、なんとなく思ってたのと違っていたが、まぁ後半分かった。
    わたし的に妊娠して、味覚が変わって食べれるようになったのか、、と、まぁ、妊娠は当たってたが。

    でも、逃げ惑う妻に対して、いい加減にして!とイライラしてしまった。
    本当の事を話すのが怖いから逃げているんだろうなとは思う。でも、周りに迷惑かけすぎてないか?と思う。
    途中までは、娘のために何かしてやりたいが大きいかったのだろう。でも、結局、言う日が来るなら、言うしかないじゃん。
    色んな人巻き込んで、なんやねん。まもるのご実家に滞在しすぎだろ!夫婦のこと

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    2026年07月22日
  • かわせみのみちくさ

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    児童書
    高校2年生の千春は、夏休み、父方の祖母の家に家族で帰省する
    祖母が認知症ではないか?という親戚たちの話の流れで、夏休みの数日、千春は祖母と過ごすことになる

    田舎で祖母と過ごす2週間足らずの間、洋裁を教えてもらうことになり、距離が縮まっていく
    そして訪ねてくる、近所の8歳の子どもヒナタ
    彼もまたワケありで……

    やりたい事や進路が決まらない千春
    祖母の、「夢や目標はないならないで、無理やり考えなくたっていいんじゃない?」の言葉に救われる

    とってもゆったりとした田舎での夏休み
    ごく普通の女子高生の、何気ない心の葛藤が自然に描かれている
    時折ジェンダー問題も会話の中に出てきて、親世代では

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    2026年06月08日
  • 左京区恋月橋渡ル

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    ネタバレ

    今回は山根くんが主人公で、花目線だった前作の方が個人的に読みやすかった。
    山根くんの初恋は叶わなかったが、山根くんが美月さんに初めての色々な経験をさせてくれたことに対する感謝の気持ちや、山根くんの将来を純粋に応援する気持ちを、山根くんも最後はしっかりと受け取ることができて良かったと思った。

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    2026年05月09日
  • 妻はりんごを食べない

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    少しのすれ違いが、
    大きなすれ違いに

    どんな状況、関係でも、対話は必要、
    諦めちゃいけないなって、思った

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    2026年04月29日
  • 妻はりんごを食べない

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    もうちょっと夫婦で子供のこと
    話し合ってれば良かったのに。
    一番大事なトコだと思うんだけど
    何も言わずに帰ってこない玖美にも
    夫の暁生にもモヤモヤ…

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    2026年04月18日
  • 妻はりんごを食べない

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    最初から最後までこの夫婦にイライラした
    そんなにお互いのこと知らないって…
    なんでもかんでもきけばいいってものでもないけどこんなに気をつかう関係ってどうなんだろ

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    2026年04月08日
  • ひこぼしをみあげて

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    読みやすい1冊です。中学の天文部を舞台にしたお話ですが、そんなに深い星談義があるわけではなく、部活内の人間関係が1年かけて構築されていく様子が描かれます。ちょっぴり恋愛要素もありつつ、子どもらしい一面が自然にあって、やっぱり中学生のお話なんだなぁと思いました。

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    2026年04月05日
  • さよなら校長先生

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    良い先生が、良い母かどうかはわからない。
    みんなに好かれたけど、それが幸せだったのかな?
    寂しそうにも見えた。

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    2026年03月24日
  • うさぎパン

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    家族関係が複雑だったり失恋の話だったりストーリー設定は若干暗めな感じがあるのになぜか明るい気持ちで読める不思議な作品。所々急展開だなと感じるけど、それもあまり嫌な気持ちにならない。
    解説で、精神疲労時の栄養補給と言われているように読書はしたいのに読む気が起きないとか、何も考えずに本を読みたい時とかに最適な作品だなって思った。

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    2026年03月23日
  • 妻はりんごを食べない

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    読み終えて、もう少し本心を話し合える夫婦なら、こんなまどろっしい事にならなかったんじゃないかと思ってしまった。

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    2026年03月13日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    秘すれば花、という言葉がある。
    けれど、完全に秘密に出来ないのなら、やはりそれは花にはなり得ないのではないか。

    十分に大人になってから出会って結婚した相手の過去を、どのくらい知りたいと思うか。知って欲しいと思うか。
    それはもう、それぞれに違うだろうし、過去を知ってから、理解も愛情も深まることもあるだろうけれど。

    ラストで、お互いに相手の言葉の裏を勝手に推測して勘違いし合っていたことが明らかになって、小さく微笑みあって…
    それで、なぜまだ、どこか薄暗く、不穏な翳りが残っているのか。
    ここは、平凡でも、お互いに相手を好きでいること、信頼を取り戻せたこと、思いがけず新しい家族との出会いがあったこ

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    2026年01月25日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    噛み砕くたびに、思い出す風景がある。お料理ってそういうイメージ。その思い出を懐かしむ年になったのかもしれないと思った作品。

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    2026年01月18日
  • サンティアゴの東 渋谷の西

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    異国の風に撫でられながら、人は思案し、時に立ち止まることで自身を見つめることができるのだろう。優しい言葉の中にある、芯の通った音が鳴っていた作品たち。

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    2026年01月17日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    思い出の曲ではない、心の奥底のフレーズを聴き取ってオルゴールにする店主。
    だからオルゴールを聴いて、思っていた曲と違って驚く。ほんとに聴きたかった、聴かせたかったメロディ。
    それぞれがそんなオルゴールによって前に進める。
    耳の聞こえない息子に贈るオルゴール。贈る人も贈られる方も、どちらも幸せなお話でした。

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    2026年01月16日
  • 博士の長靴

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    こういう時が流れていく話しはすごく好きです。長靴が関係あるのが、最初の話しと最後の話しだけですが、できればこの三世代(四世代?)の家族を中心とした(できればタイトルどおりに博士を中心とした)話しであってほしかったですね。
    中盤は、ちょっとだけ家族に関わった人たちの視点だったので、かなり薄味になった感じがしました。そう、しらけました。

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    2026年01月07日