瀧羽麻子のレビュー一覧

  • ひこぼしをみあげて

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    『たまねぎとはちみつ』続編。
    千春は中学一年生になり、新たにできた友だちに誘われて、天文部に入る。
    他の部員たちのように天体に興味があるわけでも、詳しくもないため、引け目を感じながら。
    それでも、天文部での時間を楽しむようになった千春は、あいかわらず引っ込み思案ながら、周りをよく観察し、先輩たちについても理解を深めていく。

    淡い初恋もあり、着実に成長していく千春が好もしい。

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    2025年11月11日
  • たまねぎとはちみつ

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    小学5年生の少女と少年の物語。
    親でも教師でもないけれど、見守ってくれる大人の存在は大きいと思う。

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    2025年11月11日
  • 妻はりんごを食べない

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    妻が法事で実家に帰ってからそのまま帰って来ない。その原因が分からず不安に思う主人公。一言言えば簡単なことなのに、こんなことで右往左往することが不自然でびっくりした。妻の心情も理解できないし、こんな夫婦もいるのかなぁ。

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    2025年11月09日
  • 妻はりんごを食べない

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    色々な事情がある。それをすべて話す必要はないと思うけど、いざという時はちゃんと向き合って話さないと誤解が生じる。その匙加減が難しい。

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    2025年11月04日
  • あなたのご希望の条件は

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    転職エージェントで働く香澄、40歳。
    夫の転勤、上司への不満、そして自分のこれから——。
    日々、転職希望者に「あなたのご希望の条件は?」と問いかけながら、ふと自分自身に同じ質問を投げかける。
    “理想の働き方”って、いったい何だろう。
    誰かのキャリアを支えながら、迷いながらも前を向く香澄の再出発の物語。

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    2025年10月29日
  • はれのち、ブーケ

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     隣の芝生は青く見え、肝心の自分の芝生の青さに気づかない。結婚適齢期のあの頃の悩みや期待に、甘酸っぱさや少しの憧れを感じながら懐かしさに浸る。できることなら彼らと同じ年齢で読みたかった。章太郎の妻・ゆかりが空気扱いだったことに不安を感じていたが、最終章で謎が解けてひと安心。裕人の優柔不断さにはイライラさせられ、まるで夫を見ているようだったので、裕人の章で彼視点の話を読むことで少しは心情が理解できるかと期待したが、まったくわからずモヤモヤは募るばかり。リアルさが丁度良い。

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    2025年10月28日
  • もどかしいほど静かなオルゴール店

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    今回はオルゴール店の店主を中心としておらず、なんとなく話の一部にモブのように出てくる感じで、少し物足りなさを感じました。
    個人的にはゆびきりが一番好きな話でした。

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    2025年10月25日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    よく実家に顔を出す妻が、法事以来1ヶ月以上なんやかんやと帰らなくなってしまった人の話。

    妻が20代の男性と一緒にいたというあたりから、ある程度展開は読めていたけど面白くて夜更かしして読んでしまった。
    ただラストの長崎のシーンからは尻すぼみというか唐突に終わった印象。
    自身は配偶者のことが好きで知りたいタイプなので、学生時代の部活のことも知ってる。それに子供を作る気がないと知っていても今回2人が秘密にしていたようなことは話すべきだと思っているので、なんだか腑に落ちないというか、結婚前に話しておくことを話していなかっただけでは…?と不完全燃焼。この2人、これからもこんなすれ違いをしそう。

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    2025年10月17日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    ちょっと長かった〜
    夫がなにか隠してる風だったのが最後にかけてわかって、そりゃ自分の家族とも疎遠になるわな、と。苦しい思いをしたんだね。前時代的な嫌な家族。

    死ぬまで隠したり話さないでいることは可能かもしれないけど、自己の根幹にかかわることだったら、吐き出せる場があるなら出して、抱える荷物を少しでも減らして生きられたらいいのにな。

    あと、一か月帰らないって、連絡は取れるんだし、仕事もしてるようだし、失踪したというわけではないようだし、そんな追いかけて行くほど?
    心配だ、帰ってきてと思う割には理由を聞かない、そのウダウダした感じが長かった…
    くどくどと夫の心情が書かれていて、「追いかけてる」

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    2025年10月07日
  • さよなら校長先生

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    私も校長先生のように、人の話に優しく耳を傾けられるように、ほんの少しのご縁でも大事に出来るように心掛けたい

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    2025年10月07日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    歳を重ねると相手に言いにくいことは多くなる。
    この作中のような事だと特に言いづらいだろう。
    それでも肝心なことを言わないと誤解やすれ違いをうむよな、と(聞くタイミングが悪いと修復不可能な亀裂になるけど)

    最後、お互いの思い込みや誤解がとけてよかった
    ただ、夫側の親にはその話は隠し通したほうがいいとも思うのでした

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    2025年10月05日
  • 妻はりんごを食べない

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    途中なかなか話が進まず飽き気味ではあったが、妻の秘密が暴かれて驚いた。隠したくなる気持ちはわかるし、秘密が露呈した経緯を考えれば彼女が悪いわけではないのだが、結婚するにあたっては、ルール違反だったように思う。

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    2025年09月11日
  • 妻はりんごを食べない

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    消えた妻を探す夫。妻を探すうちに色々と知る妻の過去に呆然とする夫。あまりにも妻のことを知らない。夫婦だからってあけすけに全部を知る必要はないと思うが…かくいう私もどちらかといえばこの夫婦みたいな感じだしな。ただこの夫婦にはずいぶんやきもきさせられた。結局妻が消えた理由はなんなんだ、と思うと同時にいつまで帰らないのか、いつまで探してるのかと。夫婦って難しいな。

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    2025年09月09日
  • 妻はりんごを食べない

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    実家に行ったきり帰ってこない妻、ただし、連絡は繋がる状態・・・
    何一つ手がかりがない中、不安と不信が募らせることに・・・

    誰しも秘密を抱えている。
    現在は、簡単に繋がれる時代だけど、奥底の感情はなかなか出せないと改めて感じる小説でした。

    最後まで読むとタイトルの「妻はりんごを食べない」がわかり奥深さを感じました。
    妻がいなくなる中での不安や不信。それまでの過程がわかり物語に入りやすく読みやすかったです。

    手かがりもない中1ヶ月以上も状況がわかない、そんな状態は辛いと思います。
    そう考えるとよく耐え抜いた感がありました。

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    2025年09月05日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    法事で京都に帰省した妻の玖美が一向に帰ってこない。
    心配になった暁生は出張のついでに京都まで尋ねるが玖美には会えないまま。
    義弟の斗真と共に行方を探すが、一体妻はどこに行ったのか・・・

    話が進むにつれて玖美の怪しさ満載!
    仲良し夫婦だったはずの2人の関係に不穏な影が!どうなっちゃうのー!と気になって読みましたが、すれ違っての勘違いだったという。ちょっと呆気なかったな。
    子どもがいるというのはなかなか言いづらいけど、暁生はちゃんと話すべきだったでしょ。
    まあ雨降って地固まるってことで。

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    2025年09月04日
  • 白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋

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     学生か社会人1〜3年目くらいが読むと響きそう。小説とはいえ、簡単に上手く行き過ぎ、多少の軋轢はあれど人に恵まれ過ぎで、ややキラキラし過ぎている。彼氏とはそのまま別れるかと思いきや、関係を立て直していたのが意外だった。1年目から明確なビジョンを持って仕事している子なんてほぼゼロに近いだろう。最初のうちはがむしゃらに目の前の仕事をこなしていけば、そのうち嫌でも自らの身の振り方を考えるようになるもの。やはり仕事に夢見る学生向けか。

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    2025年08月31日
  • 妻はりんごを食べない

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    ネタバレ

    重い。重かった……。唸るくらいに。
    『女神のサラダ』のイメージが強かっただけに、作品のギャップにやられた。
    ラストは和解して、良かった、けれど、もう一声欲しかった。物足りない感じがする。
    斗真くんと、暁生の関係性が、徐々間に変化して深まっていったのは良かった。

    あと、帯の『不安は、不信になり、不穏へ。』のコピーが最高。

    P202-203
    玖美がりんごを食べないなんて、知らなかった。
    もともと苦手なのか、斗真の言うように食べ飽きたのか。それとも、青森の記憶が、よみがえってしまいそうで、敬遠しているのだろうか。理由はなんであれ、妻がりんごを食べないことに、僕はまったく気づいていなかった。
    僕は

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    2025年08月28日
  • 妻はりんごを食べない

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    なんかラストがちょっと物足りない感じ。青森や五島には行ってみたくなった。

    気になった誤表記:
    P. 44 自任→自認

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    2025年08月24日
  • 妻はりんごを食べない

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    誰にでも秘密がある。
    私は隣にいる人の事をどれだけ理解しているんだろうかと考えずにはいられない。

    実家へ行ったきり戻って来なくなった妻。
    40代に入った小川暁生に突然襲い掛かった「妻の不在」。
    彼等に一体なにが起きているのか。

    家族小説だと思い読み進めていくと、徐々にミステリーの様相を呈して来る。

    思い込みや、あたかも自分が全て知っているかの様な第三者の口ぶりに翻弄された妻の心情が切なかった。

    相手を思いやり取った行動が、ボタンの掛け違いであらぬ方向に進む危うさよ。

    当人同士が想いを言葉で伝える事の大切さを改めて感じた。

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    2025年08月18日
  • あなたのご希望の条件は

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    心温まるストーリーで読んでて落ち着く。
    他人の人生を覗き見しているような内容。
    読みやすい。
    P176の言葉が良い

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    2025年07月30日