瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 左京区恋月橋渡ル

    Posted by ブクログ

    左京区シリーズ第2弾。
    1作目より好きかもしれない。
    山根くんよ幸せになっておくれ。
    全力で応援したくなる恋愛小説。

    0
    2016年04月27日
  • はれのち、ブーケ

    Posted by ブクログ

    大学のゼミ仲間6人。
    その中の10年来の恋人ひと組が
    ようやく挙げた結婚式。

    でもお互いが渋々でもなくて
    結婚するならこの人しかいないと
    ずっと心に決めていて。

    それでも結婚に至るまでに
    10年の歳月が二人には必要不可欠で。

    この結婚式を挙げた新郎新婦と
    かつてのゼミ仲間の男女4人。
    その中の一人と結婚した女性がひとり。

    この結婚式を境に
    それぞれがそれぞれの視点で
    自分のこと パートナーのこと
    家族のこと 来し方行く末のことを
    じっくりと見据えてゆく。

    ある者は 前進を決断し
    ある者は 現在の自分を肯定し
    ある者は それでも動けずにいる。

    ひとりひとりの個性も話す言葉も
    すっきりと腑に落ちる。
    自分に当てはまることなど少ないけれど
    それでもこの人たちの悩みや考え方に
    ほんのりと共感できてしまう。

    そうして思った。

    人は自分がどんなやつかを分かった上で
    それを分かってくれる人のそばにいたいと願う。
    自分がどんなやつかを分かっているのに
    離れずに寄り添ってくれる人を
    生涯の友人として選び選ばれる。

    夫婦もそうなのだろう。

    この物語に集う男や女たちからは
    気取りも気負いも感じない。
    生きていれば無理もないと思える頑張りや
    自分ですら気づいていない素敵な優しさを
    みんなが内側に持っている。

    誰が読んだとしても きっと
    自分がたどってきた足取りを
    間違いなかったと信じさせてくれる物語。

    読後には 傍らにいる人に優しくなれそう。

    0
    2015年12月29日
  • 白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋

    Posted by ブクログ

    新入社員あるあるもありつつのお仕事もの。
    みんないろんなモチベーションで働いてるんだよなーとか考えつつ、さわやかなストーリーで一気読みできた。
    おもしろかった。

    0
    2015年09月09日
  • 左京区七夕通東入ル

    Posted by ブクログ

    再読2回目。
    かわいいお話! うちの大学のあの寮生とあの学部が、こんなに可愛らしいお話を産み出すなんて・・・。

    0
    2016年05月07日
  • 左京区恋月橋渡ル

    Posted by ブクログ

    この物語は、京都でなければ描けない。

    葵祭の斎王代に抱いた山根のはかなく切ない恋心も、歴史ある学生寮の取り壊し計画とその阻止のエピソードも、壮大な送り火も、賀茂川の花火も、この作品にはすべてがなくてはならないものになっている。

    積み重ねた歳月に磨かれることでしか生まれない光沢を纏う古都の美しさと気高さが、学問に埋もれる生き方を選ぶしかなく、そうすることでしか輝けない山根をやんわりと拒み、その背中を押す。

    このはんなり加減は、京都そのものだ。

    ラストシーンはこの切ない恋の終わりを飾るにふさわしく、山根にとっての何よりの救いだったと思う。

    古都の恋の終焉には、送り火がよく似合う。
    過ぎ去るものへの挽歌に、合掌。

    0
    2015年03月18日
  • うさぎパン

    Posted by ブクログ

    題名がカワイイので購入。

    パン好きの優子とパン屋の息子富田くんとの恋もカワイイ。私も学校の帰り道にパン屋めぐりしたいなぁ。

    家庭教師の美和ちゃんと亡くなった実母の聡子、思い出のうさぎ、聡子と実母のミドリさんの関係、ゆる〜い伏線に味があっていいね。

    0
    2025年04月25日
  • はれのち、ブーケ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    登場人物と同じような年齢なので共感できることが多かった。

    それぞれの道に進んでも、多くの時間を共有した仲間がいることは大切なことって実感した。

    0
    2014年01月18日
  • 白雪堂化粧品マーケティング部峰村幸子の仕事と恋

    Posted by ブクログ

    印象的だった言葉。
    …………………………
    ★かっこよく見えるのは、自分自身で選びとった道だから
    考えに考えた末にたどりついた結論だから
    形だけ真似しようとしたって意味がない

    ★不安定=基本的にはなんでも自由に好きなことができる

    ★仕事の中身としてなにをやるかはもちろん重要。
    でもそれ以上に、誰と組んでその仕事をやるかがとっても大切。

    ★日常的な仕事が新入社員の目でみると異世界アドベンチャー

    0
    2013年02月16日
  • はれのち、ブーケ

    Posted by ブクログ

    自分が読んだ瀧羽さん作品三作目。

    30歳となった大人6人は大学時代のゼミの同期。大学時代の話、卒業してからのそれぞれの生き方が絡み合って一つのお話ができているのが面白い。

    多く張られた伏線も上手いところで回収されていてどういうプロットを立てているのか気になるところ。

    語り部がどんどん変わるため一人称の書き方が曖昧で誰の感情かわからないところがあったのがちょっともったいない。

    0
    2013年01月06日
  • はれのち、ブーケ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    決めてしまった後は信じるしかない。

    自分の芝生のあおさを
    うつくしさを、ひたむきに信じる。

    あの時もし雨が降らなかったら
    もし別の肥料を試していたら、と思い悩むことに
    意味なんてないんだから。

    0
    2012年12月09日
  • 我らが音楽に祝福あれ

    Posted by ブクログ

    音楽に人生を捧げた主人公佳和の話は、戦後から現代まで音楽で食べていけるのは、ひと握りの人といわれています。最後は未来の音楽家の指導とふれあいになり、いつも心の支えとなってくれていた人は、その真実がわかります。主よ、人の望みの喜びよの曲で締めくくられ音楽とともに過ごすひとときとなります。

    0
    2026年10月11日
  • うさぎパン

    Posted by ブクログ

    購入動機はちょっぴり不純だった。
    一に、パン屋でアルバイトをしていた経験があった事。二に、数年振りに小説を読むという行為に些か不安があって短い本を探していた事。これらが相俟って、自然と手がこの本に伸びた。

    結果として、大変読みやすくて助かった。少し不思議で心温まる、子供でも読みやすい作品だと思う。読書ビギナーにはありがたい。それこそパン屋巡りをしながら…おうちでパンを食べながら…幼いからこその初々しい恋を読んだ。
    意外だったのが、書き下ろし短編の『はちみつ』。本編の甘酸っぱさと打って変わって、寂しくて切なくて、それでも前を向きたい話だった。心の傷をゆっくりと癒していく、題名通りに綺麗な短編だった。

    0
    2026年10月04日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

    Posted by ブクログ

    東京の大企業でバリバリ働いていた弥生の転職先は、
    北関東の納豆会社ネバーラ。働きマン、田舎で
    ひと休み…できるのか!?笑えてほっこりできる
    「お仕事+納豆」小説。

    0
    2026年10月07日
  • かわせみのみちくさ

    Posted by ブクログ

    中学受験の試験問題に使われていたので、読んでみた。
    色々な感情の移り変わりがあって、ほのぼのとしながらも、最後は考えさせられる形だった。

    0
    2026年09月07日
  • 妻はりんごを食べない

    Posted by ブクログ

    夫婦仲は良好だと思っていたのに、妻が実家に行ったきり戻ってこない。電話には出るけど、とにかく会えない。追う夫と逃げる妻。義弟と共に妻の秘密に迫る物語。
    妻が重大な事柄を夫に隠しているのが不誠実だなと思いました。過去を何でも話す必要はないけど、重要なことは伝えておくべき。今回のはそれに当たると思います。娘がいたら、結婚する際に伝えときなさいよ、と言いますよ私なら。娘いないけど(笑)。仮に息子の奥さんがこれを黙っていたら…かなり嫌ですね。
    夫婦共に言葉が足らなさすぎる。一応はハッピーエンドだけど、かなりイライラしました(^_^;)

    0
    2026年09月05日
  • ひこぼしをみあげて

    Posted by ブクログ

    中学生になった千春は、友人の那彩に誘われて天文部に入る。

    興味はあるが、知らないことが多くて先輩や那彩にはかなわない。

    だが、3年生の二階堂先輩は熱血であるが故なのか、いろいろ声をかけてくれたり、無口でミステリアスな片瀬先輩や話のわかる顧問の葉山先生と過ごしていくうちに居心地の悪さが、いつの間にか一緒に楽しめる仲間になっていく。

    部活動の楽しさを知り、片瀬先輩の片想いと失恋を知り、千春自身の片想いと失恋も誰も知らない秘密のまま、先輩は卒業する。

    新たな出会いがあり、部活動を楽しみ、失恋を経験した千春の成長を見れた。

    小5の頃に一緒にいた俊太のことには、全く触れなかったけれど、彼はどう成長したのだろうか。



    0
    2026年08月26日
  • たまねぎとはちみつ

    Posted by ブクログ

    小5の千春は、学校帰りに修理屋のおじさんと知り合い、スカートの染み抜きをしてくれたことで、通うようになる。

    何気ない会話から災難だったことでも、「今日はたまねぎ、明日ははちみつ」とアラビア語のことわざで励ましてくれる。
    ピリピリとした生たまねぎの刺激があることと、はちみつのとろけるような甘さのことで、悪い日もあればいい日もある、という意味らしい。

    同じクラスの俊太も自転車を修理してくれたことで、おじさんと親しくなっていた。


    先生でも親でもない大人と接することで変わっていくことは、成長する上でも大事なことだろうと感じた。
    ただ親にはきちんと話をして会ってもらったことは、正しいことで良かったなと。


    最後の突然の別れは、クルピの音だけが聞こえて余計に寂しさを増幅させた。





    0
    2026年08月26日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

    Posted by ブクログ

    北関東ににある会社ネバーラ。ちょっとゆるい感じでほっこり、のんびり、ねばねばーって感じ。巻末の「はるのうららの」もやさしい感じ。納豆食べたくなる。

    0
    2026年08月25日
  • 我らが音楽に祝福あれ

    Posted by ブクログ

    P80
    思わぬ来客がひょっこり訪ねてきた。


    という表現に違和感を持ちました
    「来客」と「訪ねてきた」 で意味が重複すると思いました

    来客があった
    もしくは
    思わぬ客がにした方が・・

    0
    2026年08月19日
  • 我らが音楽に祝福あれ

    Posted by ブクログ

    藝術の世界の厳しさ、関係性の大切さを感じました。才能だけではどうにもならない歯がゆい思いや、差別など厳しい中で力を発揮できる人はすごいですね!
    聞く側の我々も指揮者の伝えたいことが感じ取れるような聴衆になりたいと思いました。

    0
    2026年08月18日