瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 虹にすわる
    こじれたアラサー男子二人が椅子職人になろうといきあたりばったりで進んでいく話。
    行きあたりばったりでも、お互いが互いの苦手な部分を上手くフォローしている。
    調子に乗るタイプと慎重派タイプ。
    サクサク読めた。
    ☆3.5かな。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    誰にでも大切な思い出が詰まった曲が心にあるもの。その曲を誰かと共有できたり、素敵なオルゴールとして曲が流れていたら、その曲を支えにまた人は歩けるのかも知れないって思える作品です。
  • 黒い結婚 白い結婚
    若い頃は恋愛の先のゴールが結婚で
    とても幸せなことだと思っていた

    時間をかけながら夫婦や家族の形が変わっていく
    夫婦の数だけ形もあって
    結婚の意味がある
    それはまさにこの短編集の最後の
    「いつか、二人で。」の一節にあったように
    夫婦の最後にならないと結婚の意味は分からない

    この本は黒い結婚と白い...続きを読む
  • あなたのご希望の条件は
    面白かった。
    転職エージェントのお話って珍しい。
    自分の心に刺さる言葉もあったりして…。
    ソフィアに是非是非お会いしたいところ。
  • あなたのご希望の条件は
    日々折り合いをつけながら、働いているけれどよぎる瞬間も多い本のテーマ。現実にあったら、私もピタキャリアを利用してみたい。
    そして、ソフィアに適性職を教えてもらいたい。
  • 女神のサラダ
    オルゴールシリーズでハマった瀧羽さんの短編集。
    農家に関わる女性の人生とか恋が絡んだ話で読んでてほっこりした。
    農家っていう自然の雰囲気も良くて、瀧羽さん素敵だなぁって思いました。

    夜明けのレタスが好きだった。
    農家で頑張る娘さん、頑張れって思った!
  • 女神のサラダ
    どの話もあったかかった。野菜を育てる過程が垣間見れて、普段何気なく食べてる野菜も大事に隅々まで食べようって改めて思った。
    野菜を無心で育ててると、疲れた心が明るくなったり、シンプルな考え方になれるのかなと思った。
  • あなたのご希望の条件は
    いろんな転職例が出てきて面白かった。
    転職してみよっかな〜♪と気軽に考えてる人にお薦めしたい。

    私自身、転職を何度か経験し、エージェントを利用していたので理解しやすかった。
    主人公の過去が一気に書かれておらず、読み進めると途中途中で何度か出てくるので、気になって先がどんどん読めた。

    作者の他の作...続きを読む
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    初めましての作家さん!
    音楽モノってどうかなーって思って読んでみたらどハマりしました。
    オルゴール屋さんが舞台で、その人が大事に思ってる音楽に関する短編集。
    読んでてほっこり。2冊一気に読んじゃった。

    親子愛、大人の愛、夫婦愛などなど、色んな形の愛が溢れた小説で読んでてすごく元気出た。

    音楽って...続きを読む
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    前作「ありえないほどうるさいオルゴール店」では北国が舞台でしたが、今度は南の離島に場所を移し、様々な人の心の音に耳を澄ませた心温まるストーリーでした! 前作を読んだ方にはサプライズな展開もあり胸熱でした!
  • 左京区桃栗坂上ル
    おとなしくのんびりした性格の上原璃子。
    父の転勤で、璃子が4歳のとき一家は奈良へやってきた。
    住宅地にある公園で、璃子は同い年の果菜と友達になり、三つ歳上の「お兄ちゃん」が、時々遊びに加わってくれた。
    商店街のはずれで両親が青果店を営んでいる兄妹。「お兄ちゃん」とは、すなわち安藤くんである。
    その後...続きを読む
  • 左京区恋月橋渡ル
    左京区シリーズ第二弾は、大学院生になった山根くんが主人公。
    相変わらずの寮生活が続いています。
    バイオを専攻している、食べ物が大好きな安藤くんに加え、三次元ゲームの開発に携わっている後輩の寺田くんや、ダニを研究している川本くんも登場します。

    工学部工業化学科、花火が大好きで、小柄でメガネをかけた艶...続きを読む
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    小さなレストランをめぐる2つの家族の物語。家族それぞれの思いと美味しいご飯。お腹すいたー!と読んだ後に笑顔で思える。
  • 左京区七夕通東入ル
    瀧羽さんの小説はいつもタイトルが個性的です。
    これは、京都を舞台にした、大学生の恋愛小説。
    オシャレが大好きな、文学部4回生の花の恋物語。

    「七月七日の朝にブルーベリーをこぼしたおかげで、わたしはたっくんにめぐりあった。」

    なんて純粋で可愛いお話なんだろう。
    花は、同じ高校だったアリサとその彼氏...続きを読む
  • うさぎパン
    パン好きでつながっている高校生の女の子と男友達のパン屋さんめぐりから始まる温かいお話です。
    主人公と男の子の微笑ましいやり取りに、こちらがもじもじしてしまいました。
    初恋は実らないって言うけど、この二人ならわからない、なんて思ったり。
    そのあとの不思議な展開も終始微笑ましくて、大好きな世界観で...続きを読む
  • 左京区恋月橋渡ル
    あなたは、『京都』という地名に何を思い浮かべるでしょうか?

    『京都』と一言で言っても、その地名に思い浮かべる景色は人によってさまざまです。いわゆる”寺社仏閣”の数々を思い浮かべる人もいるでしょう。まさしくそれは王道な『京都』のイメージです。一方で、『葵祭』や『祇園祭』、そして『大文字の送り火』とい...続きを読む
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    前作があることを知らずに読んだけど、短編集なのであまり違和感なく読めた。

    ほっこりする話で、各話に登場する主人公たちがその後どうなったかを考える余白があるのがよかった。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    人の心の音楽が聞こえるムカイさん続編。
    今度は南の孤島でのお話。
    前回以上にムカイさんは脇役になってます。
    でもムカイさんがいなかったら繋がらなかった縁、進まなかった事がある。
    短編で優しい話ながら読み応えがありました。
    最後の「ハミング」は「あー!」でした。
    でもムカイさんと追いかけてきた彼女さん...続きを読む
  • うちのレシピ(新潮文庫)
    レストランにまつわる2つの家族のそれぞれの物語。温かく、ほほえましい。シェフと孫娘のエピソードがとても好きだった。
  • もどかしいほど静かなオルゴール店
    2作目だけど、ラスト?
    前作は北の大地、今作は南の島。
    不思議なオルゴール店はあまり活躍せず、
    地元の人々の過去が中心。

    外国から来たお嫁さんの話が、
    一番面白かったな。
    音楽の力を一番感じたから。