瀧羽麻子のレビュー一覧
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ネタバレ京都を舞台にしている。
小さな和食器を扱うお店の紫さんは
彼女を慕っている外国人ブライアン、
そしてカフェふやまちのオーナーたちと平凡な日々を送っていた。
ある日、行きたくなかったパーティーで草木染をする光山先生に出会う。
そして彼を取り巻く女性たちと関わっていく事で、いつもの日常が少しずつ変わっていく。光山先生はは一癖ある人物で、彼を取り巻く人たちも同じように波乱な人生を歩んでいる。そんな中、紫さんはなぜか彼に惹かれていく。惹かれていくのには理由なんてないんだろう…。そんな紫さんのゆれる気持ちを描いている。瀧羽さんの小説は、スケッチブックに京都の町並みを描き進めていくように広がりを見せてくれ -
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あなたは、学生時代を『京都』で過ごすことに憧れますか?
人口10万人あたりの大学数が最も多いのが『京都』なのだそうです。国立の京都大学、私立の同志社大学や立命館大学など確かにそんな『京都』に本拠を置く大学はいくつか思い浮かびます。
また、『京都』に私たちは特別な感情を抱きもします。1200年前にこの国の都が置かれた地、『京都』を語る時、私たちはそんな歴史の重みを知らず知らずの内に意識しているようなところもあると思います。
『五月の京の風物詩が葵祭なら、八月のそれは五山の送り火である』。
もちろん全国各地に季節を彩る祭ごとは存在します。しかし、『京都』という地名が持つ重さがそれら -
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これはぜんぜん本の感想ではないです
どんなに評価がよくても
しっくりこない本はなかなか進んでいかなくて
仕事も忙しいし、家のこともあるし、
なかなか本を読む時間を確保できなくて
昔みたいに本に夢中になれなかったりもして
面白いよ、って勧められた本でも
ちょっと読んで放置とかが続いたりして
自分に読む力がなくなっちゃったんだなあ
ってなんか寂しくなってたところで
久々に
ああもう寝なきゃ、でもあと1ページだけ
今日はもう終わり、でも明日帰ったらすぐ読もう
って
読みたい気持ちがいっぱいになれた
名作傑作といわれるもののよさを
理解できない自分の読解力のなさも
もちろん分かった上で、
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京都で小さな和食器店を営む紫(ゆかり)の、京都らしさがいっぱい詰まった恋物語。
紫に想いを寄せているブライアンという欧米人のお客さんが登場し、“京都らしさ”をさらに引き立たせています。
あるパーティーで知り合った、紫より20歳ほども年上の染色工芸家湊光山(みなとこうざん)は、染めものに情熱を注ぎ、つかみどころのない魅力を持った人物で、危ないとわかっていながら、紫は光山のペースにどんどん巻き込まれていきます。
光山の工房を手伝っている藤代さんも美しく謎めいた女性で、もどかしいけれどこの恋の行方が気になります。
初めは、瀧羽さんの優しい文体のせいか素朴な雰囲気を感じていたのですが、50代と30 -
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引っ込み思案の千春。
中学入学後、新しい友人の誘いで天文部に入部。
その一年間の物語。
もう半世紀近く前のことだけれど・・・
同じ小学校出身の子が少なくて、さらに、さして仲良くもなく・・・
その心細さ。いまだに思い出すと胸がきゅっとなるような。
もしも、わたしに天文部があったらな・・・
瀧羽麻子の物語と今日マチコの絵が、良いんだなぁ・・・
ますます、わたしにも欲しかった中学生の記憶と思わせてくれる。
そして、最後に意外な展開。
わたしはこの人を知らなかったんだなぁと、
考えさせられる物語が、またひとつw
(「川の畔にたつ者は」に続いて)
でもって、天文台つきのホテル、いいじゃん・・・と -
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瀧羽さんの文章はいつも温もりがあって、心が和みます。
東京から小さな海辺の町にある実家に戻って、じいちゃんの修理屋の仕事を手伝っている徳井のもとに、大学の後輩の魚住が訪ねてくる。
いつか椅子の工房をやろうという大学時代の夢を覚えていた魚住は、徳井家の納屋を改造して、作業場を作ってしまった。
デザインを練るのが好きな魚住と、作り手としての技術を持った徳井。
楽観的な魚住に圧倒されながら、徳井もいつの間にか一緒に椅子作りを始める。
タイプの違う二人の合作の椅子が出来上がり、新しい依頼が来るたびに、読んでいる方もわくわくしてきます。
安定した注文が来ることより、ただ純粋に満足のいく椅子を作るこ