瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 博士の長靴

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    瀧羽麻子さんの作品を読むのは「うさぎパン」に続き2冊目です。
    今回は気象学者の藤巻昭彦さんから始まり藤巻家の4世代にわたるストーリーが書かれています。
    私は、もっと気象学がっつりのお話かと思っていましたが、藤巻家の日常をいろいろな世代で書かれていて、
    最初と最後のお話がとてもほんわかして
    可愛らしかったです。
    世代がどんどん変わってもどこか風変わりな
    藤巻昭彦さんの温かさが軸になっているので
    心があったかくなりました。
    最後のお話の
    ひいおじいちゃんになった昭彦さんが、メモをたくさんとりながら、空を見上げているのを不思議そうにひ孫の玲くんが見ていると、
    「あなたの頭で考えたことは財産です。残し

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    2024年03月29日
  • 博士の長靴

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    気象学者のいる藤巻家と、その周りの人々の物語。

    第一章は、昭彦さんとスミさんの出会い。空を見上げてばかりいる昭彦さんと、足元を見ながら歩いてしまう癖のあるスミさん。実は対照的というのが面白い。

    その後、時代や語り手を変えながら、藤巻家を見守っていく。
    第一章に出てくる贈り物の長靴、最終章で今度は曾孫に贈られ、亡き曾祖母と曾孫のつながりを感じられて、なんだか温かい。
    あまり話す機会のない曾祖父って、何となく謎なところがあるけれど、曾孫の趣味のことを覚えていたという優しい心とか、妻や孫娘を想う気持ちも垣間見えて、最終章はとても温かい気持ちになった。

    ノストラダムスの大予言を本気で信じている女

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    2024年03月28日
  • うさぎパン

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    嫌いな登場人物が1人もいない、全体的にほんわか温かくて優しい物語でした。
    パンが出てくる小説って、多幸感に溢れてる物語が多い気がします。

    実母でも継母でも、愛情を持って育てられた主人公の青春を、そばで見守りながら一緒に甘酸っぱさを味わえました。
    読み終えた後は、美味しいパンを食べたくなるお話です。

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    2024年03月22日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    全体として浅めかな。短編集だから仕方がないと思いつつも、題材が面白いからこそあともう少し深掘りしていけばもっと面白くなりそうなのにと思う。
    親子の話が好きです。

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    2024年03月18日
  • うさぎパン

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    ネタバレ

    すっごく読みやすい作品でした。ほんわか青春小説かなと思ったら、まさかの聡子さんが美和ちゃんに降霊するという、、、。そこのシーンだけこの作品の雰囲気にミスマッチな気がして笑ってしまいましたが、素敵な小説だと思いました。

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    2024年03月06日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    ネタバレ

    北関東支社というところに惹かれて読んだ。
    田舎のほのぼのとした会社。都会の忙しい生活とは反対にのんびり働ける、誕生日をみんなで祝ってくれるとか、納豆が常備されてるとかいいなーと思った

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    2024年03月05日
  • うさぎパン

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    急に再読したくなり手に取る。
    さりげない日常の中にあたたかいものが沢山詰まった作品。パンが無性に食べたくなる。

    表題作「うさぎパン」は、優子と富田くんのやり取りがかわいい。
    「はちみつ」は、スピンオフのような作品。吉田先生みたいな人、いいな。

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    2024年02月29日
  • 博士の長靴

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    気象学者が主人公。時間の流れは穏やかで長い。時は少しずつ紡がれるが、異なるもの、同じものが、その合間を漂う。

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    2024年02月09日
  • 東家の四兄弟

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    読後の余韻が残る著者の作品らしい物語。
    四兄弟の今後が気になる。純粋な気持ちを思い出させてくれる。みんな何かを抱えて生きている。

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    2024年02月04日
  • 東家の四兄弟

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    占い師の父親を持つ男四兄弟の話。
    そこまで大きな事件が起こるわけでもない、どちらかというと平凡な話。
    占いを花壇に例える部分が特に印象に残った。
    いくら気が弱いからとはいえ20代の青年が10以上離れた兄を「おにいちゃん」と呼ぶのが少し違和感

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    2024年01月19日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    心の中で鳴っている音に耳を傾けることで、自分の気持ちに素直になれるのかもしれない。訪れたお客さんの心を店主がとてもやさしい言葉で包んでくれる、優しい物語だった。自分の心でどんな音が鳴っているのか、聞いてみたい。

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    2023年12月31日
  • 東家の四兄弟

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    占い師の父、その後を継いだ次男、人付き合いの苦手な三男、大学生の四男、そして家を離れ研究職についている長男と個性豊かな4人の子供達とその家族の問題でもあり大したことない事件でのある日常を視点を変えながら淡々と綴っている。四者四用の持ち味が面白い。そして基本仲が良いのも微笑ましく好感が持てた。

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    2023年12月29日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    ネタバレ

    瀧羽麻子さん初読み。心に流れる曲を作ってくれるオルゴール店の話。色々なお客さんがいる。
    もっと心が温かくなったり、特殊能力が注目されるような内容かと思いました。
    とにかく控えめな店員さんとそんなに乗り気ではない客。後ではっとするという様な。
    おすすめするって、難しいですね。

    とにかく心の声を聴くという視点の作品。自分の心、人の心など。

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    2023年12月13日
  • 株式会社ネバーラ北関東支社

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    タイトル+納豆メーカーから、もう少しコミカルなテンポを期待していたが、課長のユーモア挨拶くらいのものであった。
    ほっこり、さらりと読み終え、ご飯に納豆を頂きながら「はるのうららの」を口ずさみ、
    「ハヴァナイスディ」。

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    2023年12月05日
  • うちのレシピ(新潮文庫)

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    レストランを営む両親の娘として生まれた真衣と、サラリーマンを辞めて料理人の道を選んだ啓太。ふたりの、両家の顔合わせから物語は始まる。6つの章で構成されていて、タイトルがメニューになっている。それぞれの章が、ひとりひとりの物語になっていて、その人の視点で描かれ るエピソードの中に ふんわりメニューが添えられている。両親や、真衣や啓太のほろ苦いエピソードも、うちのレシピなのだろう。
    そんな風に家族の歴史ができていくのかもしれない。。


    バリバリ働く啓太の母親の行動は 読んでいてとてもイライラしっぱなしだったけれど、第5章の「コンソメスープとマーブルクッキー」は心が温まるお話でした。

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    2023年11月02日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    音楽って不思議で、聴くだけで過去の記憶が蘇ってきたり。耳がいいオルゴール屋さんのおかげで、たくさんの人が自分の大切な音楽を大切な人と共有できてほっこりする気持ちになりました。

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    2023年09月22日
  • うさぎパン

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    可もなく不可もなく、と思ってたけどたぶん素朴な良さを秘めてる。ちゃんと読んで、自分で見つけようとすれば、知見もある。
    でも、うさぎパンはベタというか、内容が少し幼くて浅いかな、、はちみつの方が私はすきやった

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    2024年04月27日
  • 虹にすわる

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    大学時代の同級生の徳井と魚住。
    2人が久々に再会し、徳井の地元の片田舎で椅子工房をはじめる話。

    暖かくてほっこり。
    そして読みやすくてさらさらと読める一冊。
    特に大きな変化も感激もないけれど、どこまでも暖かくて優しい気持ちになれる一冊。

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    2023年07月17日
  • あなたのご希望の条件は

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     人材紹介会社でキャリアアドバイザーを務める女性の1年間を描く。

     転職エージェントを扱ったお仕事小説としての側面と、人生の選択というヒューマンドラマとしての側面とを併せ持った作品で、1月〜12月の12話からなる。
              
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     人は誰も自分の適性を活かした職に就きたいと願うし、会社はどこもその職に適性のある人材を雇いたいと考えるものです。
     だから転職を希望する人と必要とする人材を求める会社とを繋ぐ転職エージェントという職業は、社会にとって有意義な仕事だし小説のテーマとしても魅力的だと思います。

     主人公の千葉香澄は人材紹介会社ピタキャリアの

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    2023年05月07日
  • 黒い結婚 白い結婚

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    結婚をテーマに7人の作家が描いた作品の作品集。「黒い結婚」「白い結婚」と分かれていて、闇っぽい話の黒と、ポジティブな感じがしないでもない白。私は順番に黒から読んでいたが、もうずっとなんだか重たいもやがかかっているみたいな感覚だった。いわゆる理想形みたいな夢見る結婚、みたいなのが出てこなくて、結婚って碌なことないなと思いつつ、色々なことがありうるんだなぁとも思った。最後の「いつか、二人で。」でそれまでのどろっとしたもやもや感が救われた感じがする。

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    2023年03月26日