瀧羽麻子のレビュー一覧
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占い師の父親と保険外交員の母親を持つ、それぞれ個性が違い、年齢も離れた4兄弟(コケ研究者の朔太郎、父親と同じ占い師の真次郎、倉庫会社勤務の優三郎、大学生の恭四郎)のさざなみだつ日常を、4兄弟の視点が次々に入れ替わる形で描く。
兄弟それぞれのキャラが立っていて、同じ場面でも捉え方が違ったりして、面白かった。なんだかんだ言って、すごくよい兄弟、家族だなと感じた。
父親と次男の職業である占い師についても、実際こういう感じなんだというのがわかって、興味深った。決して当てずっぽの単なるオカルトというわけではなく、伝統やある種の理論を踏まえた、一種のカウンセリングのようなものなのだと理解した。
ただ、終わ -
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あなたは、『心の中にはどんな音楽が鳴っている』か知っていますか?
(*˙ᵕ˙*)え?
あなたも私もそれぞれに好きな音楽があると思います。この世には数多の音楽がある以上、それは人によってバラバラです。ロックが好きな人がいれば、演歌が好きな方もいらっしゃるでしょう。いやいやクラシックしかないですよ、という方もいるかもしれません。
しかし、人の心の中を覗き見できない以上、そんな人それぞれの音楽が何なのかは普通には知ることができません。もちろん、口に出して語れば別ですが、人によってはメロディーはわかってもその曲が何かがわからなくなっている場合もあるかもしれません。しかし、例えタイトルが分からず -
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気象学にしか興味のない変わり者の博士とその一家を描いた連作短編です。
全部で6編有りますが、最初の短編には博士と奥さんの出会いが描かれ、その後、博士、息子、孫娘、ひ孫と対象を変えながら話が進んでいきます。
瀧羽さんは2冊目。最初に読んだ『株式会社ネバーラ北関東支社』の感想には「なかなか楽しい物語です。ただ上のように”既視感”を感じるのは、ストーリーも人物設定も、どこかありふれたものだからでしょう(おデブ課長のカッコ良さはちょっと意外性がありましたが)。テレビドラマにでもしたら面白そうな作品です。」と書いています。とは言え、次の一冊に手が伸びるほどの印象は無く、そのまま放置してきた作家さん。最近 -
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これもドラマになりそうな(笑)
一昔前までは石の上にも三年と、転職なんてという時代が、
今はいろんな転職エージェントのTVCMがながれて。
そんなお仕事小説。
お金が絡むから儲け主義に走りたくなる営業に抗いながら丁寧に悩みながら主人公は奔走する。
私自身は決して居心地も待遇もよいとは言えない職場で長年働いていて、自分の意義もなにもない。手に職もないし、田舎だから転職も、簡単にはできないまま、それでも仕事一つ一つに楽しみを見つけて働き続けてるから、こんな無料の転職エージェントに、自分に何がむいているか聞いて貰いたくなるムズムズ感を、覚えながら読み進む。
どんな仕事だって楽な仕事はない。
新しい自