瀧羽麻子のレビュー一覧

  • 博士の長靴

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    藤巻家の4世代の短編小説集。
    気象学者の曽祖父、画家の祖父、曽祖父と同じ気象の道へ進んだ母、小学2年生の玲へとバトンは繋がれていく。
    語り部は本人ではなく、隣人や家庭教師、仕事相手などにその輪郭を語らせる。ゆえに本人の輪郭はとてもクッキリと浮かび上がるが、その分内面は読者各々の想像に委ねられている。各々に委ねられてはいるが、作者の巧さによってきっと似た想像をしているのではないだろうか。

    異色なのが藤巻家の人間ではないが、ノストラダムスの予言を本気で信じ込んでいたアラサー女性。じわじわとホラーじみ、一見穏やかそうな藤巻家にさっくりと切れ込みを入れている。家族全員(もしくは和也以外)一生消えない

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    2025年03月05日
  • うさぎパン

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    面白かった!デビュー作なだけあって初々しく、癒されるお話。オルゴール店の作品を読んでハマって買った本だが、それが好きな人はもれなく好きなのでは。
    私は普段こういうのを読まないので、物語の展開にやや物足りなさを感じたが、それを差し引いてもかわいくてほっこり。パン巡り、いいなあ。私もやろう笑

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    2025年03月05日
  • 虹にすわる

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    実家で修理屋をしている徳井と自由奔放に見える魚住の物語。正反対のタイプの2人が椅子作りの工房を始める。2人でこそ力を発揮できて前へ進める。読み終わって納得できる、「虹にすわる」という題が素敵です。

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    2025年02月16日
  • ひこぼしをみあげて

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    天文部の中学生の日常。大きな事件は起こらないが、天体観測を軸に展開される物語。いい人ばかりでホッとする。

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    2025年02月15日
  • 博士の長靴

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    最近は11月ぐらいになってもすごく暑いし、時代が進むにつれ二十四節気を忘れる日本人は多くなるかもしれない。それでも季節の変化を感じられる心を持つことで、日常生活がいつもより少し楽しくなるかもしれないと思った。

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    2025年02月15日
  • さよなら校長先生

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    小学校教師を長く勤めた女性が亡くなった。
    生徒、保護者、友人、家族それぞれの目から見た彼女の姿そしてそれぞれの想い出。
    関わり方によって人となりも変わる。
    面白かったが、もう少し最後に繋がりがあるかと期待してしまった。

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    2025年01月30日
  • 博士の長靴

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    気象学者の曽祖父から続く、家族とその周りの人々の短編連作。
    大きな事件が起こるわけではないが、それぞれの人生のうちに起こる出来事が、ときには淡々と、ときには少し湿度をもって綴られていく。
    長靴にまつわるエピソードが素敵だった。

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    2025年01月22日
  • うさぎパン

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    【収録作品】うさぎパン/はちみつ

    「うさぎパン」 継母と仲が良い優子。家庭教師の美和とも仲良くなり、高校にも馴染み、親友もボーイフレンドもできる。そんな彼女の穏やかで微笑ましい日常が静かに描かれる。
    「はちみつ」 美和の幼なじみの桐子の話。美和は相変わらず自分のことはよくわかっていないのか、桐子の世話を焼く。

    ちょっぴりファンタジー風味が入った、優しい物語。
    美和がいちばんややこしそうで、エールを送りたい。

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    2025年01月21日
  • うさぎパン

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    安っぽい高校生恋愛話に近い部分も。 高校生の恋愛だからか、若干歯が浮くような書き方があったりとなんとも、こんな返しって、実際には言わない、言えないんじゃないのかと。

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    2026年03月14日
  • 女神のサラダ

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    農業に寄り添ったのは数話の印象。
    これから・・という時に終わることが多い短編集。
    夜明けのレタスとかは掘り下げて一冊にでも出来そうな感じなので残念です。

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    2025年01月16日
  • 東家の四兄弟

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    占い師の父親と保険外交員の母親を持つ、それぞれ個性が違い、年齢も離れた4兄弟(コケ研究者の朔太郎、父親と同じ占い師の真次郎、倉庫会社勤務の優三郎、大学生の恭四郎)のさざなみだつ日常を、4兄弟の視点が次々に入れ替わる形で描く。
    兄弟それぞれのキャラが立っていて、同じ場面でも捉え方が違ったりして、面白かった。なんだかんだ言って、すごくよい兄弟、家族だなと感じた。
    父親と次男の職業である占い師についても、実際こういう感じなんだというのがわかって、興味深った。決して当てずっぽの単なるオカルトというわけではなく、伝統やある種の理論を踏まえた、一種のカウンセリングのようなものなのだと理解した。
    ただ、終わ

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    2024年12月28日
  • さよなら校長先生

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    もうちょっとずつだけ
    いろんな人の続きが読みたかったな。
    信頼とあきらめは違うような気がするけど
    って涼花ちゃんの言葉
    私もそう思うよ。

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    2024年12月27日
  • 博士の長靴

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    天気博士とその子供、孫、、、の話。
    時代の移り変わりについていけなくて何となく流し読み。誰が誰かわかんなくなった。

    人と人との繋がりと気象の話っていう素敵な物語のはずなんだけど、イマイチのめり込めず。

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    2024年12月25日
  • たまねぎとはちみつ

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    ネタバレ

    え!これで終わりなの?!続篇あるけど、おじさんとの再会はあるのかな?再会して欲しいな。
    世界のことわざ良かった。「虹の橋」が私は好きかな。“”青空にかかった巨大な虹の橋“”をかけてもらって、それを渡る勇気をもった千春ちゃんはキラキラしている。読む前と後では表紙が違って見える。裏表紙の千春ちゃんの背中もたくましく思える。

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    2024年12月22日
  • 左京区桃栗坂上ル

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    京都大学の理系学生の研究室の雰囲気が垣間見れて面白かった。ただ、含みを持たせ言い回しが散りばめられているが、予想通りの展開で、何となく始まって、何となく終わる淡々とした小説。

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    2024年12月09日
  • さよなら校長先生

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    30年以上、小学校教師として働き、校長も歴任した
    高村正子が亡くなり、同僚たちは「偲ぶ会」を
    計画する。かつての生徒、保護者、友人、同僚らの
    思い出の品から”先生”の姿が浮かび上がり…。

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    2024年12月23日
  • もどかしいほど静かなオルゴール店

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    人の心が丁寧に描かれている シーンの切り取り方やセリフがうまいので、最初はあまり興味のなかった人も惹き込まれてあたたかい気持ちになる。

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    2026年01月12日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    不思議なオルゴール店のお話。私の心の中にはどんな音楽が流れてるだろう。聴いて欲しい。続編も早く読みたい!!

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    2024年11月15日
  • 博士の長靴

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    気象学にしか興味のない変わり者の博士とその一家を描いた連作短編です。
    全部で6編有りますが、最初の短編には博士と奥さんの出会いが描かれ、その後、博士、息子、孫娘、ひ孫と対象を変えながら話が進んでいきます。
    瀧羽さんは2冊目。最初に読んだ『株式会社ネバーラ北関東支社』の感想には「なかなか楽しい物語です。ただ上のように”既視感”を感じるのは、ストーリーも人物設定も、どこかありふれたものだからでしょう(おデブ課長のカッコ良さはちょっと意外性がありましたが)。テレビドラマにでもしたら面白そうな作品です。」と書いています。とは言え、次の一冊に手が伸びるほどの印象は無く、そのまま放置してきた作家さん。最近

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    2024年10月31日
  • ありえないほどうるさいオルゴール店

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    自分の心の中には何が流れているんだろうと考えながら読んだ。吹奏楽部の時に毎日練習した課題曲、高校時代に初めて好きな人とカラオケに行って一緒に歌った曲、推しのライブに初めて行った時のオープニング曲、恋人の車でいつも流れているアーティストの曲。思い返してみると私の日常の中に音楽は必ずあって、なくてはならない存在だと改めて感じた。

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    2024年10月17日