【感想・ネタバレ】あなたのご希望の条件はのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2023年07月30日

転職エージェンシーが舞台のお話です。私も転職は経験があるので相談者に共感しながら読みました。何か大きな事を決める時はやっぱり縁とタイミングですよね。

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Posted by ブクログ 2023年05月22日

転職って人生変える。働いてみないと何も分からないけど、転職って気力も体力もすごく使うと思うから、そう何回もできるものじゃない。でも、自分の可能性はひとつじゃない。その仕事場だけにとらわれないことも大事。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年01月09日

転職エージェントを何度か利用したことがあるので、どういった働き方や悩みなどがあるのか興味があったので少しでも理解できてよかった。
実際はこんなスムーズではないと思うけど、
自分の対応した会員さんが新しい職場で頑張っていて満足していてくれたら、やりがいがあるだろうなぁと思った。
一ノ瀬さんも最初に比べ...続きを読むて心境が変わっていて、人を変えられるような仕事がしたいなと思った。
千葉さんは、真面目で会員さんの事をとても考えて居て私も見習いたいと思った。
最後転職したのかどうか気になる。

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Posted by ブクログ 2022年07月22日

転職エージェントの仕組みがわかって、面白かった。先日IT婚活の話を読んで、その時にIT転職ならいいけど…というくだりがあったので、興味深く読んだ。ソフィアの受け答えが面白く、私も相談してみたいと思った。

香澄の離婚に至る流れが可哀想だった。早くなっただけで、いずれ優しい旦那さんが浮気をしているのが...続きを読む、バレていたのかな…。
香澄の幸せを願わずにはいられない。

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Posted by ブクログ 2024年03月11日

装丁が好みだったのと、転職をぼんやりと意識していたのでなんとなく手に取ってみた本。

数年単位で働いていると感じる「周りの人はどんどん動いていっているのに自分はなんとなく、同じことをずっと繰り返して前に進めていないような感覚」を主人公が感じているところにとても共感できた。

社内で使えるAI相談ツー...続きを読むル「ソフィア」の存在が現代的で面白かった。

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

転職を考えている時期に読んでいたら、1歩進める気がする話でした。
大きな問題が起きることもない所がリアルな感じで良かったです。
主人公の心情がもう少し知りたかったです。

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Posted by ブクログ 2023年09月18日

転職エージェントで働く主人公”香澄”。転職の相談に乗るうち、自分の人生を見つめ直す。長編小説。

転職を希望する理由や、会社に求める事、何にやりがいを感じるか、譲れない部分が十人十色で興味深かったです。自分だったらどうだろうと考えながら読みました。

失敗だと思っていた事が、実はいい影響を与えていた...続きを読むりプラスに作用することもある。良い面も悪い面もあって、どちらに目を向けてどう受け入れるか。香澄のように真摯に向き合い続けていくことが、好転に繋がっていくといいな。と思いました。

傷ついて人を信じられなくなっても、立ち直って奮闘している姿に勇気づけられる小説でした。

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Posted by ブクログ 2023年09月09日

転職エージェントって
こんな感じのお仕事なんだなぁって思いながら
楽しんで読めました。
主人公にはあまり感情移入しなかったけれど
転職活動をする人たちの迷いや悩み、
そして歩き出す姿が良かったです。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月12日

転職アドバイザー会社の話。
転職する理由ややり方も人それぞれだなと思った。
主軸の主人公の元夫の不倫の話をもう少し掘り下げて欲しかった。
スナダックに入って退社した一ノ瀬さんは前向きな退職でよかった。

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Posted by ブクログ 2023年07月14日

◯読もうと思った理由
自分のキャリアもそうだが、人のキャリアをサポートすることに興味があったため、何か得るものがあるのではと思ったため

◯ 引っかかった言葉
p205 ちっとも変わらない、と九鬼に言われた。(中略)ちっとも変わっていないというのはつまり、ちっとも前に進めていないということでもある。...続きを読む
→主人公であるキャリアアドバイザーの香澄が、どんどん人生を前に進めている(ライフステージを登っていく)会員の様子を見て、自分の人生と比べている場面

⇒今の自分の重なる部分がありひっかかった。
また、アドバイザーが自分の人生において揺れているという、キャリアサポートだけでなく女性の人生におけるライフステージでの葛藤も描かれており、奥行きのある人物描写が良かった。

◯感想
・華やかなキャリアをもつ人が多く登場人物として描かれているため、すこし突き放された感覚
・人の適性だけでなく、転職動機やライフステージによる環境の変化、夫の転勤など様々なことを考慮しながら進める転職の奥深さを知った

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年06月23日

 お仕事小説にも、転職分野というのが、だんだんと増えてきた感じがする。その中でも、人間らしさが魅力のヒロインである。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年04月15日

短編のようで、始めに登場した人物の成長が終盤に見られる展開があったこと、主人公自身がスカウトされる側になり、その時の内省描写がよかった。

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Posted by ブクログ 2023年03月19日

大丈夫、
どん底に堕ちたと絶望しても、
将来食いっぱぐれるんじゃないかと不安になっても、そんなことはまずありえない。
堕ちてないし、食いっぱぐれない。
だって本気出せばどこかには就職できるから。

この本を読んだ前日、知人とこんな話をした。
「どんな仕事でもやったらええ。どんな仕事でも自信持って一生...続きを読む懸命やっとったら絶対いい思いできる。犯罪はあかんけどな」

その話を思い出す内容だった。

私がこれまで、やりがいを感じたことは何だろう。私が楽しいと思うことは何だろう。分かっているようで、実はあまり分かっていない。それを見つけるのってとても難しい。ましてやそれを仕事にするってもっと難しい。

香澄さんみたいなアドバイザーがいてほしいと思った。

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Posted by ブクログ 2023年03月16日

ピタキャリアという転職支援会社でアドバイザーとして働いている香澄が主人公だ。
香澄の前に現れる、一〜十の名前の転職者たち、それぞれの物語がある。

香澄の元夫とのことについてはモヤモヤしたけど(夫ではなく、はっきりしない香澄にモヤモヤした)、おおむね楽しく読めた。
転職エージェントという仕事。こう言...続きを読むう仕組みで成り立っているのね。
転職って、よほどのコネクションがない限り、自分ひとりで動くのは難しいんだろうな。こんなに二人三脚で転職活動を支援してくれるなら、私もこう言うサービス使って転職してみたいと思ってしまったよ。

この本のラストのその先、香澄はどちらの道を選ぶのだろう。
一ノ瀬の前向きな姿勢に元気付けられて、エージェントの仕事を続ける道を選ぶような感じだったけど、本当にそれで良いの〜??と、老婆心ながら思ってしまった。
香澄は、とにかく「現状維持」したい人に思えた。元夫のことといい、知らないでいたいからSNSやらないとか、波風のない人生を望んでるんだろうな〜って思う。
その気持ちはすごくよく分かる。
でも、だからこそ、香澄には現状を打破して新たな道なら進む選択をしてほしかったなぁ、と思ってしまいました。

友人の栄子が香澄に言った言葉「1人でいたいから1人でいるのではなく、しょうがなく1人でいる」という言葉、つらいなぁ。
「1人でいること」って、そんなふうに毅然と「選択」しなきゃいけないことなの?
ダラダラと1人でいるっていうのも、別に良いじゃないの。
香澄も栄子も、仕事柄、すごく面倒見が良くて、悪く言えばおせっかい焼き。
私の周りにはこういうタイプの人っていないなぁ。
40にもなると、友達同士であってもお互いのセンシティブなところには触れないのが暗黙のルール…みたいになっていく。
栄子、きっと友人思いの良い人なんだろうけど、私的には「ないわぁ」って感じで、「この人に会った後はドッと疲れるタイプの人」だなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年03月07日

面白かった!転職にまつわる色々な考え、状況、転職活動のイロハなど、色々知れた。わたしもソフィアと話してみたいなあ。

p.32 これはもう、拒絶反応と言って良い。今まで我慢に我慢を重ねてきた反動もあるんだろう。これに限らず、他職種に転職したいと言う英語を出身者に、しばしば見受けられる症状である。
...続きを読む
p.36 どの会社にも同じ文面を使い、回そうとする会員もいるけれど、かすみは1社ごとに考えるように勧めている。中でも志望動機は、なぜ他者を差し置いてそこで働きたいのか、明確に説明できなければならない。と言う事は、その企業ならではの特徴や魅力を踏まえて、具体的に書かないと説得力に欠ける。経歴に関しても、会社や職種によって重視される要素は異なるので、強調すべき点は念入りに、それ以外は適度に力を抜いて、分量や構成を工夫したほうが伝わりやすい。

p.63 カウンセラーは、何よりも、まず、会員の声を真摯に拝聴しなければならない。しかしながら、伊藤栄子には、自身の意見や信念を他者にも当てはめようとする傾向が見受けられる。すなわち、自らの思考に基づく結論を、相手にも押し付けかねない。以上の考察に鑑み、伊藤栄子のカウンセラーとしての適性は低いと判断する。

p.77 「最近、内定辞退が目立ちますよね?」「もう少し何とかならないものですかね。さっきのワシントンなんか、破格の待遇なのにもったいない。代わりに僕が立候補したい位ですよ」こういう持って回った言い方が、山口の十八番である。そこも石川とは対照的だ。石川は必ず、真っ先に結論を述べる。ダラダラと長話をするのは時間の無駄だと考えているのだろう。部下に苦言を呈する時も、ぐさりと確信をつき、言いたいことだけを言って速やかに去っていく。鋭いキリでひとつきするようなものだ。対して、山口は、細い針でチクチク刺すように嫌みを繰り返す。どちらも痛いことに変わりは無いけれど、日々石川の下で働いているせいか、山口の話はどうもまどろっこしく感じられる。

p.126 「傍観っていうのは、ちょっと語弊があるな。われわれは、何も指をくわえて見てるだけじゃない。見守っているんです。客観的な立場だからこそ、冷静に状況判断できるし、必要なら手助けもする。ただ、主導権は向こうにありますよね。彼らの転職で、彼らの人生ですから」

かすみもわかっている。この仕事は、そういう仕事だ。でしゃばったり、仕切ったりしたいわけでもない。一方で、六車のもどかしさも、わかるのだった。彼が「資金を右から左へ流しているだけ」などだとしたら、カスミはさしずめ「会員を右から左へ流しているだけ」とでも言えるだろうか。俺があって会員たちの「人生」に関わっても、数週間か、長くても数ヶ月でお別れになる。新しい会社に入った後は、そこの人事部が社員を支えてくれるはずで、かすみたちの出る幕は無いのだが。

p.152 「第二新卒で転職するっていうのは、そういうことです。特別な経験や実力が問われない変わり、もう一度、新卒と同じスタートラインに立たないといけません」今とは全然違うゴールを目指すのであれば、その価値はある。これまで走ってきた距離の事は、潔く忘れて、心機一転、足を踏み出すしかない。それでも働いてみたい会社や、やってみたい仕事があるのなら。学生時代に内定を取り、損ねた企業にどうしても再挑戦したい、この会社では、いつまでたっても希望の仕事はできそうにない、そーゆー切実なの思いがあるのなら。

p.153 「私は今日初めてお会いしたばかりで、完全に状況理解できていると思えません。転職するなと決めつけるつもりもありません。ただ、もう少しじっくり考えてみてみていただきたいんです。七尾さんは、せっかく目黒、上羽と言う会社に選ばれたんですよ。どうか、ご自分のキャリアを大切にしてください。」

p.158 「俺らが売ってるのは、館員さんと会社さんをつなぐ、そのサービスやろ?人間を売るわけじゃない。逆に、人間を商品と思ったらあかん。この業界、たまに勘違いしてる奴も居るけど、それは絶対にあかん」

p.159 ままならない現実から目を背け、ここじゃないどこかへ逃げ出すだけでは、根本的な解決にはならない。もちろん、一刻も早く逃げるべき劣悪な環境であれば、例えばかすみが以前担当した二宮のような場合は、話が別だが。

p.170 同年代の女友達に、夫や子供の話を聞くたび、カスミは奇妙な気持ちになる。自分の持っていないものを持っている相手への嫉妬、と言うわけではない。劣等感でも、悲しみでも、疎外感でもない。ただ、純粋に不思議なのだった。私にもこんな人生があったのかもしれない。かもしれない。どころか、私はこんな人生を歩むだろうと、かつては、漠然と思い描いていた。それなのに、なぜか、そうはならなかった。

p.176 「何も再婚しろとは言わない。だけどね、休みの日を一緒に過ごせるような相棒が入るのって、多分悪くないよ」「それはそうかもね。でもまぁ、いないものはしょうがないし」「そこだよ。かすみはしょうがないから、ひとりでいるんだよね?どうしても1人でいたいわけじゃなくて円だったら、もうちょっと周りに目を抜けてみてもよくない?…わかるよ、夏穂の言いたい事は。1人でもそれなりに楽しくやれてる、て言いたいんでしょ?それが嘘だとは思わない。かすみは自立してる。1人でもちゃんとやっていけてる。でも、だからって、それ以外の可能性を頭から否定することないんじゃない?選択肢は1つじゃないんだよ? 1回失敗したからって、次も駄目だって決めつけてたら、いつまでたっても何もかわんないよ。あんな奴のせいで投げやりになるの、もったいないって」

p.185 しかしながら、背に腹は変えられない。腰も。

p.229 かすみだって、転職エージェントで働きたいテント、文集に書いたわけではない。でも、だからといって、不幸なわけでもない。多くの人々は、縁あって、1日職業をそれなりに気に入り、もしくは折り合いをつけて、毎日コツコツと働いている。幼い頃の夢を思い返すわけでも、こちらに嘆くわけでもなく。仕事と言うのは、多分そういうものなのだ。

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Posted by ブクログ 2022年12月30日

私自身は転職経験がないけれど、前向きな転職はいいなあと思った。
人と人のマッチングを仕事にするのは楽しそう。

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Posted by ブクログ 2022年12月15日

昨夜は双子座流星群を見た!
流れ星を見たのは人生で2回目くらい。
深い深い濃紺の空をじーっと、ぼーっと見るのは集中力とゆるりだらりが混ざって、考えごとしたり頭が空っぽになったりして、なかなかよかった。
そして、流れ星は空の色に映えてきれいだった!

主人公の香澄や友人栄子が森へハイキングし、頭と心を...続きを読むすっきりさせるシーンが出てきたが、これは夜空を見るのでもよさそう。

私は転職未経験なのでエージェントのことをよく知らなかった。
でも転職を考え出したら大きな不安を抱えるだろうから、香澄のような寄り添って、自分の強みや弱みを分析し、答えを出すのを手伝ってくれる人がアドバイザーだったら心強い。

アドバイザーの香澄が転職オファーを受けるという逆の立場になったときの揺れ動く感じがよかった。

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Posted by ブクログ 2022年11月23日

転職したいと昨年から考えていて、実際に何回か面接に行ったりしていたので、興味深いテーマで手に取りました。
読み終わって素直に、私は転職の仕方を知らなかったな。自分のことをちゃんと理解してアピールできていなかったな…と反省。
なんの取り柄もないパート歴の長くなった私にもエージェントがつけば成長できるの...続きを読むか?それとも違う自分に出会えるのか。なんか色々考えさせられました。

本の中では、様々な背景を持つ人たちが、主人公に助けられながら次のステップを踏んでいく。
主人公がふと、私だけいつまでも同じ所に立ち止まったままでいいのだろうか?と悩む。
私は何か変わったのか?成長しているのか?私も常に思っているので、ついつい共感してしまった。

話の折々に主人公のプライベートの話が織り込まれており、その展開も気になる構成で、ぐいぐい読めてしまいました。

読後の少しスッキリした感じは、なんかこのまま、ここで頑張っていくのも悪くないよ!と肩を叩かれたようです。

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Posted by ブクログ 2022年11月16日

つい最近転職をしたので、とてもリアルに感じました。転職エージェント側の気持ちを知ることができて面白かったです。

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Posted by ブクログ 2022年10月08日

転職エージェントの女性の話。垣根さんのシリーズの女性版という感じで話はイメージ通りだけど、料理は瀧羽さんらしいかな。私は真摯で好きです。

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Posted by ブクログ 2022年09月17日

転職エージェント、キャリアアドバイザーの話
珍しいテーマで自分がかつてしたいた仕事が主題になった小説ははじめて読んだ

ある意味すごくリアルというか、ほとんど全く起こりうることしか書いていないので
自分の気持ちを重ねながら読んでしまった

経験したことがない人が読んでどう思うかはわからないけど
私に...続きを読むとってはいま読めてよかった

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Posted by ブクログ 2022年06月26日

面白かった。
転職エージェントのお話って珍しい。
自分の心に刺さる言葉もあったりして…。
ソフィアに是非是非お会いしたいところ。

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Posted by ブクログ 2022年06月08日

日々折り合いをつけながら、働いているけれどよぎる瞬間も多い本のテーマ。現実にあったら、私もピタキャリアを利用してみたい。
そして、ソフィアに適性職を教えてもらいたい。

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Posted by ブクログ 2022年05月18日

いろんな転職例が出てきて面白かった。
転職してみよっかな〜♪と気軽に考えてる人にお薦めしたい。

私自身、転職を何度か経験し、エージェントを利用していたので理解しやすかった。
主人公の過去が一気に書かれておらず、読み進めると途中途中で何度か出てくるので、気になって先がどんどん読めた。

作者の他の作...続きを読む品も読んでみたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月04日

小説になる綺麗な話ばかりじゃないんだろうけど、
相手の人生を一緒に創れるって良い
これからの仕事がんばろう(2021,12.31)

24年3月
21年に読んだ際は気づかなかったけど、
この作者は実際に働いたことがあるのか?というくらいエージェントへの解像度が高くて
再読なのに圧倒された。

ひとり...続きを読むひとりの選択をささえる仕事、だけれども
ギリギリまで自分ごととして捉えていたい。
それが効率化には繋がらないとしても
私はそうしてたい。
入社日して2年、嫌になって伝書鳩になったときもあるけれど、表彰が狙いになってたこともあるけれど、そうじゃないよね。

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Posted by ブクログ 2023年06月26日

最近退職した身としては、なんだかブーメランのように刺さりました。
内容は転職紹介会社のキャリアアドバイザーの話なのですが、まあ悩んでる転職希望者の気持ちがわからなくもなさすぎて、、、、
会社の中ででてくるソフィアというAIシステム使ってみたい。

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Posted by ブクログ 2023年05月07日

 人材紹介会社でキャリアアドバイザーを務める女性の1年間を描く。

 転職エージェントを扱ったお仕事小説としての側面と、人生の選択というヒューマンドラマとしての側面とを併せ持った作品で、1月〜12月の12話からなる。
          
     * * * * *

 人は誰も自分の適性を活かし...続きを読むた職に就きたいと願うし、会社はどこもその職に適性のある人材を雇いたいと考えるものです。
 だから転職を希望する人と必要とする人材を求める会社とを繋ぐ転職エージェントという職業は、社会にとって有意義な仕事だし小説のテーマとしても魅力的だと思います。

 主人公の千葉香澄は人材紹介会社ピタキャリアのキャリアアドバイザーです。
香澄は28歳のときに系列会社の結婚相談所ピタマリーから異動してきて今年で 12年目を迎える女性です。

 転職といっても、人によって理由はさまざまです。
 本作でも、「キャリアアップを目指したい」「やりたい職種に就きたい」などの攻めたものや、「ブラック体質の職場を辞めたい」「勤務先が倒産した」などの背水の陣的なもののほか、遠隔地への転居に伴うものまで、バラエティに富んだ事情が描かれていました。

 そして岐路に立たされた人たちの真剣さもよく伝わってきたし、そんなクライアント1人ひとりに寄り添うように親身になってアドバイスする香澄の姿にはおおいに好感が持てました。

 だから、少し淡々とした展開ではありましたが、お仕事小説としてはよい出来だったと思います。

 一方、香澄という不惑を迎えた女性の人生の選択を描いた点では、少し中途半端だったような気がします。

 27歳で夫の不貞を知り、離婚。
 この選択は正解だと思います。あの夫なら仕方ありません。
 なのにいつまでもそのトラウマを引きずり、私生活が歪になったままであるのはいただけない気がします。

 なぜなら、人生の新たな一歩を後押しする職にある者としては似つかわしくないでしょうし、離婚した人間にはふさわしくないとの理由で結婚相談員の職を辞した人物と同一とは思えないからです。

12年という歳月は決して短くはないはずで、仮にその時間を以ってしても心を癒せずにいるのなら、そんな香澄の内面をもっと掘り下げて欲しいとも思いました。

 巨大企業からの依頼で十和田のヘッドハンティングに関わった香澄が、今度はその十和田からヘッドハンティングされるというクライマックスシーン。
 この場面は少し盛り上がりましたが、結末は予想したとおりで物足りなさが残りました。
1年間を12ヶ月に区切って描く必要があったのかなあという気がします。

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Posted by ブクログ 2023年03月29日

転職エージェントで働く一人の女性が主人公のお話。40才ということもあってか、ただがむしゃらに仕事に邁進するだけではない姿が好感が持てた。
業界ならではの悩みや不安も描かれていて、華やかに見える裏には色んな事情があるのだなと思った。
ちょっと登場人物が多くて思い出すのに時間がかかったけど、全体的に読み...続きを読むやすかったです。

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Posted by ブクログ 2023年02月16日

転職エージェントで働く40歳の香澄を中心とした就活小説。

世の中にはありとあらゆる仕事があって、自分がどの仕事に向いているのか、そしてそこにやりがいを見出せるのか、その判断は中々難しい。

主人公の香澄が、それぞれの相談者に真剣に向き合いながら自身のやりがいを見つめて行く姿に好感が持てる。

一月...続きを読むからスタートする物語は、一ノ瀬、二宮、三上と相談者のネーミングにその月の数字が盛り込まれていてその趣向が楽しい。

人工知能・AI「ソフィア」の聡明で的確な助言も頼もしいが、やはり最後は血が通った人間同士の関係性にホッとする。

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Posted by ブクログ 2022年10月07日

転職エージェントで働く40歳を迎えたばかりの香澄の奮闘。

ブラック企業からの脱出、夫の転勤に合わせて、憧れの会社へ、会社の倒産、様々な人のニーズにこたえながら、ユーザーと一緒に転職サポートをしていく仕事は
緊張感と共にやりがいも感じていた。

かつて夫と結婚していたこと、離婚したこと。
自分がこれ...続きを読むから先、どうしていきたいか、考えるようになる転機。

私は向上心もないので、キャリアウーマンには、なれないなあ。。。

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