瀧羽麻子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
これはぜんぜん本の感想ではないです
どんなに評価がよくても
しっくりこない本はなかなか進んでいかなくて
仕事も忙しいし、家のこともあるし、
なかなか本を読む時間を確保できなくて
昔みたいに本に夢中になれなかったりもして
面白いよ、って勧められた本でも
ちょっと読んで放置とかが続いたりして
自分に読む力がなくなっちゃったんだなあ
ってなんか寂しくなってたところで
久々に
ああもう寝なきゃ、でもあと1ページだけ
今日はもう終わり、でも明日帰ったらすぐ読もう
って
読みたい気持ちがいっぱいになれた
名作傑作といわれるもののよさを
理解できない自分の読解力のなさも
もちろん分かった上で、
やっぱり本て無理してがんばって読むものではなく
すきだな、おもしろいな、寝るより読んでたいな
って思うものを読めばいいんだ
って思えた。
この本そんなにすごいか、って言われたら
そこまでではないかもしれないけど、
読んでてよい気分になれた
読んでよかった
一つのものに夢中になれる人と
自分では見つけられなかったけど
出会った人により気づけた人、
裏っ側にある大変さとかいろいろペイってしても
自分がすきなものやっていきたいものが
見つけられた人ってとっても羨ましい
自分はもう見つけられないかもしれないけど、
自分の下の世代の子たちが
それを見つけて
がんばってる姿を見られたらいいなーって
思う
よかった -
Posted by ブクログ
京都で小さな和食器店を営む紫(ゆかり)の、京都らしさがいっぱい詰まった恋物語。
紫に想いを寄せているブライアンという欧米人のお客さんが登場し、“京都らしさ”をさらに引き立たせています。
あるパーティーで知り合った、紫より20歳ほども年上の染色工芸家湊光山(みなとこうざん)は、染めものに情熱を注ぎ、つかみどころのない魅力を持った人物で、危ないとわかっていながら、紫は光山のペースにどんどん巻き込まれていきます。
光山の工房を手伝っている藤代さんも美しく謎めいた女性で、もどかしいけれどこの恋の行方が気になります。
初めは、瀧羽さんの優しい文体のせいか素朴な雰囲気を感じていたのですが、50代と30代のわりと大人な恋愛小説でした。
ひとたらしな芸術家光山を中心に、藤代さん、紫、ブライアン。こういう関係もありかなと、最後はすがすがしい気持ちになれたし、京都の名所も満喫できたし、私はけっこう楽しめました。 -
Posted by ブクログ
引っ込み思案の千春。
中学入学後、新しい友人の誘いで天文部に入部。
その一年間の物語。
もう半世紀近く前のことだけれど・・・
同じ小学校出身の子が少なくて、さらに、さして仲良くもなく・・・
その心細さ。いまだに思い出すと胸がきゅっとなるような。
もしも、わたしに天文部があったらな・・・
瀧羽麻子の物語と今日マチコの絵が、良いんだなぁ・・・
ますます、わたしにも欲しかった中学生の記憶と思わせてくれる。
そして、最後に意外な展開。
わたしはこの人を知らなかったんだなぁと、
考えさせられる物語が、またひとつw
(「川の畔にたつ者は」に続いて)
でもって、天文台つきのホテル、いいじゃん・・・と
検索するところが、アラカンおばちゃんw -
Posted by ブクログ
瀧羽さんの文章はいつも温もりがあって、心が和みます。
東京から小さな海辺の町にある実家に戻って、じいちゃんの修理屋の仕事を手伝っている徳井のもとに、大学の後輩の魚住が訪ねてくる。
いつか椅子の工房をやろうという大学時代の夢を覚えていた魚住は、徳井家の納屋を改造して、作業場を作ってしまった。
デザインを練るのが好きな魚住と、作り手としての技術を持った徳井。
楽観的な魚住に圧倒されながら、徳井もいつの間にか一緒に椅子作りを始める。
タイプの違う二人の合作の椅子が出来上がり、新しい依頼が来るたびに、読んでいる方もわくわくしてきます。
安定した注文が来ることより、ただ純粋に満足のいく椅子を作ることを望み、楽しんでいる様子がほんとうに羨ましいです。
恋の話もちらついたり、これから先のことに悩み、仲違いしそうにもなる不器用な二人だけれど、二人で作っていくことそのものに夢が溢れていて、仕事の世界を通して大事なものが見れたような気がします。 -
Posted by ブクログ
「虹に『すわる』」という作品名で椅子作り工房が舞台の物語。
仏壇職人の家に生まれ、物語の中では実家で修理屋をしている徳井。
徳井の後輩で椅子作りへの情熱はあるが、就職先の工房を飛び出し、徳井の所へ転がり込んできた魚住。
この二人が椅子作り工房を営んでいく様子が描かれている。
日常の物語が穏やかに流れていく。もちろん、様々な葛藤も描かれている。
そんな中、印象に残ったのは登場人物の二人が夢を持ち続けて楽しそうにしているところだ。
夢を持ち続けて、好きなことを楽しそうにしている様子が容易に想像が出来て、また、それが私の中ではキラキラと輝いていた。
そんな二人を羨ましく思うと同時に私も二人のような時間がこの先の人生に訪れると良いな〜と思った。