【感想・ネタバレ】左京区七夕通東入ルのレビュー

あらすじ

キュートな「京都の恋」を描く青春恋愛長編

「たっくんて呼んでいい?」京都での学生生活も4年目を迎えた七夕の夜、主人公の花は友人のアリサから合コンに誘われ、たっくんと出会う。三条木屋町の店にひとり遅れてあらわれた彼は、その場にはそぐわない一風変わった雰囲気の持ち主だった。文系の学生で数学嫌いの花にとって、理学部数学科のたっくんは謎に満ちていて、彼の暮らす学生寮の友人たちもかなりキテレツな理系男子ばかり。食べ物にうるさい巨漢アンドウくんの研究対象はミクロの遺伝子、おかっぱ頭のヤマネくんは工業化学科で専攻テーマは爆薬。ゆかいな仲間たちに囲まれ、花はこれまで経験しなかった不可思議でにぎやかなキャンパスライフに巻き込まれていくが、いまどき携帯電話も持たないたっくんとの距離はゆるやかにしか縮まらない。バイト先の古着屋の店長・陽子さんらの助言を受けつつ、やがて花は恋のライバルが「数学」であることを知る――。寮でのたこ焼きパーティー、鴨川デルタでの花火、自転車デート、学園祭、卒業旅行……学生の街・京都を舞台に、かけがえのない時間と仲間たち、ほっこりと育まれる等身大の恋を描く。甘酸っぱい記憶を呼びさますたまらなくキュートな青春恋愛小説。

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感情タグBEST3

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初めて読んだのが高校生の時
本当に花ちゃんが健気。
病室でのシーンに彼女の強さと覚悟を感じた。
地元が出てくるのでいつまでも大好きな1冊。

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2026年01月03日

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ネタバレ

けちのついた日に舞い降りてきた、ほのかに甘い恋心が可愛くて、心地よくて、ほっこりしながら読めました。
たっくんの想いが垣間見えたところでは、ときめきとニヤニヤが抑えられませんでした。
身近で繰り広げられていそうな等身大の恋模様に、心を満たされました。

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2025年11月22日

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長く時間をかけてしまいましたが、左京区シリーズを読み終えることができました。
今回は、オシャレな雰囲気の呉服店でバイトをする花と、普段から数学にのめり込む研究生活を送っている龍彦(作中ではたっちゃんと呼ばれることが多い)の京都、左京区を舞台にした恋物語です。
出会いのきっかけはお互いに数合わせの合コンに参加したところから始まりますが、花がたっちゃんのことをもっと知ってみたいと思う感じで惹きつけられているものの中々そこにピンと来ていないたっちゃんの振る舞いが中々面白いなと思います。
恋物語が題材の小説ではライバルの存在も必要不可欠ですが、この小説において花の恋のライバルとなっているのは「数学」。
何とも不思議なライバルを相手に、たっくんにどうアプローチしていくのかというところや、どんなところにやきもきするかというところも読んでていて面白いポイントだと思います。

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2025年06月16日

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京都を舞台に繰り広げられる、理系男子との恋愛、平和?ある意味刺激的?なキャンパスライフ。勉強、恋愛、将来のこと、悩みはいっぱいあるけど、目の前のことに全力に取り組んで生きている登場人物のみんながとっても愛おしくなります。
個人的には、理系男子たっくんがかなりタイプなので、めちゃくちゃ不器用だけど、そこが可愛らしくてキュンとしました。
がっつり胸キュンはないですが、若くて甘酸っぱい青春が味わえます。また夏に読みたいです。

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2024年02月05日

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恋模様の果てしなく若者像の物語ですね。自由奔放な束縛が1番引っかかる、でも常にそうなる状況を作る花が初めて本気で好きになるたっくん。お互い言い出せず、自分から飛び込むのに壁を見つけてしまう、それを越せない花。でも4月に出会えて12月に恋人同士になるとか、掛かりすぎちゃうの。自分から行かない行けない言うてるけど情報収集はピカイチ。あっ相手を落とすとかそんな技はないのかな。就職は決まったがやりたい事見つからずモヤモヤしてます。プライベートは充分やり切った切った大学生活思うけど、折り返しページで未だ進展しない

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2023年08月15日

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こんな大学生になりたいな〜って憧れを抱きながら中学生の頃から何回も読み返してきた本。
不器用なたっくんからのたまにくるキュンが最高です

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2022年09月26日

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自分の大学時代を改めて思い出しました。あることに熱中するあまり恋人と別れたこと、友人と好きなだけ時間を気にせず色んなところへ出掛けたことなど。

物事を並行して進めるのは難しいこと!と気づいたのは大学時代でした。たった4年間だったけど、内容は濃すぎて、今でも思いを馳せます。勉強も遊びも、もっとやっておけばよかったといつも思います。
2021,11/20-21

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2021年11月21日

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かわいいお話だった。
ふと落ちちゃう恋は本当にかわいい。
中高生が読んだら京大目指したくなるかもしれない笑。
万城目先生作品といい、今作といい京大出身作家さんの京都、というかほぼ京大?の描き方に愛を感じてしまう。知っている場所だから思い浮かべ易いというのも大きな要因だと思うけど、見える風景が楽しい。

母校をこんなにわくわく魅せる方はいないから羨ましいな。

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2021年04月13日

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滝羽さんの初めて読んだ本。
京都を舞台にしたお話。一気に読めてしまう。
はなちゃん、たっくん、山根くん、安藤くん。
他の登場人物も、みんな温かく、面白い。
京都に住んでみたくなります。
あとの2シリーズもおすすめ。

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2018年05月01日

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京大が舞台というのはもはやジャンルとして、確立されてきているというか陳腐化されてきている面があると思うし、実際そんな期待せんと読んだ。
ただ女の子が主人公っていう点で異色、だけど京大らしさ、京都らしさが散りばめられていて、目新しい気分で一気に読むことができた。

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2016年01月12日

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久しぶりの恋愛小説。ピュアで一生懸命でとてもかわいいお話でした!みんなの悩んでいる気持ちや嬉しい気持ちが細やかに表現されていて、よく伝わってきました。また心癒されたい時に瀧羽さんの本を読もうと思います。

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2025年04月11日

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前に読んでから、だいぶ間が空いてしまったので、恋月橋を読む前に再読。
あの辺りに住んでたから、それだけで評価も上がるけど、その懐かしさを出汁にしながら、花とたっちゃん、山根と安藤の物語を楽しんだ。

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2023年08月31日

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瀧羽さんの小説はいつもタイトルが個性的です。
これは、京都を舞台にした、大学生の恋愛小説。
オシャレが大好きな、文学部4回生の花の恋物語。

「七月七日の朝にブルーベリーをこぼしたおかげで、わたしはたっくんにめぐりあった。」

なんて純粋で可愛いお話なんだろう。
花は、同じ高校だったアリサとその彼氏修治の主催する合コンに参加して、たっくんこと龍彦に出会います。
寮生活をする理学部のたっくんと、同じ寮生の友人ヤマネとアンドウ。
三人セット、プラス花の四人で、タコパに花火、学祭、飲み会。
もう青春そのものって感じです。
京都の町を散策したくなります。

たっくんをどんどん好きになる花。「数学バカ」の壁が立ちはだかるけれど、焦ってもどうしようもない。二人の距離が縮まらない。
一体たっくんのどこがいいのと言われるけれど、たっくんの良さは私にしかわからない。
恋ってそういうものですよね。
これ、ピュアすぎて、泣けます。
ブルーベリーのような甘酸っぱい恋。

こんな素敵な学生時代の思い出は、色あせずにいつまでも心の片隅にあり続けてほしいです。

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2022年04月02日

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さてさてさんにお勧めしていただいた本です。

タイトルを見てわかるかと思いますが、舞台が京都です。
私が京都に住んでいたことがあり、とても懐かしいとコメントしたら、お勧めいただきました。

川端通、出町柳、修学院。のっけから懐かしい地名がたくさん出てきました。
なにせ私は高野川沿いの川端通りに住んでいて、叡山電鉄の修学院駅まで歩いて4,5分のところでしたから。

主人公の花は京大とははっきり書かれていませんが、たぶん京大の文学部の4回生で商社に就職が決まっています。

そして人数合わせの合コンで七夕の日に出逢った龍彦(たっくん)は理学部の数学科。4回生で大学院に進む予定。

あとは花の友だちで女子大(ダム女かな?)に通う帰国子女のアリサと恋人の修治。
たっくんの学生寮の仲間、アンドウとヤマネ。
花のゼミ友の剛くん。
バイト先の服飾店ソレイユの店長、陽子さん。
そしてたっくんと親しそうな謎の女の人。
などが出てくるとってもキュートな青春ものです。

花とたっくんは自転車の二人乗りをするシーンがありますが、京都はバスと地下鉄の便がとてもいいけれど、やっぱり自転車ですね。
私も自転車通勤していたし、哲学の道を自転車で散歩したり友だちの家にもどこでも自転車ですね。
懐かしかったです。
さてさてさん、ありがとうございました。


ちょっとネタバレになりますが…。


クリスマスに花がたっくんの気持ちがよくわからないで悩んでいるとき(たっくんは数学が恋人なんです)ゼミの剛くんに告白されてしまいますが、たっくんもいいけど剛くんもなんか『あすなろ白書』の取手くん(木村君演じる)を思い出してしまいました。(「俺じゃだめか」っていう有名なシーンです)なんかフミヤの「TRUE LOVE」が流れてきた気がしました。ちょっと古いでしょうか?
あれって、まさに青春でしたよね?

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2021年11月21日

Posted by ブクログ

とっても綺麗な青春恋愛小説。京都の街並みの描写がたくさん出てきてすごく良い。挿絵もかわいくて、何度も読み返したくなる。大学卒業を控えて、新しい環境へ飛び込むことへの不安や将来へのもやもやする気持ちも共感できるし、花とたっくんの関係が爽やかで、心洗われる気持ちになった。

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2021年10月16日

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京都の大学に通う女の子が理系男子に恋をする話。
最初は「1回しか会ってないのにそんなすぐ恋におちる?どこが好きになったの?」と思ったけど、読み進めていくうちにそこは気にならなくなった(笑)
ピュアな恋愛に応援したくなった!!

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2021年07月24日

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好奇心旺盛でオシャレが大好きな花。
人数合わせで参加した合コン以来、たっくんが気になって仕方がない。
少しずつ、少しずつ、どんどん好きになっていく。たっくんとちょっと何かあるだけで舞い上がってしまうの花が初々しくて可愛い。
これぞ甘酸っぱい恋。

たっくんの友人 工業化学科のヤマネが好きなものは爆薬と酒、ガタイの大きなアンドウは遺伝子と酒。いつもワイワイみんなで集まって飲むお酒は美味しくて楽しいだろうなぁ。
自分の好きなことを伝えようと目をキラキラさせて一生懸命に話す様子にキュンときます。
穏やかに募ってゆく恋心と青春をもう一度味わえる1冊でした♪

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2020年11月02日

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花ちゃんとたっくん、とってもかわいい。
花の定理、見つけてほしいな。
あまずっぱい青春って感じがうらやましい。

数学しか見えていないようで、花ちゃんのこともよく見てるたっくん、かっこいい。2021.8.16

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2021年08月16日

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ネタバレ

京都に住むおしゃれ好き大学生花は、合コンで出会ったおしゃれと無縁な理系男子龍彦に惹かれ、彼と同じ寮に住む山根、安藤とも出会い大学生活最後の時を一緒に過ごす。花はおしゃれ女子で就職も早々に決まっているしっかり者。たっくんに花がなぜ惚れたのかイマイチよく分からないけど、でも花の恋の仕方がかわいかった。恋敵が数学だなんて、勝てる気がしない(笑)

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2018年05月04日

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ネタバレ

京都が舞台のお話。住んでいるわけでじゃないので多分あの辺りかなぁくらいに思い浮かべて楽しめたかな。

それぞれに何かに夢中になるなど自分が持っていなかったり、やりたいこともなく就職するor将来をしっかり決めているとかコンプレックスに思ってるところに惹かれると言うありきたりではあると思う(笑)
思うけれどきっとそういうことを思ったり考えたりして過ごした時間が今後に影響与えるのかな〜。
恋のライバルが人ではなく大腸菌とか数学って太刀打ちできるんだかできないんだか(笑)

たっくんが全くの恋愛音痴とは思えず所々言葉の端に狙ってる?って思わせるセリフが。
東京に行って離れてしまう事を心配する花に
「そういうことも、さっき祈ってみた」とか。
「これからの話。四月以降もちょくちょく東京行くやろ。」とか。
確認ではなく当たり前のようにさらりと言われちゃたまらないよね。

これは他のシリーズもあるようなので今度読んでみよう。

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2018年04月04日

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再読2回目。
かわいいお話! うちの大学のあの寮生とあの学部が、こんなに可愛らしいお話を産み出すなんて・・・。

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2016年05月07日

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花ちゃんとたっくんのおはなし。
京都の大学生。

気分だけ、
大学時代に戻りたいな〜。
と思って選んだ本。

ヤマネくんとか周りの人に興味津津・・・
たっくんのデレがやばい
漫画っぽいな。

花ちゃんずるい〜

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2020年01月03日

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ネタバレ

知ってる土地の名前がたくさん出てきて、かなりリアルだった。最近の本じゃないというのもあるだろうが
ザ大学生って感じの恋愛話じゃなくて懐かしい気持ちになった。それとも京大生だからか?始めの方は花ちゃんの容姿の想像がつかなかったけど京大に似つかわしい可愛らしい見た目だったのだと最後の方で気づいた。

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2025年03月28日

Posted by ブクログ

桃栗坂の方を先に読んでしまったのだが、逆に「これが後にあーなるのか」と読めたので面白かった。私的には桃栗坂はキュンキュン、七夕通はキューンとした。

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2025年03月08日

Posted by ブクログ

『うさぎパン』が良かったので、さっそく別の作品を手に取ってみた。

女性作家が書く女子大生の恋愛ということで、少女マンガみたいな甘すぎる展開になってないかと危惧していたが、そんなことはなく爽やかな小説だった。

同じ京都大学を舞台にしていても、森見登美彦の作品とはこんなに違う雰囲気になるんだなあと新鮮な気持ちになった。

主人公の花は、男性が書く女の子像とははっきりと違う。
ファッションにこだわりがあって、バイトは古着屋、お酒も飲むし、クラブに踊りに出かけることもある。
いろんなことに興味を持っていて、過去の恋愛は飽きっぽいせいか長続きしなかった。

私みたいな地味な男からすれば、彼女はいわば「リア充」で、ちょっと住む世界が違う。
だから、私が花を好きになることはない。

でも彼女は、恋人のたっくんのことばかり考えて振り回されたりするものの、ヤマネくんやアンドウくんといった周りの人のことも見えていて、二人だけの世界に閉じこもらないという恋愛をする。
これがベタ甘にならないためのミソだと思う。

それを成せるのは、たっくんによるところも大きい。
数学に夢中で、一度没頭するとどこか遠い世界に行ってしまう。
素っ気なく見えて、さらっとときめくセリフを吐いたりする。
一言でいえば猫っぽい。
女の人はやっぱり、ベタベタされたり甲斐甲斐しく世話されるより、こういう感じの方が好きなんだろうか。
男から見ても、打ち込むものがある一方で落ち着いていてかっこいいし。
たっくんがあっさりしているから、飽きっぽい花も追いかけられるんだと思う。

好きなシーンは、たっくんの研究室の教授に振り回されてかねてからの計画が台無しになるも、アンドウくんが新しい妙案を思いつくところ。
このときの花は、マイナスの感情の絶対値をそのままプラスに持って行ったような前向きさがあって素敵だった。

一方で気になったのは、たっくんたちとは4年生になってからの付き合いなのに、彼らとのイベントばかりでそれまでの人間関係が花にあまり見られないこと。
女子大生って複数人の女子で固まってるイメージがあるのに。

作品全体の雰囲気は暖かくて、それには当然文章が影響している。
『うさぎパン』同様、平易な言葉遣いに自然な文章の流れ。
装飾に欠けるところはあるものの、過不足のない読みやすい文章。
きっと著者とは言語感覚が似ているんだろうなと思う。

「左京区」はシリーズ化されており、現在3作目まであるようなので、続きも読んでみたい。

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2020年10月07日

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アンドウくんとヤマネくんがいい人すぎて、この作品に都合のいい人になってる。
花ちゃんとたっくんがなかなか進展しない。

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2017年11月19日

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内容的にはラノベ感が前面に出た浮かれた恋愛モノかな…と警戒したものの、自身が通った京都の大学が舞台ということに惹かれてやっぱり買ってしまった一冊。
そして事前の想定通り、昔の連ドラを思わせるノリの軽い恋愛描写が続き、もう少しで「はあ…」とため息を吐きながら放り出す寸前の、まさにギリギリのタイトロープ上、という読中であったが、何とか最後まで物語の世界に留まることができた。
バックボーンに共感がないとちょっと厳しかったかもしれない。
懐かしく、少し寂しい気分になった。

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2017年08月31日

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大学生の青春恋愛小説。
文系の主人公と、理系でちょっと変わった彼との、なかなか距離の縮まらない恋愛を描いた本。
理系との恋愛で悩んでる人が読むと、悩みが解決するかもしれない。
ベタベタしてない話なので、気持ち悪くならずに読めます(私はベタベタした恋愛ストーリーが気持ち悪くなるw)

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2017年07月30日

Posted by ブクログ

花ちゃんとたっくんの恋愛小説。花ちゃんもなかなかツッコミのある子だけどたっくんへのツッコミはめっちゃある。理系男子(むしろ数学男子?)ってみんなあんな風なのか。すごい。何時間も数字に没頭できるんだ。そりゃ放置されたら悲しい。修治についても菌に没頭。菌も大事だし彼女も大事。人によって大事なものが違うから理解って難しいなー。アリサがちゃんと理解してくれる子でよかった。たっくんの没頭ぶりはやばいけど病院に通ったところでどう直すんだろう。

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2017年06月07日

Posted by ブクログ

いわゆる「リア充」的アクティブな学生生活を送る主人公の花が、数学にのめり込む理系青年の龍彦と合コンから恋に落ちてゆく。そのピュアな恋愛模様を綴った、なんともむずがゆくもかわいらしいラブストーリーでした。
こんな清々しい大学生がいるか!とひねくれて想わなくもないですが、それなりに酸いも甘いも経験してそうな主人公が初めての状況に戸惑う様子は思わず応援したくなるような雰囲気に満ちていて、こちらまで甘酸っぱくなります。年甲斐なく。
舞台である京都の情緒の描き方もよくて、関西弁の台詞も馴染み深いイントネーションで聞こえてくるようで、そういう意味では親しみも感じられました。
心をまっすぐにしたいとき(どんな?)にお勧めしたい、濁りのない恋愛小説でした。

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2016年04月10日

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