Posted by ブクログ 2023年08月15日
小さい頃から「この子といる自分とあの子といる自分が全く違う。でもどっちも無理して演じている自分ではなくて、どっちも苦痛ではない。じゃあ私って多重人格なのかな。」と感じることがよくあった。この話をある友人にしたとき「どっちも本当のあなた。」と言って貰えて救われたのを覚えている。その友人に勧められたの...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年08月07日
新たな考え方が学べる一冊。
全部、本当の自分であり、相手に応じて分人を使い分けているという考え方に、とても腑に落ちた。
整数と分数での説明がとてもわかりやすかった。
個人は1。分人は分数。分母は相手の数により変わり、分子は関係の濃さによって変動する。
また、「八方美人は分人化が巧みな人ではない。...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年07月25日
付箋がたくさんついた。
本当のわたしはひとつじゃない。分人、という新しい概念。
個性とは分人の構成比率であると著者はいう。
たとえば学校でいじめられていても、「いじめられている僕」があなた自身なのではない。放課後のクラブや家庭でのびのびとしていられるのなら、そこを足場にして分人を再構成してゆけば良い...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月16日
個人から派生して分人へ。
その場その場で人は様々な多面体を繕う生物であるから、そもそも’本当の自分’ なんてものはない。
人間は分けられないindividual な存在ではなく、複数き分けられるdividualな存在である。
たった一つの本当の自分、首尾一貫したブレない本来の自己などというものは...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年02月01日
誰かといる時の自分である分人が、自分を構成する
●感想
・面白い。私の好きなアドラー心理学と近い考え方である。自分というものは、自分単独で存在できず、誰かといる時の自分である「分人」で構成する。一人でいるときは、この分人を入れ替えながら生活する
・分人が少ない人は、エゴイストでナルシシズムになる。...続きを読む