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嫌いな自分を肯定するには? 自分らしさはどう生まれるのか? 他者との距離をいかに取るか? 恋愛・職場・家族……人間関係に悩むすべての人へ。小説と格闘する中で生まれた、目からウロコの人間観! (講談社現代新書)
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Posted by ブクログ
すごい。特定の人とうまく話せなかったり、あるコミュニティにだけ馴染めなかったり、飲み会を楽しめない自分に自己嫌悪したり、そういう過去の自分がまるごと救われた。人間関係に悩む思春期の人に読んでほしいな。
「自分」という存在を無闇に俯瞰しすぎて、 コミュニティごとに違う自分を受け入れがたかったけど、ものすごく生きやすくなりそう 物理的な1人の人間の中に、性格的に複数の人間(分人)がいることが自然なものだとはじめて受け入れられた 分人は他者との相互作用で発生する 文人の構成比率が個人の"個...続きを読む性"に影響を与える そしてその時々の関わる他者、その他者側の分人によって常に変化していくもの
自己は他人との関わりによって構成されていて、何を好ましいとするか、どんな分人で人と関わっていくかが人生を豊かにするコツなんだと思った。 今まさに人間関係に悩んでいる時だったから、この本を読んで新しい思考の示唆を得られてよかった。
ここまで言語化できるのが素晴らしい。 自分の悩みは全てこの分人主義によって解決できそう。 平野啓一郎さんの著作はどれから読もうか迷っていたところだったので、まずは「ドーン」を読みます。
就活時代、落ち続けるたび、自分のすべてを否定された気持ちになり病むことが多かった。でもこの本を読んで、否定されたのは自分全体ではなく、ほんの少数の「対・就活の分人」だけだったんだと気づけた。 また、就活以降自分のアイデンティティについて考えがちになって、相手によって色んな顔を持つ自分に「一貫性がない...続きを読む」と悩んでたけど、複数の「分人」があるのは当たり前で社会を生きていくには必要なことなんだと学んだ。 自分を肯定できるようになる一冊
薄々感覚として理解していたものの、どこか受け入れられず追い求め続けてしまう「本当の自分」なるもの。その幻想を完全に破壊し、生きるということの本来の仕組み、各人とのコミュニケーションにおけるそれぞれの自分という存在の是非を受け入れて実践に繋げることのできる哲学的名著 自分というものの芯を見つけられず中...続きを読む々苦労していた最中、読後から人生が変わるかもしれないような衝撃と納得感、感動さえ覚える論でした 唯一、愛についての記述には少し疑問も持ちました。しかしながらこれほどの満足感を覚えた本も久しいです。おすすめの一冊です
自分らしさとは何かと悩んでいる人にはぜひ一度読んでもらいたい! こんな考え方があるのか、、と目から鱗。そして読み終えた時に世界が違って見える。 私自身、すぐに他人に影響されて染まりやすいことが嫌だったり 人によって全然自分のイメージが違かったりして 確固たる自分なんて存在しないのか?それは自分...続きを読むに限った話なのか?とモヤモヤ悩むことが多かったから。 常に自分を貫いて確立してる人って格好良く見えるけれど、そう言う人であっても他人の影響を受けながら自分というものが形成されていて、それは過去形ではなく、現在進行形であり、他人の影響を受け続けながら今後も自分らしさというものは変わっていくんだということ。 また、変わっていくことは自然なことで、変わりたくないのであれば自分なりにコントロールしていくことも可能だということ。 そのことがすごく自分を楽にしてくれたし、人間関係は意外とシンプルなんだなって思えた。 これからも繰り返し読んでいきたい1冊。
比喩が認識のあり様と密接にくっついているのは当然ではあるのだが。分人は生きやすくしてくれるのだろうか?うーん。なんか引っかかるってる。
自分の核なんてものは無くて、 分人の集合体に過ぎないとすると、 核がだめなら何をやってもだめだ、とはならず いくつかある分人の一つが、良くない状況を 作っていただけなんだと思える。 これからいくらでも修正できるんだと。 いじめや虐待の過去があっても、 分人の考え方があれば 「自分は嫌われやすい人...続きを読む間だから‥」とか、 「この人は暴力を振るわないだろうか‥」と 思わずにいられる。 自分も過去の経験から、自分なんてと思うことが あるけど、現在の分人の比率は 当時のそれとは変わっているんだと知れば 少しは安心できるかもしれない。 数年にわたる変化に限らず、一日単位でみても 会社にいる自分、家にいる自分、 自分が心地よい方の分人を足場にすることを 大事にしたい。自分の全部は好きになれなくても どれか一つでも好きになれる分人があれば まずは良いんじゃない、と思えた。 同時に、他人もまた複数の分人の集合体であり、 自分が接することができるのは その中の一面にすぎないということになる。 自分にとっては嫌な人でも、周りの人には そうでないこともたくさんある。そのとき、 周りの人へ向けた分人まで批判はできない。 自分が口出しできるのは、 自分に向けられた分人だけ。確かに、納得。 「私たちは隣人の成功を喜ぶべき。 なぜなら、分人を通じて私たち自身が その成功に与っているから。 隣人の失敗には優しく手を差し伸べるべき。 なぜなら、分人を通じてその失敗は 私たち自身にも由来するものだから。」 この思考は、とても好きだと思った。 お互いに影響し合っているのなら、 綺麗事じゃなく、それもそうだな、と腑に落ちた。 無理なく人に優しくできたり、 寛容になれたりできる考え方だなと。 引きこもりは「消したい分人」を消滅させる行為。 出家は社会的分人を消し、 宗教的分人のみで生きるためのもの。 コスプレはフィクションの世界との分人化。 独裁政権時は統治がしやすいように 分人化の監視、禁書・焚書が行われてきた。 ストックホルム症候群は、 犯人との分人の肥大化によって起こるもの。 など、一つひとつの例がとても分かりやすいし、 こんなに色んなことに説明がつくのか!と 面白く読めた。 日常の色んな場面で使える考え方だろうから 平野さんの作品に限らずこれから本を読むとき、 「人分」という視点を取り入れてみるのは 面白そうだなと思った。
誰かといるときの分人が好き、は必ず1度他者を経由している。 自分を愛するためには、他者の存在が不可欠だ。 あなたと一緒にいると、すごく好きな自分(分人)でいられる。 その好きな自分をこれからの人生でできるだけ沢山生きたい。 だからあなたがいてくれないと困ると思った。 ⇔ 愛とは、相手の存在があなた自...続きを読む身を愛させてくれること。 その人と一緒にいる時の分人が好き。 もっとその分人を生きたい。 自分と互いにかけがえのない存在になり、お互いに愛しているとアピールしなくても互いの存在その物が一緒に居続ける理由になる。
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