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Posted by ブクログ
自分らしさとは何かと悩んでいる人にはぜひ一度読んでもらいたい!
こんな考え方があるのか、、と目から鱗。そして読み終えた時に世界が違って見える。
私自身、すぐに他人に影響されて染まりやすいことが嫌だったり
人によって全然自分のイメージが違かったりして
確固たる自分なんて存在しないのか?それは自分に限った話なのか?とモヤモヤ悩むことが多かったから。
常に自分を貫いて確立してる人って格好良く見えるけれど、そう言う人であっても他人の影響を受けながら自分というものが形成されていて、それは過去形ではなく、現在進行形であり、他人の影響を受け続けながら今後も自分らしさというものは変わっていくんだということ。
また、変わっていくことは自然なことで、変わりたくないのであれば自分なりにコントロールしていくことも可能だということ。
そのことがすごく自分を楽にしてくれたし、人間関係は意外とシンプルなんだなって思えた。
これからも繰り返し読んでいきたい1冊。
Posted by ブクログ
自分の核なんてものは無くて、
分人の集合体に過ぎないとすると、
核がだめなら何をやってもだめだ、とはならず
いくつかある分人の一つが、良くない状況を
作っていただけなんだと思える。
これからいくらでも修正できるんだと。
いじめや虐待の過去があっても、
分人の考え方があれば
「自分は嫌われやすい人間だから‥」とか、
「この人は暴力を振るわないだろうか‥」と
思わずにいられる。
自分も過去の経験から、自分なんてと思うことが
あるけど、現在の分人の比率は
当時のそれとは変わっているんだと知れば
少しは安心できるかもしれない。
数年にわたる変化に限らず、一日単位でみても
会社にいる自分、家にいる自分、
自分が心地よい方の分人を足場にすることを
大事にしたい。自分の全部は好きになれなくても
どれか一つでも好きになれる分人があれば
まずは良いんじゃない、と思えた。
同時に、他人もまた複数の分人の集合体であり、
自分が接することができるのは
その中の一面にすぎないということになる。
自分にとっては嫌な人でも、周りの人には
そうでないこともたくさんある。そのとき、
周りの人へ向けた分人まで批判はできない。
自分が口出しできるのは、
自分に向けられた分人だけ。確かに、納得。
「私たちは隣人の成功を喜ぶべき。
なぜなら、分人を通じて私たち自身が
その成功に与っているから。
隣人の失敗には優しく手を差し伸べるべき。
なぜなら、分人を通じてその失敗は
私たち自身にも由来するものだから。」
この思考は、とても好きだと思った。
お互いに影響し合っているのなら、
綺麗事じゃなく、それもそうだな、と腑に落ちた。
無理なく人に優しくできたり、
寛容になれたりできる考え方だなと。
引きこもりは「消したい分人」を消滅させる行為。
出家は社会的分人を消し、
宗教的分人のみで生きるためのもの。
コスプレはフィクションの世界との分人化。
独裁政権時は統治がしやすいように
分人化の監視、禁書・焚書が行われてきた。
ストックホルム症候群は、
犯人との分人の肥大化によって起こるもの。
など、一つひとつの例がとても分かりやすいし、
こんなに色んなことに説明がつくのか!と
面白く読めた。
日常の色んな場面で使える考え方だろうから
平野さんの作品に限らずこれから本を読むとき、
「分人」という視点を取り入れてみるのは
面白そうだなと思った。
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